あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

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喫茶店のボックスシートに腰を掛けながら自分の隣に置かれている紙袋を見て、やってしまったなあと軽く後悔した。
友人と店員に煽てられ勧められるがまま買ってしまった服だが、今後着る機会などあるのだろうか。多分オオヒメ様なら着る機会がないのなら作ればいいのですよといって、そういうシチュエーションを作り上げるのだろうが、生憎私にはそのような力はない。
無駄遣いしたという結果にならないようなんとかしなくてはと思いながら紅茶を啜ると、向いの席に座っている友人がテーブルに両手で頬杖をつきながらにまにまと私のほうを見ていることに気が付いた。

「どうしたんですか?」
「フゥリちゃんってさ、カレとどれくらいの頻度でエッチしてるのかなって」

紅茶を吹き出しそうになるのをなんとか堪えて、彼女を睨みつける。
公共の場だというのになんてことを言いだすのだ。
大体、前の話題と何にも繋がっていないではないか。
小声でそう言うと目の前の友人はまるで悪びれもせずに

「だってさ、フゥリちゃん彼に好き好きオーラすっごい放ってるじゃん。で、むこうも満更ではない。というかあっちも結構な好き好きオーラ飛ばしてるのよね。見ているこっちが甘ったるくなるわけ。それで二人は婚約者なわけじゃん。なら気になるでしょ。彼がこのフゥリの身体をどれだけ好き勝手してるのか」

と言った。
その隣のこれまた別の友人も声を上げた。

「あっ私も気になる」
「あのですね——」
「それでさ。どれくらいヤってるのよ」

テーブルに乗り出して聞いてくる。
言わなければ返さないぞと二人の目は語っている。
私は溜息に諦めを乗せると、開いた右手を二人に見せつけた。

「月?」
「週、です」
「うっそ、ちょっとまって。えっ多くない?」
「ちょっとなんですかその反応!」
「いや、まさか多くても週一、二回くらいかなって。そんなにヤってたら擦り切れちゃうんじゃないの? 大丈夫?」
「アタシ、明日からあいつのことどう見たらいいのかわからないや。絶倫じゃん。これが何時どこでも抱いていい相手がいる男子の生態かぁ。アタシも気を付けないと」
「気を付けるも何もあんた別れたばっかりじゃん。あ、そういえば私、彼がすっごい美人のと一緒に空き教室に入っていくの見たんだよね。制服着てたから多分うちの生徒だと思うんだけど」
「あ、私も見たことある。とんでもない美人だったよ。下には見えなかったし先輩なのかな」
「美人? どんな人なんですか」
「それが何故か思い出そうとすると、頭に靄がかかったみたいになるんだよね。黒髪だったのと美人だったことは辛うじて思い出せるんだけど」

