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作者:ベリーメロン



 雑踏を潜るように抜けて、ロタリーはただ一人で歩く。向かう先はまるでポッカリと穴が空いたように誰も近寄らない路地裏だ。一度入り込めばそこから先は裏の世界。かつての高貴な身分の自分だったら決して入り込まないその場所に、ロタリーは迷うことなく踏み込んだ。
 表の喧騒が嘘のように静まり返った路地裏では、怪しい薬物を売ろうとしてくる売人や、降って湧いたロタリーという美少女を餌にしようとする人間が蔓延っていたが、彼女はそれらを全て実力で黙らせてただ目的地へと向かう。
 そうして辿り着いたのはさして珍しさも感じない廃ビル……否その半地下がロタリーの目的地だ。地下に降りてすぐに鼻腔に滑り込んでくる黴臭さに顔をしかめたが、ロタリーは目の前の扉を開けた。

――よぉ、何が入り用だい?

 そこに立っていたのは、いかにも怪しい中年の男。纏う服は古びてはいたが、意外にも無精髭等は生やしておらずきちんと剃っているようだ。彼の仕事を考えればある程度見た目を整えるのは当然のものと言えよう。

「この方の情報収集を依頼したいのです」

 取り出した写真を見せつける。そこに映るのはロタリーが最も憎悪する人間だ。かつて高貴な家で生まれたロタリーが、裏稼業に身を落とすほど没落した元凶である。
 そして目の前の男は情報屋だ。界隈では名が知れているらしいが、いつも居場所を転々としているらしく、ここを突き止めるのには相当苦労させられた。
 男は写真に映っている人間をしげしげと眺めた後にロタリーをゆっくりと観察してくる。ロールの巻いた金と緑のツートンカラーのロングヘア、ジトリとした金色の瞳は彼の目には珍しい容姿なのだろう。あるいはその容姿からロタリーの出生を探ろうとしているのかもしれない。

「お金は……おいくらになりますか」

 そんな視姦に耐えられず、話題を変えるように依頼料について話し出すロタリー。この日のために十分な金額を用意してきた。これだけあれば依頼に支障はないはずと思っていたロタリーだったが……男が提示した金額は彼女の予想を上回るものだった。

「た、高すぎます!?相場の数倍以上だなんて……!」

 焦るロタリーに男は鼻を鳴らしながら言う。ターゲットの情報は調べるのにリスクがあり、相場程度では割に合わないのだと。

「そ、そんな……どうにかなりませんか?」

 これまで幾人の情報屋を当たってきたロタリーだったが、そのどれもが彼女の期待に応えるものではなかった。腕が立つと噂されるこの男が最後の希望だったのだ。応じてくれなければロタリーの復讐は失敗してしまうかもしれない。
 そんな動揺するロタリーを見て、男はニヤリと笑うと条件を飲むなら依頼を受けてもいいと言い出した。

「条件……?」

 困惑した面持ちのロタリーに、男はニヤニヤとしながら近付いていく。彼の視線は可憐なロタリーの顔立ちと、少女らしい細くも柔らかな肢体に向けられている。
 そうして男は至近距離で囁いた。その身体で払うなら引き受けると。

「い、嫌っ!?」

 男を反射的に突き飛ばそうとしたロタリーであったが、その細腕はいとも容易く男の太い腕に絡め取られてしまう。そこらの男なら容易く制圧できてしまうロタリーであったが、この情報屋はそちらの腕も立つらしい。
 そのまま男は囁く。他の情報屋が役に立たなかったからここに来たのだろう?と。自分でなければ情報は手にはいらないと。

「そ、それは……」

 ロタリーに情報が必要なのは事実だった。あの仇に復讐を遂げるためには情報は絶対に外せない。そして復讐を決めた日に彼女は誓ったのだ。どんなことをしても復讐を成し遂げてみせると。
 ロタリーは逡巡の末に苦悶の表情を浮かべ……

