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メイド達を囲んでの夕食を終え、主人は明日の予定確認と出来るだけの準備をしていた。その準備も軽いもので終わってしまい、何に時間を使うかと悩んでいると部屋の扉が叩かれた。


『?』

「ご主人様〜パルラちゃんでーす♪開けてもいいですか〜?」

『…… !』

「はいはーい!しっつれいしまーす!」


弾むような明るい声と共にミニスカートのメイドが盆を持って入ってきた。接客・甘味製作を担当している彼女からは菓子の甘い香りが漂っている。


ドラゴンメイド・パルラ


彼女に以前、菓子の試食を頼まれていた事を主人は思い出した。今日は多くのメイドと性行為した為、すっかり忘れていたのだ。


「忘れてたんですか!?酷いですよーご主人様ぁ…約束してたのに…パルラちゃん、悲しいです…ぐすっ、えーんえーん」

『…』

「あ、バレちゃいました?まぁともかくどうぞ!今度お出ししようと思ってる新作スイーツでーす!!」


わざとらしい嘘泣きを見破られペロリと舌を出すパルラ。彼女は何事もなかったかのような態度で、盆から皿を取り出しカバーを外した。
現れたのは果実をふんだんに盛り付けた彩り豊かなタルト。主人はそれを小さくフォークでカットすると口に運んだ。


『…… …!』

「本当ですか!いやーお褒めに預かり…」

『! ……』

「え、確かにご主人様の口に合うようにはしてますけど」

『……』

「あー、です、よね…実際に食べるのはお客様なわけですし」


客先に向けて出すのであれば個人用に味を整えたものを作るのではない。それが主人であるならば尚更である。料理人であれば主の舌よりも、自分の舌を信じるべきだと主人は伝えた。


「そうですね、失礼しました。少々浮かれていた部分があったようです。それ、おさげしちゃいますね」

『……』

「ちょっ、ちょっとご主人様!!何も食べなくても!」

『!  !!』

「〜〜っ!もうっ!ご主人様も人が悪いんですからぁ。そのレシピはあるんで、食べたくなったらいつでもどうぞ!」


タルトの残りを口に放り込み、パルラをひとしきり褒める主人。
自分達で食べるのなら問題ない。また作って欲しいとの要望に、パルラは喜びを隠さずに返答した。


『…』

「あわわっ!?ご主人様!?」

『………』

「えへへ…ありがとうございますご主人様♪パルラちゃんこれからも頑張りますね♫」


主人はパルラを抱き寄せ感謝を伝えた。突然抱き寄せられ驚いたパルラだったが、感謝の言葉に嬉しくなり自らも主人に抱き着いてしまった。
形の良い乳房が主人の身体でむにゅりと潰れ、柔らかい感触が主人に伝わる。そして至近距離になった事で感じる、甘い匂いに交じるパルラ自身の香り。


