アイドルマスターシンデレラガールズに登場するゆるふわアイドル、高森藍子を紹介するWikiです。

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第4話 Flower just show

あらすじ

理事長に直接話を聞くため、5人は再び町を訪れる。
彼の店は、過去の町おこしで使用されたもので埋め尽くされていた。
彼が町おこしに込めた想いが紛れもなく本物だということを知った5人は、
過去の物も使い、今だからこそもう一度挑戦したいと熱意を伝える。
その優しさと誠意に、ついに理事長の心は動いた。

コミュ本編

数日後
[琴歌]
また、やってまいりましたわね。
プロデューサー様。
付き添いいただき、本当にありがとうございます。

[響子]
何回も来てるからか、
町の中にもちょっとだけ詳しくなった気がしますね♪
えっと、目的の場所は……このあたりです。

[ゆかり]
あっ、こちらのお店じゃないですか?
表札の名前も、合ってます。

[ほたる]
だ、大丈夫でしょうか……?
怒られたりとか……。

[藍子]
一応、事前に電話で伺っていいか確認しましたから
大丈夫だとは思いますけど……
もし怒られたら、そのとき考えましょう。

[藍子]
じゃあ、インターホンを押しますね。

[商店街の理事長]
……まさか本当に来るとはな。

[商店街の理事長]
揃いも揃って、なんなんだ一体……。
邪魔するなとでも言いに来たのか?

[響子]
邪魔なんて、そんな!
実は私たち、理事長さんと少しお話がしたかったんです。

[商店街の理事長]
話ねぇ……。
大体アンタらはフェスとやらの仕事で来てるんだろうが。
俺みたいなのと話してる暇はないんじゃないの?

[琴歌]
確かに、私たちはイベントの広報宣伝がお仕事ですわ。
ですが……イベントの経緯を聞いて、
フェスだけでなく、町全体のことをPRしたくなったのです。

[ほたる]
ま、まだ理事長さんとお話したことがなかったので……。
だから、町のことや、これまでのこと、
いろいろお話を聞かせてもらえたらなって……。

[商店街の理事長]
んん……。
そんなこと言ったって、俺には話すことなんて……。
[自治体職員]
あの、すみません!
私も理事長さんのお話を伺わせていただいても良いでしょうか?

[商店街の理事長]
はぁ?
アンタは地元の人間だろ。
何を今更……。

[自治体職員]
今更じゃありません!
いくら地元って言っても、私は理事長さんよりも若いですし、
まだここの職員になって数年です。

[自治体職員]
町おこしの経験も、私は持ってないですし。
知らないことも多いんです。
だからこそ、話を伺いたいんです。お願いします!

[商店街の理事長]
なんだって、どいつもこいつも……。
[商店街の理事長]
……わかったよ。
もういいわ。アンタらみんな、ついてきな。

[商店街の理事長]
あー……アンタ、プロデューサーさんだっけか?
あと、職員さん。ちょっと手伝ってくれ。

[響子]
理事長さん、どうしたんでしょう?
それに、手伝うって……。

[商店街の理事長]
よい……しょっと。
はぁ、腰が痛くなるな……。
ほれ。これ見ろ。

[ゆかり]
これ……旗、ですよね?
よくお店の前に置いてあるような……
こっちは、この町のグッズでしょうか……?

[藍子]
しかもこんなにたくさん。
ひとつのお店の量なんかじゃないですよね。
もしかして……?

[商店街の理事長]
ああそうだ。
昔々に用意した、大量ののぼり旗だよ。
……今見ても、頭が痛くなる。

[商店街の理事長]
……当時にゃもう既に人口が減ってきててな。
俺たちがどうにかするんだーなんて、
気持ちだけで先走った結果がこれだ。

[商店街の理事長]
身内にウケても、外の人にはそんじょそこらのものと一緒。
とりあえずなんかやれば人は来てくれるなんて
甘い考えだったわけだ。カッコ悪いよな。

[ほたる]
そんな、カッコ悪くなんて……!
これは頑張った証ですよね、きっと……。

[商店街の理事長]
ふん、お世辞なんざいらん。
俺は失敗した。それは確かだ。

[商店街の理事長]
そして、この町は……
俺のせいで、町おこしに失敗したカッコ悪い町になっちまった。

[琴歌]
ならばこれは、捨てられない、
カッコ悪い思い出たちなのでしょうか……。
あら?すみません、このかわいらしい箱は一体……?

