「うーん、だいぶ遅くなっちゃった…」
すっかり暗くなった廊下を進みながら一人呟く。姫様に提出する新しい家具の材料発注書、これが最近のゴタゴタで中々進まなかったのだ。
ゴタゴタ…それは姫様と隣国の王子の結婚。悪魔族と人族との友好の架け橋となる異種婚姻。これは双方に大きな混乱をもたらした。反対の声はどちらからも上がったがしばらく経つうちに、とんと聞かなくなってしまった。会見の場で騎士様とグラファ様に怯えた表情を向けていた者がいた事から十中八九、二人が何かしたのだろう。
私達召使いとはほぼ歳が変わらないのに、王子は良く頑張っていると思う。いずれ王となる時に備え苦しみながらも努力している。まだまだ遊びたい盛りだろうに。
姫様もそこはわかっているようで、休息の時間では2人仲睦まじく過ごしている。まだ幼い夫を思いやり積極的に接する姫様。それに照れてしまう大人しい王子。その姿はまさに新婚夫婦といった感じで、見ているこちらがほっこりとする。
「あ、良かった。まだ起きてるみたい」
姫様の部屋の扉からは光が漏れていた。渡す前に遅れてしまった事、夜分遅くになったを謝らなくては…
「あっ♡」
聞き慣れない嬌声が扉の奥から聞こえた。姫、様…?
「んっ♡んっ♡やんっ♡もうっ♡あなたったら♡」
え、もしかして…ヤッてる?いや、歳の差あるけど夫婦なんだから当たり前だし。
というかそういうことシてたんだなって雰囲気は前からあったけど、実際に遭遇するとは…
「これは覗きじゃない…確認の為…」
自分に言い聞かせるように呟き、そろりそろりと扉に近づく。身体の奥がざわつく…心臓が鼓動を早める…そしてゆっくりと部屋を覗き見る。
ちゅうううう…♡ちゅっちゅっ♡ちゅぱっ♡ちゅぱっ♡
「本当にこれ、好きなんですのね♡私の胸が大きいから?私がこれを許してくれるから?それとも…私だから?」
ちう…♡ちゅぴっ…♡
『……』
「本当に?」
『…///』
「全部、ねぇ…ふふっ♡正直でよろしい♡正直なあなた、大好きですわ♡♡♡」
『…!』
はむっ♡ちうちう♡ちゅうちゅう♡♡ちうううう…♡
「あああっ♡もうっ♡可愛いこと…♡はぁ…♡♡ここも気持ちよくなりましょうね♡♡♡」
王子は姫様に膝枕されながら乳房に
吸い付いていた。どれほど吸われていたのだろうか、一旦口を離した時には陥没しているはずの乳首がピンと飛び出し、色鮮やかに充血しているのが見えた。
姫様は一生懸命に吸い付く王子が気に入っていたようで、すごくとろけた表情をしていた。あんな姫様…見たことない…
「あ、あれが王子の…」
姫様の美しく、長く白い指が王子の陰茎へと触れる。年相応のサイズでぴょこんと勃つ陰茎。知識としては知っていたけど実際に見ると愛らしさが先にくる。
触れられたことでビクンと身体を震わせる王子。それを見た姫様は優しく声をかける。
「大丈夫…力を抜いて。そのまま吸って…ふふふっ上手♡上手♡ほぅら、気持ちいいでしょう♡」
姫様は優しい手つきで陰茎を握り、上下にゆっくりと擦りはじめる。吸っている時にだいぶ興奮していたんだろう、先走り液が陰茎に絡み湿った音が聞こえてくる。
『…!…!!』
「我慢しないで。今は耐えることよりも、回数を増やしましょう。そうすれば跡継ぎなんてあっという間ですわ♡」
「ほら♡出して♡出して♡」
「だ・し・て♡」
ぴくん!ぴゅくんっぴゅくん!!
王子の陰茎から飛び出す白い液体。あんな魅惑的な声を出されたら耐えきれる訳もない。射精しながら気持ちよさそうに乳房に吸い付く王子、そんな王子を恍惚の表情で見つめる姫様…
「……ッ」
変だ…一瞬、下腹部がキュンとしたような…
「んっ♡ちゅぷっ♡♡今日もちゃんと出せましたね…♡えらい♡えらい♡ご褒美はいつものでよろしくて?……わかりましたわ。さ、あなた♡」
膝枕の体勢を崩し姫様は寝そべり王子を抱きしめる。姫様と王子の体格だと丁度顔が姫様の乳房に当たる形になる。そうして姫様は王子の顔を谷間に収め、むぎゅむぎゅと乳房で挟み込んだ。
ぱふぱふ♡ぱふぱふ♡
「すって…♡はいて…♡すって…♡はいて…♡」
ぱふぱふ♡ぱふぱふ♡
「おおきくすって…♡ゆっくりはいて…♡」
ぱふぱふ♡ぱふぱふ♡
「ぎゅーっ…♡♡♡」
「ああ、いい顔♡石鹸変えてみたのですが、あなた好みの匂いになったようで何よりですわ♡」
『……!』
「あらまぁ♡もう元気に…♡さぁ今度は反対側を♡」
はぷっ♡ちゅうううっ♡ちゅぶっ♡ちゅるっ♡ぢゅっ♡ぢゅううううっ♡♡♡
「んあっ♡さっき♡よりもっ♡♡随分っ♡強…くうっ♡ああっ♡」
「………ごくっ」
自分の唾を飲む音がやけに大きく聞こえる。心臓だって今にも口から飛び出しそうだ。
王子、すっかり夢中だ…あんなに腰をヘコヘコしちゃって…王子として治世を築こうと意気込んでいた時とはまるで違う。
「んっ♡んっ♡んっ♡うあっ♡あなたのがっ♡私のクリとっ♡擦れて♡気持ちいいですわ♡♡♡はひっ♡♡」
『…!……!!』
「ふーっ♡ふーっ♡よく頑張ってますわね♡♡でもまって…♡」
『……』
「そんな顔しないの♡さっきよりも元気になったのなら…」
くちゃあ…♡
「素股じゃなくて…こっち♡ですわ♡♡」
「姫…様…♡」
王子を止めた姫様は四つん這いになると自らの性器を広げ、王子の眼前に晒した。ポタポタと愛液滴らせる性器を目の当たりにした王子はただジッと見つめているだけだった。
「初めては私が上でしたから…今度はあなたが上ですわ♡あなた♡あなたっ♡♡はやくぅ♡」
待ち切れないという風に臀部を揺らす姫様を見て興奮したのか、王子の陰茎はさっきよりも大きくなったようにも見えた。
そして…
くちっ…♡
……興奮していたのは、王子だけではなくて…
「ううっ…♡姫様…あんなに…♡」
くちゅっ…♡ねち…♡
気がついたら私の下着は湿り気を帯びていた。お腹がジンジンして…股がムズムズして…立って、られない…♡
ちゅぷっ♡
「あっ♡」
ちゅぷぷっ♡♡
「んひっ♡」
ちゅぷんっ♡♡♡
「あああんっ♡きっ♡きたぁ…♡」
背後から姫様に挿入した王子は快楽に包まれながらも、すぐに射精しないように必死に耐えているようだった。挿入された姫様はようやく望んだモノが来て幸せそうだった。
ずるい…♡
我慢…出来ない…♡
脱ぎ捨てるのももどかしく、私はタイツと下着を中途半端に下げる。四つん這いのまま性器に手をやり無心に弄くる。途端にくるビリビリと頭を焼く快感に、声を出さないよう必死に噛みしめるけど…
「こんなの…むりぃ♡きかれちゃう…バレちゃう…♡」
どうにかしなきゃ…でも止まらない…やめたく…♡ない…♡
ぱちゅんぱちゅん♡ぱちゅんぱちゅん♡
「あっ♡あっ♡うんっ♡あうんっ♡大丈夫♡ずっと気持ちいいですわ♡♡」
ずぷんっ♡ずるるっ♡ずぷんっ♡
「やんっ♡それもいい感じですわ♡♡もっと♡もっと気持ちよくなって♡♡♡」
