蒼き鋼のアルペジオwiki

千早群像（ちはや ぐんぞう）
声 - 興津和幸(アニメ) / 福山潤(ドラマCD)

本作の主人公。潜水艦イ401の艦長で「蒼き艦隊」の若きリーダーでもある。
本編開始時の年齢は18歳(2038年生まれ)。
元は国立海洋技術総合学院の士官候補生だったが、物語開始時の2年前に突然イオナと出会い、その結果、政府の制止を振り切って2人で出奔、イ401の艦長となる。
イ401に乗り込んでからの2年間は、一貫して「霧の艦隊」と交戦し続けている。
タカオからの攻撃を直前で察知するなど、戦闘においての勘は鋭い。しかし、海洋技術総合学院での成績は総合2位だった（杏平曰く「万年2位」）。
本編序盤で、上陰龍二郎次官補より鹿島沖に展開中の「霧」の巡洋艦の撃沈依頼を受け、その完遂後に「人類の最後の希望」である新兵器・振動弾頭のアメリカ合衆国への移送依頼を受ける。
「霧」の艦艇の多くがメンタルモデルを持ち始めたことを受け、メンタルモデルによって人類と「霧」とのコミュニケーションが可能であるのではないかと考えており、それこそが世界を変える鍵だと考えている。
18歳とも思えないほど、その行動や言動は大胆沈着で、判断に誤りも少ない。周囲の多くからは完璧な人間と思われているが、学院時代から彼を知るクルーや、イオナからは内面の弱さも理解されている。ヒュウガと2人での作戦行動中は、彼女に対して2年前の出奔から現在までの閉塞した心情を吐露するにいたった。

(アニメ版での差異)
コミック版の完璧超人ぶりはやや和らいで、年齢相応な若さ幼さを持ったキャラクターにアレンジされている。また、物語開始時点がコミックの2056年から2046年に変更されているため、生年も2028年になっている。