ロシア右翼
ソビエツカヤ・ロシアに掲載されたN.A.アンドレーエワの「私は自分の信念を曲げることはできない」(1988)
ソビエツカヤ・ロシア(1988/03/13)に掲載されたレニングラード工科大学講師ニーナ・アレクサンドロヴナ・アンドレーエワの投稿「私は自分の信念を曲げることはできない」とは...
全文を訳しておくと...
ソビエツカヤ・ロシアに掲載されたN.A.アンドレーエワの「私は自分の信念を曲げることはできない」(1988) 
ソビエツカヤ・ロシア(1988/03/13)に掲載されたレニングラード工科大学講師ニーナ・アレクサンドロヴナ・アンドレーエワの投稿「私は自分の信念を曲げることはできない」とは...
「私は自分の信念を曲げることはできない」は、レニングラード工科大学講師ニーナ・アレクサンドロヴナ・アンドレーエワが1988年3月13日にソビエツカヤ・ロシア紙に掲載した手紙である。
アンドレーエワはゴルバチョフの方針に対する懸念を表明したこの手紙の中で、ペレストロイカの発表後にマスコミに登場した、社会主義、特にI.V.スターリンの政策を批判する記事を非難した。新聞編集者の強い要望により、手紙 [1] を掲載するために、ニーナ・アンドレーエワは次の一節を挿入しなければならなかった。「私は、ソ連国民全員とともに、1930 年代と 1940 年代に党と国家指導部の過失により起こった大量弾圧に対する怒りと憤りを共有しています。しかし、一部の報道機関で現在優勢になりつつある、矛盾した出来事を単色で表現することには常識が断固として反対します。」編集者はまた、記事の結びを緩和した。手紙はスターリンの人格を肯定的に評価し、他の論拠とともに、チャーチルのものとされる長い文章を引用しているが、これは偽物である [2][3] 。
党階級の立場から出来事を評価することに戻るよう要求された。「社会主義の歴史を偽造する傾向を形成しているのは、まさに「左派リベラル社会主義」の支持者である」と主張された。著者は、彼らを西洋主義とコスモポリタニズムで非難した。また、この手紙は「農民社会主義」の支持者をも批判した。
このタイトルは、1988年2月のソ連共産党中央委員会総会でのゴルバチョフの演説[4]からの引用である。「我々はまた、精神的領域でも、おそらく何よりもまず、我々のマルクス・レーニン主義の原則に導かれて行動しなければならない。同志諸君、我々はいかなる口実の下でも我々の原則を妥協してはならない」[5]。
3月23日と24日、政治局はM.S.ゴルバチョフの強い要請により、ニーナ・アンドレーエワの手紙について議論した。 「1時間半、私たちは書記長の独白を聞いた。ゴルバチョフは主にスターリンに注意を向けていた。弾圧、弾圧、そして大祖国戦争の勝利については、ソ連人民の偉業をあまりにも覆い隠していたので、この勝利はまるでひとりでに達成されたかのようだった」と、当時国防大臣だったドミトリー・ヤゾフは、初日の会談についてずっと後になって回想している [6] 。議論の結果は、A. N. ヤコブレフが執筆した「ペレストロイカの原則、革命的思考と行動」という論文で、1988年4月5日にプラウダ紙に掲載された。この論文では、この手紙は「反ペレストロイカ勢力の宣言」と呼ばれていた [7] 。
多くの研究者は、この論文の発表とそれに続く議論をペレストロイカの重要な瞬間とみなしている [8] 。
N. A. アンドレーエワ自身が数年後に回想しているように、彼女の手紙は、社会史に対する「漠然とした無階級的アプローチ」に基づく「錯乱した考え」を表明したアレクサンドル・プロハノフのその年の著作に対する反応として書かれたものである [1] [9] 。
虚偽情報
アンドレーエワがチャーチルに帰したとされるスターリンに関する長い引用は信頼性に欠ける [2][3] 。この手紙の出版により、この引用は広く流布された。
「全ロシア中央執行委員会のリストによると、1922年末に追放された164人のうち、多くは後に帰国し、ヴィッパー教授を含めて誠実に国民に奉仕した。」 - ロベルト・ヴィッパー自身は1924年にラトビアに出発し、ラトビアがソ連に編入された1940年にソ連に帰国した。
References:
[1] Женщина, приостановившая Перестройку. Интервью с Ниной Андреевой Архивная копия от 30 января 2016 на Wayback Machine. «Аргументы и факты»
[2] Лебедев В. П. Рождение мифа о Черчилле и Сталине Архивная копия от 18 октября 2011 на Wayback Machine // Независимый альманах «Лебедь» �� 426, 15 мая 2005 г. — Точная ссылка на цитату Черчилля в статье Андреевой не приведена. Ведётся спор об авторстве текста и точности перевода. Часть текста опирается на книгу Трухановский В. Г. Уинстон Черчилль. — 4-е, доп. изд. — М.: Международные отношения, 1989. — 456 с.
