軍貫マン
少年の視界は乳房に覆い尽くされ、そこに釘付けになる
「どうぞ」
フゥリは少年の手を自分の乳房に添えさせる
少年はその柔らかい感触を手のひらいっぱいに感じて思わず揉んでしまう
むにゅうと少年の指を受け入れる柔らかさと同時に強い弾力と張りを感じて、まるで指を弾くような感触を楽しみながら少年は乳房を揉みしだく
「んっ、上手ですよ」
フゥリの手が少年の頭を優しく撫でる
ただ欲望に従って胸を揉んだだけなのに褒められて、少年は幸せに包まれる
「じゃあ次は私の好きなところを教えてほしいな」
フゥリは少年の腕を引いて起き上がらせると、自分の胸に少年の顔を近づけさせる
先程よりも濃くなった甘い匂いと乳房から感じる柔らかさに少年は思わず顔を埋めてしまう
「あっ、ふふっいいんですよ。もっと甘えてください。両手でしっかり持って、口に含んだりしてもいいんですよ」
フゥリの手ほどきのままに乳首を口に含み、吸い付いたり、舌で転がしたり
、歯で軽く噛めば、フゥリの口から吐息が溢れる
「んっ……上手……おっぱいは好きですか?」
少年は肯定する代わりにもっと深く乳房に顔を埋める
「嬉しい。もっと味わってください」
するとフゥリの乳房から甘い蜜のような母乳が滲み出る
「私のおっぱい、美味しいですか?」
少年は貪るように吸い付いてコクコクと頷く
「それはよかった」
フゥリは愛おしそうに少年の頭を撫でる「たくさん飲んでくださいね」
何故フゥリからこんなものが出るのか
当然のように浮かんだ疑問さ一瞬で露へと消えていた
そんなことに頓着するよりもフゥリの母乳を味わいたい その想いで頭が埋め尽くされていた
「とっても上手ですよ。素直なあなたは可愛くて素敵です」
フゥリの手は少年の下半身へと向かう
ずっとピクピクと存在をアピールしていたそれをフゥリは優しく包み込む
「あなたのおちんちん、私の手の中でピクンピクン動いていますよ。私を求めてくれているんですね」
フゥリの細くてしなやかな指と手のひらが、少年のモノを優しく包み込みゆっくりと上下に擦り始める
その緩やかな快感に少年は腰が砕けてしまいそうになる
頭を撫でられ、肉棒を弄られた少年にできるのは母乳蜜を吸うだけだった
「気持ちいいんですね?もっと甘えて、もっと可愛い姿を見せて、あなたの幸せが私の幸せになるんですから」
フゥリの甘い言葉が理性や常識を貫通して直接心の奥底に入り込んでくる
なすがままにされる羞恥心を超えて快楽に溺れ、愛される喜びに脳が完全に支配されてしまっている
「いい子いい子。たくさん甘えられて
素敵ですよ。どんなあなたでも見捨てたりなんてしませんから。ずっと一緒にいますからね」
もはや、少年は無意識にフゥリの乳房を求めてきた
少年の本能が彼女を求め、愛されることを望んでしまっている
それは危険な状態だと頭では分かっていながら、理性を形成する前に手離してしまっている
「一緒に幸せになることだけを考えましょう。あなたはもう私の虜で、そして私もあなたの虜。ただそれだけなのですから」
甘い言葉を囁かれながら送られ続ける快楽に少年の身体が限界を迎えようとしていた
「んっ、そろそろですか?いいんですよ私の手の中でいっぱい気持ちよくなってくださいね」
フゥリの扱く手のスピードが速まる、それによって少年の身体が小刻みに震え始める
「ほら、ぴゅっぴゅっって出しちゃいましょう。私にあなたの愛をください」
その瞬間、少年の身体に蓄積された快楽が一気に解放されて弾け飛ぶ
腰が浮き上がり弓のようにしなり背中が大きく仰け反ったかと思うと全身をビクビクと痙攣させる
「んあっ……すごい勢いですね。とっても濃い愛の証が出てますよ」
蕩けた表情を浮かべる少年にフゥリは軽くキスをする
「よしよし、ちゃんと出せましたね。偉いですよ」
そう言って少年はフゥリに頭を撫でられる
フゥリは際限なく少年に幸福を注ぎ込んでくる
もうこれ以上入らないと思っても無理矢理ぎゅうぎゅうとフゥリは愛を押し込んでくる
「すみません。私、もう我慢できなくなってしまって……いいですか?」
これまで行為でどちらが捕食する側でされる側かハッキリとわかるほどの力の差を見せ、少年の顔を見れば一目瞭然にも関わらずフゥリはあくまで少年の意思を求める
フゥリもまた愛に飢えているのだろう
