冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

カルチャー>新聞・雑誌>報道

米国の医師たちによる医学的影響評価報道(1981/08/06)



過去2年以上、多くの米国に医師たちが、核戦争の人々へい影響を伝えてきた。彼らによれば、たった一発の核兵器が中規模の都市で爆発すれば、数十万人が死亡し、多くの人々が、わずかに生き残った医師の看護を受けられる望みもなく、凄惨に負傷した状態で放置される。
論点は明確で、たとえ「限定的」核戦争であっても、想像しがたい災厄がもたらされることである。しかし、洗練された核戦争戦略家たちは、我々にその明確なことを忘れさせる。
そして、政府は、「核戦争のリスクを低減する方法という、最も重要な国際問題が残されているということに、フォーカスするのを避ける」理由を見出している。
核問題に光を当てる医師たちの努力に進展がみられる。特に、「交渉しないために、公式の理由となっている」相互不信を照らし出している。
今年3月、医師のグループの一つが、核戦争抑止国際医師会を結成し、ワシントン近郊で総会を開いた。ブレジネフ書記長の心臓専門医であるDr. EI Chazovなどソ連代表も参加した。

メディアの批判
ソ連からの参加を募ったことに対して、批判的なメディアもある。彼らは「ソ連の医師たちは総会をプロパガンダの場に使い、核戦争の医学的恐怖を自国民に伝えることはないのだ」と論じた。
実際には、ソ連の医師たちは総会で論じられた、厳しいシナリオの生々しい記述を自国に伝えている。米国川主催者は、ソ連報道機関の放送及び報道記事のコピーを入手している。それは詳細にわたる者で、非常に多くの聴衆に向かって伝えられている。
たとえば、Dr Chazovは、1000万部発行されるコムソモルスカヤプラウダのインタビューで、一発の核爆発による火傷の犠牲者数は、医師及び医療品の数量を大きく上回ると語っている。彼はテレビでもインタビューを受けた。プラウダやイズベスチヤなどの新聞が報道した。
ソ連の医師たちとの共同行動は、活動が政治的だとみられると言う点で誤りかもしれない。私は「核戦争の医学的帰結という彼らの専門知識を語っていると言う点で、米国の医師たちは影響力を持っている」と考える。そして、科学的公平性により、事実の恐るべき残虐さを訴えかけている。
しかし、「ソ連政府が国民に医学的事実を伝えない」という予測は誤っている。そして、より大きな影響を与えている。

根源的カオス
同じことが、「ソ連政府が民間防衛に資金を投じているのは、社会が核戦争を生き延びると考えているからだ」についても言える。Soviet Medical Gazetteの3月の総会についての記事で「核戦争では、社会構造は完全に崩壊する。社会は廃墟と化し、根源的カオスに陥る」と書いている。
...
[ Anthony Lewis (New York Times) :"Doctors give warning of nuclear war horrors" (1981/08\06) on The Montreal Gazette ]


[ Don Bates" "Montreal: A nuclear attack would be end of our world" (1981/08/06) on The Montreal Gazette ]







コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます