高森藍子Wiki - 第1話 レッツ・モミジ・ハンティング

第1話 レッツ・モミジ・ハンティング

あらすじ

秋といえば、紅葉。茜、歌鈴、藍子の3人は、寺の
庭掃除をしていた。手際のよさを茜にほめられた
歌鈴は、実家が神社で、掃き掃除が日課だったからと
明かす。そんな最中、歌鈴は転び、落ち葉にダイブ!
その様子を見た茜と藍子は、落ち葉のベッドをPVに
取り入れることにした。歌鈴のドジが名案となった。

コミュ本編

合宿所の庭

[藍子]
歌鈴ちゃんは、秋と言ったら何を思い浮かべます?

[歌鈴]
そうですね〜、私はやっぱり紅葉の秋ですっ!
真っ赤に色づいた紅葉なんかは、神社でもよく見る景色ですし。

[茜]
秋は紅葉狩りが楽しいって言いますからねッ!
でも、動かない紅葉を狩るというのは……面白いんですかねっ?
もっとこう、猪狩りとかのほうが……。

[藍子]
ふふっ、茜ちゃん。紅葉狩りっていうのは、
紅葉を見て楽しむことを言うんですよ。

[歌鈴]
あっ、でも、あながち間違いじゃないかもしれませんっ。
私、秋のお掃除が好きで。
いっぱい紅葉を集めると達成感がありますからっ!

[藍子]
たしかに、そうかも。
こんなに積もった落ち葉を集めるのは、
なんだか楽しそうっ。

[歌鈴]
はいっ!これから、お庭掃除だからちょうど良いですね。
ほうきを使ったお掃除なんて久しぶりだから、
ワクワクしちゃいますっ!

[茜]
では私もお手伝いしましょうっ!
歌鈴ちゃん、ほうきをっ!

[歌鈴]
は、はいっ!

[茜]
落ち葉は私が狩りつくしますっ!
うぉぉぉぉっ”ばさばさばさばさばさばさーーーっ!

[藍子]
あ、茜ちゃん、そんなにしたら余計に散らかっちゃいますよ〜。

[歌鈴]
それに、あんまり強くすると、土までとれちゃいますからっ!
こうやって……さっさ、さっさ、ってなでるみたいに、
優しくするといいんですよっ。

[茜]
おー……おおー!
みるみる落ち葉が集まっていきますっ!
なんという技術っ!これが大和撫子のパワー!

[歌鈴]
そ、そんなことは……えへへ。
実家にいたころは、私が掃き掃除の係りだったから、
慣れてるだけかもっ。

[藍子]
歌鈴ちゃんのご実家は神社なんですもんね。

[歌鈴]
はいっ。
秋になると紅葉が綺麗な場所なんですよっ.
それが目当てに参拝にいらっしゃる方も多くって。

[歌鈴]
……そうだ。せっかくだから紅葉もPVに入れちゃいませんかっ?
赤く染まった木々を見てるだけで、秋って感じ、しますからっ!

[茜]
都会にいては見られない風景ですからねっ!
でも、こんなに綺麗な自然に囲まれているのに、
村の人は気づいていないんでしょうか?

[藍子]
うーん……。
住んでいる人たちにとってはありふれた光景だから、かなぁ?
あえて写すほどの事でもないって思っちゃうのかも。

[歌鈴]
それに秋で紅葉、なんて誰でも思いつきますよね……。
ううっ、す、すいませんっ。大したアイディアじゃなくってっ!

[藍子]
歌鈴ちゃん、そんなことないよ。
きれいな物を見つけられるのは、心がきれいな証だから。

[歌鈴]
あ、藍子ちゃん……っ!ありがとうございますぅぅ〜。
よし、お掃除係としても貢献できるように、
精いっぱい頑張ります!えいっ!えいえいっ!

[茜]
あっ、そんなに急いで掃除したら……。

[歌鈴]
ふえっ?……ひゃっ、ひゃぁぁっ!

[歌鈴]
あうっ……こけちゃいました〜。
掃除さえも満足にできないなんて……。
ううう〜っ。ドジでノロマな歌鈴のバカ〜。

[茜]
歌鈴ちゃん、ケガはないですかっ!?

[歌鈴]
は、はいっ。落ち葉がクッションになってくれて……。

[藍子]
落ち葉……。
……私、良い事思いつきましたっ!

[歌鈴]
えっ?

(暗転)

[プロデューサー]
調子はどう?

[藍子]
あっ、プロデューサーさん、良いところに。
ささっ、こっち、こっちですよっ!

[茜]
日野茜っ!お先に失礼しまーーすっ!
ダーーーイブっ!ばさばさーーーっ!

[プロデューサー]
これは?

[藍子]
落ち葉のベッドです!
ただ落ち葉を撮るだけじゃなくって、
ここにみんなが寝転んでたら楽しいだろうなって♪

[歌鈴]
私のドジも、たまにはお役に立てたでしょうかっ!
せっかくだから、みんなで寝てみましょうっ!
……よかったら、プロデューサーさんもご一緒にっ。えへへっ♪

(暗転)

[]
こうして、アイドルたちが落ち葉のベッドで、
気持ちよさそうに眠る映像が撮影されたのだった……