美しく、明るく、積極的なフゥリならどんな相手でも射止められるはずなのにフゥリは少年に縋るように自分を求めてほしいと目で訴えかけている
少年は彼女のものになった優越感と同時に彼女を幸せにしたいという庇護欲のような感情が綯い交ぜになっている
それはフゥリを愛し、愛されたいという情動となって少年を後押しする
「ありがとうございます。じゃあ、一緒に気持ちよくなりましょうね」
フゥリはバスローブを脱ぎ捨てるとまだ快楽が抜けきらない少年に挿入を促す
フゥリの秘部は少年の肉棒を容易く受け入れる
少年は肉棒がフゥリの膣に包まれ肉壁に包まれる感覚に声を上げる
「んっ、あっ……はいっちゃいましたね……」
初めての女性の中を楽しむ余裕など少年にはない
絶頂したばかりの快楽に更なる快楽を上乗せされ、少年の頭の中はチカチカと眩い光が点滅する
「大丈夫ですか?痛くないですか?」
フゥリは少年を包み込むように身体を密着させ、頭を撫でる
「んあっ……また大きくなりましたね。私の中、気持ちいいですか?」
フゥリの膣がきゅうきゅうと肉棒を締め付けるたびに少年は腰を震わせる
「我慢なんてしなくていいんですよ。たくさん気持ちよくなってください」
そこで少年はジレンマに襲われる
いますぐ動いて快楽を味わいたいが少年の脳ははじめて味わう膣の味に翻弄されて動けない
あまりの情けなさに少年が泣きそうになるが、そんな少年の涙をフゥリはそっと拭う
「いいんです。焦らないで、あなたのペースで気持ちよくなればいいんですよ」
フゥリの細くてしなやかな指が少年の背中に回され優しく撫でる その感触が少年の脳にじわじわと浸透し、快楽へと変換されていく
「そうです。私の中でぴくぴく震えてとっても可愛いですよ」
フゥリは少年を安心させるように耳元で囁き続ける
「私はずっとここにいますから。あなたのお側にいますからね」
その言葉に少年の緊張は溶けていき、フゥリの腰の動きに合わせてゆっくりと腰を動かす
フゥリは少年を抱きしめる力を強めて身体を密着させる
同時に少年とフゥリの結合部からぐちゃりと淫猥な音が漏れる
「私も気持ちいいですよ。あなたと繋がってると思うと心が満たされて幸せになります」
少年は激しく動かすことはできずともゆっくりと肉棒でフゥリの中を押し広げながら肉壁を擦り上げる
「んっ、あっ……とっても上手ですよ。私のこと気持ちよくしてくれようと一生懸命腰を動かしてくれるのが伝わります」
少年の肉棒は少しずつ膨張していき、限界が近いことをフゥリに伝える
「そろそろ射ちゃいそうなんですね。いいですよいっぱい中に射してくださいね」
その言葉がトリガーとなって少年は達してしまう
びくびくと震えて精を吐き出す肉棒にフゥリの膣が締め付けを強くし、まるで一滴も零さないという意思を行動で示している
「んっ、いっぱい出てますね……子宮があなたの精液をごくごく飲んでますよ」
射精の間もフゥリの腰は動き続けていて少年はたまらず嬌声を上げてしまう
「まだ出てきますよ。もっともっと私に注ぎ込んでくださいね」
少年は自分がここまで射せるのかと驚きながらフゥリの身体に全てを捧げた
「んっ……全部出ましたね。どうですか?気持ち良かったですか?」
少年はこれまでに味わったことがない快感と疲労に答えることすらできなかったが、フゥリは満足そうに微笑んで少年を抱きしめる
「あなたが私を求めてくれるのが嬉しいんですよ」
そう言って少年の顔に何度もキスを落とす
「ありがとうございます。私もあなたにご奉仕してこの幸せをお返ししたい。私に任せてもらえますか?」
少年はフゥリの奉仕を想像し、期待で胸が膨らむ
「ありがとうございます。精一杯ご奉仕させてもらいますね」
フゥリは少年の身体をがっしりと掴み、持ち上げるとそのまま立ち上がり、まるで逃げ道を無くすかのように少年の背中を壁に当てる
少年はまな板の鯉のような気分になる
だが、そこに恐怖はない
フゥリから与えられた溢れんばかりの幸福がそれを麻痺させている
「では、失礼しますね」
フゥリは少年の肉棒を挿入して咀嚼すると
少年の身体を上下させ、強制的に腰を突きあげさせる
自力で腰を振っていたとき以上の激しさに少年は耐えられずに声が出てしまう