[3] Langworth R. M.[англ.] Tribute to Stalin Nyet Архивная копия от 22 октября 2010 на Wayback Machine (англ.) 2010-10-11 — Ричард Лангворт, историк и в прошлом президент Центра Черчилля, опровергает миф о якобы имевшей место речи Черчилля в палате общин, восхвалявшей Сталина
[4] Сочнев А. Главный редактор «Советской России» Валентин Чикин о лидерах СССР, цензуре и ГКЧП Архивная копия от 6 ноября 2015 на Wayback Machine // Lenta.ru, 25.08.2015
[5] Горбачёв М. С. Избранные речи и статьи. Т. 6, с. 73. М.: Политиздат, 1989.
[6] Язов Д. Т. Сталин и пигмеи Архивная копия от 20 октября 2011 на Wayback Machine // Завтра
[7] Яковлев А. Н. Принципы перестройки, революционность мышления и действия // День. — 1991. — �� 16. — С. 3.
[8] Статья Нины Андреевой: «мини-путч» ортодоксов [[Архивная копия>https://web.archive.org/web/20131117190135/http://... от 17 ноября 2013 на Wayback Machine // Русская служба Би-Би-Си, 13.03.2013
[9] Нина Андреева: «Меня всегда раздражало расхождение слова и дела!» Архивная копия от 27 января 2016 на Wayback Machine // Sensus Novus, 04.03.2013
[ ru.wikipedia:Не могу поступаться принципами ]
全文を訳しておくと...
私は自分の信念を曲げることはできない
私は長い熟考の末、この手紙を書くことを決意した。私は化学者であり、レニングラード技術学院（レンソヴェート=レニングラード市ソビエトの名を持つ）で教鞭を執る教育者である。そして、多くの教師と同様に、学生グループの指導も務めている。今日、学生たちは長らく続いた社会的無関心と知的依存の時期を経て、徐々に革命的変革のエネルギーに満ちつつある。当然ながら、ペレストロイカの進むべき道、その経済的・思想的側面についての議論が巻き起こる。グラスノスチ（情報公開）、開かれた議論、批判の禁じられた領域の消滅、大衆意識の高揚、特に若者の間での情熱的な議論——これらは時に、西側のラジオの声や、社会主義の本質を十分に理解していない同胞たちによって「示唆」された問題として表れる。話題は尽きない。多党制の是非、宗教宣伝の自由、国外への移住の権利、報道における性的問題の自由な議論の必要性、文化の分権的管理の要求、徴兵制度の廃止の可能性……。特に、学生たちの間では、祖国の過去に関する議論が激しさを増している。
当然ながら、我々教育者はこうした切実な疑問に答えなければならない。それには、誠実さのみならず、確かな知識、確固たる信念、広い文化的視野、深い思索、そして冷静な評価が求められる。そして、こうした資質は社会科学を専門とする者だけでなく、すべての若者を指導する教育者にとって不可欠である。
我々が学生たちとともに歩くお気に入りの場所は、ペテルゴフの公園である。雪に覆われた並木道を進み、有名な宮殿や彫像に見惚れながらも、議論を交わす。議論に熱が入る！ 若き魂たちは、社会の複雑さを理解し、未来への道を見出そうと躍起になっている。私は興奮した様子の若者たちを見つめながら思う——彼らが真実を見つけられるよう導くことこそ、我々の使命であり、彼らが生きる社会、そして再構築すべき社会の問題を正しく理解できるようにすることが、いかに重要か。さらに、我々の古代史から現代史に至るまでの正しい理解を与えることこそが、彼らの未来を形作る上で決定的に重要なのだ。
