ソロLIVEを目前に控えた夕美は、オフを利用して
ボランティアで花壇に花を植えることに。
話を聞いて集まった藍子、智絵里、拓海、桃華たちと
力を合わせ花壇を完成させた夕美は、みんなで作り
上げた花壇のように、LIVEでもたくさんの笑顔の花を
咲かせたいと願うのだった。
ボランティアで花壇に花を植えることに。
話を聞いて集まった藍子、智絵里、拓海、桃華たちと
力を合わせ花壇を完成させた夕美は、みんなで作り
上げた花壇のように、LIVEでもたくさんの笑顔の花を
咲かせたいと願うのだった。
[夕美]
……はいっ、これで本日のレッスン終了!
みんな、お疲れさまでした!
明日はしっかり休んでねっ!
[藍子]
お疲れさまでした〜。
[桃華・智絵里]
お疲れさまでした。
お疲れさまでしたっ。
[拓海]
お疲れさんっ。
しっかし、外は暗くなってきやがったな……。
よし、送ってってやる。帰るヤツはついてきな。
[桃華]
まあ、エスコートしてくださいますの?
ありがとうございます。
[智絵里]
拓海さん、よろしくお願いします。
[拓海]
夕美と藍子も、長居しねぇで早く帰れよ。
いくら明日がオフだからって、詰めこみすぎはよくねぇぜ。
[拓海]
特に夕美!
次のLIVEはオマエが主役なんだからな。
明日の内に、ちゃーんと疲れを取っとくんだぞ。いいな?
[夕美]
ふふっ、心配してくれてありがとう♪
明日はしっかりリラックスする予定だから、安心してっ。
拓海ちゃん、ふたりをよろしくね。
[拓海]
おう、こっちは任されてやるぜ。
よし、そんじゃ帰んぞ。
お前ら、腹減ってねぇか?牛丼くらいならおごってやるぜ。
[智絵里]
わぁ……私、お友だちと牛丼屋さんに行くのはじめてです。
なんだか大人っぽい……。
[桃華]
わたくしは、牛丼を食べるのもはじめてですわ。
美味しいんですの?
[拓海]
おう!
そんじゃ、とびっきりうまい牛丼の店に連れてってやる。
うま過ぎて腰抜かすんじゃねぇぞ?
[夕美]
ふんふふふーふふふんふふーん♪
……よしっ、これでレッスンルームの申請はおしまいっと♪
[藍子]
お疲れさまです。
はい、お茶をどうぞ。
熱いですから、気をつけてくださいね。
[夕美]
ありがとう、藍子ちゃん!
わぁ、ジャスミンティーだねっ。
いい香り……落ち着くなぁ……。
[藍子]
ちょっとでもリラックスしてほしくて。
夕美ちゃん、頑張ってますから。
ソロ曲のレッスンだけじゃなくて、リーダーのお仕事まで……。
[夕美]
大丈夫だよっ。
書類仕事や打ち合わせは、どーんと任せてっ。
私、こういう下準備って好きだから!
[夕美]
……っていうのもあるけど、本当はちょっと緊張してるの。
初めてのソロLIVEだしね。
だから、色々仕事をしてるほうが気が楽なんだ。
[藍子]
えっ、夕美ちゃんも緊張することがあるんですか?
[夕美]
ひどいよ〜。
私が、お花関係のお仕事以外は緊張してるの知ってるくせにっ。
[藍子]
うふふっ♪
ごめんなさい、夕美ちゃんっ♪
[夕美]
もうっ……うふふっ♪許しちゃうっ♪
[藍子]
ふふふっ。
あ、そういえば……明日はなにかあるんですか?
リラックスする予定って、言ってましたけど。
[夕美]
うんっ。
明日はね、ずっと楽しみにしてたことをする予定なんだっ。
それはね……。
ふんふふふーふふふんふふーん♪
……よしっ、これでレッスンルームの申請はおしまいっと♪
[藍子]
お疲れさまです。
はい、お茶をどうぞ。
熱いですから、気をつけてくださいね。
[夕美]
ありがとう、藍子ちゃん!