「わかり……ました……その条件を飲みます……」

 身を落としても守ってきた身体の純潔。それがこれから踏み躙られる事実にロタリーは泣き出してしまいそうになったが、それでも涙は見せずに頷くのだった。



「んっ、くっ……はっ……」

 そのまま寝室へと連れ込まれたロタリーは、さっそくとばかりにその細い身体をじっくりと撫で回されていた。まるで女の身体の柔らかさを堪能するかのような手つきは、ロタリーの決意をまるで嘲笑っているようで遠慮がない。
 順序を楽しんでいるのか、男は敢えてロタリーの服を脱がさずに愛撫に及んでくるのだ。直接的な愛撫ではなく、衣服越しに感じる感触。未知の体験にロタリーはその肢体を震わせるばかりだった。

「んっ、ぁっ……んぅっ……」

 首も、肩も、腕も、胸も、腹も、尻も、太腿も、足首に至るまで、男の手はしつこく這い回ってくる。くすぐるような手つきでありながら、まるで何かを探るように。

「あっ……」

 やがて男の手がとうとうロタリーの衣服に手をかけた。こういったことに慣れているらしい男は、特徴的なロタリーの衣服も容易く脱がしていく。

「くっ、うぅ……」

 裸体を異性に見られる。高貴な生まれであるロタリーにとって、それは強い羞恥をもたらすものだった。しかしながら男がそこで止まるはずもない。すぐに下着へと手を伸ばし、ロタリーの素肌はどんどん晒されていく。こうして数分もしないうちに、ロタリーは裸に剥かれてしまっていた。ロタリーの裸体を眺め、男は満足そうな様子を見せる。
 ロタリーのプロポーションはとても素晴らしいものだった。小柄ながらもスラリとした肢体はとても美しく、白い肌は艶やかな光沢を放っている。乳房は大きくはないものの形の良い美乳で、その先端は可愛らしいピンク色。脇や臍や股間には毛は一切生えておらず、秘所は綺麗な一本筋となっている。
 これが何人にも汚されていない。そんな裸体を前にして、男が興奮しないはずもない。

「ひうっ!?」

 ついに男はロタリーの丸出しの乳房へ手を伸ばしてくる。両胸を突然掴まれてロタリーの口からは可愛らしい嬌声が漏れ出てしまった。
 乳房全体を包み込むように揉まれたと思えば、今度は指先で乳輪を撫でられる。くすぐったいような、ゾクゾクとするような感覚にロタリーは戸惑うことしかできない。

「ふっ、くぅっ……あっ」

 ロタリーの初々しい反応を楽しみつつ、男は執拗に胸への愛撫を続ける。最初は優しく触れるだけだったのが、次第に揉み込みの強さを増し始めた。柔らかな乳肉に指が食い込むほど強く握られると、ロタリーの華奢な肩が震え上がった。

「んくぅっっ……」

 中々感度がいいじゃないか。男は嘲るように言いながら、人差し指と親指で左右の乳首を同時に挟み込む。硬くなりつつある蕾を根元から摘み上げられ、鋭い痛みが走った。しかし次の瞬間――

「ひゃんっ♡」

 突如として加えられた甘い刺激に、ロタリーは思わず甲高い声を上げてしまった。乳房の先端を軽く摘まれただけ。それなのに、今まで経験したことのない奇妙な感覚が背筋を駆け上がる。男はその反応を見逃さず、さらに巧みな指使いで乳首を弄び始めた。

「あっ、んっ、ふあっ……んんぅっ♡」

 爪先で円を描くように乳輪をなぞったり、時折軽く乳首弾いたり、指先で挟み込んでコリコリ弄り回したり。そんな規則性のない動きに翻弄されながらも、ロタリーの身体は確実に熱を帯びていく。

「はぁっ……はぁっ……こんな、はしたない声……んんっ♡」

 自分の意思とは無関係に漏れ出てしまう喘ぎ声に羞恥心を煽られ、ロタリーは必死に声を抑えようとする。だが、そんな抵抗などお構いなしといった様子で、男はさらに激しく責め立ててくる。