懸念は何か？ 簡単な例を挙げよう。大祖国戦争とその参加者たちの英雄的行動については、これまで数多くの言葉が語られ、書かれてきた。しかし、最近、我々の「テクノロジー」大学の学生寮で、ソ連邦英雄であり、退役大佐であるV・F・モロゼフ氏との会合が開かれた。その際、学生から軍隊における政治的弾圧について質問があった。これに対し、彼は「自分は弾圧に遭遇したことはない。戦争を共に始めた多くの者が最後まで戦い抜き、高位の軍指導者になった」と答えた。この答えに失望した者もいた。弾圧の話題はあまりにも日常的になり、一部の若者の認識では過度に誇張され、過去の客観的な理解を妨げている。こうした例は決して珍しいものではない。
もちろん、技術系の学生であっても、理論的な社会科学の問題に強い関心を抱いているのは喜ばしいことだ。しかし、どうしても受け入れがたいもの、同意できないものがあまりに多くなっている。「テロリズム」「人民の政治的隷属」「翼をもがれた社会の停滞」「我々の精神的奴隷状態」「普遍的な恐怖」「権力における無礼者の支配」といった言葉が軽々しく飛び交い、まるで我が国の社会主義への移行期の歴史がそれだけで語られているかのようだ。その結果、例えば、一部の学生はますますニヒリズムに陥り、思想的に混乱し、政治的な立ち位置が揺らぎ、果てにはイデオロギー的無節操さすら現れるようになっている。そして時には「1917年以降、共産主義者がこの国の生活を“非人間化”したのだから、彼らに責任を取らせるべきだ」といった主張すら耳にすることがある。 このような状況を放置してはならない。
2月の党中央委員会総会では、「若者が階級的な世界観を学び、普遍的利益と階級的利益の関係を理解し、さらに我が国で進行中の変革の階級的本質を認識する」ことの緊急性が改めて強調された。この歴史および現代に対する視点は、今日よく目にする政治的ジョークや低俗なゴシップ、根拠のない扇情的なフィクションとは相容れないものである。
私は、世間で騒がれている記事を何度も読み返した。例えば、「1930年代初頭のソ連における反革命」や、スターリンが「ドイツでのファシズムとヒトラーの台頭に責任を負う」といった告発が、若者に何をもたらすのか？ それは、ただの混乱と誤解ではないのか？ あるいは、世代や社会層ごとに「スターリン主義者」の数を公開して数え上げることに、一体どんな意味があるのか？
我々はレニングラード市民であり、最近、S・M・キーロフに関する優れたドキュメンタリーを特に興味深く鑑賞した。しかし、その映像を説明するナレーションは、いくつかの点で映像資料と食い違うだけでなく、不明瞭な印象を与えるものだった。映像では、社会主義建設に携わる人々の熱狂、陽気さ、精神的高揚が描かれていたにもかかわらず、ナレーションは弾圧や情報の欠如について語っていたのである。このような情報の歪曲は、若者の歴史観を混乱させ、国家の進むべき道を見誤らせる危険を孕んでいる。我々は、過去を正しく理解し、社会の真実を見極める力を育むことが必要である。
私だけではないと思うが、党指導者たちが「暴露者」たちの関心を社会主義建設の各段階における実際の成果へ向けるよう呼びかけるたびに、まるで指令が下ったかのように、さらなる「暴露」の波が巻き起こる現象が続いている。この、残念ながら不毛な領域における顕著な例の一つが、M・シャトロフの戯曲である。第26回党大会の開幕日に、私はたまたま『赤い草に青い根』という劇を観劇する機会を得た。劇中、レーニンの秘書が未完成の粘土彫刻を水差しと間違え、頭から水をかぶろうとする場面で、若者たちが興奮気味に反応していたのをよく覚えている。ちなみに、一部の若者は事前に準備した横断幕を掲げていたが、その内容は過去と現在を貶めるものであった。さらに、『ブレスト講和』では、劇作家と演出家の意図によって、レーニンがトロツキーの前で跪くという場面が演出されていた。これは明らかに著者の思想を象徴的に表現したものだ。この手法は『さらに…さらに…さらに！』といった作品にも引き継がれている。もちろん、戯曲が歴史論文でないことは承知している。しかし、芸術作品であっても、特に政治演劇においては、著者の立場こそが真実を担保するものである。
シャトロフの立場は、『プラウダ』や『ソビエト・ロシア』紙に掲載された科学者や歴史家による批評で、綿密かつ的確に分析されている。私も自らの意見を述べたい。特に、シャトロフが社会主義リアリズムの原則から大きく逸脱している点は看過できない。彼は我が国の歴史における最も重要な時期を描きながら、社会発展における主観的要素を過度に強調し、階級闘争や大衆運動といった歴史の客観的法則を明らかに無視している。その結果、プロレタリア大衆やボリシェヴィキ党の役割は単なる「背景」となり、その前景で無責任な政治家たちのドラマが展開されるに過ぎない。このような歴史の歪曲は、若者の歴史観に混乱を招き、社会主義の発展を正しく理解する機会を奪う危険性を孕んでいる。我々は、歴史の真実を守り、社会の発展を正しく見つめる姿勢を貫かなければならない。
