第26話



4−1 千晶 3月1日 火曜日





春希「教授は、和泉を卒業させたいと考えているのですね」

大石教授「そうですよ。だからこそ、北原君に預けたのですが、
     最後の方で失速してしまったようですね」

春希「すみませんでした。自分の監督不行き届きです」

大石教授「いいのですよ。先ほども言いましたけど、コンサートの為に頑張るのも
     大学生の本分だと、私は思っていますからね」

春希「ありがとうございます。それで、教授は、このままただ和泉を留年させるだけでは
   来年からの和泉の勉強に取り組む態度が悪化するとお考えで、
   その為に俺のサポートがフルに受けられる四年生への進級を
   無理にでも推し進めようと考えているのですね」

大石教授「おおむねその通りですよ。レポートで単位をくれると納得してくれた教授も
     北原君が言ったような事を私が昨日言ったら、どうにか納得してくれましたよ」

春希「そうですか。でも、それが浜口教授に通用しましかね?」

大石教授「どうでしょうか。一応和泉君のテストの点は、
     どれも合格点を超えていたんですよ。
     けれど、昨日レポートを勝ち取った科目も、浜口教授の科目も
     どれも出席日数が一日足りないのですよ。
     しかも、レポートの提出や課題の提出があまりにも遅れて提出されて
     いるのです」

春希「それは、単位をくれるにしてもグレーゾーンすぎますね」

大石教授「そうですね。だからこそレポートで手を打ってもらえたのですがね。
     けれど、浜口教授は、あまりにも厳格で、このグレーゾーンも
     黒に近いグレーですね」

春希「でしょうね」

大石教授「だからこそ、今日は君に来てもらったのですよ」

春希「え?」

大石教授「聞きましたよ。あの浜口教授のお気に入りの生徒らしいですね」

春希「え?」

春希は、大石教授の情報源であろう私を睨みつけてくる。
正解、春希。ご明答。春希のご想像通り、私がおじいちゃんに教えたんだけどさ、
でもね、そうでもしないと、このおじいちゃん、昨日帰してくれそうになかったのよ。
なにかしら手を打たないと、確実に私は必修科目である浜口教授の単位を落としちゃう。
その結果、進級要件の必修科目を取得していない私は、来年も必然的に三年生さ。
だからね、春希。お願いっ。一緒にライブをやった仲でしょ。

春希「わかりましたよ。俺が責任を持ってサポートすれば、
   どうにかレポートになるかもしれないですし」

大石教授「いえ、それは無理でしょうね」

千晶「え?」

思わず大声で出してしまった。だって、レポートでかたをつけるんじゃないの?
それともなに? それ以外の方法でもあるっていうの?
私の声に驚いた二人は、私の方に振り返るが、それもすぐに興味を失い、
すぐさま二人の会話に戻ってしまった。
たしかに私が会話に参加しても、なにもいい意見をだせるとは思わないよ。
でもね、こうもあからさまに残念そうな表情を見せないでよ。

春希「だとすると、仮単位ですか?」

大石教授「はい」

千晶「仮単位?」

大石教授「仮単位ならば、どうにか浜口教授も納得してくださるでしょう」

千晶「そなんだ。それで四年生になれるの?」

大石教授「はい、なれますよ。レポートもしっかり提出してくださればね」

千晶「それは、ばっちりOK。なにせ春希が責任を持って監督してくれるからねっ」

春希「そこは、お前が責任を持ってレポートに取り組むっていうべきだろ」

千晶「私が言ったところで、だれも信用してくれないでしょ。
   だったら最初から春希が責任を持つって言った方がいいってものよ」

春希「そうかもしれないけど、これは気持ちの問題だろ」

千晶「そう? でも、そんな気持ちの問題を大切にするよりは
   とっとと見切りをつけて現実的に対処すべきでしょ」

春希「だけど、・・・・・・もういいか」

春希もようやく納得してくれたみたいね。
これで、どうにか私も来年からは四年生か。
って、その前にレポートかぁ。こりゃ徹夜だな。
ん?・・・・・・仮単位って、なに?