[藍子]
プレゼントボックス……
贈り物みたいに見えますけど……?

[商店街の理事長]
それか?
ああ、それは……花を加工して作ったやつだよ。
あの頃、ちょうど出回り始めたってんで作ってみたんだ。

[商店街の理事長]
ま、それも手間がかかったわりに売れなくて
赤字になったんだけどよ。
そんなんでよけりゃ、開けてみな。

[琴歌]
それでは、お言葉に甘えて開けてみますわね。
……まぁ!プリザーブドフラワー!
[琴歌]
素晴らしいですわ……。

[藍子]
本当ですね。
昔に作ったとは思えないくらい、綺麗なお花……。

[琴歌]
私、かつて本で読んだことがあります……。
プリザーブドフラワーは、確かに枯れにくいお花です。
ですが、永遠ではありませんわ。

[琴歌]
長持ちさせるには、相応に大切に扱う必要があります。
このお花は確かに色褪せていますが……
長い間、それでも散ることなく咲き続けたのでしょう。
[藍子]
それだけ、このお花が大事に扱われてたってことですよね?

[琴歌]
ええ。私もお花を育てていますから、わかるつもりです。
このお花には、愛がぎゅっと詰められています。

[琴歌]
ですから、断言できます。
たくさんの愛が込められたこのお花は……美しいですわ。

[商店街の理事長]
アンタら……。

[ゆかり]
あの、思ったんですけど。
このプリザーブドフラワー、いまあらためてアピールしたら
興味を持ってくれる人もいるんじゃないでしょうか?

[響子]
確かにそうですね。
最近だと贈り物で選ぶ人も多いですし。
長く楽しめるから、生花と違った楽しみ方ができるんですよねっ。

[ゆかり]
他にも、なにか要素を少し足してみたり……
元の品がこれだけ質のいいものなら、工夫できると思うんです。

[自治体職員]
なるほど……!
付加価値をつけるとか、あるいは花の産地であることを活かして
ある程度サービスの融通が利くようにしたりとか……。

[自治体職員]
何かをプラスすることは、できる気がします!

[響子]
私なら、お花の種類を選べたら嬉しいかもっ♪
人数分のお花を選んで、家族でひとつの思い出に♪
なんてアピールもできそうです!

[商店街の理事長]
おいアンタら、でもそれは前に売れなくて……。

[ほたる]
でも、過去と今は違いますよね。
今やってみたら、結果は違うかもしれませんよね……?

[ゆかり]
私たち、試してみたいんです。
皆さんのことを教えていただいた今は、なおさら!

[藍子]
あの、ちょっと来てもらっていいですかー?
奥にも、まだいろいろ残ってるみたいで……。

[ゆかり・ほたる]
ええっ!
行きます……!

[商店街の理事長]
……なんでだよ。
こんな町、アンタらにとっちゃただの営業先のひとつだろ。
アンタらはフェスのことだけ考えてればいいだろ。

[商店街の理事長]
こんな、こんなカッコ悪い町……
なんで……。

[プロデューサー]
弊社のアイドルたちが、出過ぎた真似をしてすみません。
ですがこれは、彼女たちなりの優しさと、誠意なんです。

[商店街の理事長]
…………。

[商店街の理事長]
……おい、アンタら。
今出したやつは全部好きに使え。

[商店街の理事長]
前の町おこしで使ったグッズなんかは……
家の中やら、倉庫やらをひっくり返せば、
まだなんか出てくるはずだ。

[響子・琴歌・自治体職員]
……!

[ゆかり・ほたる・藍子]
わぁ……!

[6人]
ありがとうございます!

次>>第5話

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