マルクス・レーニン主義の方法論に基づき具体的な歴史的過程を研究した批評家たちは、シャトロフが我が国の社会主義の歴史を歪めていることを説得力をもって示した。彼の戯曲において否定される対象は、プロレタリア独裁の国家である。しかし、その歴史的貢献なしには、今日我々が何かを再建することすら不可能だったはずである。それにもかかわらず、著者はスターリンがトロツキーやキーロフを殺害したとし、「病に伏したレーニンを封じ込めた」などと非難する。しかし、歴史上の人物に対してこのような偏向した非難を証拠も示さずに浴びせることが許されるのだろうか。
残念ながら、批評家たちは指摘しなかったが、シャトロフの主張がいかに独創性に欠けるものであるかは明白である。私には、彼の歴史観や論理の枠組みが、1935年にパリで出版されたB・スヴァリッチの著書の内容と驚くほど一致しているように思えた。シャトロフの戯曲に登場する登場人物たちは、反レーニン主義者たちが革命の進路、レーニンの役割、党内闘争の各段階における中央委員会メンバーの関係性について述べてきたことを、そのまま繰り返しているに過ぎない。これこそがシャトロフ流の「レーニンの新解釈」の本質なのである。さらに付け加えるなら、『アルバートの子供たち』の著者であるA・リバコフは、自ら亡命者の出版物から個々のプロットを借用したことを公然と認めている。
『さらに…さらに…さらに！』という劇を私はまだ読んでいなかった（そもそも未出版である）。しかし、すでにいくつかの出版物で、この作品を称賛する評論を目にしていた。このような異様なまでの迅速な評価は、何を意味するのだろうか。その後、この劇が急ピッチで舞台にかけられようとしていることを知った。なぜこれほどの急ぎようなのか、疑問を抱かざるを得ない。
2月の中央委員会総会の直後、『プラウダ』紙に「新たな輪の中で？」と題された書簡が掲載された。署名者は、我が国を代表する8名の演劇関係者であり、M・シャトロフの最新作の上演が遅れる可能性について警鐘を鳴らしているという。しかし、その根拠は、新聞に掲載された劇への批判的評価に過ぎない。なぜか、この書簡の著者たちは、批判的レビューを執筆した者たちを「祖国を愛する者」の範疇から排除している。では、彼らが「激しく情熱的に」我々の遠近の歴史を議論したいとするその姿勢と、果たしてどう整合するのだろうか？つまり、彼らだけが独自の意見を持つことを許されているのだろうか？
現在、社会科学のあらゆる問題について広範な議論が行われている。その中で、私は大学教育者として、特に若者のイデオロギー的・政治的教育、彼らの道徳的健全性、そして社会的楽観主義に直接関わる問題に関心を持たざるを得ない。学生たちと対話し、彼らと共に差し迫った問題について考察する中で、私はある結論に至った。我々は、長年にわたり、明らかに是正されるべき歪曲や一方的な解釈を数多く蓄積してきたのではないか。ここでは、特にそのいくつかについて考察したい。
I.V.スターリンの歴史的役割について考えてみよう。今日、彼の名は批判的攻撃の執拗な標的となっている。しかし、私の考えでは、それは単に彼個人への攻撃ではなく、むしろ彼が象徴する複雑な過渡期全体に向けられたものである。この時代は、今まさに現役を退きつつあるソビエト世代全体の比類なき偉業と結びついている。産業化、集団化、文化革命—これらは我が国を世界の大国の一つに押し上げた歴史的プロセスであるにもかかわらず、「個人崇拝」という単純な公式に押し込められ、その正当性が疑問視されている。
「スターリン主義者」に対する「懺悔」の要求が執拗に行われ（しかも、そのレッテルは恣意的に誰にでも貼られる可能性がある）、あの激動の時代を「民族の悲劇」として裁くような小説や映画が賞賛されている。しかしながら、こうした歴史的虚無主義を美化しようとする試みが必ずしも成功するわけではない。例えば、批評家から絶賛されたある映画は、前例のない広告キャンペーンが展開されたにもかかわらず、国民の大多数からは冷ややかに受け止められた。
誤解を避けるために言っておくが、私はスターリンやその側近、支持者とは一切の関係がない。私の父はレニングラード港の労働者であり、母はキーロフ工場の機械工だった。兄も同じ工場で働き、父や妹と共にナチスとの戦いで命を落とした。また、私の親類の一人は弾圧を受け、20回党大会後に名誉回復された。私は1930〜40年代に当時の党および国家指導部の責任によって引き起こされた大規模な弾圧に対し、全ソビエト国民と同様に憤りを共有している。しかし、現在、一部の報道機関で主流となりつつある、こうした歴史の複雑さを単色で塗りつぶす単純化に対しては、良識が強く抗議の声を上げざるを得ない。
