差別・偏見やヘイトスピーチを助長する「嫌韓」デマ・中傷に対抗・反論するウィキです。

「嫌韓」の主張


韓国は伊藤博文を暗殺した安重根を称え、英雄視している。安重根はテロリストであり、犯罪者である。

反論


伊藤博文自身、テロを行っている。

2013年11月19日、菅義偉官房長官は韓国の安重根の石碑建立を批判しました。

菅義偉官房長官は19日の記者会見で、韓国の朴槿恵大統領が、 初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根をたたえる石碑計画を進めていることを批判した。「安重根は犯罪者だと韓国政府にこれまでも伝えてきている。このような動きは日韓関係のためにはならない」と述べた。 韓国政府への対応については「しっかりとわが国の主張を韓国に伝えていきたい」と強調した。

2013年11月19日 デイリースポーツ:菅氏、韓国の安重根石碑を批判

しかし、実は当の伊藤博文自身、テロに手を染めています。1863年(文久2年)、伊藤博文(当時は伊藤俊輔)は高杉晋作らと共に英国公使館焼き討ち事件に参加しています。言うまでもありませんが、当時放火(火付け)は犯罪であり、しかも殺人以上の重罪でした。また同じ年、伊藤は塙次郎(忠宝)と加藤甲次郎を暗殺しています。

このような(菅氏の言葉を借りれば「犯罪者」である)伊藤は明治維新後には日本初の総理大臣に就任し、また戦後は長い間千円札の肖像として「親しまれて」きました。田中宏氏の著書『在日外国人』(岩波書店
)には、伊藤博文が千円札の肖像が印刷されているのを知って驚愕する韓国人留学生が紹介されています。

こちらでも簡単に触れていますが、伊藤博文が韓国の植民地化にいかに関わったかを少しでも知れば、彼を暗殺した安重根が「義士」として称えられるのも当然だというのがわかるはずです。

余談ですが、戦後、航空自衛隊に貢献したとして勲一等旭日大綬章を授与されたカーティス・ルメイは太平洋戦争末期の東京大空襲を指揮した人物でもあります。東京大空襲は10万以上の犠牲者を生みましたが、当時も今も、非戦闘員を対象にした無差別攻撃は国際戦時法違反です。いわばカーティス・ルメイは日本にとって憎むべき「犯罪者」であり、実際当時も勲章授与に多くの反対がありましたが、佐藤栄作首相(当時)は「日米友好」のためとして反対意見を押しのけました。ひょっとすると、安重根石碑設立を「日韓関係のためにはならない」と批判した菅氏は、「日米関係」のために「犯罪者」を称えたかつての日本政府の姿勢を韓国も見習うべきだ、と言いたかったのかもしれません。



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