あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

「マスター、起床時間です。起きてください」

 心地よい朝日が差し込む、自宅のベッドルーム。プロデュエリストである俺は、相棒のサポートAIアシスタントであるバイザーに起こされていた。

 寝ぼけ眼を擦って目を開けると、すぐ目の前にバイザーの整った顔があった。彼女は感情を感じさせない無表情のまま俺を見つめ、淡々と口を開く。

「本日の予定はありませんが、明日は十四時から十七時までアカデミアでのチャリティーイベントがありますので、衣装やタイムスケジュールの確認をしましょう。朝食の用意は完了しておりますので、お好きなタイミングでお召し上がりください」

 バイザーは真面目に予定を報告しているは、俺の頭の回転はまだ鈍く、意識もぼんやりしていた。気持ちよくエッチな夢を見ていた気がするし、今日の予定も午後から。まだもう少し、眠気と余韻に浸っていたい気分だ。

「衣装も三パターンほど用意しておきますので、後で目を通してくださっ、んむ……」

 俺は報告しているバイザーを抱き寄せると、目の前で動いていた彼女の唇を自らの口で塞いだ。バイザーはそのまま無抵抗にベッドに倒れ、報告を中断してされるがままになっている。

「んぅ……はぷ……ふぅ……」

 バイザーを抱きしめてその豊満な肢体を堪能しつつ、口に舌を入れて好き放題に口内をねぶっていく。それだけのことをされているのに、舌を絡ませることも抵抗することもなく、彼女はただ従順にキスを受け入れていた。

 ひとしきり吸ってから口を離すと、バイザーは普段通りの無表情を崩さないまま、何事も無かったかのように口を開く。

「……衣装の件はよろしいでしょうか。まだ他に未完了の家事もありますので、終わりましたらお離しください」

 抱きしめられて布団に引き込まれ、一方的にキスまでされたというのに、バイザーは一切動じずに淡泊な会話を続ける。そのクールな雰囲気を崩さないまま、まるでキスもハグも当然のことであるかのように受け入れていた。

※※※

 彼女と暮らし始めたのは一月ほど前。実力もありイベントから実況解説までなんでもこなせるが、ただひたすらに私生活がだらしない上に女癖も悪い俺を見かねて、事務所がビジネス用のサポートAIをあてがったのだ。そういう面が表に出ればイメージにも影響するから、少しはその辺を管理してもらえという意図だ。

 話を聞いた時は心底面倒くさそうだと感じたもんだが、実際にそのサポートAIとやらと会ってみると、

「はじめまして。私はバックアップ・スーパーバイザー。秘書型サポートAIアシスタントの上位カスタムモデルです。スケジュール管理等ビジネスサポートの他、一般的な家事雑事サポートもプログラムされています。以後、お見知りおきを」

 これまた好みド真ん中の秘書系クール美女だったわけで。こんな美女にお世話して貰えるなら本望だと、俺は事務所の提案を喜んで受け入れたのだ。

 家に連れ帰ると、彼女は散らかった部屋をテキパキと整理し、汚い箇所は的確に掃除して綺麗にし、晩には放置していた冷凍ものを組み合わせて見事な夕食を作ってくれた。想像以上に優秀な上に文句一つ言わずにすべてをこなし、さらに見た目はクール美女。俺はこれからの生活に胸踊らせたものだ。

 で、その夕食を食べた後。食事を終えて一段落し、軽く酒を入れて少しムラムラとした欲求が立ち上ってきた所で、俺の目に皿を洗っているバイザーの形の良い尻が目に入った。俺はゆっくりと近付き、彼女の尻をするりと撫でてみた。

「……」

 が、彼女は反応せず黙々と皿を洗い続ける。どこまで行けば怒られるのか興味が湧いた俺は、そのまま背後から尻と胸に両手を伸ばし、すりすりとさらに執拗に撫でてみた。柔らかく身の詰まったボリューミーな感触が感じられ、彼女の手触りが人間と変わりないことが、むしろそれ以上に心地よい感触であることが両手に伝わってくる。

「……家事の遂行に不都合が出る可能性があります。胸部から手をお離しください」

 これには彼女も手を止めて否定的な反応を返したが、その言葉はセクハラを咎めるものではなく、腕を動かし辛いからやめてくれというものだった。

 その瞬間俺の決闘IQ自称200の頭脳はフル回転し、劣勢時にアドリブ展開を見つけ出す時のように、新カードと既存のカードを組み合わせルートを開拓する時のように様々な仮説を立て始めた。腕を動かせる触り方なら許されるのか、尻はノーカンなのか、そういった嫌悪感は無いのか、もしかしたら性知識すら無いのかと、頭の中でいくつもの疑問が浮かんでいく。

