あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

×
「ほぅら、目を閉じて想像してごらんなさい。この貴方と出会ったばかりのフゥリが、貴方以外の少年に、貴方だけにしか見せない笑顔を見せているところを」

目を閉じた少年の耳元で、少年の恋人が囁く。
恋人──フゥリの語り口はいつもの彼女のそれではなく、肉体も普段より幾分か若かった。
仕草もフゥリと比べると幾分か色っぽい印象を少年は受けた。
若いといっても自分より数歳程度で、丁度初めてこの家に来たくらいの年齢だろうと少年は考えている。
先程まで十か十一歳相当の身体だったことを考えると、元に戻りつつあるのは間違いないので、朝になれば全て元通りだろう。
少し勿体ないが仕方がない
口調や仕草もも寝ているフゥリをオオヒメが乗っ取っているからだと思われる。
最近はめっきり減っていたが、オオヒメがまだ自身を実体化できなかった頃には週に何回かの頻度でこういったことがあったので多少は慣れている。
問題は今、その状態でオオヒメの手によって悪戯を実行されていることであった。

「その目で、その手で、その口で。貴方以外の男に眼差しを向けて、愛おしそうに触れて、愛の言葉を囁いて。信頼しきって身体を預ける様を」

オオヒメは妖しく少年の耳元で語り掛ける。
吐息が耳にかかり、否が応でも意識してしまう。

「その瞳、その指、その舌で。貴方以外の男を熱っぽく見つめて、艶やかに撫でて、銀色に輝く跡を残すように舐めて。未成熟なその身体で奉仕する様を」

少年の太腿をオオヒメの指が這う。
何故かその手つきはぎこちない。
わざとなのだろうか。

「こんな風に真っ白なフゥリがだんだんと男好みに染まっていくんですよ」

ズボンの上からオオヒメがわざとらしく触れてくる。
先程までの手つきの初々しさは消え、手慣れたものようにジッパーを下ろした。
ぞわぞわとした得体のしれないものが、心の奥底から湧き上がってくる。
不安と焦燥が少年を包み込んでいく。

「そこにいるのは貴方ではなく──って、なにも泣くことないじゃないですか少年」



(で、どうしてオオヒメ様はそんなことしようとしたんですか)
『いやあ、折角昔のフゥリの身体を使えるんだから、ちょっと色々やってみたくなってしまいまして。丁度フゥリの身体つきが少年と初めて結ばれたくらいの年頃かなあと思いまして、やってみたらこの有様ですよ』

私の胸元に顔を埋めている旦那様を撫でながら小さく溜息を吐いた。
小学生くらいの年頃になった身体での行為は思っていたよりも負担が大きく、私は早々に眠ってしまった。寝入るというよりは殆ど気絶したようなものだったらしく、いつ寝たのか記憶がない。
オオヒメ様に呼び起されて目覚めてみれば、胸元には旦那様がぐずつきながら顔を埋めていた。
オオヒメ様は何時の間にか私の中に戻っているし、何が何やらわからない。
とりあえず旦那様を慰めるしかなかったが、事情を聞けば実にしょうもないことであった。

『反省してますよちゃんと』
(してなきゃ困るんですけど)

ぽんぽんと旦那様の後頭部を叩く。
自分の子供をあやしているかのように錯覚してしまう。
本音としては甘えるよりは甘やかしてほしいが、甘やかすのも嫌いではない。
嫌いではないが──。

「ねえフゥリ」
「なんですかあなた」
「フゥリがさ、もしこっちに来なかったらどうなってたのかな」
「ああ、さっきのオオヒメ様の話の続きですか。どうなっていたって──」

どうなっていたんだろう。
少なくともどこかに嫁には出されただろう。
それも早々に。
村内か他所か、知った相手か見知らぬ相手かは分からないが、きっと嫁ぎ先は歴史ある名家か有力者の類だろう。

「あなたが受け入れてくれなければ間違いなく別の家に嫁に出されてましたよ。同年代での婚姻が難しいなら、妾だったかもしれませんね。早く子供を作れってせっつかれてたでしょうね」

私を抱きしめている旦那様の腕に力が籠る。
少し痛い。
そんなに私を離したくないのだろうか。
もっと抱きしめてほしい。
だから──。

「あなたみたいに優しくしてくれる方ならそれでもいいでしょうけど、そうじゃないなら早々に身体を貪られていたのでしょうか。きっと避妊なんてしてくれないでしょうし。ちなみにあなたは出会ったばかりの頃を覚えていますか?」
「当然」
「丁度今の私くらいの年齢でしたよね。あなたったら緊張してじっと私を見つめていて。私は死んだような目で何も言わないでいて。よくこんな女と婚約する気になりましたね」
「それは、一目惚れだったから」