わぁ、ジャスミンティーだねっ。
いい香り……落ち着くなぁ……。
[藍子]
ちょっとでもリラックスしてほしくて。
夕美ちゃん、頑張ってますから。
ソロ曲のレッスンだけじゃなくて、リーダーのお仕事まで……。
[夕美]
大丈夫だよっ。
書類仕事や打ち合わせは、どーんと任せてっ。
私、こういう下準備って好きだから!
[夕美]
……っていうのもあるけど、本当はちょっと緊張してるの。
初めてのソロLIVEだしね。
だから、色々仕事をしてるほうが気が楽なんだ。
[藍子]
えっ、夕美ちゃんも緊張することがあるんですか?
[夕美]
ひどいよ〜。
私が、お花関係のお仕事以外は緊張してるの知ってるくせにっ。
[藍子]
うふふっ♪
ごめんなさい、夕美ちゃんっ♪
[夕美]
もうっ……うふふっ♪許しちゃうっ♪
[藍子]
ふふふっ。
あ、そういえば……明日はなにかあるんですか?
リラックスする予定って、言ってましたけど。
[夕美]
うんっ。
明日はね、ずっと楽しみにしてたことをする予定なんだっ。
それはね……。
[夕美]
じゃーんっ!!
見てっ、藍子ちゃん。
ここが、私がボランティアでお世話してる花壇だよっ。
[藍子]
わぁ、素敵な花壇……。
今から、ここにお花を植えていくんですね。
[夕美]
うんっ♪
でも、本当に付き合ってもらっていいの?
私が個人的にやってるボランティアなのに……。
[藍子]
はい♪
どうしても、夕美ちゃんとガーデニングをしてみたくって♪
[花屋]
おはよう、夕美ちゃん!!
花の苗、持ってきたよ!
この辺りに置いておけばいいかい?
[夕美]
あっ、お花屋さんっ!おはようございますっ。
すいません。本当は昨日の内に終わる予定だったのに、
私のワガママで待ってもらっちゃって……。
[花屋]
いいんだよ!
ボランティアと町内会の間に入って、話し合いをまとめたのは
夕美ちゃんなんだから!!
[花屋]
それなのに、ちょっと予定が合わないからって
夕美ちゃんに花を植えてもらわない方が筋違いってもんだ!!
立役者は気兼ねしないで、ビシッと仕上げてくれればいいのさ!
[夕美]
……ありがとうございますっ!
私、責任を持って完成させますねっ。
絶対、みなさんに喜んでもらえるような花壇にしますから!
[藍子]
私も精一杯お手伝いしますっ。
[花屋]
ハッハッハ!!
いい返事だ!よろしく頼むよ!
お友だちも頑張ってな!それじゃ!!
[夕美]
はい!
また、お店によらせてもらいますねーっ!
[藍子]
ありがとうございましたーっ。
……夕美ちゃん、信頼されてますね。
[夕美]
元々は、私がやりたいって言い出したことなんだ。
たまたま自治会の人から、花壇に花を植えるボランティアを
探してるって聞いたから、つい……。
[夕美]
こんなに広い場所にお花を植えることなんて、
あんまりないでしょ?
だから、どうしてもやりたくって!
[藍子]
夕美ちゃんらしいです。
それにしても……花の苗がいっぱいですね。
どのお花も綺麗……。植える前なのに目移りしちゃいます。
[夕美]
そうでしょ?
でも、植えたらもっと綺麗になるよっ。
さっそく始めよっか!
(暗転)
[藍子]
夕美ちゃん、穴の深さはこれくらいでいいですか?
[夕美]
うんっ。
それで、その穴に苗を入れてっと……。
[智絵里]
えっと……多分、この辺りのはずだけど……。
……あっ。もしかして、あそこかな?
[智絵里]
夕美さんっ、藍子ちゃんっ。
おはようございます。
[夕美]
智絵里ちゃん?
偶然だねっ。この辺りに、何か用事?
[智絵里]
あ、いえ、そうじゃなくて……。
今日、ここでガーデニングをしてるって、
藍子ちゃんに教えてもらったんです。
[夕美]
そうなの、藍子ちゃん?