千晶「ねえ、春希」

私は、思わず力がない手で春希の服の裾を引っ張ってしまった。
だって、ここまで来たっていうのに、怪しすぎる「仮」単位なんて、
聞き慣れない言葉が出るんだもん。
いくら図太い神経の持ち主の千晶様であっても、弱気になっちゃうわよ。

春希「どうした?」

やっぱ、私が急にしおらしくしたから、春希であっても心配するか。
そうか、心配するか。今度からは、この手も使ってみよっと。
でも、乱発すると効果がなくなるから、今回みたいなここでって時のだけの必殺技だな。

千晶「仮単位って何? 仮って、どういうこと?」

春希「ああ、その名の通りだよ。仮に単位を認めてくれるだけ。
   単位は認めてるから、いちおう来年からは四年生になれるぞ」

千晶「ねえ、その「いちおう来年からは」って、どういう意味かな?」

私の額からは汗がゆるりと流れ出ているかもしれない。
だって、ここにきて、みょうにこの二人が怖い。
なにか、すっごく面倒な事を私に押し付けようとしてるって、びんびんと肌から
感じ取れるもの。ぜったい何かとんでもない事を最後にとっておいてるでしょ。

春希「それも、その名の通りだよ。いちおう来年からは和泉も四年生になれる」

千晶「でも、その後に「だけど」がつくんでしょ?」

春希「よくわかったな」

よくわかったなじゃな〜い。
なによ、その偉そうな顔。これがどや顔ってやつか?
ねえ、そうなんでしょ?
くぅ〜っ、むかつく〜・・・・・・。
春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。
春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。
春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。春希のくせに。
・・・・・・・。

春希「落ち着いたか?」

千晶「春希のくせに」

私は肩を落として、ぜえぜえと肩を揺らしながらも、顔だけ上を向いて春希をにらみつける。
でも、春希ったら、涼しい顔で私を見下ろしてきていた。
もうっ、春希のくせに。

千晶「で、「だけど」の先はなんなの?」

春希「ああ・・・、一応四年生にはなれるけど、
   浜口教授の講義だけはもう一度受けなければならない。
   たぶんこれなら浜口教授も許してくれると思うよ」

大石教授「たぶん大丈夫でしょうね。
     なによりも、和泉君の世話をしたいと思う先生はおりませんでしたし」

なによそれ。今頃になっての新事実?
つまりは、今年留年して、来年私の面倒をみたくないから、ていよく四年生に
させるってこと? そして、春希にぜ〜んぶ面倒みさせるってことか。

春希「なんだか不満そうだな」

千晶「そう見えるんなら、そうなんじゃない?」

春希「いちおうこれも言っておくけど、大学は義務教育じゃないんだぞ。
   だから、留年するのも退学するのも、基本的には自由なの。
   ここまで親身になって世話をしてくれている大石教授が特別なんだよ」

大石教授「私はそこまでお人よしではありませんよ。
     なによりも、北原君に和泉さんの事を丸投げしてしまいましたからね」

ううん、違う。本当は大石教授が面倒をみるつもりだった。
私を大学に引き止める為に、大石教授が拾ってくれたって、あとになって聞いていた。
私としては、春希と一緒のゼミになれてラッキーぐらいだったし、
どうやって春希と同じゼミになろうかって悩んでもいた。
そもそも、あの春希が入っちゃうゼミなんだから、入室倍率は高い。
普通に入るんなら、かなり優秀な成績を収めていないと不可能だ。
それなのに私が入室できたのは、特別枠の、特別待遇。
だれも引き取ろうとしなかった問題児を、緊急処置で引き取っただけにすぎない。
だけど、ここで誤算があったのが、大石教授が急遽忙しくなってしまった事だ。
これもあとになって知った事だけど、入試改革をして、大学の価値を上げるために
学部長たる大石教授が責任者になってしまった。
今の世の中、力のない私立大学は廃業していってしまう。
募集定員割れも、うちの大学でも起こっているらしい。
都心にあって、そこそこのレベルのうちの大学が、今すぐ経営危機に直面するわけでは
ないだろうけど、それでも、大学経営が厳しくなっている事は事実なんだろう。
そこで大石教授が責任者として改革チームを率いていくわけなんだけど、
そうなると今までも忙しかった大石教授が、改革チームと問題児を両方面倒見る事
なんてできようもなかった。
だから春希が私の後継人になったわけだし。
教授達からも、生徒からも信頼が厚い春希ならばっていう当然の選任なのだろう。

春希「それでも色々と影から支えてくれていたじゃないですか。
   レポートの提出期限なんかでは、よく大石教授が直接お願いに来たって
   言っていましたよ」

大石教授「あれだけ内緒にして欲しいと言っておいたのに、しょうがないですね」

春希「一応和泉にプレッシャーをかける為でしょうかね。
   まあ、主に交渉していたのが自分ですので、和泉には教授達の思いは
   全く届いていなかったみたいなのですが」

大石教授「そのあたりも痛いほどわかっていると思いますよ。
     だから北原君に言って、和泉さんの手綱を引き締めておいて欲しかったのだと
     思いますよ」

春希「そうだとすると、ますます申し訳ないです。自分が油断したあまりに
   こんな結果になってしまって」

大石教授「もうよしましょう。そろそろ時間ですしね」

春希「はい」

そう二人はこの話を締めくくると、部屋をあとにする。
なんだか臭い芝居を見たあとみたいな気がして釈然としない。
もう、ほんとうにうっすらと涙さえ浮かべているか確かめてやりたいほどだ。
・・・・・・そんな面倒な事はしないけどさ。
だけどっ、なんなのよ。いちばん釈然としないのは、仮単位ってなんなの。
レポートはやらないといけないけど、結局は来年もう一度あの浜口のおっさんの
講義を聞かないといけないってことじゃない。
ほんと、春希じゃないけど、朝一で疲れる報告聞いちゃったな。
私は、とぼとぼと、尻尾をだらりと力なく引きずりながら、二人のあとを追った。








再び大石教授の部屋に戻ってきた私たちは、思い思いの恰好で椅子にもたれかかっていた。
中でも一番疲れきっているのは私だって断言してもいい。
この部屋を出る前に見た春希と大石教授の猿芝居が子供のお遊戯だって思うくらい生易しい
精神的ダメージであった。
今思い返しても腹が立つ。
なんなのよ、あの浜口のおっさん。
あんなんだから、いつまでも独身で、出世もできないでいるのよ。

春希「どうにか予想通り仮単位認定にできましたね」

大石教授「だいぶ渋い顔をしていましたけどね。
     そこはさすが北原君というところでしょうかね」

春希「どうでしょうね」

二人して喜びを分かち合ってるみたいだけで、忘れてないでしょうね。

千晶「なんで単位もらえないのにレポートやらないといけないのよ」

そう。やっぱり仮単位を貰う条件がレポートだった。
さすがに無条件には仮単位といえどもくれないらしい。
来年もあのおっさんの顔を見ないといけないのかぁ・・・。
これだって、私からしたら、非常に不本意なのよ。
それなのに、単位がもらえないばかりか、レポートをやらないといけないなんて。

春希「その顔は不満ですって感じだな」

千晶「当たり前でしょ。
   なんで貰えもしない単位の為にレポートやらないといけないのよ」

春希「それは、浜口教授の講義が必修科目だからだろ。
   これを落としたら、四年生に進級できない」

千晶「でも、なんでレポートやらないといけないのよ。
   来年も受けるんなら、意味ないじゃない」

春希「だから、仮単位といえども、一応は単位認定されているんだから、
   ただで認定するわけにはいかないだろ」

千晶「わかってるわよ。わかってるけど、あのくそ親父の顔を思い出すたびに
   むしゃくしゃするのよ」

私のヒステリーに、春希も同情の色を見せてくれる。
これは珍しい事もあった事だ。
普段だったら、ここぞとばかりにたたみかけてお説教モードに突入するはずなのに
今回だけは鬼の春希にも優しさが灯したらしい。