『…!』

「あれれ〜?ご主人様?なーにか当たってるんですけどぉ?」


発情期真っ只中の主人が反応してしまうのは仕方の無いことであった。


『……』

「あれだけカッコつけといてパルラちゃんで興奮しちゃったんですか?スケベご主人様?」

『…』

「正直なご主人様、パルラちゃん大好きですよ♡じゃ、スッキリしましょうか♡」


小悪魔的な笑みを浮かべたパルラは、主人の性器に手を伸ばすと優しく包む。


『!!』

「うわっ♡おっきい♡さーてどこが気持ちいいのかなーっと♡♡」

『! !! !』

「ご主人様ったら♡ぴくんぴくんしちゃって♡結構可愛い所あるんですね♡ここかな?それとも…ここ?」

『!!』

「あっ♡ここがいいんですね♡じゃあ続けますねー♡」

『〜〜〜!!』

「あはは♡気持ちよさそう♡」


あちこちいじられた挙句、弱点を見つけられてしまい刺激されてしまう主人。堪らなくなった彼はパルラに顔を寄せて口づけを迫った。


『!』

「しょうがないですね〜♡ん〜♡ちゅっ♡んんっ…♡ん…ぷはっ♡」

『!!』

「舌♡出してください♡べー♡れろれろ…♡ちゅる♡じゅるっ♡んうっ♡ちゅぱっ♡んんん♡♡♡」


お互いに舌を絡ませ合うパルラと主人。2人は夢中になりお互いの唾液が落ちている事に気づいていない。その間でもパルラの手は休むことなく、主人の性器を刺激し続ける。


『!!!!』

(びくびくしてる♡そろそろだよね♡♡)
「ぺちゃっ♡ぺちゃっ♡ぢゅぱっ♡ぢゅぱっ♡ぢゅうううう…♡♡♡」


『─────────!!!!』


「〜〜〜〜〜っ♡♡♡♡」
(におい♡すごっ♡♡♡あつい♡)


手の動きを早くされ、尚且つ舌を吸われ限界をむかえた主人は、パルラの手だけでなくメイド服にまでべったりと射精してしまった。


「んんっっ…♡ぷはぁ♡♡♡うわぁ♡♡♡見てください♡♡服べっちゃべちゃですよ♡♡♡もう♡ご主人様のえっち♡」

『!!』

「あっ♡いやん♡♡」


にひひという感じの笑顔と共に、パルラは汚れたメイド服を主人に見せつける。そんなパルラに堪らず主人はメイド服に手をかけようとした。


「パルラ!どこなの!!台所の片付けしなさいよ!!私も使うんだから!」


だが外からティルルの声が聞こえ、一瞬その手が止まる。その一瞬でパルラは風のように身体を翻し離れてしまった。


「あーあ、お呼ばれされちゃいました…残念ですけどここまでですね」

『!?』

「そんな泣きそうな顔しないでくださいよ〜。パルラちゃんだって名残惜しいんですから」

『…!』

「それじゃ着替えてから片付けしてきまーす♪またパルラちゃんをよろしくね♫」

『!? …… !』


その言葉だけ主人に告げるとパルラは、流れるように扉から出ていってしまった。主人は暫しの間名残惜しそうに扉を見つめていたが、汚れた床の事を思い出しちり紙で掃除を始めたのだった。


「危なかったぁ…もし、ティルルが声かけてくれなかったら、あたし、あたし……♡んっ…♡」クチッ




パルラの秘密
【余裕ぶってはいるけど、好きな人相手には時々ボロが出ている】



今日の課題を全て終えた主人は、満足感を噛み締めながら入浴しようとしていた。

チェイムに起こされて
ティルルに手を出して
ナサリーに甘えて
ラティスに仕置きして
ハスキーと過ごして
パルラを味わって

これ程充実した日々を送れた事、そして自分の発情期に付き合ってくれたメイド達に主人は心から感謝した。後は入浴で心を落ち着けてゆっくりと眠るだけ。そう考えていた時だった。


「ご主人さま!ラドリーがおせなかをながします!!」

『!?』


勢いよく浴室の扉が開かれ、青い髪の少女がバスタオルを巻き付けた姿で入ってきた。


ドラゴンメイド・ラドリー


主人の背中を流す、何故それだけの理由で彼女がここに来たか分からず、主人は混乱していた。


『!?』

「だってだって!ラドリー、今日ご主人さまと1回もおはなししてません!みんなご主人さまとおはなしししてるのにラドリーだけなかま外れはいやですぅ!」


頬を膨らませて年相応の幼さを見せるラドリー。その幼さこそ、主人がラドリーの事を避けていた理由だった。何しろこの発情期である。もしも間違いが起こったらどうなるか想像もしたくない。