[藍子]
はいっ。
実は、拓海さんと桃華ちゃんにも伝えてあるんです。
ふたりとも、もうしばらくしたら着くと思いますよ。
[夕美]
全然知らなかったよ……。
どうして教えてくれなかったの?
[藍子]
うふふ。サプライズですっ♪
[夕美]
サプライズ……。
うん、びっくりしたから成功だねっ。
[智絵里]
私たち、夕美さんと一緒にお花を植えてみたかったんです。
だから、その、来ちゃいました。
……お邪魔、でしたか?
[夕美]
そんなことないよっ!
みんなとガーデニングできるなんて、夢みたい!
さ、どうぞっ♪
[智絵里]
はいっ♪
(暗転)
[夕美]
お花の苗をポットから出したら、こうやって……。
根っこを切らないようにして、軽くほぐしてあげてね。
そうすると、お花が根付きやすくなるの。
[智絵里]
分かりました。
根っこを傷つけないように、丁寧に丁寧に……。
[夕美]
うんうんっ。
上手だよ♪
[藍子]
ふふっ、ふたりは仲良しですね。
[夕美]
うんっ。
お仕事をすることは、あんまりなかったけど、
前から、よくお話してたんだ。ねっ♪
[智絵里]
はいっ。
他にも、一緒に四つ葉のクローバーを探したり、
お花のかんむりをつくったり……。
[夕美]
カフェでのんびりお茶したりねっ。
[藍子]
うふふっ、とっても楽しそう。
[夕美]
今度、いっしょに行こうね!
……って、お茶の話をしてたら、
なんだか飲みたくなってきちゃった。
[智絵里]
私もです。えへへ……♪
[夕美]
よしっ。それじゃ、休憩にしよっか!
この近くにオーガニックのカフェがあるんだ。
特にハーブティーがおいしいのっ。
[智絵里]
でも、ここからは離れられないですね。
まだ植えてない苗がいっぱいで……。
[藍子]
私、テイクアウトしてきます。
拓海さんと桃華ちゃんの分も。
ふたりももう来るころでしょうし。
[智絵里]
それなら、私もお手伝いします。
夕美さんは、ここで休んでてくださいっ。
[夕美]
それじゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。
お店の場所は、そこの角を曲がったらすぐにわかると思うよ。
分からなかったら連絡してね。
[藍子・智絵里]
はーい♪
はーい♪
[夕美]
車に気をつけてねーっ!
……ただ、待ってるだけなのも悪いなぁ。
よしっ、片づけられるものは片づけちゃおう!
(暗転)
[夕美]
ふーんふふふふん♪ふーふふふふんふん♪
……待っててね、お花の苗さん。
もう少ししたら、植えて上げるからねっ。よしよし……。
[拓海]
おう、夕美!待たせたなっ。
駐車場探してたら、遅くなっちまった。
[夕美]
拓海ちゃん!
本当に来てくれたんだねっ。
[拓海]
まぁな。ホラ、差し入れ持ってきたぜ。
この店のビスケット、レッスンのときに持ってきてたろ。
うまかったから、来る途中で買ってきた。
[夕美]
わぁ……ありがとうっ。
覚えててくれたんだねっ。
すっごく嬉しいよ!
[拓海]
おうっ!あぁ、そうだ。桃華もすぐ来るぜ
さっき連絡があった。
[夕美]
ふぅん?
[拓海]
……なんだよ、急にニヤニヤしやがって。
[夕美]
うふふ、なんでもないよ。
ただ、桃華ちゃんと仲がいいなって思って。
[拓海]
あは……まぁ、前に色々あってな。
……お、噂をすればってヤツだな。
[桃華]
ごきげんよう、みなさん。
今日は素晴らしいガーデニング日和ですわね。
[夕美]
こんにちは、桃華ちゃん!
今日は来てくれてありがとうっ。
[拓海]
おう、ごきげんよう。
遅ぇぞ、桃華。迷子にでもなったのか?
[桃華]
違いますわっ!
レディの身支度には時間がかかるものなのです。
今日はガーデニング道具の用意もありましたし。
[桃華]
夕美さん。
わたくし、ガーデニングには一家言持っていますの。
今日は大船に乗ったつもりでいてくださいまし♪
[夕美]
そうなんだ!
