議論の流れ 
概要
議論は伊藤氏が最初に提案した議題を叩き台として進み、その議題に対して伊藤氏が答えを出すことで一応の終了を見た。
伊藤社長が初めに出した議題とは、次のようなものである。
これ以後は、議論参加者から
などの問が出され、その意見が出された。
結果的には、2008年7月12日 21:00に投稿された伊藤氏の書き込みにより、「『��原則OK』を実現する仕組み」を作ることで決着する。
伊藤社長が初めに出した議題とは、次のようなものである。
2: 2008/07/01 23:33 投稿者：itoh
（中略）
ユーザの作品が一般流通に乗るためのルールを一緒に考えてみましょう。
まず、考え方としては２通りあると思います。
�仝饗�NG
��原則OK
�� は、「原則的にダメです」がデフォルト状態で、権利者との交渉を通して利用許諾する、という考え方です。音楽なら原盤の利用契約とか、漫画やアニメならキャラクターのライセンス契約などがこれにあたると思います。それに限らず、世の中の大体のコンテンツがこのタイプに当ると思います。
それに対して�△蓮◆峺饗�的にオッケーです」がデフォルト状態です。予め決められたルールや対価の支払いに従うなら原則的に利用を拒まない、という考え方です。このタイプに近いのは、JASRACなどの著作権管理団体だと思います。着メロがビジネスとして脚光を浴びはじめたとき、とても沢山の会社が配信事業に参入できたのも、「原則OK」の考え方があったからこそと言われてます。ピアプロのガイドラインも「原則OK」の考え方ですね。
それでは、クリプトンからの許諾・公認を取るための考え方として、どっちが良いと思いますか？皆様のご意見をお待ちしております。
これ以後は、議論参加者から
- 「� ↓△里匹舛蕕�望ましいと考えるか」
- 「実現する場合どのような� ↓△鮑遒襪�（具体的にどのようなシステムを作るのか）」
- 「どのような場合は�，如△匹里茲Δ幣豺腓廊△砲垢襪�」
などの問が出され、その意見が出された。
結果的には、2008年7月12日 21:00に投稿された伊藤氏の書き込みにより、「『��原則OK』を実現する仕組み」を作ることで決着する。
「�仝饗�NG」と「��原則OK」の選択
議論では、「�仝饗�NG」を選ぶ人も、「��原則OK」を選ぶ人も、2つの選択肢それぞれに意見を述べる人もいた。それぞれの人が挙げた、� ↓△離瓮螢奪函▲妊瓮螢奪箸魄焚爾暴颪�出してみる（「オープンディスカッションのスレ」から。番号が該当のレス番を表している）。
なお、伊藤氏自身は�△魏，靴討い拭�
これらの意見を見て、「�仝饗�NG」と「��原則OK」の選択に関するポイントは、以下の4点におおよそ集約されると私は考える。
4については、「同人」の話しと絡めてVocaloid商用議論（詳細）3で論じるため、ここでは1〜3について書いておく。
なお、伊藤氏自身は�△魏，靴討い拭�
| �仝饗�NG | ��原則OK | |
|---|---|---|
| メリット | ・業界で一般に行われている方法なので、実行しやすい [17、23] ・利用契約を作るのが�△茲螻� [62] --利用者とクリプトンで直接話しを煮詰められる | ・手軽に商用利用できる [12] --交渉コストがあまりかからない |
| デメリット （問題点） | ・利用者が手軽に商用利用できない [33、41、43、63、71] --交渉コストが双方にかかる ・新しいことがやり辛い [17] | ・利用規約を作るが難しい [13、15、17、44、63、95] --この利用が問題無いかどうか、利用者に分からない部分が無い規約を作るのが難しい（作った後に禁止される不安から、結局�，鯀�ばないか[157]） --悪用されない（穴の無い）規約を作るのが難しい（悪用される可能性がある）[18] ・事後コントロールするコストが大変 [42、44、95] --規約を守っているかのチェックなど ・Vocaloidキャラクターの名前表示が増えることによって、声の持ち主のイメージが固まってしまう [16] ・クリプトンに利益が少ない [71] ・収益性の高い企業にフリーハンドを与えてしまう [71] ・後からの売り上げ回収が困難（コストがかかる） [44、81] ・認可証明を示す方法のコストが大きい [84、95] |
| その他 | ・現在のVocaloid人気は、�，任△辰疹豺腟�こらなかった [22] ・�，聾従�通りであり、特に議論する必要は無い [59] | ・CGM（UGC）道（発展の道）のとしては、�� [11、17、33、44、67] ・新しいことをやることに魅力がある [21] |
| 利用者のタイプによって、� ↓△鮖箸な�ける [3、66、72、74、76、79、80、102] | ||
これらの意見を見て、「�仝饗�NG」と「��原則OK」の選択に関するポイントは、以下の4点におおよそ集約されると私は考える。
- コスト問題
- 安全性（確実性）問題
- CGN（UGN）発展という観点
- 利用者のタイプによる区別という問題
4については、「同人」の話しと絡めてVocaloid商用議論（詳細）3で論じるため、ここでは1〜3について書いておく。
1.コスト問題
「�仝饗�NG」と「��原則OK」の選択議論において、重要な要素となったのが「コスト（負担）」である。� ↓△里修譴召譴料�択肢は、利用者、クリプトンにどのようなコストを与えるのか。そして、どれくらいのコストなのかが議論された。
この場合のコストは、次の4つに分けられる。
具体例としては、１、3が交渉コスト（どのような作品を商用利用するかのクリプトンと利用者での交渉）、2がコントロールコスト（利用者がルールを守っているか）や料金回収コスト（利用料の回収）、4が許諾を受けていることを作品に表示するコストなどである。
全体的に見れば、「��原則OK」を採用した場合、クリプトンが負うコストは多くなる。
この場合のコストは、次の4つに分けられる。
- 「クリプトンが負う、許諾前（中）のコスト」
- 「クリプトンが負う、許諾後のコスト」
- 「利用者が負う、許諾前（中）のコスト」
- 「利用者が負う、許諾後のコスト」
具体例としては、１、3が交渉コスト（どのような作品を商用利用するかのクリプトンと利用者での交渉）、2がコントロールコスト（利用者がルールを守っているか）や料金回収コスト（利用料の回収）、4が許諾を受けていることを作品に表示するコストなどである。
全体的に見れば、「��原則OK」を採用した場合、クリプトンが負うコストは多くなる。
2.安全性（確実性）問題
安全性（確実性）問題とは、クリプトンがVocaloidキャラクターを利用させる際、問題のある使い方をどうされないようにするかという問題である。
3.CGN（UGN）発展という観点
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