ロシア右翼, ロシア史教科書
2023年発行のロシアの世界史教科書11学年用(1945-21世紀初頭)では、「2020年の大統領選挙で再び立候補したが、民主党の明らかな不正により、J・バイデンに敗れた」といった陰謀論を記述していたが、トランプ政権とロシアの利害については明記されていなかった。

2024年発行のロシア史教科書9学年用(近現代史導入 1914-21世紀初頭)では、「2017年に政権に就いた米国のドナルド・トランプ大統領は、ロシアとの関係を正常化する意向を表明した。しかし、国内の有力な政敵らは、ドナルド・トランプとロシアの「共謀」をめぐる捜査を組織し、米国は選挙への干渉疑惑で非難を浴びた。関係改善どころか、制裁は強化され続けた。」として、トランプ政権ならロシアと米国の関係は良好なものになっていたはずだという思いが書かれている。実際にプーチン政権がそう考えているのかはわからないが、国民にはそう信じさせたようである。

これら以外に、2023年発行のロシアの世界史教科書11学年用(別の出版社の教科書)が、トランプ政権についてセクション内のサブセクションひとつをわりあてて、記述している。わりと淡々とトランプ政権について記述して、こちらは特にロシアの国益と関連するような記述はみあたらない。セクション構成も異なるので、特別軍事作戦以前の教育課程にしたがっているのかもしれない。


2023年発行のロシアの世界史教科書11学年用(1945-21世紀初頭)では、「2020年の大統領選挙で再び立候補したが、民主党の明らかな不正により、J・バイデンに敗れた」といった陰謀論を記述していたが、トランプ政権とロシアの利害については明記されていなかった。

2024年発行のロシア史教科書9学年用(近現代史導入 1914-21世紀初頭)では、「2017年に政権に就いた米国のドナルド・トランプ大統領は、ロシアとの関係を正常化する意向を表明した。しかし、国内の有力な政敵らは、ドナルド・トランプとロシアの「共謀」をめぐる捜査を組織し、米国は選挙への干渉疑惑で非難を浴びた。関係改善どころか、制裁は強化され続けた。」として、トランプ政権ならロシアと米国の関係は良好なものになっていたはずだという思いが書かれている。実際にプーチン政権がそう考えているのかはわからないが、国民にはそう信じさせたようである。

これら以外に、2023年発行のロシアの世界史教科書11学年用(別の出版社の教科書)が、トランプ政権についてセクション内のサブセクションひとつをわりあてて、記述している。わりと淡々とトランプ政権について記述して、こちらは特にロシアの国益と関連するような記述はみあたらない。セクション構成も異なるので、特別軍事作戦以前の教育課程にしたがっているのかもしれない。




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