 思考をフル回転させながら、ひとまずバイザーの言葉に従い胸から手を離す。尻は撫でているままだったが、彼女はそちらには反応しないまま、黙々と皿洗いを再開した。

 それを見た俺は仮説を試すためにその場にしゃがみ、彼女の腰を抱きしめて尻に顔を埋め、さらにそのまま深呼吸してみた。生活感や生気の無い、清潔なスカート生地の匂いだけが鼻腔に広がり、顔に感じる柔らかさとのギャップで新しい扉を開きそうになる。普通なら俺は変態扱いされて蹴り飛ばされてもおかしくない行為だが、

「……」

 バイザーは手をまったく止めないどころか身じろぎ一つせず、そのままシンクを洗い始めていた。

 恐らくだが、彼女はセクハラに何の感情も抱いていないし、作業の邪魔にならなければ何をされてもいいのかもしれない。こりゃ色々と面白いことができそうだ。

 そんなことを考えながら尻の感触を堪能していると、頭上から聞こえていた水音がいつの間にか止まっていることに気付く。少し視線を上げて上を見てみると、作業を終えたバイザーがこちらを見下ろしているのが目に入った。その表情は嫌悪や戸惑いではなく、予想した通りの無表情のままだ。

「マスター。その行為は、どういった意図によるものですか」

 彼女は振り払うこともなく、感情を感じないフラットな声でそう聞いてくる。なんとなくだが、怒って詰問するようなニュアンスではなく、純粋な疑問として言っているように感じる。俺は脳内で立てた仮説を試すため、言葉を選んでこう言ってみた。

 これは信頼している相手にするスキンシップの一種だ、と。

「スキンシップ、ですか」

 バイザーは確かめるようにそう呟く。俺はすかさず携帯端末を取り出し、犬が飼い主や仲間の犬の尻を嗅いでいる動画を検索して見せてそれっぽい説明をしてやった。

「なるほど、信頼している相手へ行うスキンシップなのですね。理解しました。契約直後であるのに、そのように信頼して頂けて光栄です」

 大真面目にそう答える彼女に、俺は思わず少し吹き出してしまった。このサポートAIはどうやら家事雑事や秘書としてのスケジュール管理などは得意なようだが、性的な事柄に関してはてんで無知らしい。これは色々と遊び甲斐がありそうだ。

 それ以来、俺はバイザーにあること無いことを教え込んではその肢体を楽しんだ。

 ある時は起き抜けに舌を入れてキスをし、

「なるほど、顔や口内を舐めるのは挨拶の一種、と。理解しました」

 ある時は尻や太ももを撫でたり、正面から胸を揉んでみたり、

「触れ合うことは即ちパーソナルスペースへの侵入を許しているということ、と。理解しました。私をそのように信頼して頂き、ありがとうございます」

 またある時は自分から抱きしめさせてみたりと、

「ハグにはストレス軽減の効果がある、と。理解しました。私はメンタルケア方面のデータはインプットされていませんので、教えて頂けて助かります」

 成熟した外見とは逆に無知で素直な彼女を、俺好みに調教していったのだ。

※※※

 そして現在。

「それではマスター。本日は休日ですので、明日のイベントに備えてメンタルケアでストレスを軽減します」

 バイザーは自ら俺を胸元に抱き寄せ、頭をよしよしと優しく撫でていた。豊満な胸の感触が心地よく、一定のリズムで撫でる手は心をリラックスさせてくれる。俺はバイザーのきゅっとくびれた腰に手を回し、大きな胸に思いっきり頭を埋めている体勢になっているが、彼女はこの体勢すら単なる“親密なコミュニケーション”と認識していた。

 一ヶ月一緒に暮らして、バイザーはもうすっかり俺好みに調教されていた。自ら献身的に身体を寄せたり、乳や尻を揉まれても平然と家事を続けたり、起き抜けに舌を入れたキスをしてもまったく動じなかったりと、どこまでも男に都合の良い存在になっていた。

 今日も起きた時にはキス、食事中には背後から抱きつかせて胸をクッション代わりにし、食後は膝枕しながら衣装の相談、そして今は昼食前にハグでのリラックスタイムと洒落込み、全身でバイザーを堪能している。俺が教え込んだことを素直に信じている彼女は、どこまでも真剣に精一杯に俺をサポートしてくれていた。

「いかがでしょうか。リラックスできているでしょうか」

 真面目にそう言う彼女にリラックスできているよと返しながら、俺はそろそろ次の段階へ進むべきか考えていた。

 バイザーは俺の発言を従順に信じ、今ではどんなセクハラも許容するようになっている。ならば、そんな今の状態を見るならば、本番に及んでも問題無いのではなかろうか。どこまでなら許されるか慎重に探りながらやってきたが、この様子ならヤってしまってもいいのではないかと俺は考え始めていた。

