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「うっ……ここは……」

 目を覚ましたイレーヌは直前までの記憶を思い返す。
 あの日、悪魔は同時に複数体、広範囲に出現したためリリウムの面々は各々のステラとも離れ、各個撃破に動いた。それでも戦力的には十分余裕のあるはずで、実際、先に全てを倒し終えたというマルファと合流して、最後の悪魔を倒し終えたその時に、背後から……。

「あら、気が付いたのね」
「マルファさ……!?」

 目の前のマルファの髪は真紅に染まり、装束は黒く染まっていた。そしてマルファの隣には角の生えた青年……一目見て悪魔だとその雰囲気を見て察した。
 その悪魔に対して、マルファは敵意を向けるわけでもなく、むしろ今まで見たこともないほどに安らいだ顔で寄り添っている。

「ごめんなさいね。こんなところに閉じ込めて」

 イレーヌは今、外に光も入らず昼夜も分からない牢屋に閉じ込められており、手錠と足枷足枷で身動きが取れないでいた。

「でも、今すぐにご主人様に忠誠を誓うというなら、出してもいいのよ」

 マルファはうっとりとご主人様と呼んだ悪魔に手を伸ばし、そのままキスをした。

「だ、誰が……!」
「ふふ、そうよね。まあ今はそれでいいわ」
「マルファ……」

 マルファの裏切りにイレーヌは気が付き、怒りの感情をぶつけていると先ほどまで黙っていた悪魔の青年がマルファを後ろから抱きしめる。

「もういいだろう? 久しぶりなんだ。君を抱きたくてたまらない……」
「ぁん♡ もう、仕方ないわね……♡」
「は……は?」

 マルファは抵抗するわけでもなくむしろ積極的に悪魔に身体を預け、その服が脱がされていく。

「ふぅ……うん……」

 マルファの胸に顔を埋め、そんな悪魔に対して慈愛に満ちた表情で迎え入れるマルファ。

「ぁ、ん……♡」

 やがてその手は激しく動き、マルファの張りの良いおっぱいを揉みしだく。

「ぁ、む……ちゅぷ……♡」

 やがてマルファの手はゆっくりと悪魔の股間へと延びて、慣れた仕草で既に勃起している肉棒をズボンから取り出す。

「ひっ……」

 男性器というものを始めて目の当たりにしたイレーヌにとってそれは恐怖の象徴だった。
 太く、大きく、ドクドクと脈打ち、あれが人の身体に入るものなのかと信じられない。

「んむ、ちゅぷ……れぇろ……♡」

 しかしあのマルファが下品に涎を垂らしながら自らのおっぱいで挟み込みながら喉の奥まで飲み込み、奉仕をしていた。
 とても愛おしそうに。美味しそうに。

「ん……、ふぅ、こら、あまり邪魔をしてはダメよ♡」

 主の悪魔に抗議の視線を向けている。しかしそんなもの形だけとすらいえない戯れだ。

「な、何で……」

 なんであんなに恐ろしい悪魔の肉棒を咥えて恍惚とできるのか。

「んぁむ……♡ ちゅぷ♡ じゅる♡ じゅぶぷぷぅ♡」

 水音がこちらまで聞こえてくるほどに激しく肉棒を咥え、舌を動かし吸い出している。
 何で、何で……自分は目が離せないでいるのか。子宮の奥が疼くような、そんな感触を覚えているのだろうか。
 イレーヌは必死に首を振った。

「ん、そろそろイくのね♡ いいわ。そのまま射精して♡」

 マルファは髪をかき上げ、首ごと前後に動かしながら唇を窄める。

「ん♡ んんん♡」

 その勢いでマルファの口元から精液が溢れるほどの精液が噴出する。そのおぞましい量にイレーヌは恐怖を覚えながらも、マルファがそれをまた綺麗に飲み干していく様をいつの間にか恍惚とした目で見ていた。