「今度は、何を……や、やあぁっっ♡」

 触るだけに飽き足らず、今度はその口で乳房にむしゃぶりついてくる男。ざらついた舌の表面で乳首を擦られると、強烈な快感がロタリーの全身を貫いた。吸われていない方の乳首も指先で執拗に嬲られており、同時の刺激にロタリーは頭がクラクラとしてきてしまう。

「はぁっ……んっ、あっ……もう、やめ……んくぅっ♡」

 畳み掛けるような快楽に、ロタリーは約束も忘れて懇願するがもちろん男は止まらない。執拗に乳房を責め立てられてしまえばロタリーはもうされるがままだ。

「んっ、あっ、んんんぅぅ〜〜っっ♡」

 高まる性感を制御することもできず、快感がピークに達したところで、とうとうロタリーは絶頂へと至った。胸だけで翻弄されてイカされた事実は彼女を心を大きく揺らしてしまう。

「はぁっ……はぁっ……これで、終わりですか……♡」

 今すぐにでも泣き出したい気分を抑えて、ロタリーは願望交じりの問いかけを投げかける。もうこれ以上何かをされてしまえば、自分の何かが壊れてしまう気がしたのだ。
 だが男はといえばそんな言葉を露も聞かずに、ロタリーの下腹部に視線を移していてる。正確にはしっとりと濡れ始めた秘所を。

「やっ、もう、やめ……んんぅっ♡」

 秘裂をなぞるように触られて堪らず声を上げるロタリー。太くてゴツゴツとした指だというのに、その触り方はとても繊細なものだった。

「ふ、ぐっ、んんぅっ……♡」

 何人にも触らせたことのない場所を我が物顔で触られる嫌悪感。しかしてロタリーの身体を支配するのは甘い熱だった。じっくりとした手付きでぴっちり閉じた秘裂をなぞられるたびに、ロタリーの嫌悪感など関係ないように愛液が滲み出てしまう。
 気が付けばロタリーの秘所からは隠しようのない淫猥な水音が鳴り響いていた。

「あっ、あふっ、んんぅっ♡もう、やめ……ひうぅぅっっ♡」

 これ以上はおかしくなる。自分が自分でなくなってしまう。そんな予感がして懇願するロタリーであったが、男の責めはより大胆になるばかりであった。
 じっくり愛撫されてほぐれてきていた処女孔に、太く無骨な指が挿入されるとロタリーは堪らず声を上げてしまう。

「ひぐっ、ううっっ……やめっ、抜いてくださっ……んんぅぅっっ♡」

 処女孔を割り開かれる違和感にロタリーは堪えきれずに泣き叫ぶ。初めて受け入れるはずの異物であるはずなのに、ロタリーの身体はそれを拒絶することもなかった。むしろビリビリとした痺れが全身を駆け抜けて、ロタリーの平静を奪い去っていく。

「あっ、やっ、指を動かさないで、くださいっ……ひあうっっ♡」

 そのうえで男の指の動きはどこまでも巧みなものであった。見た目の武骨さとは裏腹に繊細な指使いはロタリーの処女膣を傷付けるどころか、むしろ甘く痺れるような感覚を生み出していた。
 浅い部分で抽送を繰り返されたり、時折膣壁を押し広げられるように擦られたり、不規則な動きはロタリーの性感を的確に高めていく。

「やっ、だめ、これ以上はっ……んくぅぅっっ♡」

 そんな状態のまま不意打ちするように陰核を摘みあげられてしまえばもう耐えられない。ロタリーはまたしても身体を震わせながら絶頂に達してしまう。視界が明滅し、思考が塗り潰されるような感覚。男が満足そうに指を引き抜くと、トロリと透明な糸を引いていた。

「あ、ふっ、あっ……あぅっ……♡」

 蕩けきった思考はまとまるはずもなく、ロタリーは力なく四肢を投げ出してしまう。自慰の経験こそあった彼女だが、これほどまでの快感は初めてのものだった。
 そうこうしているうちにズボンを下ろし始める男の姿。金色の瞳をうるうると揺らしながら、ロタリーはその動きを見ていることしかできない。

「ひっ……!?」

 そうして露わとされた男の象徴を見て、ロタリーは掠れた悲鳴を上げた。 太く長い逸物はバキバキに血管が浮き出ており、赤黒い亀頭は歪に膨らんでいる。初めて男根を直で見るロタリーだったが、そのサイズが普通ではないことが嫌でも分かってしまった。

「まさか、それを……!?」

 男は返事の代わりにロタリーの足を無理やり押し広げる。そのまま下腹部に剛直を押し当ててきて、改めてその巨大さを見せつけてきていた。
 こんな悍ましいモノが自分の中に入ってくる。その事実にロタリーは恐怖を隠せない。ふるふると肩を震わせながら、約束も忘れて懇願する。

「や、やめてくださいっ……そんなもの、入りません!それに本番までするなんて聞いてません!だからっ……ひうっっ♡」

 震えながら言葉を紡ぐロタリーであったが、それは本人すら予期しなかった甘い声で塞がれた。雄々しい剛直が媚肉に擦り付けられただけ……それなのに彼女の身体は痺れるような感覚に酔いしれてしまう。こんなものを受け入れてしまったら、その恐怖心は確かにあるはずなのに。快楽を教え込まれた身体は、どうしてもそれ以上を求めてしまう。

「だ、駄目っ……そんな、のっ……♡」

 身体と心の乖離による混乱の最中にいるロタリーに対して、男は容赦なく腰を押し進めてくる。その先端が処女孔をこじ開け始めたところで、ロタリーは小さく声を上げてしまった。

「あ、あぁっ……!」

 無理やり押し広げられていく無垢な膣。それに伴う痛みは強烈なものだったが、ロタリーの身体はそれを待ち望んでいたかのように動かない。

「ふぐっ、あっ……痛、ぃっ……!!」

 そうして最後の防衛線であった処女膜も敢えなく剛直に破り去られた。生まれて初めて味わう痛みにロタリーは目尻に涙を浮かべて童女のように呻いてしまう。しかしそんな悲痛な感情も長くは続かない。なぜなら男は途中で侵攻を止めるつもりなど微塵もないからだ。

「ひぎっ……がっ、ああっ……!?」

 無慈悲に膣内を埋め尽くしていく剛直。それは容易くロタリーの最奥にまで届き、そして容赦なく彼女の一番深いところを突き上げてきた。圧迫感と痛み、そして大切なものを奪われた喪失感、ロタリーは息も絶え絶えに喘いでいる。

「ふぅーっ、ふぅーっ、あぐっ……だ、だめ……うごか、ないでっ……」

 男に縋るように言葉を紡ぐロタリーであったが、もちろん聞く耳を持つはずもなく。男は狭い膣内を押し広げるようにゆっくりとピストン運動を開始した。太く逞しい逸物によって内部を擦り上げられるたびに、ロタリーの脳髄を揺さぶるような衝撃が走る。

「ひぐっ、あっ、やあっっ……押し広げ、ないでくださっ……んくぅっ……」

 押し退けるように男根が膣内を削り取る。未成熟なロタリーの膣穴はその一往復だけで簡単に押し広げられてしまい、本来ならばまだ開発途上の蜜壺は強引に開拓されてしまった。

「はぁっ、はぁっ……!もう、許してください……痛くて、痛くてぇ……」

 復讐を決意した時から泣き言はもう吐かないと決めたロタリーであったが、処女を強引に奪われてしまえば脆い部分が嫌でも引き出されてしまう。だが契約は契約だ。極上の美少女を前にして、男が遠慮する道理もない。

「や、やめっ……激しくしないでぇ……!」

 ロタリーの悲痛な声など関係なく、その身体は無情にも行為に順応し始めていた。それに気づいた男はストロークを速めていく。乱暴かつ情熱的な抽送。ロタリーの狭い膣内は再びミチミチと音を立てて広げられていき、完全に蹂躙されていた。

「ひぐっ、あっ、あああっっっ……!!」

 痛みはある。それは勿論だ。だけどそれ以上の未知の感覚がロタリーの身体を支配していた。己に唯一残された物さえ奪われた屈辱と共に、未知の悦びが溢れ出してしまう。いつの間にか声色には甘いものが混ざっており、絶え間ない刺激にロタリーは意識が飛びそうになっていた。

「だ、駄目っ、こんなの……駄目っ……あふっ、ひああっっ……♡」

 弱々しく否定する言葉とは裏腹に、身体は正直なものだった。男の逸物が出入りするたびに粘ついた水音が響き渡り、結合部からは愛液と血液が泡立って流れ落ちていく。まるで恋人同士が行う営みのような光景だが、二人の間にあるのは明らかに不健全なものだ。

「んんっ、ちゅるっ……ひゃめっ……んむぅぅっっ♡」

 激しくなるピストンにたまらず喘いでいると、気が付けば男によって唇が奪われていた。分厚い舌が強引に捩じ込まれ、ヤニ臭い唾液がロタリーの口内を穢し尽くしていく。今すぐにでも突き放したいのに、身体は言うことを聞いてくれない。
 それどころか段々と受け入れ始めている自分に気がついて、ロタリーは愕然とした気持ちになってしまっていた。

「んんっ、ちゅっ……ふぅっ、んんぅっ……♡」

 絡みつく舌に翻弄されつつも、なんとか呼吸をするロタリー。口の端からは飲み込み切れなかった二人分の混ざり合った唾液が零れ落ちている。これではまるで恋人同士の濃密なキスのようだ。

「ぷぁっ……んんっ、やめっ……あふっ、んんっ……♡」

 一度解放されようと再び唇は塞がれる。臭くて苦しくて堪らないはずなのに、ロタリーの唇はされるがままを受け入れてしまっていた。
 そのうえで最奥は容赦なく突き上げられて、そのたびにロタリーの思考は真っ白に染め上げられていく。まるで脳の奥深くを直接かき混ぜられているかのような衝撃だった。

「んんっ、ちゅっ、んんぅっっ……♡」

 身体の中で荒れ狂う熱の嵐。こんなものが自分の中に入っているとは信じたくなかった。ロタリーは拒絶しようと必死に身をよじるが、男の大きな身体はそれを許さない。むしろ余計に興奮を煽ったのか、男の動きがさらに激しさを増した。

「ひぐぅっ……だめっ、そんなに激しくしたら……んくっ、ひあぁっっ♡」

 やっと唇を解放されて上がった言葉は蕩けきった雌の声だった。その事実にロタリーは打ちのめされるが、男による責めは激しさを増すばかり。そのピストンは乱暴なように見えて、浅いところから深いところを交互に緩急をつけて責め立てている。まるでロタリーの身体の全てを貪り尽くすような腰使いに、ロタリーはその身を容易く翻弄されていた。

「もう、許してくださいぃっ……♡こんなの、知らないっ……あひっ、いやっ、怖いっ……♡」

 自分が自分じゃなくなっていく感覚。それこそがロタリーの恐怖心を呼び起こす最大の要因だった。だがその恐れも男の前では無意味でしかない。彼は愉悦の表情を浮かべながら、まるで追い詰めるように腰を激しく突き上げていく。

「ふあっ、あっ、ああああっっ……♡」

 敏感に成り果てた子宮口を何度も叩きつけられる快楽に抗うことなどできなかった。全身が燃えるように熱くなって、目の前がチカチカと明滅する。もはや彼女の身体は快楽の坩堝にあり、熱に促されるがまま何度も達してしまっていた。その証拠に、彼女の膣内は男の剛直を強く締め付けて離そうとはしない。

「いや、いやあぁっっ♡こんなの、私じゃ……ふあっ、あうぅっっ♡」

 自分が自分でなくなるような恐怖と快楽。相反する感情がごちゃ混ぜになって、ロタリーの精神を蝕んでいく。もはやまともな思考回路など残されておらず、彼女はただ泣きじゃくりながら首を振り続けるだけしかできない。だがそんな彼女に追い討ちをかけるように男は腰の動きを加速させていく。

「ひあっ、あひぃっっ♡激しっ……壊れちゃっ……いやあぁっっ♡」

 膣内を余すところなく抉り取られ、何度も子宮口をノックされる。そのたびに電撃のような衝撃がロタリーの全身を駆け抜けて、背筋を仰け反らせるように反応してしまう。もはや彼女自身には何一つとして決定権など存在しておらず、ただこの巨躯に弄ばれるのみだった。

「もう、許してくださいぃっ……♡こんなの、知らないっ……ふあっ、いやっ、助けて、お母様ぁっっ♡」

 今はもう頼れない母を呼びながら、ロタリーは泣きわめくことしかできなかった。復讐者として生きる意思を固めていたはずなのに、彼女は畳み掛けられる快楽に抗えず幼気な悲鳴を上げてしまう。
 むろんそんな反応は悪意に満ちた男をより悦ばせるだけである。彼は満足そうな笑みを浮かべると、更にピストンのペースを速めた。

「ひあっ、ああっっ♡やめてぇっ♡やめてくださいぃっ♡そんなに激しくされたら、私っ、もう耐えられなっ……♡」

 まるで獣のように激しい突き上げに、ロタリーの華奢な身体はガクンガクンと上下に揺さぶられる。脳が揺さぶられ内臓ごと押し上げられるような感覚に、ロタリーは息をつくこともできない。
 彼は唸り声のような吐息を漏らしながら、ラストスパートとばかりに腰を振り続けていた。

「やだ、やだぁっ♡こんなのいやあぁっ♡私、またイッちゃっ……あひっ、ふあっ、ああぁぁぁっっっ♡♡♡♡♡」

 何度目かもわからない絶頂を迎えた瞬間、それと同時に男の剛直が爆ぜた。大量の熱い奔流が勢いよく解き放たれ、ロタリーの胎内を一気に満たしていく。あまりにも濃密すぎる感覚にロタリーは思考が追いつかない。それでもなお注がれ続ける欲望の塊を、彼女の膣道は拒絶するどころか受け入れるように蠢いている。

「はぁーっ……♡はぁーっ……♡うそ、こんなに、なかに……♡」

 荒い呼吸を繰り返すロタリーは、もうその金色の瞳に光を宿していない。ただ呆然と中で出されたことを絶望することしかできない。

「ふあっ、んんぅっっ……♡」

 そのまま剛直が引き抜かれれば、ロタリーの秘所からは白濁とした液体がドロリと溢れ出てくる。散々蹂躙された膣穴は閉じ切ることができず、ヒクヒクと痙攣しながら白い涎を垂らしていた。

「う、あっ……これで、やっと……♡」

 中に出された絶望もあったが、それ以上にロタリーは感じていたのはこれでやっと解放してもらえるという希望だった。何もかも奪われたロタリーだが、それでも復讐という目的は消えてはいない。
 あとは満足したこの男に仇の情報を集めてもらうだけ……そのはずだった。

「へ…………?」

 ロタリーが目の当たりにしたのは、あれだけの射精を経ても硬さを失わぬ剛直だった。愛液と精液に塗れた赤黒いソレは、狙いを済ましたようにロタリーの秘所へ向けられている。
 男のギラつく目は物語っていた。あれだけで終わらせるはずがないだろうと。

「ぃ、いや……やだ……もう、これ以上は……」

 本当に戻れなくなる。自分が自分でなくなってしまう。
 喉をひくつかせながら懇願するロタリーであったが、それは男の嗜虐心を擽るだけ。再び覆いかぶさってくる男に、ロタリーは掠れきった悲鳴を響かせることしかできなかった。

…………………………
……………………
………………
…………

「あっ……ふあっ♡ぁっ……あぁっ……♡」

 あれからどれくらいの時間が経ったのか。純潔を奪われてからもひたすらに犯され続けたロタリーは、時間の感覚すら疎らとなっていた。
 もはや痺れるような感覚もなく、行為に慣れきった身体は男から与えられる快楽を素直に受け入れてしまっている。

「ひあっ……♡あっ、んんっ……♡あふっ……あぁっ……♡」

 両腕を掴まれて背後から強引に突かれる。倒れることすらも許されず、抉るように最奥を突かれてしまえばロタリーはもう嬌声を響かせることしかできない。途中までは許しを請う声も上げていたロタリーだったが、数時間も犯され続けてしまえばそんな余裕は保てなかった。今の彼女はただひたすらに与えられる快楽に翻弄されるだけだ。

「あっ、んんぅっっ……♡」

 両腕を掴まれたまま一際強い一撃を与えられると、ロタリーは背を仰け反らせながら絶頂してしまう。最早何度目の絶頂なのか、本人ですら把握していなかった。

「はっ……あっ♡ふ、ああぁっっ……♡」

 最奥をこじ開けるように腰を突き出されると、ロタリーはたまらず子猫のような甘えた声を上げてしまう。こんな男に、こんな甘えた声を上げている。その事実だけでロタリーは死にたくなるが、現実はそれを許してくれない。
 やがて男がまたも限界を迎えると、勢いよく子宮口に向けて精液が注ぎ込まれていく。その熱量だけでロタリーはまた達してしまっていた。

「ひあっ……あふっ♡んんぅっ……♡」

 何度注がれてしまったのか。それすらも数えていない。男の性欲は留まることを知らず、再び動き出すソレをロタリーは呆然と受け入れることしかできない。
 男はロタリーという名器をよほど気に入ったのだろう。空が白んできても行為が終わることはなく、日が再び暮れるまでロタリーを犯し続けるのだった。



 あれから数ヶ月が経っていた。男が得た情報は確かなもので、それはロタリーの復讐を大いに助けた。間違いなく情報がなければ復讐は失敗に終わっていたに違いない。
 そして何の因果か、復讐を遂げたばかりの彼女を仲間としてスカウトした者達もいた。復讐を終えて何もなくなったと思っていたロタリーにとって、新たなる居場所を得たのは奇跡だったと言えるだろう。
 だが

「…………」

 とある廃ビルの前でロタリーは黙り込む。仲間達に黙って訪れたその場所は、奇しくもあの時を彷彿させるもの。そして震える足取りで半地下への階段を下った先には、これまた既視感のある雰囲気の扉があった。
 ここを開けてはいけない。仲間達の元に戻って全て忘れるべきだ。そう理性で訴えかけるロタリーであったが、身体は言うことを聞かずに扉を開けてしまった。

――よぉ、久しぶりじゃねぇか?

 そこに立っていた男を見た途端、ロタリーは肩を震わせた。今すぐ逃げてしまえと心が叫ぶが、身体はどうやっても動かない。ただ震える唇で情報が欲しいとだけ呟けた。
 すると近付いてきた男は舌なめずりをしながらロタリーを抱き寄せてくる。無遠慮に肩を撫で回しただけに飽き足らず、我が物顔で尻肉を揉みしだいて。
 ロタリーはそれを突き放すこともできなかった。

「ぁっ……♡」

 手を引かれて寝室へ。それをロタリーは拒むこともできなかった。怖くて苦しくて気持ち悪くて仕方なかったはずなのに、彼女の身体はソレを求めてしまっている。
 そうして寂れた廃ビルの地下で、少女の嬌声が再び響き渡るのだった。

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