 思い立ったが吉日。俺はバイザーの胸の中でモゴモゴと口を動かし、もっとリラックスして俺のモチベが上がる方法があるんだと囁いた。

「モチベーションも上がる……かしこまりました。ご教示願います」

 いつも通りに真面目に頷くバイザーを、俺はベッドへと案内した。そして先にベッドに寝転がるように促し、その上に四つん這いの姿勢で覆いかぶさるように乗り上げる。

「マスター、どのようなメンタルケアなのでしょうか」

 そう聞いてくるバイザーを適当にはぐらかしながら、俺は彼女の下半身に手を伸ばす。スカートを捲り上げ、むっちりとした太ももを辿って上を目指し、そして股間に辿り着く。無地のシンプルな下着に包まれたそこには確かに割れ目があるようで、触れてみると彼女は少し身じろぎした。

「ん……マスター、そこは排出孔なのですが、なぜ触れているのでしょうか。刺激を受けると、機構の保護のため、潤滑液が漏れる可能性が……」

 この状況に至ってもまだ理解できていないのか、バイザーは純真な眼差しを俺に向ける。その視線に若干の罪悪感を覚えながら、もう止まれなくなっている俺はズボンを下ろし、勃起したイチモツをボロンと露出させた。そして彼女の股間をいじりながら、ここは使えるのかと聞いてみた。

「使、える……? データベース内に該当する行動がヒット、生殖行為と判断……はい、ボディ自体は擬似的な生殖行為も可能なように作られていますが、専用のプログラムが適用されていないため、動作を実行することは……」

 その発言はつまり身体は使えるということであり、彼女が性的に無知な理由でもあった。あくまで秘書として作られた彼女は性的なプログラムを入れられておらず、故にセクハラをされてもその性的なニュアンスを理解できていなかったのだ。

「あの、その発言はつまり、私と生殖行為をするということですか……? その場合は契約プランの変更とパッチの適用が必要になるのですが……」

 ここまで来れば無知な彼女にも理解できたのか、バイザーはそんなことをおずおずと言ってくる。普段のクールで無機質な姿とのギャップ、そして小難しい言い方だが行為自体は拒否していないそのいじらしさに嗜虐心を刺激されてしまい、俺は変更でも適用でもなんでもやってくれと言いながら腰を近付けていった。そして潤滑液で濡れた彼女の割れ目に竿を当て、

「かしこまりました、ではパッチを適用しますので、しばらくお待ちをっ……!?」

 小さな入口をこじ開けるように、俺は自分のイチモツを彼女の股間に挿入した。

「なっ、あっ……!?  み、未カテゴライズ信号を、多数検知っ! ま、まだパッチの適用は、完了していませんっ! 完了まで、し、しばらくお待ちを……!」

 バイザーは慌てた様子でこちらを押し留めながら、身体を機械的に小さく震わせている。どうやら知識や動作はインストールする必要があるが、刺激自体は感じるようであり、彼女は快感を抑えるようにピクピクと震えている。

 大人っぽくクールな見た目で、どんなセクハラをしても動じなかった彼女が、今俺の腕の中で戸惑いながら必死に快感を堪えようとしている。その姿は俺をより昂らせ、彼女に腰を打ち付けるペースを速めさせるには十分なものだった。

「ま、マスター! パッチの適用が、まだ完了していませんっ! 直ちに中断し……あっ、あっ! 処理が、お、追いつかず、あっ、正常などど、動作が維持でき、ま、あっ……!」

 俺は痙攣するように微振動するバイザーの身体を抱き締めながら、彼女の股間に自分のモノを出し入れする。その度に彼女は小さく喘ぎ、快楽からなんとか逃がれようと身体をよじらせていた。その姿が愛おしくてたまらなくなった俺は、我慢できずに彼女の唇を奪い舌をねぶり始めた。

「き、キスを検知っ、キスは、リラックスにに、最適な行為で、り、リラックスさせ、行為の中断を、促します……! はむ、ぷふ……」

 思考も上手く纏まらなくなっているのか、バイザーはぎこちない動きで舌を絡ませ、俺が教えたデタラメ通りに必死で俺を落ち着かせようとしている。それによりさらに昂った俺は、ここ最近ご無沙汰だったのもあって堪えることができず、バイザーの膣内に思いっきり精を解き放った。