知らなかったよ。
[拓海]
へぇ?
お嬢様が土いじりとは意外だな。
[桃華]
うふ。一流のレディは、どんな分野にも教養があるものです。
よろしければ、拓海さんに教えてさしあげますわ。
[桃華]
まず、ガーデニングに重要なのは土壌ですわ。
土が適していなければ、育つ花も育ちません。
[拓海]
ふぅん?
で、花が育つ土かどうかってのは
どう調べるんだ?
[桃華]
簡単なことですわ。
こうして、実際に土を手に取って……。
きゃああああああ!!
[夕美]
どうしたの、桃華ちゃんっ!?
[桃華]
ミ、ミミズがいましたのっ!
わたくしの手のひらを、ウネウネって……。
[拓海]
なんだ、そんなことか。
ミミズくらいで大声出すなよ。
……ってか、ガーデニングに詳しいんじゃなかったのか?
[桃華]
ち、知識はあるのですけど……
自分で実際にするのは、今日がはじめてで……。
お恥ずかしい限りですわ……。
[夕美]
恥ずかしいことなんてないよ。
誰だって、慣れないものは怖いもん。
ちょっとずつ、慣れていけばいいんだよ。
[夕美]
それに、私の知らないことも
桃華ちゃんなら知ってると思うんだ。
だから、気付いたことがあったら教えてねっ。
[桃華]
もちろんですわっ。
……夕美さんは、本当に素敵なレディですわね。
[桃華]
ごく当たり前に、誰かを思いやることができる……。
まさしく、慈愛の心そのものですわ。
[夕美]
おおげさだよ、桃華ちゃんっ。
私はただ、自分のしたいようにしてるだけで……。
[桃華]
その「したいこと」が重要なのですわ。
少なくとも、わたくしは敬意を抱いていますもの。
……拓海さんも、何かおっしゃったら?
[拓海]
あぁ?急に話を振んなよっ。
なんつーか……アレだ。アタシが花植えに来たんだぜ。
ガラにもなくな。……まぁ、そういうことだ。
[桃華]
もうっ、もっと他の言いかたをすればいいのに……。
拓海さんは素直じゃありませんわね。
[拓海]
フン、ほっとけよ。
あ、ミミズ。
[桃華]
ミミズっ!?
どこっ、どこにいますのっ!?
[夕美]
ふたりとも……ありがとうっ。
ちょっと恥ずかしいけど、嬉しいよっ。
[藍子]
お待たせしました〜。
飲み物を買ってきましたよ〜。
あ、よかった。拓海さんたちも着いたんですね。
[智絵里]
遅くなってすみませんっ。
ちょっと、量が多くなっちゃって……。
[夕美]
わっ、どうしたの一体?
ハーブティーにサンドイッチに……パンケーキ?
[智絵里]
最初は飲み物だけのつもりだったんですけど……。
夕美さんと花壇をつくってるって言ったら、
お店の人がサービスしてくれたんです。
[智絵里]
頑張ってくれてるお礼だから遠慮しないで、
って伝えるように言われました。
……なんだか、私まで嬉しくなっちゃいました。
[夕美]
そっか……。
うんっ、これは期待に応えないといけないねっ。
[桃華]
オフなのに、全員集合してしまいましたわね。
うふっ♪
[拓海]
ま、LIVE成功の前祝いってことでいいだろ。
花好きの夕美らしくっていいんじゃねぇか。
[夕美]
よーし、すごく元気が湧いてきちゃった!
みんな、休憩が終わったら一気に仕上げよう!
えいえい、おーっ!
[智絵里・藍子]
おーっ!
おーっ!
[拓海・桃華]
おーっ!
おーっ!
(暗転)
[拓海]
よっし。穴、掘り終わったぜ!
苗、持ってきてくれ。
[桃華]
はい、どうぞ。
この場所に映えるお花を選んでまいりましたわ♪
(暗転)
[智絵里]
お花さん、新しいお家だよ〜……。
えっと、向きはこんな感じでいいでしょうか?
[藍子]
えっと……もう少し右かな。
あっ、そこそこっ。
(暗転)
[夕美]
土をかぶせて……っと。できたーっ!
やったよ、みんなっ!これで完成っ!
[智絵里・藍子]
わぁ……。
わぁ……。
[拓海]
へへっ、なかなかいい出来なんじゃねぇのか。
[桃華]
ええ。通りも華やいで見えますわ。
[夕美]
みんな、ありがとう。
おかげでとっても素敵な花壇になったよ!
藍子ちゃん、みんなを呼んでくれて本当にありがとう!
[藍子]
ううん、私は何も……。
夕美ちゃんだから、みんなが集まってくれたんだよ。
[智絵里]
この花壇も、夕美さんが今までずっと
お世話してたから、つくることができたんです。
私は、その最後にちょっとお手伝いをしただけで……。
[夕美]
それは違うよ。
この花壇は、みんなのおかげでできてるの。
[夕美]
何でも笑顔でお手伝いしてくれた藍子ちゃん、
お花を優しく丁寧に植えてくれた智絵里ちゃん。
[夕美]
力仕事を買って出てくれた拓海ちゃん、
きれいな色合いに花壇をデザインしてくれた桃華ちゃん。
[夕美]
私たち5人以外にも、
素敵なお花を届けてくれたお花屋さんや、
私にこの花壇を任せてくれた地域の人たち。
[夕美]
誰が欠けても、この花壇にはならなかった。
だから、この花壇はみんなのおかげ!
みんなでつくった花壇なんだよ!
[拓海]
嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか!
へへっ!
[桃華]
本当に。がんばったかいがありましたわ♪
[藍子]
ふふっ、LIVE成功の前祝い、大成功だねっ!
本番もがんばらないとっ。
[夕美]
そうだね。今度はアイドルとして、LIVEを成功させないと!
[智絵里]
きっとできますっ。
だって、こんな素敵な花壇をつくれたんですから!
[夕美]
うんっ!
LIVEでも、たくさんの笑顔のお花を咲かせたいなっ。
もちろん、みんなといっしょに!
じゃーんっ!!
見てっ、藍子ちゃん。
ここが、私がボランティアでお世話してる花壇だよっ。
[藍子]
わぁ、素敵な花壇……。
今から、ここにお花を植えていくんですね。
[夕美]
うんっ♪
でも、本当に付き合ってもらっていいの?
私が個人的にやってるボランティアなのに……。
[藍子]
はい♪
どうしても、夕美ちゃんとガーデニングをしてみたくって♪
[花屋]
おはよう、夕美ちゃん!!
花の苗、持ってきたよ!
この辺りに置いておけばいいかい?
[夕美]
あっ、お花屋さんっ!おはようございますっ。
すいません。本当は昨日の内に終わる予定だったのに、
私のワガママで待ってもらっちゃって……。
[花屋]
いいんだよ!
ボランティアと町内会の間に入って、話し合いをまとめたのは
夕美ちゃんなんだから!!
[花屋]
それなのに、ちょっと予定が合わないからって
夕美ちゃんに花を植えてもらわない方が筋違いってもんだ!!
立役者は気兼ねしないで、ビシッと仕上げてくれればいいのさ!
[夕美]
……ありがとうございますっ!
私、責任を持って完成させますねっ。
絶対、みなさんに喜んでもらえるような花壇にしますから!
[藍子]
私も精一杯お手伝いしますっ。
[花屋]
ハッハッハ!!
いい返事だ!よろしく頼むよ!
お友だちも頑張ってな!それじゃ!!
[夕美]
はい!
また、お店によらせてもらいますねーっ!
[藍子]
ありがとうございましたーっ。
……夕美ちゃん、信頼されてますね。
[夕美]
元々は、私がやりたいって言い出したことなんだ。
たまたま自治会の人から、花壇に花を植えるボランティアを
探してるって聞いたから、つい……。
[夕美]
こんなに広い場所にお花を植えることなんて、
あんまりないでしょ?
だから、どうしてもやりたくって!
[藍子]
夕美ちゃんらしいです。
それにしても……花の苗がいっぱいですね。
どのお花も綺麗……。植える前なのに目移りしちゃいます。
[夕美]
そうでしょ?
でも、植えたらもっと綺麗になるよっ。
さっそく始めよっか!
(暗転)
[藍子]
夕美ちゃん、穴の深さはこれくらいでいいですか?
[夕美]
うんっ。
それで、その穴に苗を入れてっと……。
[智絵里]
えっと……多分、この辺りのはずだけど……。
……あっ。もしかして、あそこかな?
[智絵里]
夕美さんっ、藍子ちゃんっ。
おはようございます。
[夕美]
智絵里ちゃん?
偶然だねっ。この辺りに、何か用事?
[智絵里]
あ、いえ、そうじゃなくて……。
今日、ここでガーデニングをしてるって、
藍子ちゃんに教えてもらったんです。
[夕美]
そうなの、藍子ちゃん?
[藍子]
はいっ。
実は、拓海さんと桃華ちゃんにも伝えてあるんです。
ふたりとも、もうしばらくしたら着くと思いますよ。
[夕美]
全然知らなかったよ……。
どうして教えてくれなかったの?
[藍子]
うふふ。サプライズですっ♪
[夕美]
サプライズ……。
うん、びっくりしたから成功だねっ。
[智絵里]
私たち、夕美さんと一緒にお花を植えてみたかったんです。
だから、その、来ちゃいました。
……お邪魔、でしたか?
[夕美]
そんなことないよっ!
みんなとガーデニングできるなんて、夢みたい!
さ、どうぞっ♪
[智絵里]
はいっ♪
(暗転)
[夕美]
お花の苗をポットから出したら、こうやって……。
根っこを切らないようにして、軽くほぐしてあげてね。
そうすると、お花が根付きやすくなるの。
[智絵里]
分かりました。
根っこを傷つけないように、丁寧に丁寧に……。
[夕美]
うんうんっ。
上手だよ♪
[藍子]
ふふっ、ふたりは仲良しですね。
[夕美]
うんっ。
お仕事をすることは、あんまりなかったけど、
前から、よくお話してたんだ。ねっ♪
[智絵里]
はいっ。
他にも、一緒に四つ葉のクローバーを探したり、
お花のかんむりをつくったり……。
[夕美]
カフェでのんびりお茶したりねっ。
[藍子]
うふふっ、とっても楽しそう。
[夕美]
今度、いっしょに行こうね!
……って、お茶の話をしてたら、
なんだか飲みたくなってきちゃった。
[智絵里]
私もです。えへへ……♪
[夕美]
よしっ。それじゃ、休憩にしよっか!
この近くにオーガニックのカフェがあるんだ。
特にハーブティーがおいしいのっ。
[智絵里]
でも、ここからは離れられないですね。
まだ植えてない苗がいっぱいで……。
[藍子]
私、テイクアウトしてきます。
拓海さんと桃華ちゃんの分も。
ふたりももう来るころでしょうし。
[智絵里]
それなら、私もお手伝いします。
夕美さんは、ここで休んでてくださいっ。
[夕美]
それじゃ、お言葉に甘えちゃおうかな。
お店の場所は、そこの角を曲がったらすぐにわかると思うよ。
分からなかったら連絡してね。
[藍子・智絵里]
はーい♪
はーい♪
[夕美]
車に気をつけてねーっ!
……ただ、待ってるだけなのも悪いなぁ。
よしっ、片づけられるものは片づけちゃおう!
(暗転)
[夕美]
ふーんふふふふん♪ふーふふふふんふん♪
……待っててね、お花の苗さん。
もう少ししたら、植えて上げるからねっ。よしよし……。
[拓海]
おう、夕美!待たせたなっ。
駐車場探してたら、遅くなっちまった。
[夕美]
拓海ちゃん!
本当に来てくれたんだねっ。
[拓海]
まぁな。ホラ、差し入れ持ってきたぜ。
この店のビスケット、レッスンのときに持ってきてたろ。
うまかったから、来る途中で買ってきた。
[夕美]
わぁ……ありがとうっ。
覚えててくれたんだねっ。
すっごく嬉しいよ!
[拓海]
おうっ!あぁ、そうだ。桃華もすぐ来るぜ
さっき連絡があった。
[夕美]
ふぅん?
