2017/02/23に実装された最初の
猫又。ベベン♪
射程内の敵の攻防を15%、
味方の攻防を10%低下させるという特殊なクラス特性を持つ。
普段使いにはあまり向かないが、特に高難度のマップで強力なサポーターとなる。
覚醒前からアビリティ「猫だまし」を持ち、出撃人数に含まれない。ただし同名ユニットを複数編成することは不可。
すでに出撃枠が埋まっている状態でも場に出せるのは強力かつ便利である。
スキル「恨み猫三味線」発動中は、クラス特性のデバフ効果を最大で2倍に強化する。
さらにスキル発動時、敵全体のHPを16%削る。HPの低下は現在値参照なので、これによりHPを0にすることはできない。
膨大なHPを持つ大ボスや中ボスの群れを事前に削ることで、後々の対処が楽になる効果を期待できる。
敵に攻撃されず出撃枠にも含まれないことを活かし、適当な場所に置いてスキルを撃つだけでもそれなりに損害を与えていける。
ただし、HP割合低下スキルとしては待ち時間が長めなので連発は難しい。
味方も弱体化させてしまうので、できれば敵のみを射程内に捉えたいところ。
敵味方の両方を範囲に入れてしまっても、敵へのデバフ効果の方が大きいので、被ダメージは通常よりも抑えられると思っていい。
ただし、コハル範囲外の敵からコハル範囲内の味方が物理遠距離攻撃を受ける場合にはかえってダメージが上がってしまう。
他にも、味方の攻撃力低下による殲滅力と回復力の低下は懸念材料。特に範囲内の味方の攻撃が魔法・貫通の場合は攻撃力低下のデメリットだけを負う。
活用する場合はまずマップ上の最適な置き場所を探ることになるだろう。
効果の詳細は下の折りたたみ表を参照。
各ケースにおけるコハルの有無による効果差表*1
前提として味方ユニットの攻撃力/防御力はともに1000とし、双方ともにコハルのデバフを受ける物とする。
※太字は下限ダメージ。カッコ内は計算上の理論値(敵攻撃-味方防御)
味方が
敵を攻撃する場合
敵DEF | 通常与ダメ | 猫又特性 | 怨み猫三味線 |
1500 | 100(0) | 90(0) | 80(0) |
1000 | 100(0) | 100 | 200 |
900 | 100 | 180 | 260 |
800 | 200 | 260 | 320 |
700 | 300 | 340 | 380 |
600 | 400 | 420 | 440 |
500 | 500 | 500 | 500 |
400 | 600 | 580 | 560 |
300 | 700 | 660 | 620 |
200 | 800 | 740 | 680 |
100 | 900 | 820 | 740 |
0 | 1000 | 900 | 800 |
味方が
敵から攻撃される場合
敵ATK | 通常被ダメ | 猫又特性 | 怨み猫三味線 |
5000 | 4000 | 3100 | 2200 |
4000 | 3000 | 2300 | 1600 |
3000 | 2000 | 1500 | 1000 |
2000 | 1000 | 700 | 400 |
1500 | 500 | 300 | 100 |
1200 | 200 | 96(60) | 72(0) |
1000 | 100(0) | 80(0) | 60(0) |
物理防御力1000のユニットで敵の攻撃を受ける際の呪術師との比較
特性比較
敵ATK | 通常被ダメ | 猫又特性 | 呪術師特性 |
5000 | 4000 | 3100 | 3500 |
4000 | 3000 | 2300 | 2600 |
3000 | 2000 | 1500 | 1700 |
2000 | 1000 | 700 | 800 |
1500 | 500 | 300 | 350 |
1200 | 200 | 96(60) | 108(80) |
1000 | 100(0) | 80(0) | 90(0) |
スキル込み比較
敵ATK | 通常被ダメ | 怨み猫三味線 | カースボイス | カースソング |
5000 | 4000 | 2200 | 3000 | 2750 |
4000 | 3000 | 1600 | 2200 | 2000 |
3000 | 2000 | 1000 | 1400 | 1250 |
2000 | 1000 | 400 | 600 | 500 |
1500 | 500 | 100 | 200 | 125 |
1200 | 200 | 72(0) | 96(0) | 90(0) |
1000 | 100(0) | 60(0) | 80(0) | 75(0) |
なお遠距離としてはかなりタフなユニットであり、未覚醒かつレベル・好感度最大時でプラチナソルジャー並みの耐久力を持つ。
敵から攻撃されないとはいえ、マップのギミックや範囲攻撃の巻き込みなどでダメージを受けることはあるので耐久性が高いに越したことはない。