「ん♡ 早く来て♡ ご主人様♡」

 マルファはうつ伏せになって尻を高く掲げて陰唇を広げ、主人の肉棒を待つ。そのままバックの体位で悪魔はマルファを貫いた。

「んぉおおおお♡♡♡」

 マルファが後ろから貫かれ、絶頂する顔をイレーヌは見せつけられていた。

「んぉ♡ はぁ♡ はぁ♡ ん♡ ご主人様ったら♡ ふふ♡ 久しぶりだからって、いつもより♡ ん♡ 激しすぎる、わよ♡」

 パンパンパン! と肉がぶつかる音とマルファの嬌声をイレーヌは手錠で耳をふさぐことも出来ず、ただずっと聞き続けるしかなかった。
 マルファの頭を押さえつけるようにしながら腰を激しく掴んでぶつかる様はまるで女を精処理の道具のようにしか思っていない。
 一見するとそんなふうに見えた。しかし

「……ぁ……」

 行為中のマルファと目が合う。するとマルファは、ふふ、と笑った。
 それはまるで未だ快楽を知らぬイレーヌを見下す嘲笑の様でもあった。同時に、まるで怖いことなどないのだと子供に言い聞かせる母のような……。
 気が付けば、イレーヌは二人の行為から目が離せなくなっていた。

「ぁん♡ ふぅ♡ イクのね♡ ぁん♡ 私も一緒に♡ 愛してるわ♡ ご主人様ぁああ♡♡♡」

 ビュルル! ドクドク!

 イレーヌから結合部は見えなかったが腰を奥まで打ち付け、たっぷりと時間をかけて栓をし、精液を膣奥に届かせているのが分かった。

「ぁ……」

 やがてマルファの膣口から肉棒がぬかれ、精液塗れの肉棒が姿を現す。

「ぁん♡ まだまだ元気ね」

 マルファは跪き、精液と自らの愛液まみれの肉棒を躊躇いもなく舌で綺麗に舐めとり、甘えるようにしながら悪魔の股下に潜り込んだ。
 それから二人はしばらく、触れ合っていた。悪魔はマルファの胸を弄んだり、太ももに触れたりとしながらマルファはそれを拒みもせず、受け入れる。

「ぁ、ん……♡ そう、続きはまた別の場所で、ね……♡」

 そうして二人は裸のまま牢屋を後にした。

 それからも二人は来る日も来る日もイレーヌの目の前で情事を続けた。

「イレーヌ、調子はどうかしら。いい加減、食事くらいは摂りなさい」
「あなたに言われなくても……」
「マルファ……」
「きゃ♡ もう……♡」
「あ、あなたたち、また……」

 イレーヌに食事を届けたり、排泄の世話をするためにマルファは度々牢屋を訪れた。その度に悪魔も一緒で、イレーヌの目の前で情事を始めるのだ。

「ああもう、なん、で……」

 その日、イレーヌには足枷こそついているものの手錠が付いていなかった。マルファが手錠をはめようとしたその時に、悪魔が節操もなく襲ったからだ。
 逃げるなら今……。そう思い至ったが、ふとイレーヌの手は足枷や牢屋の扉でもなく、自らの秘所に伸びていた。

「い、今、だけ……」

 どうせこんなに悶々としたままでは逃げられない、そう頭の中で言い訳をする。

「は、ん……♡」

 くちゅ。今まで自分を慰める方法などろくに知らなかったし必要にも迫られなかった。しかし目の前で繰り広げられていた情事によって、どこをどうすれば女は気持ちよくなるのか、知ってしまっている。