少年はただフゥリの背中に手を回してしっかりと掴まって彼女から与えられる快楽を受け入れることしかできなかった
「あっ、すごい……んっ……いっぱい気持ちよくなってくださいね」
少年はフゥリから与えられる快楽にただ酔いしれていた
その後もフゥリは何度も少年に愛を囁くが彼女の言葉は耳には入っていなかった
少年は今まで感じたことのないほどの圧倒的な快楽に溺れてしまっていただ身を預けることしかできなくなってしまっている
「んっ、いいですよ。そろそろ射ちゃいそうなんですね……ちゃんと受け止めてあげますから遠慮せずにいっぱい出してください」
少年はその言葉に甘えて、全てをフゥリの中に放出した
「んっ……いっぱい出ましたね。とっても美味しかったですよ」
ビクビクと震える少年を見つめながら、フゥリは蠱惑的に囁く
力なく彼女にしがみつく少年を慈しむように繋がったままベッドへと運ぶ
その後もフゥリが満足するまで2人の逢瀬は続いた
「流石に疲れてしまったようですね。今日はもうお休みになってください」
フゥリは労りながら頭を撫でると少年はフゥリに言われるがままに眠りにつく
フゥリを抱き枕にして乳房に顔を埋めながら眠る少年は今までの人生で一番幸せな眠りについている
「安心して眠ってくださいね。あなたの幸せは私が絶対に守って見せますから」
フゥリの囁きは少年の脳には届かなかったが、少年は確かに幸福を味わっていた
「おはよう、よく眠れましたか?」
翌朝になり水音のような音と股間の違和感で少年は目が覚める
寝ぼけた頭を少しずつ整理していると、ようやく股間の違和感の正体に気づく
「朝から元気いっぱいだったのでご奉仕をと思いまして。どうですか?」
フゥリは自身の豊満な乳房で少年の股間を覆い、上下させながら問いかけてくる
「気持ちいいですか?よかった。もっと気持ちよくなってくださいね」
そう言うとフゥリは母乳を吹き出しそれが潤滑油となってより強い刺激で肉棒を扱く
最早当たり前のように出てくるそれに少年は疑問を口にすることはなかった
少年のは押し寄せる快楽によって常識を放棄して全ての思考を取り去っていく
まるでフゥリに調教されているような感覚になるが決してそれは不快ではなかった
「では、こうやって交互に動かすともっと気持ちよくなれますよ」
フゥリが乳房の動かし方を変えるとまったく違う刺激が少年の肉棒を責め立てる
「いつでも好きな時にお出しになってくださいね」
そう言ってフゥリが搾り取るように胸を動かすと少年は達してしまう
「んっ、すごい量……それに濃いですね」
少年が放出した精液を手で掬い取って舌で舐めとりフゥリは淫靡な表情を浮かべて笑う
「お口で綺麗にしてさしあげますね」
フゥリはそう言うと少年の肉棒を咥え込み舌で丹念に掃除をする
「んっ、ふぅ……綺麗になりましたよ。おや、顔が疲れてますね。それでは今日はゆっくり寝ましょう。1日くらい寝て過ごしてもバチは当たりませんよ」
だったら父に連絡をしないとと少年は端末を探すが見当たらない
そしてまた頭の中で警鐘が響き渡る
少年は薄々わかっていた
彼女がただ愛情深いだけの存在でないことに
ここが檻であり墓場ではないのかと
だが、少年はそれ以上考えなかった
ありとあらゆる不都合から目を逸らしフゥリから愛されているという事実だけを受け止めていた
「おやすみなさい」
そう言ってフゥリは少年の唇を奪う
少年は自分の思考を放棄してフゥリの愛にただ溺れ続けた
それからしばらくたった後
「ごちそうさまでした」
フゥリは幸福という餌を与えて愛でていた少年だったものを貪り喰らいつくし、満足そうに微笑む
だがフゥリは満足していなかった
一見すればそれはフゥリと少年との間で幸福として完結しているようにみえるがそうではない
世界は大きく広い
フゥリと少年の幸福の裏で悲しむ存在によってそれ以上の不幸が生まれてしまっている
「もっと幸せにしないと。命を奪った責任を果たす。それが私の役目なのですから」
フゥリは無謀にも1つの幸福から生まれる2つ以上の悲しみに向き合いそれを埋めようとしている
それはまさに届かない月に手を伸すようなものだが、揺るぎない彼女の信念はいつかそれを掴めることを疑ってはいなかった
その後、2人の子に先立たれた悲しみに暮れるものの前に彼女は現れたという