あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

「……なるほど。今回の資料も参考になりました。」
「それ、本当に資料として?」
「ええ、勿論。」

白銀の迷宮城。
数多くのトラップとモンスターが冒険者を待ち受ける、悪魔の巣食うダンジョン。
私、アリアンナは姫様の召使い(サーバンツ)として、城内の罠の設置を仰せつかっております。
日課として、用意した罠を一度自分で試した後、冒険者相手に披露して効果の程を書き留めております。

「……アイテムとしての特性より、私が引っかかったときの感想ばっかりぐいぐい聞いてた。」
「当然です。使用感を知れば貴女の恥ずかしい言葉……次のダンジョン構築に役立てることができますからね。駄目でしたか?」
「……えっち。」

私が話しているニンゲンの雌は、このダンジョンの常連にして暫定最強の名もなき冒険者。
騎士甲冑を身に纏っていることから、姫様は「騎士ちゃん」と呼んでいます。
今日はオフの日なので私とお揃いのメイド服を着ています。私とおそろい、緑黒の色違いソックスに、お気に入りの長い袖。
ちらちらと壁にかかってる替えの服に興味を示してたので、どうですか?と差し上げたところ気に入ったのか、ここに来るときは毎回着てくるようになりました。
まるで後輩ができたみたいで、気分がいいですね。姫様が遭遇した際、騎士甲冑じゃないから、なんて呼べばいいか慌てて混乱されておりました。

ところで本来、彼女と私達は敵同士ではありますが、こうやってたまに親睦を深めることもあるのです。
今もこうして、彼女の書いた未識別アイテムの資料と私の罠リストを交換して、見せ合っているところです。

ペラ…ペラ…

「……やっぱり、自分がきもちいいこと最優先でしょこれ。」
「献身的、と言ってください。私を堕とせないような罠に貴女が満足できるわけないですから。」
「別に満足したいわけではないし引っかかるつもりもない。」

でも現に引っかかって堕とされたものもあるじゃない、と言うと暫く口を利いてくれなくなるので黙っておきます。

「……で、今日は……してくれないの?」
「はて……して、とは?」
「だから……気づいてよ。」

透けているスカートから、太ももを擦り合わせるのが見える。……彼女がここに来るのには一つ理由があります。
彼女は今でこそ罠に引っかかるのも稀になる程の強さを見せつけてきますが、以前はそうでもありませんでした。
訪れる度に私達に玩具にされて、堕とされ続ける日々。快楽に抗えず屈服する貴女の姿……。
と、すっかり出来上がった彼女ですが、強者としての高みを登るに連れて弄ぶ機会もめっきり減ってしまいました。

……ですがその分、その身体は疼いているはずです。
私のトラップレビューを見る度に、もしこれに引っかかったらという不安と期待が顔にしっかりと出ていました。
ヒビが入ってることと目の色以外、鏡写しのような無表情。ページを読み進める度、それがほんのりと赤く染まる。
それで我慢できなくなると、すっと立ち上がって私におねだりをする。

「……あぁ、したくなったんですね。」
「……。」

わざとらしく答える。
彼女はこくんと頷くと、顔を俯かせる。照れ隠しでスカートと口を手で抑えてて、誘っているのでしょうか。

「でしたら、しっかり誘惑くらいしてください。畜生でもつがいの誘い方くらいは心得ていますよ。」

突き放すような声をかけると、目を涙で潤ませ、顔が更に赤く染まっていく。表情だけは崩さないのが残念です。
袖で隠れた手を向けてくい、と下げる。2人の間でのみ通じるハンドサイン。
震える手でスカートの奥に手をかける。可愛らしいフリルの付いた、白い下着がするすると下がっていく。

「……。」

ぱさりと下着が落ちる。白い前掛けの下から、スカート越しに愛液が垂れている。
羞恥に耐えきれず、両手でスカートを抑える。隠す手を失った唇は、ぴっちりと閉じている。
愛想は決して振りまかないという事ですか。その態度、いつまで続くでしょうね。