「はぁ、はぁ……♡」

 修道服の前を開け、おっぱいをさらけ出す。

「あ、あの時は、もっと、引っ張……ひぅ……♡」

 今まで聞いたこともないほどの甘い声が自分の口から漏れたことにイレーヌは驚いていた。

「ぁ……ぁ……♡」

 でも、もう一押しが足りない。
 ただ触るだけでは気持ちよくならない。イけない。どうすればいいのか、それもすでに知っているのだ。

「ん♡ ぁ、ご、ごしゅじ、ん……さまぁ……♡」

 マルファが心酔する悪魔。ご主人様。
 最初は無理矢理マルファを洗脳でもした悪しき悪魔と思っていた。しかし、それは違う。違うのではないか、と思い始めていた。
 だって、あの悪魔に抱かれている時のマルファは、とても幸せそうだったのだ。愛されている、愛している。それが、伝わってきてしまったのだ。そして、そのうち考えてしまった。


 もし、あそこにいるのが自分でも、彼は愛してくれたのだろうか、などと。

「ん、んんん♡♡♡」

 その想像するだけで子宮が疼いてぞくぞくとしてしまう。

「ぁ、や、らめ、こんな、イク♡ ご主人様♡ ご主人様ぁァアアア♡♡」

 ぷしゅう! と愛液を漏らして、イレーヌは仰け反って絶頂してしまう。知ってはいけない禁断の快楽。人としては超えてはいけない境界線を、イレーヌは飛び越えてしまった。



「フフ、よく出来ました」



「は……え?」

 気が付けば、イレーヌは足を大きく広げたまま、牢屋の石畳ではなく柔らかなベッドの上にいた。手錠と足枷すらすでにない。
 その上には裸の悪魔と、マルファがいる。

「は……い、いつ、から……」
「さあ、いつからかしら? まあもうそろそろだと思ったのよ」

 マルファはイレーヌのイったばかりの膣穴をぐちゅぐちゅと指で掻き回す。

「んん……ふふ、いいわ。しっかりこなれているじゃない? これならご主人様にきちんと処女を奪ってもらえるわ」

 愛液まみれの指を舐めとりながら、マルファはイレーヌを押し倒し、その柔乳をイレーヌのそれに重ねる。

「ぁ、いや、わた、しは……」
「そう、じゃあご主人様のオチ〇ポは私だけが独占しちゃうけど」

 マルファはあっさりと言い放つと、悪魔はマルファの膣穴に肉棒を挿入する。

「ん、んん♡♡」
「ぁ、ぁ……」

 マルファが性交している様をここまで間近で見るのは初めてだった。とても気持ちよさそうに喘いで、なんて、綺麗なのだろうか、呆然とイレーヌは見入っていた。

「ぁ、え、これって……」
「フフ、妊娠はしてないのだけど、どうやら興奮すると母乳が出るみたいでね」

 マルファのおっぱいから母乳が噴き出て、真下のイレーヌのおっぱいも濡らす。そしてそれによって二人のおっぱいが滑り、交わるようにお互いを刺激する。

「あまり二人の世界に入らないで欲しいかな」

 背後の悪魔がマルファのおっぱいを掬い上げ、こちらを向かせてキスを迫ってくる。

「ぁん♡ そんなつもりはないけど♡ イレーヌのおっぱいも柔らかくて、気持ちいいわよ♡ 触ってみる?」
「……彼女が望まないならしないよ」
「……ぇ……」
「ふふ、そうよね。お優しいこと、だわ」

 イレーヌは、通じ合う二人を眺めていることしかできなかった。

「ぁ、んんん!!」

 ああ、膣内に出されて、なんて気持ち良さそうなのだろう。イレーヌは息を呑む。
 何で、わたしにはしてくれないのだろう。
 いや、違う。その一歩は自分で踏み出せ。犯せ。そう言っているのだ。ああ、まるで悪魔だ。何て残酷なのだろうか。