春希「あれだけねちねち言われたら、わからないでもない」

大石教授「正論なので反論しにくいのもありますね。
     こちらが無理を言っているので、強くも言えませんし」

春希「そうなんですよね。浜口教授の言い分が正しいから反論できないんですよね。
   これが少しでも感情的な言い分でしたら対処のしようがありましたのに、
   一貫して感情論ではなくて正論で押し通しましたからね」

大石教授「それが浜口教授のいいところでもあるんでしょうけどね。
     あくまで公平で明確な基準をモットーにやられてきましたし」

春希「でも、最後はこちらの粘り勝ちでしたね」

大石教授「いえいえ。最初から大石教授も仮単位を認めるつもりでしたよ」

春希「え? ある程度は認めてくれるとは思っていましたけど、最初からですか」

大石教授「そうですよ。あの理論派の浜口教授なのですよ。
     和泉さんが今年留年してしまったら、退学してしまうってことも
     わかっていたはずです。
     だからこそ北原君のサポートが必要だとわかっていましたし、
     北原君がいたら卒業も可能だと思っていたんでしょうね」

春希「だとしたら、何故ああまでしても、なかなか認めてくれなかったのでしょうか」

大石教授「それは、和泉さんの心構えでしょうね。
     なにせ、最初から北原君に頼る気満々だったのでしょう?」

痛いところを突くおじいちゃんだよね。
私の事を春希以上にわかっているのかもしれない。
ぶっちゃけ、大学なんて退学してもいいって思っていたし、四年生に進級することだって
最近までは全く興味を持てなかった。
だけど、この前のヴァレンタインコンサート。
あれで、北原春希と冬馬かずさのことを知っちゃったからには、
この先も見てみたいって思ってしまったのよ。
だとしたら、今、春希の側から離れるのはよくない。
このまま春希と一緒に大学四年生になって、大学を卒業するべきだ。
卒業後は、あれだ。まあ、なんだ。予定も未定で、なにも計画はないけど、
最悪、春希のマンションの側に部屋でも借りて、ご飯目当てに転がりこめばいい。
春希にも会えるし、ご飯にもありつける。
これで一石二鳥ってかんじよね。

千晶「頼る気はあったけど、なんとかしようとは思っていたのよ。
   私も進級したいって思ってたから」

大石教授「そうですか。今度からは、もっとわかりやすくやる気を見せてくださいね。
     そうすれば、浜口教授ももっと早く解放してくれたでしょうから」

千晶「は〜い。わかりましたぁ」

もういいや。お腹すいたし。
早く家に帰って、春希のご飯が食べたい。
絶対に食べたいっ。
ほんとっ、春希の料理の腕あがってたよね。
こりゃ、昼食も期待しちゃうでしょ。

春希「では、期日までにレポートを二つ提出させるように頑張ります」

大石教授「いいえ、違いますよ」

春希「え?」

大石教授「私の講義も少し危なくてですね、その分も入れてレポートは三つなんですよ」

春希「わかりました。善処します」

あの春希でさえ苦笑いを浮かべて大石教授から最後のレポートの課題を受け取る。
もうここには用はない。
とっととおさらばしたい気持ちでいっぱいだった。
さっきまで親身になって手助けしてくれたから、ちょっとだけ尊敬しちゃったじゃない。
それなのに、私の気持ちをもてあそんで。
最後の最後になって、大石教授のレポートだなんて。
この際他の二科目のレポートはよしとしましょう。
でも、大石教授のレポートだけは勘弁してほしいな。
なにせ、普段のレポートも学科、いや大学トップクラスの面倒くささを有しているのに。
しかも私が受講した大石教授の講義。
二コマ連続の講義で、なんと一年間の通年講義なのよね。
つまり、この講義。
たった一つの講義であっても、たった一つで四講義分の分量があるっつ〜のっ。
もうっ。私を殺すつもりじゃないかしら。
こうなったら、春希の料理でやけ食いだからね。
これは確定事項っ。絶対引かないんだから。