何度も、聞いた理由だ。
最初はルッキズムによる一目惚れでも、私が立ち直るまで我慢して、付き合ってくれたのは間違いない。
言葉で表現しきれないほど感謝しているし、一生をかけて返さなくてはいけない恩である。
だけど今夜はそれを少しだけ捻じ曲げて、違う道を提示してみることにしよう。
オオヒメ様がやろうとしたように。
そうすれば、今の幸せをもっと噛み締めることができるだろうから。

「その一目惚れした女がですよ、他の男性に貢がれるんです。同い年かもしれないし、何十歳も年上かもしれません。御義父様みたいにスリムなダンディじゃなくて、お腹に全体的に肉がついて出ていて、年がら年中汗ばんでいるような方かもしれません。ひょっとしたら今の私より小さな子で、精通したばっかりで女の子に興味深々な子かもしれないですね。女性をねちっこく眺めたり、公共の場でお尻や胸に触ったりしてるかもしれません」
『最後のは少年も時々してませんか?』

確かにそうだが、今はオオヒメ様を無視して続ける。
だって旦那様に触られるのは嫌いじゃないし。

「今回は中年男性ということにしましょうか。まだ幼さの残る十四の私はその男の人の下に嫁がされるわけです。書類上はまだ婚姻できるわけではないですけど、事実上の婚姻関係です。幼妻です。身体こそまだ子供っぽいですけど、女性としての部分はちゃんと成長して機能しているわけですからね。男を受け入れることはできるわけです。こんなふうに──」

旦那様をベッドに寝かせると、寝間着を少しだけ開けさせる。
肩が露出し、寝間着が肘に引っかかる。
ブラをしていないので、控えめな膨らみの双丘が露になった。
じっと食い入るように見つめている旦那様が喉を鳴らす。
私は小さな膨らみを下から掬うように指を這わせる。

「小さな、胸を」

乳首を摘まむ。
痛みか快感か分からないけど、ピリっとした刺激が走る。

「んっ、乳首も好き勝手されて」

手をズボンの中へと滑り込ませる。
下着の中へと侵入して、薄い茂みを超えて、敏感なところへと辿り着く。

「女の子の大事なところをっ、弄られて」

割れ目に指を沈みこませると、反射的に腰が跳ねた。
指を曲げると目の前が真っ白になりそうだった。
耐え切れずにベッドに倒れ込む。
下を脱いで、ショーツを横にずらし、少女と大人の中間のアソコを旦那様に見せつける。
ちらりと目を遣ると旦那様は膝立ちになり、息を荒くしていた。
特に目立つのは股間の大きくなっているモノ。
見慣れた、凶悪な、何度も何度も何度も、私を、オオヒメ様を、貫いてきた男の象徴。

「あなたみたいにおっきくした男性器を、私の、ここに」

指で秘所をくぱっと開く。
少し触っただけなのにぐっしょりと濡れている。

「何の遠慮もなく、勢いに任せて、濡れていようがいまいが構わず──」

突っ込んでくるんです──と言った。
同時に旦那様が覆いかぶさってきた。
無理矢理押し広げられるような痛みと、敏感なところを擦られた刺激が襲ってくる。
旦那様が私に挿入してきたのだと理解したのはそのすぐあとだった。

「フゥリ、フゥリっ」
「今のっ、あなたみたいに。無理矢理押し入ってくるんっ♡ですっ♡ひっ♡」

奥を突かれて息が漏れる。

「きっと、あなたみたいに気遣ってはくれないでしょうね。性処理の道具のように、ただ、毎日毎日毎日毎日、一方的に腰を振られて、射精して、汚れた男性器を舐めて綺麗にさせられるんです。ずっとずっとずっとずっと、赤ちゃんができるまでっ」
「フゥリっ」

旦那様の腰の動きが激しくなる。

「赤ちゃんがっ、できても犯されっ、つづけるんです。ただ後継ぎを産まされるだけの女として、一生」

突然旦那様の動きが止まった。
手を伸ばして旦那様の頬に触れると、ほんのりと温かかった。

「でも、そうはならなかったんです。私はあなたのところに、婚約者として来たんです」

ぎゅっと、旦那様を抱きしめる。

「ちょっと、いや、かなりエッチな男の子。おっぱいが大好きで」

少し動かして旦那様の口が乳首の真ん前にくるようにする。
パブロフの犬のようになっているのだろう、旦那様は間髪入れずにおっぱいを吸い始めた。
甘噛みしたり、舌で転がしたりと手慣れた動きだ。