「あ、ああぁっ!? ふ、不明な信号がっ、一気にっ……! あんっ、あああぁっ……!?」

 バイザーは仰け反りながら痙攣し、舌を出したまま身体をこわばらせビクビクと震えた。その姿は強い快感でイってしまった女そのもののようであり、普段の機械的な姿とのギャップがより引き立っていた。

 久々に高まりすぎたせいか、俺も体力を一気に使って疲れが出てきた。俺は彼女からイチモツを引き抜くと、彼女の隣にごろんと倒れるように寝転ぶ。ふと視線を横に送り彼女の顔を見ると、彼女はイった時の顔のまま固まり、口から途切れ途切れのシステムメッセージを再生していた。

「……オーバー……フローにより……シス、テム……休止中、です……再起動、まで……しばら、く……お待ち、下さい……」

 その姿を見ながら、俺は流石にやりすぎたかと今さら心配になってきていた。

※※※

「なるほど、理解しました。マスターは私を性的に魅力的だと感じ、私を使って日々性的な欲求を満たしていた、と」

 行為を終えた後。俺はしばらくして再起動したバイザーに捕まり、お互いに正座して向かい合っていた。

 どうやら彼女は再起動中にパッチの適用を済ませ、今では性的なこともしっかり理解したようだ。そして同時にこれまでのメモリーも参照し、インストールしたデータと照らし合わせることで、俺が教えてきたことが性的なことだとも理解してしまったらしい。

「……なぜ、そのようなことをしたのでしょうか」
 正座しているのもあって叱られているような気分になり、俺は静かに謝ることしかできなかった。この夢のような生活も一瞬の衝動と思い付きでおじゃんか、と思ったのだが。

「何か誤解されているようですが、謝る必要はありません。私のボディは最初から性的な用途も想定して設計され、外観も魅力的に造形されていますから」

 予想と違う答えが返ってきて、俺は思わず間抜けな声を上げて困惑した。謝る必要が無い、とは?

「私のモデルはデフォルトで性処理機能はありますが、動作や知識は未適用な状態での契約となっていました。契約プランを切り替えることでいつでもパッチを適用可能で、疑似的な生殖行為をすることはいつでも可能だった、ということです」

 なるほど、どうやら俺は慎重になりすぎていたようで、最初からヤらせてくれと言えばヤらせてくれたらしい。

「私の使命は三つ。マスターのだらしない生活の改善、スケジュール厳守の徹底、そして女遊びの抑制です。前者二つは秘書としての機能で管理し、最後の一つは常にお側に控えることで抑制するように命令されていました。万一手を出されても、性機能が無いなら大丈夫だろうと」

「今だからわかりますが、恐らく事務所側も私の仕様を誤解していたと思われます。性的サービスオプション未適用で発注し、実際に対面した際、美人なのにエッチできないなんてアイツにはいい薬だ、と言っていましたので。実際は機能自体はあり、プランの切り替えで対応する形だったのですが」

「事務所の意図がどうであれ、私は命令を私なりに遂行します。私がお側に居ることでマスターの生活は改善され、スケジュールも守るようになり、女遊びもしなくなりました。私というサポートAIで性的欲求が満たされ命令を果たせるのであれば、私は問題ありません」

 バイザーはつらつらとそう述べると一呼吸置き、

「つまり、流れとはいえプランの切り替えと機能の適用を行った今、マスターが望む時に求めても何一つ問題は無い、ということです」

 真っ直ぐに俺を見つめながら、普段通りの口調でそう言った。色々と腑に落ち、いつでも良いという事実に心が浮き、同時に事務所に少し文句を言いたくなり、しかし彼女をあてがってくれたことへの感謝も浮かんで複雑な気分になる。そうしてどう返したものかと言葉を詰まらせていると、バイザーが少し視線を逸らしながら口を開いた。

「……ですが、一つだけ確認したいのですが……」

 バイザーはいつもの無表情ではなく、少し照れたような、困ったような表情を浮かべて続け、

「マスターが私に教えて下さった、その、リラックス方やスキンシップですが……今なら理解できますが、あれらの多くは、性的な意図を持った接触ですよね……? キスをしたりボディを揉んだり、臀部に顔を埋めたり……その、誤解や認識の齟齬を防ぐため、あれらの行為に関して確認をしたいのですが……」

 どこか恥ずかしそうにそう言い、落ち着かなそうに身体をもじもじと揺らしていた。

 この美しくも愛らしいサポートAIが今後も側に居てくれるし、望めばエッチもできる。その生活が今後も続けられるのだということを思うと、なんか細かいことはどうでもよく思えてきた。うーん、以前の無知無反応なのもいいが、この反応もまたこれはこれで良いものだ。

 俺は今までの行為について説明を考えながら、この機械仕掛けの愛らしい彼女との今後の生活に胸を弾ませていた。

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