「それで終わりじゃないですよね?服を脱ぐぐらいなら誰でもできます。そこから何をするかを私は期待していたのですが……。」
「……。」
「上げろ。」
「…っ!」

ジロリと睨み、冷たく煽りをかける。ぴくりと反応し、一瞬怯えた表情を見せる。
普段、どのような凶器を用いても冷たい顔でいなし、私達を打ち倒す彼女が。この時は一匹の雌となる。
スカートの端を両手で掴み、ゆっくりと上げる。

「……これで、いい……ですか?」

涙をぽろぽろと零しながら、しっとりと濡れた花弁を私の前に差し出す。籠もってた雌の匂いが私の鼻をくすぐる。
強く抱きついただけでへし折れてしまいそうな、肉付きの薄い華奢な身体。へそのラインがとても扇状的です。
太ももを伝って流れる愛液が、ソックスの色を湿らせる。
……とても良い眺めですが、私の興味は口元まで上げられたスカートの奥に向く。
怯えながらも媚びるように秘部を見せつける顔が、どうなってるかを見たいと思いました。

「そのまま、上げたままでいてください。」
「それってどういう……あっ……」

顎の下に手のひらを潜り込ませ、ぐいっと顔を上げる。

「あ……はぁ……♡」
「……。」

隠された口元を無理矢理私の眼前に晒す。その奥にあったのは、蕩けた笑み。
震える唇から吐息が吹きかかる。情欲に溺れた者だけが吐く、甘くて熱い息。
これからされることを全て理解したような、下卑た息づかい。
このまま浴び続けると……こちらまでおかしくなって……。

「……ちゅ♡」
「んむぅっ!?……っ♡」

いきなり抱きついて、私の唇に吸い付いてきてっ……何のつもりで……。

「ぷは……♡ありあんな……♡ゆうわくしろって言ったの、あなたなんだからね……ん……れろぉ♡」
「んぶっ♡んんんっ♡んぅぅぅぅ♡」

不意打ちのキスからぐいぐいと舌を絡めてきて、何もできない。
舌先を啄かれ、下唇を唇で挟まれ、舌の裏をザラリと舐め取られて……。
私はただ、このニンゲンに為すがまま口の中を咀嚼されて……。

「ちゅ♡じゅるっ♡ちゅ……♡」
「っ!?ん〜〜〜っ♡んくっ♡んっ♡」

騎士と私の混ざりあった唾液を、喉に流し込まれる。こくんと何とか流し込む間にも、舌を弄ばれる。
悪魔はニンゲンと接吻をすることで唾液ごと精気を吸い取りますが……こうやって流し込まれるのは初めてです。
身体が熱くなる。薬物や魔法なんて混ざってないのに、どんな惚れ薬よりもたちの悪い毒。だめ、頭が……

「ぢゅるっ♡ちゅっ♡ちゅううう〜〜〜♡♡♡」
「〜〜〜っ♡〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」

迂闊でした。快楽を教え込んだことで、相手がされると気持ちいいことまで覚えてしまったのでしょう。
姫様と私達で何度もキスをして、触手にも口を犯されて……口だけじゃありません。
ありとあらゆる性感帯を弄られ、嬲られ、身に染み付いてしまったのでしょう。
私達の玩具として仕上げたつもりが……とんだ淫魔を作り上げてしまったようです……♡

「はぁっ……♡ちゃんと……ゆうわくできた?密着してたから、スカートも上げたままなの、ちゃんとまもれたよ♡」
「はーっ……♡はーーーーっ……♡♡♡」
「……?」

流し込まれた快楽に耐えきれず、膝から崩れ落ちてしまう。
仰向けで倒れたまま息を切らしていると、視界が急に薄暗く染まる。とても濃い、発情した雌の匂い。
どうやら騎士様に覆いかぶされたようです。スカートが天蓋となって、私の目の前には騎士様の小さなすじしか映らない。
それと同時に、私のドロワーズが脱がされる感覚。生暖かい風が私の秘部にかかる。さっきと同じ、甘ったるい息づかい。