[拓海]
……なんだよ、急にニヤニヤしやがって。
[夕美]
うふふ、なんでもないよ。
ただ、桃華ちゃんと仲がいいなって思って。
[拓海]
あは……まぁ、前に色々あってな。
……お、噂をすればってヤツだな。
[桃華]
ごきげんよう、みなさん。
今日は素晴らしいガーデニング日和ですわね。
[夕美]
こんにちは、桃華ちゃん!
今日は来てくれてありがとうっ。
[拓海]
おう、ごきげんよう。
遅ぇぞ、桃華。迷子にでもなったのか?
[桃華]
違いますわっ!
レディの身支度には時間がかかるものなのです。
今日はガーデニング道具の用意もありましたし。
[桃華]
夕美さん。
わたくし、ガーデニングには一家言持っていますの。
今日は大船に乗ったつもりでいてくださいまし♪
[夕美]
そうなんだ!
知らなかったよ。
[拓海]
へぇ?
お嬢様が土いじりとは意外だな。
[桃華]
うふ。一流のレディは、どんな分野にも教養があるものです。
よろしければ、拓海さんに教えてさしあげますわ。
[桃華]
まず、ガーデニングに重要なのは土壌ですわ。
土が適していなければ、育つ花も育ちません。
[拓海]
ふぅん?
で、花が育つ土かどうかってのは
どう調べるんだ?
[桃華]
簡単なことですわ。
こうして、実際に土を手に取って……。
きゃああああああ!!
[夕美]
どうしたの、桃華ちゃんっ!?
[桃華]
ミ、ミミズがいましたのっ!
わたくしの手のひらを、ウネウネって……。
[拓海]
なんだ、そんなことか。
ミミズくらいで大声出すなよ。
……ってか、ガーデニングに詳しいんじゃなかったのか?
[桃華]
ち、知識はあるのですけど……
自分で実際にするのは、今日がはじめてで……。
お恥ずかしい限りですわ……。
[夕美]
恥ずかしいことなんてないよ。
誰だって、慣れないものは怖いもん。
ちょっとずつ、慣れていけばいいんだよ。
[夕美]
それに、私の知らないことも
桃華ちゃんなら知ってると思うんだ。
だから、気付いたことがあったら教えてねっ。
[桃華]
もちろんですわっ。
……夕美さんは、本当に素敵なレディですわね。
[桃華]
ごく当たり前に、誰かを思いやることができる……。
まさしく、慈愛の心そのものですわ。
[夕美]
おおげさだよ、桃華ちゃんっ。
私はただ、自分のしたいようにしてるだけで……。
[桃華]
その「したいこと」が重要なのですわ。
少なくとも、わたくしは敬意を抱いていますもの。
……拓海さんも、何かおっしゃったら?
[拓海]
あぁ?急に話を振んなよっ。
なんつーか……アレだ。アタシが花植えに来たんだぜ。
ガラにもなくな。……まぁ、そういうことだ。
[桃華]
もうっ、もっと他の言いかたをすればいいのに……。
拓海さんは素直じゃありませんわね。
[拓海]
フン、ほっとけよ。
あ、ミミズ。
[桃華]
ミミズっ!?
どこっ、どこにいますのっ!?
[夕美]
ふたりとも……ありがとうっ。
ちょっと恥ずかしいけど、嬉しいよっ。
[藍子]
お待たせしました〜。
飲み物を買ってきましたよ〜。
あ、よかった。拓海さんたちも着いたんですね。
[智絵里]
遅くなってすみませんっ。
ちょっと、量が多くなっちゃって……。
[夕美]
わっ、どうしたの一体?
ハーブティーにサンドイッチに……パンケーキ?
[智絵里]
最初は飲み物だけのつもりだったんですけど……。
夕美さんと花壇をつくってるって言ったら、
お店の人がサービスしてくれたんです。
[智絵里]
頑張ってくれてるお礼だから遠慮しないで、
って伝えるように言われました。
……なんだか、私まで嬉しくなっちゃいました。
[夕美]
そっか……。
うんっ、これは期待に応えないといけないねっ。
[桃華]
オフなのに、全員集合してしまいましたわね。
うふっ♪
[拓海]
ま、LIVE成功の前祝いってことでいいだろ。
花好きの夕美らしくっていいんじゃねぇか。
[夕美]
よーし、すごく元気が湧いてきちゃった!