「赤ちゃんのためのミルクを独り占めしようとするし、神様に手を出したりするような、普通ならちょっと困った旦那様ですけど」

旦那様の頭を撫でる。

「そんな旦那様のことが私は大好きなんです。だから、あんなふうに落ち込まないでください」

いつの間にか狐耳と尻尾が生えていた。
今の言葉だって私が自分で言ったのか、オオヒメ様が操って言わせたのか定かではない。
紛れもない本心なのだけれど。
胸から口を離した旦那様が私をじっと見つめてくる。
目と目が合って、その綺麗な瞳に私の全てが吸い込まれてしまいそうになる。

「フゥリ、好き愛してる」
「はい、私も愛してます。だからいっぱい愛してください」

尻尾で旦那様の胴体を絡めとり、引き寄せ、胸板に先端を走らせる。
狐耳が私の感情の昂ぶりを示すかのように、パタパタと忙しなく動いている。
旦那様は胸にかぶりつきながら激しく腰を打ち付けている。
ピストンに合わせて私の口からは短い吐息が漏れていく。
胸と奥を同時に責められるときに至っては軽く意識がトびそうになるほどだ。

「ひっ♡ひゃっ♡あなた、あなた、あなたぁ♡わたしはぁ、どこにも♡いきませんからっ」

旦那様のより早く、強いものになっていく。
苦しさと、幸せと、気持ちいいのがぐちゃぐちゃに混ざりあって私のなかを塗りつぶす。
気が付けば尻尾だけでなく脚も旦那様の腰に絡みつけていた。
引き抜こうとする旦那様を離れないでと必死に引き留めるが、力の差は歴然で、旦那様はすぐに私の中から出ていってしまう。
いなくなってしまったと思うより早く、帰ってくる。
出ていって、戻ってきて、出ていって、戻ってきて。
その度におかえり、もう行かないでと私はぎゅっと締め付ける。
胸元に埋めている頭を抱きしめ、旦那様も私の背に手を回して、お互いにしがみついているかのよう。
私も旦那様もお互い離れたくないのだ。

「あなたっ、私はずっとあなたの傍にいますから。だから」
「フゥリフゥリっ、ずっと一緒に」
「はいっ一緒に♡」

私の最奥を押しつぶしながら旦那様は身体を大きく震わせた。
同時に私も目をきつく閉じて、奥底から溢れ出てくる快感を受け入れる。
頭の中が真っ白になって、全身どこを触られても絶頂しそうな程敏感になる。
イっているというのに、旦那様がきつく抱きしめてくる感触で更にイってしまう。
ずっとイき続けておかしくなりそうだった。
意識が途切れて、戻ってきて、気持ちいいのに晒されて。
その一連の流れが頭が馬鹿になりそうな程繰り返される。
何度目かわからない気絶から戻ってくると、私は四肢をだらりと投げ出してベッドに仰向けに倒れていた。
隣には旦那様が息も絶え絶えといった様相で仰向けになっていた。
寝返りをうって旦那様に寄り添って、旦那様の頬に唇を落とした。
なんでそうするのか自分でもわからなかったけど、なんだか無性にしたくなったのだ。
旦那様の脇に顔を埋めると、ほんのり汗の匂いがした。
旦那様限定であるが、この匂いも嫌いではない。
くんくんと鼻を動かすとより鼻腔一杯に旦那様の匂いが広がった。
突然、なんだかすごく恥ずかしいことをしているような気になってしまった。
頬が火をつけたように熱くなり、とてもではないが顔を合わせられそうにない。
反対側へ向きなおすと、私は照れ隠しの言葉を小さく呟いた。

「疲れました、もう寝ますね」

そう言いはしたがこの胸の高鳴りの中で眠れるわけがないのは、自分が一番よくわかっているのだった。



行為の後にもう寝ますね、と呟いて眠ってしまったフゥリを少年はじっと見つめていた。
上半身には何も身に着けておらず、下半身も布面積の少ないそれ用の下着だけだ。
先程の行為の後でも少年はまだ元気だった。
元気すぎて痛いくらいである。
もう少し自分の恋人と交わっていたい。
できれば朝までどろどろに溶け合うように。
だがそれはあくまで自分の心情であって、目の前のフゥリはすやすやと寝息を立てている。
顔を覗き込めば恋人は幸せそうに口元を緩ませていて、自分の性欲のために夢の世界から引き戻すわけにもいかず、少年は悶々としながら手を出すべきか出さないべきか延々と考え続けた。
オオヒメの悪戯で若返ったフゥリの身体を堪能できるのも今だけなのだという心と、これ以上はフゥリの身体に負担をかけすぎてしまうという心。
両方を勘案した結果、少年は胸にキスするくらいなら許されるだろうという結論に至った。
誰が何を許すのかもよくわからなかったが、とにかくそうなった。
そろりそろりと顔をフゥリの胸へと近づけていく。
鼻腔を心地よい香りが駆け抜けていった。
フゥリの希望で少年も同じボディソープを使っているはずなのだが、少年には自分とは全く違う匂いに感じられた。
唇からほんの数センチのところに小さな突起がある。
普段の黒に近い茶色とは違った淡い桜色の乳首。
思い切って乳輪の端のほうに唇を落とす。
触れるだけの軽いもので、少年は当然その程度では満足できず、結局少年はフゥリの乳首に吸い付いついた。
舌で転がしてじっくりと味わっていると、フゥリが身動ぎをした。