『!』

「いやです!ラドリーはご主人さまのおせなかをながすまでかえりません!!」

『!!』

「何でですか!りゆうを言ってください!」

『……』

「りゆうもはなしてくれないんですか…わかりました…」

『…』

「ご主人さまはラドリーがきらいなんですね…ぐすっ」

『!?』

「ラドリーが、いつもいつもドジするから、ご主人さまはきらいなんだ…ぐすっ、うえぇ…」


みるみる内に涙目になっていくラドリーを見て主人は、慌てて弁明を始めた。


『〜〜〜! !!』

「ほんとう、ですか?うそじゃないですか?」

『!!』

「ラドリーがいっしょうけんめいやってたからしんぱいしてくれたんですね!ラドリーは平気です!つかれてなんていません!」

『……?』

「はい!ラドリーがんばります!!」


さっきまでの泣きそうな気配は何処へやら。ラドリーは胸を張って主人に返答をした。言ってしまったものはしょうがないと、主人はラドリーに背中を流してもらうことにした。


「おせなか失礼しますねー!よいしょよいしょ!うんせうんせっ!」

『…』


ラドリーは頑張って主人の背中を流していく。張り切りすぎているせいだろうか、背中を擦るというよりは押されてるような感覚だった。それでもラドリーの仕事を否定するわけにもいくまいと主人は何も言わなかった。


「うーん、とどかない…ご主人さま、失礼しますね!よいしょっと!!」

『!?』


むにっとした感覚を主人は背中で感じた。どうやらラドリーが引っ付いて洗ってくれているようだ。幼いとはいえ、柔らかい女性の身体。主人の身体の奥からムラムラと欲求が上がってくる。


「ふぅ!なんとか洗えました!じゃあご主人さま!せっかくなので前もラドリーが洗いますね!!」

『!? !』

「えー?ダメなんですか?」

『! …?』

「ご主人さまがやってくれるんですか!やったー!ご主人さまおねがいします!」

『…!』


前も洗おうとするラドリーを説得しようとした結果、焦っていた主人は間違った選択をした。交代するという事はラドリーがバスタオルを外すということである。彼女はバスタオルを外すと主人に背中を向けて座った。
子どもらしいまだまだ丸みが足りず細い体格、だが僅かに出来た腰のくびれとそこに続く尻のラインは性別が女である事を示していた。


「ご主人さま!はやくはやく!」

『……』

「くふふっ、ありがとうございます!ラドリーきもちいいです!」


ラドリーはパタパタと嬉しそうに尻尾を揺らすが主人は必死に自分の欲望を押さえつけていた。
揺れる尾と付け根の尻からなんとか視線を逸らそうと、主人は正面を向くがそこにあるのは曇り止め加工がされた大きな鏡。一糸纏わぬラドリーの楽しそうな姿が映っていた。
ほんの僅かな隆起がある胸は乳輪がぷくりと膨れ、これから成長して大きくなる事を予期させていた。楽しそうに脚を動かすたびに毛の生えていない、ぴっちりと閉じた女性器がちらちらと姿を見せる。
自らの股間に熱い血液が入り込むのを主人は感じた。


『!!』

「わひゃっ!?どうしたんですか?いきなりかおを叩いて?」

『…… !』

「え、マッサージなんですか?」

『!』

「へー、ラドリーもやっていいですか?」

『!? 〜〜〜!』

「あ!ご主人さま!もー!やってもいいじゃないですか!けちんぼ!」


ラドリーに正面から向き合う事を恐れた主人は、背中は出来たからと言い残し湯船へと浸かってしまった。
主人は興奮を和らげようと様々な事を考えた。

明日行う仕事
人間と竜族との課題
使用人達の給与形態、業務改善
取引先との…


「ご主人さま〜!」


勢いよく飛び込んできたラドリーに思考は中断されてしまった。ラドリーは主人の元へと近づき、伸ばしていた脚の上へと座った。


『!?』

「えへへ、しんぱいしなくてもラドリーはちゃーんと洗いましたよ!」


ふふん、というドヤ顔を見せるラドリーとは裏腹に主人は気が気ではなかった。まだ興奮が振り払えていないのに、ラドリーの尻が自分の股間部分に当たっている。いつ反応してもおかしくない状況であった。


「おふろ♪おふろ♪ご主人さまとおふろー♪」

『………』

「えへへ、ご主人さまになでてもらえてうれしいです♫」


ラドリーを愛でながら口の中で舌を噛み、なんとか主人は耐えていた。

これ程自分を慕ってくれるラドリーに酷いことをしてはいけない。
自分を慕ってくれるなら構わないだろう?ラドリーなら受け入れる。

2つの声が代わる代わる心に呼びかける。その声のせいでラドリーの呼びかけは聞こえづらくなっていたようだ。


「…さま。ご主人さま!」

『…! ?』

「ご主人さま、ラドリーはやしきのみんなのことがだいすきです!すきな人にはわらっててほしいです!だからそんなかおは、メッ!ですよ!」

『…』


ラドリーに心配を掛けさせてしまったと、ようやく主人は理解できた。性欲に振り回されて何が主人か。こんなにも無邪気なラドリーにこんな事を言わせるなどあってはならない。


『……』

「いえいえ、ご主人さまが大丈夫ならいいんです!だからえっと、えーっと…」

『?』

「ぎゅ、ぎゅーっ!」

『!?』

「ラドリーみてました!ごはんのあと、パルラとぎゅーってしてましたよね!」

『』


ラドリーの抱きつきと爆弾発言に主人の思考は一時的に止まった。


「パルラもご主人さまもしあわせそうでした!だからラドリーもこうしてあげます!!ご主人さま!ご主人さま!!」


ぐりぐりと顔を身体に埋めてくるラドリーにようやく主人は意識を取り戻す。そして最悪な考えが頭をよぎった。

ラドリーは全部見ていたのでは、と

すなわちパルラに性器を扱かれていた事も、貪るようなキスをしていた事も、パルラの服に射精してしまった事も、何もかも。
そして全裸のラドリーに抱きつかれている状況と合わさって己の性器は止めようがないほど大きくなっていった。


「あれ?ご主人さま?なにかラドリーのおまたにあたって…」

『!!!!!』

「わきゃっ!?ご主人さま!まってー!あ、でもおふろは100までかぞえないと…!」


主人は股間を隠しながら慌てて浴場から出ていった。ラドリーが子どもらしい言いつけを守っていたのは幸いであった。



「むー!おしごとのとちゅうでぜんぜんみれなかったから、なにやってたかききたかったのにー!」


ラドリーの秘密
【ラドリーの性教育をいつするかは、メイド達や主人の悩みのタネ】



深夜にほど近くなっても、主人は眠れなかった。内なる性欲が自慰程度では収まらなくなっていたのだ。ラドリーが火種となって興奮してしまい自己嫌悪を抱いてはいる。だがそれ以上に本能が雌を求めている。
堪らなくなった主人は鍵のかかった机の引き出しを開けて箱を取り出した。箱の中には赤、青、緑、桃、黒、白、赤紫、7色の呼び鈴が入っていた。


『……!』


中の呼び鈴はメイド達を呼ぶもの。しかしその色に合ったメイドにしか聞こえない音を出す、特定個人を呼び出す呼び鈴であった。
主人は薄暗い室内でも一際輝いて見えた一つに手を伸ばした。

しばらく経ち、主人の寝室のドアを叩く音が聞こえた。主人はベッドから起き上がるとドアへ近づき来訪者を確かめるべく、それをゆっくりと開き…



竜の館と呼ばれる屋敷がある。そこに住まうもの達は皆、竜に連なる者。主人だけでなく従者達もまた竜であった。
今宵、始まるのは子孫を残さんとする竜同士の夜伽。人間達がそれを覗く事は到底叶わない。

出来ることは祈る、ただそれだけ。
彼の、彼女達の幸福を。

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