coda 雪菜ルート後


佐藤がついに店長になるという事で、お祝いも兼ねてグッディーズに食事にいく雪菜と春希
しかし休日で大混雑な上にバイトが休みで人が足りず、二人は店を手伝う事にする
春希は厨房に、雪菜はホールに。とはいえいきなりホールの仕事は無理なので、とりあえずレジに立っててもらう事に
制服を着た雪菜がホールに出てくるとどよめく客席
客からの視線がちらちらとレジの雪菜に向かうが、よく分かってない雪菜はにこにこと仕事をこなす
気が気でない春希はいらいらして厨房は殺伐と…

ようやく客足が減り、一段落した所で解放される二人
着替える前に二人で会話

「春希くんお疲れさま〜 …って何怒ってるの?」
「いや… その、雪菜の制服姿が凄く似合ってて…」
「あ、ありがとう… ここの制服ってかわいいよね〜 制服目当てで来るお客さんも多いんだってね。
 でも、ちょっとスカートが短くて恥ずかしかった…」
「だから、俺は他の奴らにそんな雪菜をじろじろ見られるのが嫌だったんだよ!」
「春希くん…」
頬を赤く染めてうつむく雪菜
「で、でも!私がこんな格好したのは、春希くんの為なんだから…
 春希くんはこんな格好の私を見て、う、嬉しかった?」
「っ… そ、そりゃあ… 嬉しい、よ。 というかほんとは今すぐ抱きしめたいんだけど…」
「……!」

「くーっ、なによいちゃいちゃしちゃって!」
「北原先輩があんなこと言うなんて…」
「小春っち、ちょっと耳貸しなさい」
「チ、チーフ……」

「北原さん、今日は本当にありがとうね〜」
「先輩、どうもありがとうございました」
「二人こそお疲れ。何とかなってよかったよ」
「彼女さんもありがとうございました。ほんと助かりましたよ〜」
「いえ、私はあんまりお役に立てなかったですし…」
「そんな事ないですよ〜。ただ、レジをちらちら見ながら長居する客がやたら多かったですけど」
「あ、あはは…」
「それにしても北原さんもここに来るの久しぶりよね〜」
「そう?そういえばそうかな…」
「小春っちも久しぶりに北原さんに会って思い出したんじゃない?教育係だった頃の事とか」
「そうですね。ちょっと思いだしちゃいました」
「春希くん教育係なんてやってたんだ」
「まあ、臨時でね…」
「先輩は最初からどんどん攻めてきて、なすすべのない私は先輩の言いなりに… 
 あんなに激しくされて、私壊れちゃうかと思いました」
「………」
「ちょ、ちょっと!なんか言い方が変じゃないか?」
「そのくせ帰りに駅まで優しく送ってくれて… あれって飴と鞭って言うんですか?」
「うんうん、バイトの子はみんな北原さんにメロメロだったからね〜」
「………………」
「嘘ばっかり言ってんじゃない!でたらめにも程があるだろう…」
「私に色々してくれたのはほんとじゃないですかぁ…」
「いやまあ全部が嘘ってわけじゃないけど…」

「………春希くん?」
「は、はいっ!?」
そこにはにっこりほほえむ雪菜の姿が
しかし春希はいまだかつてないほどの恐怖と圧力を感じずにはいられなかった
「後で、ちょっとお話を聞かせてもらえるかな?」
「………はい」

「ちょっとやりすぎたかしら?」
「フンだ。いい気味です」

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