うんうんともう一人が頷く。
もしや——。
私の頭の中にある人物の姿が過ったが、そんなことはないだろうと頭を振って打ち消して残っていた紅茶を一息に飲み干した。





「お、お帰りなさい、あなた」

縁側で出迎えると、旦那様は硬直してぴくりとも動かなくなってしまった。
ただ動かないのは身体だけのようで、目はぱちぱちと瞬きを何度も繰り返しており、じろじろと頭から爪先まで私のことを舐め回すように見ている。
私の服装を見ればそれも当然かなと思う。
白のカッターシャツは前開きにして下端の裾同士で結んでいる。開いたシャツからは黄色と黒のストライプ柄の見せブラを惜しげもなく披露している。
下はローライズで、脚の付け根どころかお尻がちらりと見えてしまうのではないかというほど丈が短いデニムのホットパンツ。
先日友人と出かけた時に買った所謂ギャル系の服である。自分ではこういったファッションは開拓してみようという気にはならないので新鮮だった。
しかしこのコーディネート、なかなかに露出が多い。
見せブラなので胸元は当然のこと、腰のラインや太腿も晒されていて見ていてどきっとしてしまう。
着ている自分ですらそう感じるのだから、旦那様においては推して知るべしといったところだろう。
その証拠に旦那様は私の手を取り無言のまま自室に連れていくと、部屋に入るなりベッドに私を押し倒した。
旦那様の目は見開いていて鼻息は荒い。何かしらの癖に刺さったのは間違いないようだが、その様子は正直なところ多少恐怖を感じるほどだ。
いったい何をされるのだろうと身構えていると、胸と太腿を同時に触られ、ぞくぞくとしたものが肌を伝ってきて身震いした。
同時にいきなり胸にいくとは、やっぱり旦那様らしいなあとも思った。
置かれた手は胸を数回揉みしだくと、片方ずつブラを捲り上げた。
やや控えめな乳房が、黒ずんだ乳首が露わになる。
この家に来た当時は、乳首にこれほどまでに色素が沈着してなかったのだが、今ではすっかり黒ずんでしまっている。臨月頃には結構黒くなってはいたので、子供への授乳していたから変色したというわけではないと思う。どちらかというと妊娠によるホルモンのバランス変化などと、出産前からおっぱいにご執心で、出産後もその執着心は変わらず、それどころかオオヒメ様のせいで母乳が出続けるようになってからより一層母乳の滴るおっぱいに夢中になってしまった旦那様こそが、私の乳首をこんな姿変えてしまった下手人といえるだろう。
現に今も旦那様は胸元に顔を埋めて、乳首を舌先でころころと転がすように弄っている。
乳首の先からは白く濁った母乳が流れ出ており、旦那様は乳房を伝っていくそれを無心で舐めとっている。

「おいしいですか?」
「うん」

返事をした旦那様は思い出したかのように太腿に添えていた手を動かしだした。
撫でまわしてくるその動きは、彼の頭の中は今性欲に支配されていることを隠しきれていなかった。
最初は膝に近いところから、徐々に太腿を遡っていき、脚の付け根を超えて、その手はついにお尻へと到達した。
デニムの上から感触を楽しむように何度か撫でまわすと、その中の、ショーツの下へと手を潜り込ませた。
旦那様は撫でまわし、お尻の肉付きを、柔らかさを、感触を堪能するかのように手に力を込めて何度も揉んでくる。
お尻を弄んでいる間も旦那様は胸を吸うのをやめようとはしない。

「んっ、うぅ、ひゃっ! ちょっと、そこはっ、んっ♡」

いつの間にかお尻を弄っていた手は両脚の間へと辿り着いていた。
旦那様は秘裂を指の腹で、蛞蝓が這うかのようなゆっくりとしたスピードで撫でていった。
唐突に与えられた快感に足先までピンと伸びてしまう。
旦那様の指が動く度に鼓動が早くなっていく。
まるで勝手知ったるといわんばかりに、旦那様は私のアソコを弄り回してくる。
割れ目を撫でたり、ビラビラを広げて揉んでみたり、尿道を指先で刺激したり。
最早、私以上に好き勝手に私の身体を知り尽くしているといっても過言ではないと思う。
ただ旦那様は膣内に指を挿し入れることことだけはせず、それがあまりにももどかしかった。
胸も相変わらず吸い続けていて、母乳は出れば出ただけ旦那様の喉の奥へと消えていく。
産後暫くは赤ちゃんの分がなくなってしまうからという言い訳で止めさせることができたが、今はその手も使えない。
それに私の乳首は性感帯としてすっかり開発されきってしまっているので、旦那様が母乳を吸い出そうと顎を動かすたびに快感を伝えてくる。
この調子ではもし二人目ができた時には、授乳のたびに人様に見せられないようなことになってしまう。
というか、旦那様が学校から帰ってきたばかりなので外はまだかなり明るい。こういう行為をするには些か早すぎる。
現に窓から差し込む白い日光は、私の起伏の少ない身体でも影を作れるほど十分に降り注いでいる。
それはつまり、この痴態を旦那様もはっきりと目にできてしまうということだ。
これは、乙女としてかなり恥ずかしい。
幾ら一緒にお風呂に入っていて、挙句その入浴中に前戯や、たまにだが挿入までしているとしてもだ。
せめて夕焼け小焼けが防災無線から流れる時間を過ぎてからにしてほしい。