私は、社会主義の先駆者たちの名誉と尊厳を擁護するという党の呼びかけを支持する。そして、スターリンを含むすべての党および国家指導者の歴史的役割を評価する際には、党階級的立場から出発すべきであると考える。この場合、単なる「裁判」的な視点や、当時の激動の時代を生き抜いた人々とは無縁の立場からの抽象的な道徳論に矮小化することはできない。それどころか、彼らの仕事こそ、今日においても我々にとって鼓舞的な模範となるものである。
スターリンに対する評価において、私にとって決定的なのは、彼と直接接した同時代人たちの証言である。それは、我々の側の証言だけでなく、むしろ「塹壕の向こう側」にいた者たちの評価が特に興味深い。たとえば、チャーチルの言葉を見てみよう。彼は1919年、若きソビエト共和国に対する14か国の軍事干渉を組織する上での自身の役割を誇っていた。しかし、それから40年後、スターリンという強大な政治的敵手を次のように評することを余儀なくされた。
「彼はその時代において卓越した人物であり、その生涯が展開された苛烈な時代に深い刻印を残した。スターリンは驚異的なエネルギー、博識、そして屈しない意志の持ち主であり、行動においても言葉においても苛烈であり、容赦がなかった。イギリス議会で鍛えられた私ですら、彼に対抗することはできなかった……彼の言葉は巨大な力を帯びていた。この力はあまりにも圧倒的であり、彼はすべての時代と民族の指導者の中で唯一無二の存在のように思えた……彼が人々に与える影響は抗いがたいものだった。ヤルタ会談の場に彼が入ってくると、我々は皆、まるで号令がかかったかのように立ち上がり、奇妙なことに手を体の横に添えたままだった。スターリンは深い論理的思考と、いかなる場面においても動揺しない知恵を持っていた。彼は最も絶望的な状況の中で突破口を見出す比類なき名手であった……彼は敵を敵の手で打ち倒し、我々を—彼が公然と『帝国主義者』と呼んでいた我々を—他の帝国主義者と戦わせたのだ……彼はロシアを鋤（すき）しか持たない国から引き継ぎ、それを核兵器を持つ国へと変えた。」
これは、単なる政治的駆け引きや見せかけの評価として片付けることはできない。これは、大英帝国の忠実な守護者であったチャーチルによる、スターリンの歴史的偉業に対する真摯な認識なのである。
このようなスターリンの評価は、ド・ゴールの回想録や、ヨーロッパやアメリカの政治指導者たちの回想録や書簡にも共通して見られる。彼らはスターリンを軍事的同盟者として、また階級的敵対者として直接接した人物たちである。
さらに、国内の公文書にも、スターリンの歴史的役割について考察するための重要かつ深遠な資料が数多く存在する。たとえば、1957年にポリチズダート社から刊行された **『ソ連閣僚会議議長とアメリカ合衆国大統領およびイギリス首相との書簡集（1941–1945）』** という二巻本がある。この文書は、まさに我が国の誇り、そして変動する世界におけるソ連の地位と役割を示している。また、スターリンが戦時中に発した報告、演説、命令の数々を収めた資料集を思い出す。これらの記録は、ファシズムを打倒した英雄的世代を育て上げたものである。それに、当時は極秘扱いだった資料も含めた形で、今日再出版されるべきではないかという意見もある。たとえば、一部の歴史家が再評価を求める **「命令第227号」**（いわゆる「一歩も退くな！」命令）もその一例である。
残念ながら、これらの重要な歴史的資料の多くは、現代の若者たちにはほとんど知られていない。したがって、ソ連邦元帥 **ジューコフ、ヴァシレフスキー、ゴロヴァノフ、シュテメンコ**、そして航空設計者 **ヤコヴレフ** ら、最高司令官スターリンを直接知る人物たちの回想録は、歴史意識を育成する上で極めて重要である。
もちろん、あの時代は非常に苛酷であった。しかし同時に、個人の謙虚さ、時に禁欲的ともいえる姿勢が誇りを持って保たれていた時代でもあった。国内の陰に潜む投機家や貿易業者が、ソビエトの「新興億万長者」として暗躍することはなかった。我々は、今日のように「消費の美学」を優先するのではなく、「労働と防衛」に対する若者の意識を鍛え、彼らの精神世界を外国の低俗な大衆文化や国内の粗製乱造された娯楽作品によって歪めることはなかったのである。
若者たちとの長く率直な対話から、次のような結論に至る。すなわち、プロレタリア独裁と当時の国家指導者に対する攻撃は、単なる政治的・思想的・道徳的な動機だけでなく、明確な社会的基盤を持っているということである。こうした攻撃の土壌を拡大しようとする勢力は数多く存在し、それは決して国境の外だけの話ではない。