「わ、わたしにも……ご主人様の、お情けを、くだ、さい……」

 イレーヌはか細い声で言うと、悪魔はそっと口づけを交わす。

「あ、む、ちゅぷ……れろ……♡」

 イレーヌにとって初めてのキス、それでも悪魔は舌を入れ、蹂躙してきた。イレーヌはそれを受け入れ、拙いながらも自分から舌を絡めてくる。

「あらあら、妬けちゃうわね」
「今はこの子を可愛がってあげよう。マルファも」
「ふふ、そうね」
「ぁ、んん♡」

 マルファはイレーヌの子宮口当たりを軽く撫でまわし、ぐに、ぐにっと自らのおっぱいを押し付ける。

「もういいと思うわ。遠慮してはダメよ。可哀想だから」

 悪魔はマルファの合図に従い、遠慮なく肉棒をイレーヌの膣奥まで一気に貫いた。

「んんん♡♡」

 初めての快楽。痛みなどまるでなく、まるでそこにあるのが当然と言うようにマルファの子宮は悪魔の肉棒を受け入れた。

「ぁ、ん♡ マルファさ……♡」

 マルファがキスをしてくるのをイレーヌは受け入れ、子宮の奥までズンズンと突かれ、意識がずっと飛んでいた。

「ふやぁ♡ ご主人様♡ もっとぉ♡」

 そんな中で、イレーヌはもっともっとと貪欲に快楽を受け入れていた。

「ふふ、えっちな子ね」
「はい♡ イレーヌは、えっちなこ、だったんれぅ……♡ んん♡」

 イレーヌはマルファを除けばリリウムの中でも頼りになる年長、というイメージだった。
 しかし、どうだろうか。ふたを開ければどこか幼いところすらある。

「イレーヌ可愛い」
「そ、そう、なんです、か……? ご主人様にそう言っていただけるとぉ♡」

 思えば可愛い、と言われたのはいつ以来だったか。少しばかり周りのシスターよりも背丈が大きくなって、綺麗だと言われるのには慣れていて。でも、本当は……。こんな風に甘えられる男性を求めていたのかもしれない。

「やぁ♡ ご主人様あ♡ 今は、イレーヌを可愛がってください♡」
「うん、わかったよ。マルファ、ごめんね」
「ふふ、少し妬けるわね」

 と言いつつ余裕たっぷりにマルファはイレーヌを責め立てる。

「ぁ、ご主人、様♡ なんだか、中で膨らんで……ひょっとしてこれ、イきそう、なんですか……?」
「うん、イレーヌは偉いね。ちゃんと最後まで、締め付けて……!」
「フフ、そう、ですか……♡ 嬉しい♡ ぁ♡ わたしも、イきます♡ イク♡ いくぅううう♡」 

 ビュル! ドク! ドク!
 イレーヌの膣内にもたっぷりと射精して、悪魔はイレーヌとマルファの間に挟まるように倒れ伏す。

「ふふ、ご苦労様♡ ご主人様」
「ええっと……あの……このまま、でいた方がいい、ですか」
「ええ」

 二人のおっぱいを左右で感じながらしばらく微睡む。
 すると、またむくむくと肉棒が勃起してくる。

「あら、まあ……ええっと……これって、やっぱりこのままじゃ、収まらないん、ですよね……?」

 ちらちらとイレーヌは興味津々に見てくる。悪魔は提案とばかりに二人に耳打ちする。

「全く、贅沢なんだから」
「でも、わたしは、嬉しいです。よければご主人様の喜ぶこと、教えてください」

 マルファとイレーヌは二人でおっぱいを重ねて肉棒に奉仕する。いわゆるWパイズリだ。

「ふふ、どっちの方が気持ちいいのかしら」
「ちょっと、マルファさん! でも……ちょっと気になる、でしょうか……」

 気づけば二人とも競い合うようにおっぱいを肉棒に押し付けている。その至福の感触に悪魔は返答に困ったように二人に精液を浴びせる。

「でも、私は何度もやっているから不公平だと思うわ。だからイレーヌもこれからご主人様のおっぱい奴隷として経験を積みなさい」
「はい、わたしも、頑張り、ますね……その……おっぱい奴隷……」

 半分くらい冗談のつもりだったがそのまま返され、マルファは苦笑した。悪魔はそんな二人の頭を撫で今度こそ二人に挟まれ眠りに就くのだった。

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