「んぅ、ひっ♡あなた、まだ明るいのにっ」
「何言ってるの。フゥリのこんな姿を見ちゃったら、我慢なんてできるわけないでしょ」
「でも、言ってくれれば夜だって、ひぃっ♡着るのにっ。今は恥ずかしいからぁっ」

私の抗議の声は聞き届けられず、旦那様はそれ以上聞く気はないとばかりにクリトリスを強く摘まんだ。
そして何度かくりくりと指の腹で擦ると、皮を剥いて剥き出しになった肉芽を強く弾いた。

「んひぃっ♡♡♡」

視界がチカチカとして、吹き出した潮がショーツを濡らした。
旦那様は私をイかせたことで満足したのか胸から口を離し、ショーツの中から手を引き抜いた。
肩で息をしながら飛んでいきそうな意識を落ち着かせる。
濡れたショーツが肌に触れる。生温かさと濡れたショーツの張り付く感触が、少し気持ち悪かった。
もういっそのこと脱いでしまおうか。どうせこの後はお風呂に入らなくてはいけないのだし。
そんなことを考えていると、腰を掴まれて持ち上げられた。
困惑している私を後目に、旦那様はデニムパンツとショーツを慣れた手つきに脱がしていく。
続いて旦那様は制服のズボンを脱いで、立派に勃ちあがっている男性器を露出させた。
男性器の先が私の秘所に触れる。
無意識のうちに私は胸元で両手を握り締めていた。
きつく目を閉じて身を強張らせていると、何度も経験している熱の塊が私を押し広げながら入ってくる感覚が襲ってきた。

「んぅぅ♡やっ、あぅ」

ぐいぐいと突き進んでくるそれは、あっという間に一番深いところまでたどりつく。
内臓を押し上げられたことで軽く吐き出しそうな感覚と痛みがあったが、それもすぐに収まった。
なんだか今日はいつもより硬くなっている気がする。
それだけ旦那様も興奮しているのだろうか。

「フゥリその」
「大丈夫、です。恥ずかしいですけど」

脚を大きく開いて、旦那様のモノを飲み込んで。
おっぱいもアソコも、旦那様と繋がっているところも全部丸見えで、死んでしまいそうなほど恥ずかしい。
けど。
それらを全部飲み込んで、旦那様に向かって腕を伸ばす。
旦那様が上体を倒してきたので、私はその身体をぎゅっと抱きしめる。
胸に吸い付いた旦那様は猛然と腰を振り出す。

「あ、んっ、ああっ♡あなた、あなた♡」

旦那様は吸い付いた乳首を犬歯で甘噛みしながら母乳を吸い出す。
抱きしめてるだけでは足りなくて、私は脚も旦那様の腰へと絡みつけた。
全身に伝わる体温が心地よくて安心できた。
激しいながらも優しいピストンは、どんどん性感を頭の奥へと畳み掛けてくる。

「ひゃっ、ひん♡だ、だめっ。くる、きちゃう♡」

旦那様は私の腰のラインを撫でた。
手は太腿へと流れ着き、何度も何度も感触を堪能するかのように撫でた。
その手つきが私にはたまらなく気持ちよかった。
旦那様はお尻に両手を添えると、ぎゅっと力強く握った。
それと同時に腰を強く押し込み、奥を叩かれる。

「やッ♡〜〜〜〜〜ッッッ♡♡♡」

絶頂に達した私は思いっきり仰け反った。
膣肉がきゅっと膣内のものを締め付けたことにより、旦那様も熱い子種を私へと吐き出した。
何回か痙攣するとすっと身体の力が抜けて、旦那様にしがみついていられなくなった。
私は四肢を投げ出して仰向けになり、胸を大きく上下させながら呼吸を繰り返した。
秘所から男性器が引き抜かれると、ぽっかりと私の身体に穴が開いたような感じがした。

「はへぇ♡」

気持ちよかった。
旦那様も興奮してくれたみたいだし、慣れない格好をして恥ずかしさを我慢した甲斐があったというものだ。
確かな満足感に浸っていると、旦那様がいそいそと何かしようとしていることに気が付いた。