みんな、休憩が終わったら一気に仕上げよう!
えいえい、おーっ!
[智絵里・藍子]
おーっ!
おーっ!
[拓海・桃華]
おーっ!
おーっ!
(暗転)
[拓海]
よっし。穴、掘り終わったぜ!
苗、持ってきてくれ。
[桃華]
はい、どうぞ。
この場所に映えるお花を選んでまいりましたわ♪
(暗転)
[智絵里]
お花さん、新しいお家だよ〜……。
えっと、向きはこんな感じでいいでしょうか?
[藍子]
えっと……もう少し右かな。
あっ、そこそこっ。
(暗転)
[夕美]
土をかぶせて……っと。できたーっ!
やったよ、みんなっ!これで完成っ!
[智絵里・藍子]
わぁ……。
わぁ……。
[拓海]
へへっ、なかなかいい出来なんじゃねぇのか。
[桃華]
ええ。通りも華やいで見えますわ。
[夕美]
みんな、ありがとう。
おかげでとっても素敵な花壇になったよ!
藍子ちゃん、みんなを呼んでくれて本当にありがとう!
[藍子]
ううん、私は何も……。
夕美ちゃんだから、みんなが集まってくれたんだよ。
[智絵里]
この花壇も、夕美さんが今までずっと
お世話してたから、つくることができたんです。
私は、その最後にちょっとお手伝いをしただけで……。
[夕美]
それは違うよ。
この花壇は、みんなのおかげでできてるの。
[夕美]
何でも笑顔でお手伝いしてくれた藍子ちゃん、
お花を優しく丁寧に植えてくれた智絵里ちゃん。
[夕美]
力仕事を買って出てくれた拓海ちゃん、
きれいな色合いに花壇をデザインしてくれた桃華ちゃん。
[夕美]
私たち5人以外にも、
素敵なお花を届けてくれたお花屋さんや、
私にこの花壇を任せてくれた地域の人たち。
[夕美]
誰が欠けても、この花壇にはならなかった。
だから、この花壇はみんなのおかげ!
みんなでつくった花壇なんだよ!
[拓海]
嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか!
へへっ!
[桃華]
本当に。がんばったかいがありましたわ♪
[藍子]
ふふっ、LIVE成功の前祝い、大成功だねっ!
本番もがんばらないとっ。
[夕美]
そうだね。今度はアイドルとして、LIVEを成功させないと!
[智絵里]
きっとできますっ。
だって、こんな素敵な花壇をつくれたんですから!
[夕美]
うんっ!
LIVEでも、たくさんの笑顔のお花を咲かせたいなっ。
もちろん、みんなといっしょに!
[夕美]
プロデューサーさんっ。
私のLIVE、どうだった?
楽しかった?
>楽しかったよ
[夕美]
良かった!
これも、みんなが手伝ってくれたおかげだね。
[夕美]
アイドルのみんな、ファンのみんな……。
もちろん、プロデューサーさん。
みんなが力を貸してくれたから、ステージにお花が咲いたんだ。
>君のおかげで集まったんだよ
[夕美]
そんな風に言われても……やっぱり実感が湧かないな。
だって、私は好きなことを好きだって伝えることしかできないから。
[夕美]
でも、私が私らしくいることで
みんなが幸せになってくれるなら……。
[夕美]
これからも私らしく頑張ろうって思うんだ!
ずっと、ずーっとねっ!
プロデューサーさんっ。
私のLIVE、どうだった?
楽しかった?
>楽しかったよ
[夕美]
良かった!
これも、みんなが手伝ってくれたおかげだね。
[夕美]
アイドルのみんな、ファンのみんな……。
もちろん、プロデューサーさん。
みんなが力を貸してくれたから、ステージにお花が咲いたんだ。
>君のおかげで集まったんだよ
[夕美]
そんな風に言われても……やっぱり実感が湧かないな。
だって、私は好きなことを好きだって伝えることしかできないから。
[夕美]
でも、私が私らしくいることで
みんなが幸せになってくれるなら……。
[夕美]
これからも私らしく頑張ろうって思うんだ!
ずっと、ずーっとねっ!
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