西側の職業的反共主義者たちは、すでに久しく「反スターリン主義」という民主的スローガンを装った攻撃を展開してきたが、国内にも十月革命によって打倒された階級の子孫たちが健在であり、彼らの中には、祖先の財産的・社会的損失を今なお忘れることのできない者も少なくない。この中には、**ダンやマルトフの精神的後継者**、ロシア社会民主主義の流れを汲む者たち、**トロツキーやヤゴーダの思想的追随者**、さらには**ネップマン（新経済政策時代の商人）、バスマチ（中央アジアの反革命武装勢力）、社会主義によって「打撃」を受けたクラーク（富農）たちの子孫**などが含まれる。
すべての歴史的指導者は、特定の**社会経済的・思想政治的状況**によって形成され、その時代の要求と主導的な社会政治構造に応えなければならない。そのため、歴史の舞台に登場した人物は、「生き残る」ために時代のニーズを満たし、その活動において客観的法則性を実現しつつ、同時に自らの個性を歴史に刻み込む。
例えば、今日では**ピョートル大帝**の個人的性格にこだわる者はほとんどいないが、彼の治世においてロシアが大国としての地位を確立したことは誰もが認めるところである。時の流れは、その歴史的成果を凝縮し、ピョートルの歴史的評価へと結実させた。そして、ペトロパヴロフスク要塞の大聖堂に絶えることなく捧げられる花束こそ、現代の我々が、専制政治とは無縁でありながらも、彼に対する尊敬と感謝の念を抱いていることの象徴ではないだろうか。
私は、ソビエトの歴史における特定の人物がどれほど矛盾に満ち、複雑であろうとも、その人物の社会主義の建設と防衛における真の役割は、遅かれ早かれ客観的かつ明確な評価を受けるべきだと考えている。もちろん、明確とは一面的なもの、歴史的な現象をお世辞や寄せ集めで評価することを意味しない。そんなことであれば、何らかの主観主義を創り出し、許したり許さなかったり、歴史に残すことも排除することもできる。しかし、明確さとは、まず第一に具体的な歴史的評価、いわゆる状況に流されない評価を意味し、それは個々の活動が社会発展の基本法則にどのように適合していたかの弁証法的な分析を示すものでなければならない。その歴史的成果に基づくものであるべきだ。
我が国において、これらの法則は「誰が誰に？」という問題の解決に関連していた。もし我々が歴史研究のマルクス・レーニン主義の方法論に従うのであれば、まず第一に、M・S・ゴルバチョフに従って、何百万もの人々がどのように生き、どのように働き、何を信じ、勝利や失敗、発見や誤り、明るい瞬間や悲劇、群衆の革命的熱情と社会主義の法の違反、時には犯罪がどのように結びついていたのかを明確に示さなければならない。
最近、私の学生の一人が、「階級闘争は時代遅れの概念であり、プロレタリアートの指導的役割もそうだ」と言って驚かせてくれた。もし彼女だけがそのような主張をしていたのなら良かったのだが、例えば最近、ある著名な学者が「異なる社会経済システムを持つ国家間の現在の関係には階級的な内容がない」と主張したことが、熱い議論を引き起こした。この学者は、数十年にわたり、平和的共存は国際的な舞台における階級闘争の一形態に過ぎないと正反対のことを書いてきた理由を説明する必要がないと考えたようだ。どうやら彼はその考えを放棄したらしい。意見が変わることもある。しかし、私の考えでは、主要な哲学者としての義務は、少なくとも彼の著書から学んだ人々に対しては、その理由を説明することにある。今日、国際的な労働者階級は、すでにその国家や政治機関の姿を通じて世界資本に対抗しているのではないのか？
現在の多くの議論の中心にあるのは、私が思うに、同じ問いである。それは、ペレストロイカの指導的で動員する力はどの階級または社会の層であるのかということだ。このことは、特に作家A・プロハノフとのインタビューの中で、我々の市の新聞「レニングラードスキー・ラボーチ」において論じられた。プロハノフは、現在の公共意識の状態が、我が国で「戦いによって築かれた社会主義」を異なる方向から克服しようとしている二つのイデオロギー的流れ、または彼が言う「代替のタワー」の存在によって特徴付けられると指摘している。これらの「タワー」の相互対立の重要性と深刻さを誇張しつつも、作家は「彼らは社会主義の価値を打ち破ることでしか交わらない」と正しく強調していまる。しかし、彼らのイデオロギーによれば、両者は「ペレストロイカのために」立っている。