「どうしたんですか、あなた」
「ああフゥリ、もう少しいいかな」
「うん? 別にいいですけど」
「よかった、なら俯せになってお尻を掲げてくれるかな」
「こんな感じですか?」
「うんそう、そんな感じ」

言われた通りの格好になると、旦那様は私の背後で膝立ちになった。
この格好なかなかに恥ずかしい。
さっきまで繋がっていたところどころかお尻の穴まで旦那様からは丸見えである。
シーツに顔を埋めたくなる。
なんとなく目を逸らすと、両手首を掴まれ、上体を引き起こされた。

「ふえ? あなた?」
「それじゃあ、もう一度いくよフゥリ」
「ちょっとま——んひぃっ♡♡」

ぐっと力強く旦那様は男性器を押し進めてきた。
一度挿入っていたことと、最初の挿入とは違って十分に分泌された愛液と吐き出された精液が混ざり合ったものが潤滑油代わりになったのか、私の身体は旦那様の男性器をすんなりと全部受け入れた。

「やっ、ああっ♡ひっ、あん♡あなた、はげしっ♡ひぃっ!」

旦那様はメトロノームのように一定のリズムで、一秒間に何度も腰を打ち付けてくる。
ぱんぱんと肉と肉がぶつかりあう音に混ざって、私の喘ぎ声と旦那様のはっはっという息遣いが部屋に響いた。
結合部はぐちゅぐちゅという水音を立て、男性器によってかき出された愛液と精液が飛び散り太腿を伝っていった。

「あな、た、あなたっ♡」
「フゥリ、すごい、いいよっ」

ピストンの度に胸がふるふると揺れて、母乳を撒き散らしシーツを汚していった。
腕を掴まれているせいで衝撃は全部身体で受け止めることになり、どんどん体力が削られていく。
なにより後背位だと特に膣内の気持ちいいところにあたる。
一回二回なら問題ない快感も絶え間なく送り込まれては、耐えられるはずがない。
ましてや私の身体はさっきイったばかりなのだ。
あっという間に私は達してしまった。

「だめだめっ! わたしイってるからぁっ♡」
「いいよフゥリ、もっとイって!」
「やだやだぁ♡」

絶頂で視界がチカチカしている最中もピストンは続けられて、ずっとイき続けていた。
身体は耐え切れずにがくがくと痙攣しはじめる。
膝立ちすら保てなくなったが、旦那様は腕を掴むのをやめて私の腰をきつく抱きしめることで、無理矢理立たせ続けた。

「イくよフゥリ! 全部受け止めて!」
「ひゃいっ、ください! あなたのぜんぶっ!」

今日一番強く深く腰が叩きつけられ、溢れんばかりの精液が吹き出した。

「んぅぅぅぅッッッ♡♡♡」

そしてこの日一番大きな絶頂が、私の辛うじて残っていた意識を余すところなく塗り潰した。



「フゥリが悪いですねそれは」

風呂椅子に腰を掛けたオオヒメ様は膝上に乗せた私に泡立てた手を這わせながら、そう言った。
首から背中へ。背中からお尻へ。
後ろが終わったら、前を。
旦那様の唾液でべったりだった胸は特に入念に泡だらけにされている。
というか、これは洗うというよりも——。

「んっ♡なんで、揉んでるんですかぁ」
「少年には揉ませるどころか、舐めまわさせたり吸わせたりしたのでしょう。私に揉まれるくらいよいではないですか。しかし、随分と大きくなりましたね。まだ掌に収まる程度ですが、ちゃんと揉んで柔らかさを堪能できるくらいにはありますし、こうすればミルクも出ますしね」

オオヒメ様は乳房を根元から先端へと絞るように潰していく。
乳首の先から母乳がぴゅっと噴き出て浴室の床へと落ちた。
その様子を見て旦那様は目を見開いた。
勿体ないと言いかけたのをなんとか飲み込んだのだろう。

「駄目ですよ少年。私がいない間にフゥリに手を出した罰です。今日はそこで見ていなさい」
「はい」

旦那様は膝を抱えて俯きながら返事をした。
全裸で体育座りをするのはちょっとシュールで思わず吹き出しそうになったが、オオヒメ様が胸を一揉みしたのでそうならずには済んだ。

