冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

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ネバダ核実験場での実験開始の注意 (1951)


1951年1月27日、ネバダ核実験場で、米国本土初の核実験が行われた(Operation Ranger)。これがユタ州セントジョージなど周辺地域での放射性降下物被曝の始まりだった。

その実験の2週間ほど前に、「核実験場に立ち入らない限り、危険はない」という注意書きが、原子力委員会から配布された。(4年後に制作されたブックレットと異なり、紙1枚)


[ source ]

注意
1951年1月11日
本日より、米国原子力委員会は、ラスベガス爆撃砲術演習場の一部を、核兵器開発計画に必要な実験活動のために使う認可が下りています。
実験活動には制御条件下での原爆開発のための実験核爆発もあります。
実験は不定期にルーチンワークとして実施されます。
いかなる実験の日時も広報されません。
許可なく、ラスベガス爆撃砲術演習場に立ち入った場合、原子力委員会の実験活動によって、負傷する場合があります。
健康安全部門は、ラスベガス爆撃砲術演習場の外側では、原子力委員会の実験活動による危険性がないと判定しています。放射線サーベイや演習場周囲の巡回などの必要な対策を行って、安全条件を遵守します。
原子力法の安全規制条項が、このエリアに適用されます。

米国原子力委員会ラスベガスプロジェクト事務所
プロジェクト管理者: ラルフPジョンソン
この記述は何の意味も持たず、その後、風下住民(Downwinders)たちの癌や白血病の発症率を以上に大きくするなどの放射線被曝被害を起きた。

そして、それを米国政府が認めるまでには数十年の時を要した。






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