私達は、自然と春希のマンションの方へと足が向かう。
そもそも大学のカフェは春休みで休業中だし、わざわざ学外のカフェで打ち合わせを
するのも金銭的にもったいない。
それに、なによりも外食では春希のご飯にありつけないのだから、自然なふうを装って
既成事実的に春希のマンションへと向かっていた。
部屋に着くと、春希が年寄りくさく床に座るものだから、
一言ちゃちゃを言ってやろうという誘惑にかられる。
きっと普段の私ならば言った事だろう。
だけど、今日の春希の頑張りようや、これからお世話になることを考えると
今日のところはおとなしくしとこっかな。
さて、ここは女の子らしくコーヒーでも自発的に淹れるべきだろうか?
でもなぁ、そんなの私のキャラっぽくないし、困ったものだ。
それに、もう和泉千晶を演じる必要がないっていうのが問題なんだよなぁ。
ヴァレンタインコンサートの時に、春希と冬馬かずさを観察していたって
ぶっちゃやはしたけど、和泉千晶という人格は、春希に近づく為に作り上げたって
事までは教えてはいない。
だったら、このまま和泉千晶を押し通す?
それもいいかもしれないし、なんとなく私と春希の関係においては居心地がいい。
ん〜ん・・・・・・。そもそも私って、どんな人格なんだろ?
冷酷非道の女? 
演劇の為なら何でもする非常識人間?
劇団の花形? 
脚本家?
それとも、それとも、和泉千晶?
やっぱ、和泉千晶かな。
性格なんて、時間と共に変化するものだし、これから和泉千晶の性格が
変わっていっても、春希はそんなものかな程度で違和感を感じる事すらないだろう。
げんに、北原春希という人間も、ここ数カ月で劇的に変化を見せている。
私としては、なんとなくいい風にも、悪い風にも変化をしてるって気がする。
プラスの方向に行こう行こうってもがいてるんだけど、
ふとしたきっかけで折れそうで、危うい。
それでもなぁ、なんかしっかりしようって、頑張ってるのよね。
ま、頑張ってとしかいえないか。
だから、和泉千晶という人間も、劇的にとはいわないまでも、変化をみせたって
不思議ではないはずだ。

春希「どうしたんだ、和泉。らしくないじゃないか?
   やっぱり図太い神経を持っているお前でもこたえたか。
   ほら、コーヒー淹れたから、これでも飲んで切り替えろって」

いつの間にかにテーブルを用意してコーヒーまで用意していた春希が
私の顔を覗き込んでくる。
そんなに近くまで顔を寄せて、なんか顔が熱くなっちゃうじゃない。 
きっと、気のせいだね。春希がそばにいるくらいで体温が上がるなんてありえない。
きっと、ふいをつかれたせいに違いないって。
さてと、私は、和泉千晶。
憎たらしくて、それでいて憎みきれない春希の女友達。







第26話 終劇
次週は
インターミッション・短編『その瞳に映る光景〜かずさ編』
をアップ致します。長編は、3週間お休みします。

このページへのコメント

前回以上に大石教授の狡猾さが際立っていましたね。おそらく千晶本人にこれ以上言っても埒が明かないと判断して、春希を巻き込んだのでしょう。彼の立場からすると一学生にいつ迄もかまっている訳にはいかないでしょうし、そしてちゃっかりと自身の講義のレポートの追加も告げる辺り中々の狸親父振りです、彼の本当の目的はこれだったのでしょうね。
次回からのかずさの物語楽しみにしています。

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Posted by tune 2014年12月02日(火) 17:48:52 返信

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