最初の、そしてさらに流れの最も豊富なイデオロギーの流れは、すでにペレストロイカの間に現れ、左派リベラルな知識人の社会主義のモデルを主張している。それは、階級の層からの最も真摯で「純粋な」人道主義の表現だとされている。その支持者たちは、プロレタリアの集団主義を「個人の固有の価値」と対比させ、文化の分野におけるモダニズムの探求や神を求める傾向、テクノクラティックな偶像を伴って、現代の資本主義の「民主的」魅力を説き、その実際の成果や幻想的な成果におべっかを使っている。彼らの代表者は、我々は間違った社会主義を築いてきたと主張し、今日こそ「政治的リーダーシップと進歩的な知識人の連合が初めて形成された」と言っている。我々の星の数百万の人々が飢餓、疫病、帝国主義の軍事的冒険で命を落としている時に、彼らは「動物の権利を保護するための法典の発展」を求め、自然に並外れた超自然的な知性を与え、知性は社会的なものでなく生物学的な特性であり、親から子へと遺伝的に伝達されるものであると主張する。これは一体何を意味しているのか、私に説明してほしい。
「左派リベラル社会主義」の支持者こそが、社会主義の歴史を歪める傾向を形成している。彼らは我々に、国の過去には間違いや犯罪だけが実在するかのように植え付け、過去と現在の偉大な業績を黙殺する。完全な歴史的真実を主張し、彼らは社会の発展の社会政治的基準を倫理的カテゴリーの学問主義に置き換える。私は本当に理解したい。なぜ、中央委員会の各指導者やソ連政府の指導者が、最も難しい歴史的難局の解決において犯した現実的かつ想像上の過ちや誤算に関連して、職を辞めた後に妥協し、失墜する必要があるのか？世界初の社会主義国の指導者たちの権威と尊厳を浪費する情熱はどこから来たのか？
「左派リベラル」の見解のもう一つの特徴は、明白または隠れたコスモポリタン的傾向、すなわち非国家的な「国際主義」である。革命の後、商人や製造業者の代表団がペトログラードソビエトにトロツキーに「ユダヤ人」として会いに行き、赤衛軍の弾圧についての不満を述べた際、彼は「私はユダヤ人ではなく、国際主義者だ」と宣言したという話をどこかで読んだ。この発言は、請願者たちを非常に困惑させた。
トロツキーの「民族」という概念は、「国際」に比べてある種の劣等性と制限を意味していた。そのため、彼は十月の「民族的伝統」を強調し、「レーニンの中の民族」について書き、ロシアの人々は「文化的遺産を受け取らなかった」と主張した。トロツキストたちが「遅れた未開の存在」と見なしていたロシアのプロレタリアートが、レーニンの言葉を借りれば「三つのロシア革命」を実行し、スラブ民族が人類のファシズムとの闘いの先頭に立っていたことを、我々はどうしても恥じるようである。
もちろん、ここで述べたことは他の民族や国々の歴史的貢献を軽視するものではない。今の言葉で言えば、これは歴史的真実の完全性を確保するだけである... 学生たちが、ノンブラックアース地域やシベリアの何千もの村がなぜ荒れ果てたのかと私に尋ねると、私はそれも勝利と戦後の国民経済の復興のために払うべき高い代償であり、ロシアの民族文化の数多くの記念碑を取り返しのつかない形で失ったことの代償であると答える。そして、歴史的意識の重要性を軽視することは、防衛意識や愛国的意識の平和主義的浸食、さらには大ロシア人の微細な民族的誇りの表れを大国的な好戦主義の欄に記載したいという欲望をもたらすと私は確信している。
私が心配しているもう一つのことは、武闘的コスモポリタニズムが社会主義を受け入れないという実践と結びついていることである。残念ながら、我話絵はその新参者たちがスモルニーの前やクレムリンの壁の下で騒ぎを起こしたときに、初めてこのことに気づいた。さらに、この現象をほとんど無害な居住地の変化として見て、我々の公的資金で大学や大学院を卒業した人々の中で、階級的および国家的な裏切りを見抜くことが徐々に教えられている。一般的に、一部の人々は社会主義を拒否することを「民主主義」や「人権」の何らかの表れとして捉える傾向があり、その才能は「停滞した社会主義」によって花開くことを妨げられたと言う。さて、「自由な世界」では、彼らがうごめく企業や「天才」を評価せず、良心の取引が特殊機関にとって興味のないものであれば、我々は戻ることができる…
ご存知のように、特定の歴史的役割に応じて、K. マルクスとF. エンゲルスは、ある時点での歴史において、全民族を「反革命的」と呼んだ - 強調しておくが、階級ではなく、身分でもなく、民族である。階級的アプローチに基づいて、彼らはロシア人、ポーランド人、そして彼ら自身が属していた国籍を含む多くの民族に対して厳しい特徴付けをためらわなかった。科学的プロレタリア思想の創始者たちは、ソビエト人民の兄弟的共同体において、各民族と国籍が「若いころから名誉を大切にする」べきであり、民族主義やシャウビニズム的な感情を煽られることを許してはいけないことを思い出させてくれる。各民族の民族的誇りと民族的尊厳は、単一の社会主義社会の国際主義と有機的に融合するべきだ。