そうか♡あれだ♡
「わたし、かしこいかも…♡」
尻尾を器用に動かして自分の性器に押し当てる。そのまま…♡
つぷっ♡
「ヒッ─────♡♡♡」
漏れ出そうになった声を手で抑える。あぁやだ…♡弄ってた手で抑えちゃった…♡むわっと自分の匂いが広がって…♡えっちで…♡♡
つぷっ♡つぷっ♡つぷっ♡つぷっ♡
「んッ♡んッ♡ふー…ッ♡ふー…ッ♡」
イきたい♡イきたい♡♡
ぱちん♡ぱちん♡ぱちん♡ぱちん♡
「いいっ♡いいっ♡好きっ♡好きいっ♡♡」
ぷちゅっ♡ぷちゅっ♡ぷちゅっ♡ぷちゅっ♡
イきたい♡♡イきたい♡♡♡イきたい♡♡♡♡
「───ッ♡♡───ッッ♡♡♡♡」
ぱん♡ぱん♡ぱん♡ぱん♡ぱん♡
もにぃ…♡むぎゅう♡ぎゅっ♡ぎゅっ♡くにっ♡
「ひうんっ♡だめっ♡今っ♡♡おっぱい♡弄られたら♡♡もうっ♡もう…♡♡♡」
びゅくん♡びゅくびゅく♡♡♡びゅっ♡♡♡
「イっ♡♡くぅ…♡ああ♡ああああああっ♡♡♡♡はぁ…♡♡あつい…♡」
ビクッ♡ぷしっ♡♡
「──────ッ♡♡♡──────ッッッ♡♡♡」
イっちゃったぁ…♡
ちうちう…ちうちう…
「よく出来ましたね♡流石は私の夫ですわ♡すごいすごい♡」
乳首に吸い付く王子の頭を撫でながら褒め称える姫様。その顔は快楽の表情ではなく、包容と慈しみに溢れた表情だった。
『……』
「どうかしましたの?」
『…………』『……!』
「甘えてごめん?もっと頼れる王になるよう頑張る?んー…頑張るのはいいですわ。ただ…」
姫様は王子を優しく抱き寄せ、額をくっつけて言葉を告げる。
「頼るのは悪い事ではありませんわ。私だって頼ってばかりのダメ悪魔ですもの。ふふっ♪」
「庭師も執事もメイドも家具達だってあなたを認めていますわ。無理だと思ったら私だけじゃなくて彼女達も頼って、そして仲良くしてあげてね」
『!』
姫…様…
「でも」
「こういう事は私だけにしてください」
「激情の赤よりも」
「冷静の青よりも」
「明朗な桃よりも」
「聡明な緑よりも」
「美麗の白銀だけを愛してください」
「約束、して?」
『!!!』
「よろしい♡悪魔との約束を破ると…怖いですわよ?」
『…!』
「ふふっ♡脅かしすぎましたわね、ごめんなさい。安心するまで抱いてあげるから…おやすみなさい、あなた♡」
姫様が指をパチンとならすと照明は消え、やがて寝息だけが聴こえるだけとなった。
姫様…あんなに独占力強かったかな…?ブルリと悪寒が走り、やがて下半身がひんやりしていることに気づく。
「あっ…やだっ…///」
何やってたんだ私!急いでその場を片付けると足音を立てないよう、そそくさと退散したのだった…
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「おはようございます姫様。王子はまだご就寝で?」
「おはようアリアンナ。ええ、昨日は夜遅くまで『語らい』をね…オホホ♪」
「そうとは思えないほど、今日は一段と美しいですよ姫様」
「やだもう、アリアンナったら!それで朝早くどうしたの?」
「新しい家具の材料発注書が完成致しました。多忙な日が続き今日になってしまい…申し訳ありません」
「いいわよ別に、急ぎではないし。貴女が疲れて見えるのもそのせいかしら?うんうん…うんうん…うん?アリアンナ?」
「何でしょう不備が?」
「寝ぼけて飲み物でもこぼしましたの?2枚目、3枚目に大きなシミが…」
「え?……あっ!!」