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Gilbert U-238 Atomic Energy Lab(1951-1952)ほど有名ではないが、ORAU: Museum of Radiation and Radioactivityによれば「未来を念頭に置いた科学コース」"American Basic Science Club"からも「"Atomic Energy Lab」という同様のキットが販売されていた。これは「アメリカン ベーシック サイエンス クラブ」はテキサス州オースチンで家電店を経営していたJames Kerrが設立した会社で、1957〜1980年代初頭まで損じしていた。
「Atomic Energy Lab」は1957年のシリーズと1973年のシリーズのひとつとして製造販売され、当時の価格は1962年時点では5.95ドル。
なお、キットの大きめの画像はSamsToyBoxにある。
以下はAmerican Basic Science Club - 1959 adに記載された、1959年版の子供向け科学実験シリーズ。上記の「Atomic Energy Lab」は以下では、「スピンタリススコープ」と@原子放射線実験」と「霧箱」という3つの項目として並べられている。
Gilbert U-238 Atomic Energy Lab(1951-1952)ほど有名ではないが、ORAU: Museum of Radiation and Radioactivityによれば「未来を念頭に置いた科学コース」"American Basic Science Club"からも「"Atomic Energy Lab」という同様のキットが販売されていた。これは「アメリカン ベーシック サイエンス クラブ」はテキサス州オースチンで家電店を経営していたJames Kerrが設立した会社で、1957〜1980年代初頭まで損じしていた。
「Atomic Energy Lab」は1957年のシリーズと1973年のシリーズのひとつとして製造販売され、当時の価格は1962年時点では5.95ドル。
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これは、スピンタリスコープ、霧箱、検電器、アルファ線源 (ラジウム)、ウラン鉱石のセットだった。
箱から出してすぐに使えるものではなく、すべて組み立ての必要があった。それがこのキットの私の起きに入りの点でもある。これは全てお膳立てされている実験ではなく、ちょっとした組み立てプロジェクトなのだ。
スピンタリスコープは、光学レンズをアルファ線源に結合すて組み立てる。アルファ線源はコルクにピンを突き刺したもので、コルクの表面は硫化亜鉛(ZnS)でコーティングされており、露出したピンの先端にはラジウムが付着している。暗闇で硫化亜鉛をレンズを通して見ると、ラジウムからのアルファ粒子が ZnS結晶に衝突するときの小さな閃光が見える。
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霧箱は透明なプラスチックの容器で作られている (写真右下隅)。霧箱の底部は黒い紙の円盤で形成されており、ドライアイスのブロックで冷たく保つ。ラジウムが付いているピンは、プラスチック容器の上部にある小さな穴を通して霧箱に入れる。アルコールを数滴加えて蒸気を発生させる。側面に集光レンズを備えた金属ボックス内の電球が照明源として機能する。
検電器は、霧箱の光源をつくるために使うのと同じ金属製の箱で作られている。アルミホイルは検電器のリーフを作るために使用され、リーフはスピンタリスコープで使用されているのと同じレンズで観察する。
[ ORAU: Atomic Energy Lab (ca. 1960s) ]
なお、キットの大きめの画像はSamsToyBoxにある。
以下はAmerican Basic Science Club - 1959 adに記載された、1959年版の子供向け科学実験シリーズ。上記の「Atomic Energy Lab」は以下では、「スピンタリススコープ」と@原子放射線実験」と「霧箱」という3つの項目として並べられている。
- ELECTRICAL EXPERIMENTS (電気実験)
電磁石、変圧器、検流計、加減抵抗器、リレー、電圧計、ホイートストン ブリッジ、その他の電子機器を楽しく学べる - RADIO RECEIVER (無線受信機)
高感度3管式再生ラジオ、トランスを搭載、通常の110 A/C家庭用回路に接続可、ヘッドセット付き - SPECTROSCOPE (分光器)
炎のスペクトルを観察して、物質を識別・分析する光学機器、スペクトルチャート付き - PHOTOELECTRIC EYE (光電アイ)
モーター、ベル、アラームを制御するのに必要な光電管、励磁ランプ、電子リレーなど光学実験に必要な機器一式。 - MICROPHONE (マイク)
予期せぬノイズを大幅に増幅する高感度カーボンマイク、無線送信機とも接続可能。 - ELECTRONIC EXPERIMENTS (電子実験)
真空管やその他の電子部品の機能を調べる。電子スイッチ、アンプ、その他の実験回路を作る - CODE PRACTICE SET (信号練習セット)
シグナルオシレーター、キー、フラッシャー...信号の受信と送信を学べる機器一式 - Morse Code(モールス符号)
ハム免許の第1歩 - STROBE LIGHT(ストロボ)
可変パルスネオンライト。 急速に振動または回転する物体の動きを「フリーズ」して、詳細な研究と周波数、回転速度を調べる - BROADCAST TRANSMITTER (放送送信機)
信号と音声の両方をクリアに近くの無線機に伝送する。 手持ちのマイク、レコードプレーヤー、コードオシレーターといっしょに使える - RADIO SERVICE EQUIPMENT(無線調整機器)
独自の無線信号トレーサーとプローブ光導通テスターを構築するための部品一式。どちらもラジオの整備に必要なもの - HEAT EXPERIMENTS (熱実験)
熱と固体、液体、気体への影響に関する実験機器。 温度計2子、熱電対、アルコールバーナーのセット - TELESCOPE(望遠鏡)
天体望遠鏡。 高品質のグラウンドレンズを使って、月の表面や遠くにある物体を詳しく観察できる - SOUND EXPERIMENTS (音響実験)
音波、共鳴、ピッチの実験のための、拡声器、共鳴管、ソノメーターのセット - SLIDE PROJECTOR(スライドプロジェクター)
16mmと35mm のスライド、シャープな焦点合わせ、対流冷却が可能。 GEプロジェクションランプが付属。 投影顕微鏡としても使用可能 - MICROSCOPE (顕微鏡)
高倍率および低倍率、精密研磨された光学レンズ、自己発光型。 写真ラボと組み合わせて顕微鏡写真撮影にも使える - PHOTOGRAPHY LAB(写真ラボ)
暗室設備一式: 印画 - 引伸機 - 電子タイマー - セーフライト - 現像トレイ、用紙と薬品 - LIGHT EXPERIMENTS (光学実験)
光学レンズ、プリズム、測光器、偏光、紫外線「不可視光」、目に見えない赤外線を使った興味深い実験機器一式 - WEATHER STATION(気象観測機器)
アネロイド気圧計 - 湿度計 - スリング乾湿計 - 風速計雨量計 - 雲図 - 記録図 - 天気図 - SPINTHARISCOPE (スピンタリススコープ)
秒速18万kmでアルファ粒子を放出するラジウム原子崩壊の華麗な爆発を間近から拡大観察できる - ATOMIC RADIATION EXPM. (原子放射線実験)
高感度検電器を使用して鉱石の放射能を確認し、放射線実験を行える。ウランおよびその他の放射性鉱石の標本付き - ATOMIC CLOUD CHAMBER (霧箱)
霧箱で宇宙から降ってくる亜原子粒子によって作られたさまざまな種類の光線経路を観察


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