「ネオリベラル派」が西洋に向かっているのであれば、プロハノフの表現を借りれば、もう一つの「代替的な塔」である「守護者と伝統主義者」は「後退することによって社会主義を克服しよう」としている。言い換えれば、社会主義以前のロシアの社会形態に戻ろうとしている。この独特の「農民社会主義」の代表者たちは、このイメージに魅了されている。彼らの意見では、百年前に農民共同体によって何世紀にもわたって蓄積された道徳的価値の喪失があったとされている。「伝統主義者」は、腐敗を暴露し、公正な環境問題の解決に取り組み、アルコール依存症と戦い、歴史的遺産を保護し、マスカルチャーの支配に対抗するという点で疑いの余地のない功績があるが、これは消費主義の精神病として正しく評価されている…
同時に、「農民社会主義」のイデオロギーの見解は、祖国の運命にとって十月革命の歴史的意義を理解していないこと、一方的に集団化を「農民に対する恐ろしい専制」と評価すること、宗教的・神秘的なロシア哲学に対する批判的な見解を欠くこと、国内歴史学における古いツァーリズムの概念、革命後の農民の階層化を見ようとしないこと、そして労働者階級の革命的役割を無視することが特徴である。
村における階級闘争の中で、「中農を背後から撃った」いわゆる「村」コミッサールがしばしば前面に出てくる。革命によって目覚めたこの広大な国には、もちろんさまざまなコミッサールが存在した。しかし、我々の生活の主な流れは、依然として撃たれたコミッサールによって決定されていた。彼らこそが背中に星を切り取られ、生きたまま焼かれた。「攻撃する階級」は、コミッサール、チェカの人々、村のボリシェビキ、貧困委員会のメンバー、「二万人」、さらには最初のトラクター運転手、村の通信員、女教師、村のコムソモールのメンバー、そして数万の他の無名の社会主義の戦士たちの命をもって代償を払うことになった。
若者を教育することの困難さは、「ネオリベラル」や「ネオスラヴォフィル」の思想に沿った非公式の組織や団体が創設されることによってさらに悪化している。挑発に走る過激派の要素がその指導部で優位に立つことがある。最近では、社会主義とはかけ離れた多元主義に基づくこれらのアマチュア組織の政治化が進んでいる。しばしば、これらの組織の指導者は「議会制」に基づく「権力の分割」や「自由な労働組合」、「自治的な出版社」などについて語る。このすべては、現在国で行われている議論の主要かつ根本的な問題が、社会主義の建設、ひいてはペレストロイカにおける党と労働者階級の指導的役割を認めるべきか否かであると結論づけられるだろう。当然、これに伴う政治、経済、イデオロギーに関するすべての理論的および実践的な結論を伴って。
この社会歴史的世界観の重要な問題の派生物は、ソビエト社会の精神的発展における社会主義イデオロギーの役割に関する問いである。ちなみに、この問いは1917年末にK.カウツキーによって提起され、彼は10月に関する小冊子の中で、社会主義は経済における鉄の計画と規律、そしてイデオロギーや精神生活における無政府状態によって特徴づけられると宣言した。これにより、メンシェビキや社会革命派、その他の小ブルジョアのイデオロギストたちは歓喜したが、レーニンと彼の仲間たちは決然として反撃し、当時彼らが言ったように、科学的プロレタリアイデオロギーの「指導的地位」を一貫して擁護した。
思い出してみよ。V.I.レーニンが当時人気の社会学者ピチリム・ソロキンによるペトログラードの離婚統計の操作や、プロフェッサー・ヴィッパーの宗教的保護に関する著作に直面したとき、彼はその出版物の出現を当時のマスメディアの労働者の未熟さによるものと説明し、「ロシアの労働者階級は権力を奪取することには成功したが、それを使用する方法をまだ学んでいない」と述べた。さもなければ、ウラジーミル・イリイチは指摘したが、これらの教授や作家は、マスの教育のために「名高い堕落者が若年層の教育機関での監督者の役割に適することはないのと同様に、適切ではない」とし、「我々は精神的な領域でも、そしておそらくここでまず第一に、我話絵のマルクス・レーニン主義の原則に基づいて行動しなければならない。原則は、仲間たち、我々はどんな口実の下でも妥協してはならない」と述べた。
これが我々が立っている立場であり、今後も立ち続ける立場である。原則は我々に与えられたのではなく、むしろ祖国の歴史の厳しい曲がり角を通じて苦しみ抜いてきたものある。
[ «Не могу поступаться принципами» ]
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