秋といえば、紅葉。茜、歌鈴、藍子の3人は、寺の
庭掃除をしていた。手際のよさを茜にほめられた
歌鈴は、実家が神社で、掃き掃除が日課だったからと
明かす。そんな最中、歌鈴は転び、落ち葉にダイブ!
その様子を見た茜と藍子は、落ち葉のベッドをPVに
取り入れることにした。歌鈴のドジが名案となった。
庭掃除をしていた。手際のよさを茜にほめられた
歌鈴は、実家が神社で、掃き掃除が日課だったからと
明かす。そんな最中、歌鈴は転び、落ち葉にダイブ!
その様子を見た茜と藍子は、落ち葉のベッドをPVに
取り入れることにした。歌鈴のドジが名案となった。
[藍子]
歌鈴ちゃんは、秋と言ったら何を思い浮かべます?
[歌鈴]
そうですね〜、私はやっぱり紅葉の秋ですっ!
真っ赤に色づいた紅葉なんかは、神社でもよく見る景色ですし。
[茜]
秋は紅葉狩りが楽しいって言いますからねッ!
でも、動かない紅葉を狩るというのは……面白いんですかねっ?
もっとこう、猪狩りとかのほうが……。
[藍子]
ふふっ、茜ちゃん。紅葉狩りっていうのは、
紅葉を見て楽しむことを言うんですよ。
[歌鈴]
あっ、でも、あながち間違いじゃないかもしれませんっ。
私、秋のお掃除が好きで。
いっぱい紅葉を集めると達成感がありますからっ!
[藍子]
たしかに、そうかも。
こんなに積もった落ち葉を集めるのは、
なんだか楽しそうっ。
[歌鈴]
はいっ!これから、お庭掃除だからちょうど良いですね。
ほうきを使ったお掃除なんて久しぶりだから、
ワクワクしちゃいますっ!
[茜]
では私もお手伝いしましょうっ!
歌鈴ちゃん、ほうきをっ!
[歌鈴]
は、はいっ!
[茜]
落ち葉は私が狩りつくしますっ!
うぉぉぉぉっ”ばさばさばさばさばさばさーーーっ!
[藍子]
あ、茜ちゃん、そんなにしたら余計に散らかっちゃいますよ〜。
[歌鈴]
それに、あんまり強くすると、土までとれちゃいますからっ!
こうやって……さっさ、さっさ、ってなでるみたいに、
優しくするといいんですよっ。
[茜]
おー……おおー!
みるみる落ち葉が集まっていきますっ!
なんという技術っ!これが大和撫子のパワー!
[歌鈴]
そ、そんなことは……えへへ。
実家にいたころは、私が掃き掃除の係りだったから、
慣れてるだけかもっ。
[藍子]
歌鈴ちゃんのご実家は神社なんですもんね。
[歌鈴]
はいっ。
秋になると紅葉が綺麗な場所なんですよっ.
それが目当てに参拝にいらっしゃる方も多くって。
[歌鈴]
……そうだ。せっかくだから紅葉もPVに入れちゃいませんかっ?
赤く染まった木々を見てるだけで、秋って感じ、しますからっ!
[茜]
都会にいては見られない風景ですからねっ!
でも、こんなに綺麗な自然に囲まれているのに、
村の人は気づいていないんでしょうか?
[藍子]
うーん……。
住んでいる人たちにとってはありふれた光景だから、かなぁ?
あえて写すほどの事でもないって思っちゃうのかも。
[歌鈴]
それに秋で紅葉、なんて誰でも思いつきますよね……。
ううっ、す、すいませんっ。大したアイディアじゃなくってっ!
[藍子]
歌鈴ちゃん、そんなことないよ。
きれいな物を見つけられるのは、心がきれいな証だから。
[歌鈴]
あ、藍子ちゃん……っ!ありがとうございますぅぅ〜。
よし、お掃除係としても貢献できるように、
精いっぱい頑張ります!えいっ!えいえいっ!
[茜]
あっ、そんなに急いで掃除したら……。
[歌鈴]
ふえっ?……ひゃっ、ひゃぁぁっ!
[歌鈴]
あうっ……こけちゃいました〜。
掃除さえも満足にできないなんて……。
ううう〜っ。ドジでノロマな歌鈴のバカ〜。
[茜]
歌鈴ちゃん、ケガはないですかっ!?
[歌鈴]
は、はいっ。落ち葉がクッションになってくれて……。
[藍子]
落ち葉……。
……私、良い事思いつきましたっ!
[歌鈴]
えっ?
(暗転)
[プロデューサー]
調子はどう?
[藍子]
あっ、プロデューサーさん、良いところに。
ささっ、こっち、こっちですよっ!
[茜]
日野茜っ!お先に失礼しまーーすっ!
ダーーーイブっ!ばさばさーーーっ!
[プロデューサー]
これは?
[藍子]
落ち葉のベッドです!
ただ落ち葉を撮るだけじゃなくって、
ここにみんなが寝転んでたら楽しいだろうなって♪
[歌鈴]
私のドジも、たまにはお役に立てたでしょうかっ!
せっかくだから、みんなで寝てみましょうっ!
……よかったら、プロデューサーさんもご一緒にっ。えへへっ♪
(暗転)
[]
こうして、アイドルたちが落ち葉のベッドで、
気持ちよさそうに眠る映像が撮影されたのだった……
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