「おねがいアリアンナ……わたしのあそこ……きもちよくして……♡わたしもアリアンナをきもちよくするから……。」
「はーーーーーーっ♡はぁーーーーーーーーーーーーっ♡」

息をする度に、肺の中に溜まる騎士様の匂い。
キスで蕩けきった頭に、これは……あぁ……♡

「じゅるっ♡ちゅっ♡くちゅ……♡ありあんな、がっつきすぎ……♡ぢゅぷっ♡」
「ちゅっ♡れろぉ♡ぬぷっ♡ちゅっぢゅぅぅぅぅぅぅぅ♡」

お互いが秘部を舐めあい、溢れる愛液を啜りとる。
花に群がる蟲のように、ただ夢中になって愛撫する。
私のが舐められる度、その応酬で騎士様の秘部を舐める。
互いが互いを求めあって……奥がきゅんと疼いて……。

「……ねぇ、ありあんな……♡」
「……はい♡」

騎士様と身体を向け合い、足を互い違いにし、お互いの秘部をくっつけ合う。
生やしたときと違い、ヒクついたそこは埋められない。だけど、今はこれがほしい。

ぐちゅ♡ちゅぷっ♡ぐちゅ♡ぐちゅっ♡

「あっ♡ありあんなっ♡これっ♡とまらにゃっ♡あぁ♡」
「きしっ……♡きしさま♡わたしも♡もう……♡」
「いいよっ♡いっしょに……いっしょに……♡」

騎士様の蕩けきった表情と、蒼い目に映る私の表情。
ヒビが入ってることと目の色以外、鏡写しのような堕落した笑顔。
陰核が擦れあって、その度に愛液が飛び散る。
お互いにぐちゃぐちゃに溶け合って、ひとつになって。
腰がガクつく。騎士様の方も、もう絶頂が近くて……だ……めっ……♡

「「ふぁあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♡♡♡」」

頭が真っ白になる。喉から変な声が出てしまう。
騎士様とのえっちが気持ちよくて、もうそれ以外わからない。

今日は騎士様を玩具にできなかったけど……気持ちいいから、いいか。



「今日は情報提供、ありがとうございました。」
「ううん、こっちもいいものが見れたからいい。」

……快楽に堕ちてしまった私への皮肉でしょうか。
ちょっと癪に障るので問い詰めてみる。

「……お言葉ですが、それはどういう意味でしょう。」
「……レビューのこと。最近のレビュー、私がかかったときの希望的観測ばっかだったでしょ。
 本当は私と一緒にかかって嬲られたいけど、それがかなわないから、ずっと一人でしてたんだよね。」
「えっ……!」

……そうだ。本当は騎士と一緒に罠にかかりたい。
騎士を捕まえた時、一方的に玩具にしてたから気づかなかったけど、本当は一緒に玩具にされたい。
だけどその本質は……騎士と一緒に、気持ちよくなりたい。過程はどうでもいい。それが罠でも、同意の上での性交でも。たとえ無理矢理されても……。
でもそれをいざ指摘されると……恥ずかしい。

「……本日はお引き取り願います。ここは貴女のようなニンゲンが居着いていい場所ではありませんよ。」
「うん。……また、来るね。」

精一杯の照れ隠しも、騎士には見透かされてるようで。
……もう今日はふて寝します。罠の設置も、全部アリアーヌに任せてしまいましょう。もう知りません。



……結局、あまり眠れなくて、姫様とお揃いのクマができてしまいました。
次会いに来てくれるのはいつでしょうか。レビューのネタが溜まり次第、いつでも待ってますからね、騎士様。

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