「んぅぅ、だめですよぉあなたぁ」

フゥリの呟きに少年がびくりと身体を震わせた。
起こしてしまったかと、焦りを感じているとフゥリは舌足らずな様子で続けて呟いた。

「そんなにすっちゃったらおっぱいなくなっちゃいますよぉ。わたしはいいですけど、あのこがかわいそうですからぁ」

寝言らしいことに少年は胸を撫で下した。
それと同時に自分は何をしていたのだろうと我に返った。
寝ている恋人の身体を勝手に弄るなど正気の沙汰ではない。
朝になったらフゥリに正直に謝ろうと決意して少年はフゥリから少し距離を取った。
フゥリのほうを見ていたらまた手を出してしまうかもしれないと思い、少年が寝返りをうつと、目と鼻の先、今にもぶつかりそうなほど近くに目を大きく開いて少年の事をじっと見つめながら横になっている全裸の女性が、いた。

「うひゃぁっ!」
「失礼ですね人の顔を見て悲鳴をあげるなんて」

女性──オオヒメは不満そうに表情を歪めると少年の額を小突いた。

「それで、もうやめちゃうんですか」
「あっはい。だってフゥリ寝てるし」
「おかまいなしに吸ってたじゃないですか」

全部見ていたらしい。

「でもやっぱり本人の許可なくっていうのはまずいかなって」
「なんでそういうところで変に理性効かせちゃうんですかね。まあ元はといえば私が原因なわけですから、ここは一肌脱ぐとしますか。ほら少年、こっちへいらっしゃい」

オオヒメ様が膝をポンと叩く。
おずおずと少年はオオヒメの膝上に頭を乗せる。
しっかりと安定しつつも、胸とはまた違った柔らかさが後頭部を包み込む。

「あっ、寝返りうったら駄目ですからね」
「しませんよ」
「どうでしょう。少年ったらエッチですからね。あわよくば顔を埋めてみたいくらいのことは考えていても不思議ではないと私は考えていますよ」

オオヒメがくすくすと笑った。
恐らく本気というわけではないのだろう。

「どうしてもというのならフゥリにやってもらいなさい。あの子なら恥ずかしがりつつもやりますから」
「はい」

よろしい、とオオヒメが前屈みになって少年の口元に胸を近づけた。
目の前に差し出された果実に少年はすぐさま齧り付いた。
舐り、噛み、吸う。
一頻り堪能した少年は呼吸をするべく口を離した
差し込んでくる月明かりで唾液に濡れた桜色の乳輪が銀色に光り輝いている。
オオヒメも一連の動作でなんらかの快楽を見出していたのか、白い肌はほんのりと上気している。
垂れて少年の顔にかかっていた黒髪を、オオヒメがかきあげた。

「あら少年、もう終わりですか?」
「いえ、もう少しだけいいですか」
「いいですよ。思う存分」

少年は再び乳首を口に含んだ。
今度は口内にほんのりと甘い味が広がった。
フゥリとは違うが不思議と落ち着ける味だった。

「まったく、こんなこと普通の女の子なら嫌がってやりませんからね。わかってますか少年」
「はい、それはもう」
「大体ですね、あの子は少年のしたいことなら大体なんでもやるくらい、少年のことが大好きなんですよ。そんな子が少年以外の男なんかに靡くわけがないじゃないですか」
「でもそれは今の話ですよね」
「いいえ、ずっとですよ。初めて私と出会ったときからずっと。私を取り込んだのだって──おっとこれは秘密の約束でしたね」
「なんですか秘密って」
「秘密は秘密です。どうしてもっていうならフゥリに直接聞いてみなさい。それはそうと今みたいに嫉妬するくらいあの子を夢中にさせたのは貴方の行いの結果なんだから、ちゃあんと自覚しなさいな」
「嫉妬?」

少年がオオヒメの胸から口を離して首だけ動かして辺りを見渡すと、ようやくオオヒメの言っていたことが理解できた。
横になりつつも爛々と目を見開いたフゥリが少年をじっと見つめていた。
頬を膨らませて、手にはシーツを力強く握りしめて。
これは大変なことになるぞと、少年は居住まいを正した。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

小説一覧

シチュエーション

【メニュー編集】

どなたでも編集できます