目次 
「Tumblr」での無断転載の事例
時期
2007年9月11日頃（２ｃｈで取り上げられた時期）。
概要
研究の視点
この事例では、芋氏は著作権法第21条の「複製権」と、第23条の「公衆送信（自動公衆送信）権」と「送信可能化権」を侵害している。法的に見た場合、芋氏の行為は違法な行為である。私は、法的にはこれで終わる話であると思う。
しかし、インターネットにおける無断転載に対する反応の研究という意味では重要な事例である。
まず、他のwebサービスとTumblrを比較してみる。
今回使われた「Tumblr」では、転載のためのブックマークレット（Share on Tumblr)を提供している。
このブックマークレットによって、サイトにある文章や画像を手軽に転載することが出来るようになっている。このような仕組みは、同じくWEB版スクラップブックサービスである「Google ノートブック」にもある。その他にも、「ウェブ魚拓」や「Ｙａｈｏｏブックマーク」が似たような機能を持っている。老舗では「Internet Archive」が似たような行為を行っている。
ここでは、同じくスクラップブックサービスである「Google ノートブック」と「Tumblr」を比べてみる。「Tumbler」と「Google ノートブック」では、次のようは違いがある。
Tumblrの設定項目を見たが、非公開にする選択肢は見つけられたなった（2007年9月29日）。一方Googleノートブックでは、公開、非公開を選べる。これによって、非公開の場合でのGoogleノートブックでは私的複製の範囲内に収まる可能性が残るが、Tumblrでは明確にアウトとなる。絵師などの人たちにとって、インターネット上での非公開での無断転載は、ありなのか無しなのかは、これから調べる必要がある。
ちなみに、Googleノートブックでは2007年9月27日現在、クリップした文章などを公開するとき
という記述が出る。
また、Tumblrでは画像を転載しているが、Googleノートブックでは直リン（HTMLだけ保存）している。法的には、画像に関してTunmblrは複製権、自動公衆送信権、送信可能化権を明確に侵害している。一方Googleは、画像に関しては著作権を侵害していない可能性もある（確かアメリカで、フレーム表示に関して著作権の裁判が行われたと思うが、現在手元に資料無し。）ただし、直リンは一般にインターネット上でタブーとなっている行為である。理由は、サーバーの負荷が増えるため。
しかし、インターネットにおける無断転載に対する反応の研究という意味では重要な事例である。
まず、他のwebサービスとTumblrを比較してみる。
今回使われた「Tumblr」では、転載のためのブックマークレット（Share on Tumblr)を提供している。
このブックマークレットによって、サイトにある文章や画像を手軽に転載することが出来るようになっている。このような仕組みは、同じくWEB版スクラップブックサービスである「Google ノートブック」にもある。その他にも、「ウェブ魚拓」や「Ｙａｈｏｏブックマーク」が似たような機能を持っている。老舗では「Internet Archive」が似たような行為を行っている。
ここでは、同じくスクラップブックサービスである「Google ノートブック」と「Tumblr」を比べてみる。「Tumbler」と「Google ノートブック」では、次のようは違いがある。
| ／ | Tumblr | Google ノートブック |
|---|---|---|
| 公開・非公開 | 選べない | 選べる |
| 画像表示 | 転載 | 直リン |
Tumblrの設定項目を見たが、非公開にする選択肢は見つけられたなった（2007年9月29日）。一方Googleノートブックでは、公開、非公開を選べる。これによって、非公開の場合でのGoogleノートブックでは私的複製の範囲内に収まる可能性が残るが、Tumblrでは明確にアウトとなる。絵師などの人たちにとって、インターネット上での非公開での無断転載は、ありなのか無しなのかは、これから調べる必要がある。
ちなみに、Googleノートブックでは2007年9月27日現在、クリップした文章などを公開するとき
重要
ウェブサイトからのコンテンツを含むノートブックを公開する際は、コンテンツの作成者の創作努力 (および法的権利) を尊重してください。ノートブックを公開することは、独自のウェブ ページを作成することと同じです。ウェブページに法的に掲載できない内容は、ノートブックにも掲載しないでください。Google のプログラム ポリシーに関する詳細については、ここをクリックしてください。画像
という記述が出る。
また、Tumblrでは画像を転載しているが、Googleノートブックでは直リン（HTMLだけ保存）している。法的には、画像に関してTunmblrは複製権、自動公衆送信権、送信可能化権を明確に侵害している。一方Googleは、画像に関しては著作権を侵害していない可能性もある（確かアメリカで、フレーム表示に関して著作権の裁判が行われたと思うが、現在手元に資料無し。）ただし、直リンは一般にインターネット上でタブーとなっている行為である。理由は、サーバーの負荷が増えるため。
- Tumblrでの無断転載を批難する人は、他のwebサービスなどでの転載・直リンクをどう思うのか？
- 出所（クレジット）をつければ、OKなのか？（氏名表示権の問題。ただし、慣習としての）
- 文章と画像では、無断転載の許容に違いがあるのか？
- 女性の同人作家と、男性の同人作家では何か違うのか？（Twitterから）
Tumblrに関する、その他の問題事例
参考文献
ニコニコ動画でのイラスト無断使用の事例
時期
2007年08月19日頃から（動画がアップロードされた時期）
概要
まりん氏が書いた四コマ漫画が、ニコニコ動画に投稿された動画（現在は削除されている。削除は、まりん氏とは無関係）の中で無断利用された。まりん氏は、画像の「「まりん」「DKB」以外の名義で公開、または「まりん」「DKB」の表記を消した上での公開、内容を編集したものを公開しないよう」求めていた。
研究の視点
ニコニコ動画には、既存の作品をもとにした作品が沢山ある。それの多くは企業が権利を持つものだが、これは同人作家さんが権利を持つものである。このことは、何か現象としての違いをおこすのか。
興味深いのは、まりん氏が動画を作られたこと自体は、どちらかというと肯定的であること。
興味深いのは、まりん氏が動画を作られたこと自体は、どちらかというと肯定的であること。
今回の動画の件は「ああ、私がやりたかった事を先にやられた！」という悔しさ、一本取られた感も大きいです。そういう事やるのなら私も混ぜてくれ！ていうかむしろ私がやるから！*1なんかアレですよね、これぞ Web 2.0 って感じですね！マッシュアップですね！（←明らかに意味考えないで使ってます）
| notieren - ニコニコ動画にアップされた動画について |
アニマライトでの無断書評転載の事例
時期
2007年5月19日頃から
概要
アニマライトという企業サイトが、ブログなどで公開されているアニメ、ライトノベルなどの書評を無断転載（キャッシュとして保存）した事例。
アニマライトは、「インターネット上に点在するアニメ・マンガ・ライトノベルのレビューを、簡単な操作で探し出すこと」を目的（2007年10月9日確認）としている。
アニマライトは、「インターネット上に点在するアニメ・マンガ・ライトノベルのレビューを、簡単な操作で探し出すこと」を目的（2007年10月9日確認）としている。
研究の視点
この事例は、個人ではなく企業が行った事例。個人と企業では、批難の度合いに何か違いがあるのか。企業と言えば、「利潤を追求する」というのがどうしてもでると思うが、それは関係あるのか。
ここでは、「文章」が無断転載の対象となっている。先のTumblerでの文章と画像の違いとは、何か関連があるのか。
ここでは、「文章」が無断転載の対象となっている。先のTumblerでの文章と画像の違いとは、何か関連があるのか。
参考文献
○○
時期
概要
研究の視点
参考文献
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