壁役のサポートをする場合、射程の短さからすぐ隣に置くことも多いだろうが、その時に範囲攻撃の巻き込みを受けてもある程度耐えられる。
攻撃も回復も行わず、味方にまで悪影響が出るあたりブラックの中でもかなり癖が強いユニットである。
しかしそのデバフとトリッキーなスキルは時に非常に頼りになり、これまでできなかった戦術の可能性を拓いてくれる。
第一覚醒
クラス特性強化により、敵へのデバフが20%に増加する。スキル発動中は範囲内の敵の攻防を最大40%下げることができる。
40%ともなるとかなり高い部類のデバフといえ、敵の抑え役として最高峰のひとりになる。
味方へのデバフは据え置きなので、相変わらず注意して運用したい。
またアビリティ「猫騒動」により、
化け猫トークンを使役できるようになる。ストック数は3、同時出撃数は1体まで。
近接物理攻撃を行うトークンであり、コストの割に性能はそこそこ高い。
しかしコハル本人と異なり出撃枠に含まれ、所持数が少なく、1ブロックであることもあって使い勝手はあまり良くない。
覚醒の恩恵としては何よりデバフの強化、そしてスキル覚醒の解放ということになるだろう。
第二覚醒 もののけ猫明神
敵デバフが20%→25%に強化、味方デバフが10%→3%に緩和される、正統強化の分岐。
射程も10上昇。これはプラスにもマイナスにも働くが、特に覚醒スキルとは相性が良い。
また、化け猫トークンがコスト0、攻撃力が最大で1800になる。
これは
アンリのプロトゴーレムLv80に迫る値であり、コハルのデバフを受けないこともあって火力だけは非常に高い。
使い勝手が大幅に良くなるというわけではないが、コスト0で繰り出せる近接トークンとしては高性能である。
第二覚醒 あやかし猫道中
敵へのデバフのみ20%→22%に強化され、さらに射程内の敵に対し、1秒あたり自身の攻撃力分のスリップダメージを与える特性を獲得する。
スキル中のクラス特性強化はこのスリップダメージにも有効。とはいえ元々の攻撃力が最大で120と低いため、うまく活かすならダンサー等の加算バフで補助したい。
その際、味方を巻き込みすぎるとコハルのデバフによりかえってチーム全体の与ダメージが下がる可能性があるので気をつけよう。
*2
コハルに対し強力な加算バフを与えられるユニット
*3がいれば、出撃枠を取らない遠隔地での削り役としての運用もできる。
通常スキルの割合削りと合わせると敵に与えるダメージはかなりのものになり、使いようによってはまさに「化ける」分岐である。
ただし大型ゴーレムなど、攻撃すると発狂してしまう強敵の側には置きにくくなる。
どちらの分岐が良いかは、手持ちのユニットとマップ次第である。
最終的には立ち絵の好みで決めるというのも手である。
スキル覚醒 ≪恨み猫三味線・凶殺≫
元スキルに射程1.5倍が追加、スキル発動時の「敵全体HP割合ダメージ」が「範囲内の高確率即死」に変更される。
強力なデバフを撒ける範囲が広がるため、複数個所で乱戦するような状況での使用にも向いている。
一方で味方デバフの範囲も広がってしまうので、味方の配置場所に注意したい場面が増える。
即死効果もなかなか強力で、即死耐性の低いオークや魚人などが相手だと一気に集団を壊滅させることもできる。
ただしスキル発動時しかチャンスがなく、即死に失敗した場合はわずかなダメージを与えるだけになる。当てにするなら相手は選びたい効果である。
なお、初動が少し伸びるが待ち時間はやや短くなる。
敵の陣容、採用したい陣形などによって、状況に応じて切り替えて使うとよいだろう。
余談
手料理
まさかの洋風、しかもハートオムライスである。
アップデート履歴
2017/02/23 実装。
2017/05/25 アップデートで特性の効果が敵味方20%から敵20%、味方10%に変更。またコストが3低下した。
2017/08/03 第一覚醒およびスキル覚醒実装。
2017/08/17 スキル覚醒「恨み猫三味線・凶殺」の即死が即発動するように変更。
2017/09/07 スキル「恨み猫三味線」、覚醒スキル「恨み猫三味線・凶殺」を反撃を行う敵に対して使用した際に、反撃が発生しなくなった。
2018/05/31 自身(猫又系クラス)とトークンが味方へのデバフの対象外となった。化け猫トークンの攻撃が物理属性になり、HP・攻撃力増加、攻撃後の待ち時間調整。
2019/10/24 覚醒アビリティ「猫騒動」の化け猫トークンが猫ショウの能力低下効果を受けなくなった。
2020/01/23 属性「東の国」追加。
2020/05/14 第一覚醒前後を通じ、射程増加、出撃コスト減少、敵の遠距離攻撃の対象にならない効果追加、HP減少、敵の攻撃防御の減少量減少。
2021/01/28 スキル「恨み猫三味線」発動時の敵全員のHP減少割合を増加(15%→16%)。