「御巫してた時と比べると段違いですね。カップにしたら二つ分くらいは上がってるんじゃないですか?」
「うぅ、まあそれくらいは上がってますけど」
「うんうん。よきかなよきかな」

引っ越しの時に持ってきた下着は軒並み着れなくなったので処分してしまった。
成長期なのだから仕方がないだろう。

「でもフゥリがさっきの服着てたときはもう少し大きかったような」
「どこ見てるんですか」
「ごめんなさい」

旦那様は私から目を逸らすとまた俯いた。

「あれはですね、その——」
「パッドを詰めていたんでしょう。それと寄せてあげれば、結構な巨乳に見えることでしょう」

私が口籠っていると、オオヒメ様がネタバラシをしてしまった。
いいではないか、寄せてあげてパッドを詰めても。夢と希望も詰めているのだから。
むぅ、と私が抗議の声を上げるとオオヒメ様は御免なさいね、と耳元で謝罪した。
良い声だ。耳を通じて脳が蕩けそうになってしまう。

「私も見たかったですね、フゥリのギャルコス。さぞかわいいでしょうね」

もっとも少年がすぐに押し倒すのはいつものことですけど、とオオヒメ様はケラケラと笑った。

「そうなんですよ。あのフゥリってすごい新鮮でかわいくってちょっと遊びなれてるような空気と着こなしなのにそれでいて仕草の端々が初々しくって特に俯きながら上目遣いで見つめてくるところなんてこの子俺のこと誘ってるんだないいよフゥリなら幾らでも誘いに乗ってあげるに決まってるからって即答できるってくらいに刺さってこんなの我慢できるわけないんですよ」

旦那様が妙に早口で言うものだから、私も照れ臭くなってしまう。

「ふ、ふぅん? そんなに気に入ってくれたんですね」
「とにかくエロかわいいんですよ! その場で貪りたくなるくらい!」
「あなたっ!」

最後は余計である。
とにかく、旦那様には友人達の予想をはるかに超えて突き刺さったことだけは分かった。
私が想定していた箇所とは少し違うところに刺さったのも。

「フゥリはもう少し自分のかわいさを自覚するべきですねえ。少年のような性欲に溢れた年頃の男の子の前に、貴方みたいな娘が召し上がってくださいと言わんばかりに料理された状態で出てくるんですよ。そんなの獣になるに決まってるじゃないですか」
「はぁい」
「次からは気をつけなさい。狼さんはかわいい女の子の身体をいつも狙っているのですから。油断したら丸ごと食べられてしまいますからね」

私はオオヒメ様の言葉に小さく頷いた。



「おはようございます少年。どうしたのですかぼうっとして。そんなでは遅刻してしまいますよ」



玄関で私達を待ち構えていたオオヒメ様は見慣れぬ格好だった。
いや、見たことがある服装なのではあるが、それをオオヒメ様が身に着けているということが私には信じられなかった。
白のワイシャツと紺と黄色の縞模様のネクタイ。
スカートは腰の部分で折りたたまれていて、太腿が半分ほど見えている。
だぼだぼの白いルーズソックスにどこで売っているのかもよく分からない黄色のローファー。
腰にはクリーム色のカーディガンが結ばれていて、腕には通学用鞄がぶら下がっている。
手首にはシュシュ、首にはチョーカーが着けられていた。
どこからどうみても、女子高校生である。
オオヒメ様が大人っぽい美人なのもあってコスプレ感は拭えないが。

「むっ、フゥリってば今相当失礼なことを考えましたね?」
「そ、そんなことはないですよ?」
「ふぅん? 今回はそういうことにしておいてあげます。それよりも少年、早く行きますよ」
「ちょっと、オオヒメ様⁉」

オオヒメ様は旦那様の腕に抱きつくと、一歩、また一歩と歩き始めた。
旦那様もつられるように歩き出し、やがて二人の歩調は完全に一致した。

「それではフゥリ、行ってきますよ」
「あっ、えっ、ごめんフゥリ行ってくる」

肩越しにそう告げる二人を、私は呆然と見送ることしかできなかった。

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