作者:
ベリーメロン
「んっ……あっ……くぅんっ……」
熱いキスが赤髪の女と、青髪の女で交わされる。激しく舌が絡まり合えば、甘く淫らな水音が響いた。
名残惜しそうに青髪の女が唇を離せば、赤髪の女――キスキルは抗議するように口を開く。
「はぁはぁ……待ちなってリィラ?アタシがなんかしたか?」
キスキルはなにも思い当たることがないと言いたげに、口を尖らせてつぶやく。
青髪の女こと、リィラは呆れたように溜め息をつくと、ベッドを軋ませながらキスキルを再び押し倒した。
「まず一つ、アンタのデリカシーのなさ」
たまには……とリィラがアクションを起こしても、キスキルは軽くスルーをするだけだったと言う。
キスキルはうーん?と思い出しつつ
「あー!珍しく酔っぱらってた時か、わざとっぽいから放置してたんだよね」
「アンタね……まあいいわ、次よ?」
露骨なのは食わない主義!と言いたげなキスキルに、リィラは頭を抱えながら次へと移る。
「こっちが本題よ……アンタ、いくら自室だからって下着や素っ裸でウロウロしたりするでしょ?」
「いーじゃん?ここアタシらの拠点だし?」
「……私もいるんだけど?」
リィラの言葉に首をかしげるキスキル。リィラはため息をつくと、キスキルの秘部に指を挿し込んだ。
「〜〜〜〜っっっ!?」
流石に手慣れたキスキルも、こういう突発的なものには弱いらしい。
リィラは今までの経験ですっかり掴んだキスキルの弱点を責め立てながら囁いていく。
「私だってね、ムラムラするのよ……こうやって、アンタに色々したいと思うの」
「……なるほどねぇ?」
なにかを察してニヤニヤ笑うキスキルに、リィラは青筋を浮かべると彼女の両手を手錠に嵌めてしまった。
流石に予想してなかった展開にぎょっとするキスキルだが、リィラは止まらない。
ズラリと持ち出された数々の玩具にさしものキスキルも冷や汗を垂らす。
「やぁ、リィラ?もしかしてそれ全部使うとか……?」
「当たり前でしょ?」
あ、やべぇ、怒らせ過ぎた?とキスキルが思うの同時に、リィラが用意したローターが設置されていく。
キスキルの両方の乳房の先に付けられたソレは、リィラが特注で作らせたというもの。キスキルが待ったをかけるよりも早く、リィラはローターのリモコンのスイッチを入れた。
「んんぅっ♡あはっ……これ、流石にきついねっ♡んんっ♡」
乳首を襲う強烈な振動。ただのローターではないそれはつまみ上げるように装着されている。強がってはいたが快楽には強いキスキルでも喘がずにはいられない。
むろんそれだけには留まらず、キスキルの秘部に伸ばされた手には怪しい別の玩具が……
「んひぃっ♡ちょっ……なん、それっ♡あっ♡」
クリトリスにハマるほど極小のリング。それがブルブルと揺れて、キスキルはとうとう余裕がなくなってきた。
それをほくそ笑みながらリィラはキスキルに口付けを落として楽しんでいく。
いつもならリィラをそのテクニックだけで弄ぶキスキルも、今宵ばかりは完全に主導権に握られることとなった。
「これ、思った以上に……キクッ♡あっ♡」
たまにはリィラに全部任せてみるのもいいな?とキスキルは考えつつも、翌朝早々に逆襲をしたという。