冷戦時代の核実験や民間防衛をめぐるカルチャー

民間防衛>英国動画・音声

BBC 核攻撃のときの予定原稿(日本語版)


BBC 核攻撃のときの予定原稿をMISAKIに読ませてみた

これだけでは寂しいので、ありきたりだが、核実験静止画を背景とし、ありきたりのBGMを付けてみたのが、ことの始まり。


ショウ

普通に男声が淡々と読むと...


背景動画は、Dead Man's Letters (1986/1987)から、核攻撃のシーンと防護服を着て外を歩くシーン。日本では、あまり知られて送にない映画なので、それらしく見えるかも。

ゆっくり

聞きなれない声、特に合成音声の放送が流れたら、BBCは既に壊滅したと思われるだろう。そう考えて、当時、BBCは、Peter Donaldsonアナウンサー(BBC Radio 4)による予定音声を制作している。また、Peter Donaldsonアナウンサー自身も[Burlington Bunkerに行くことになっていたようである。

威勢の良いBGMのもと、明確に合成音声とわかる音声が流れたら、どう聞こえるか? ということで作ってみたのが...


背景の静止画はもちろん、英国政府が核戦争時に移転する可能性のあったBurlington Bunker (ロンドンから西へ150kmほど離れたところ):
[Burlington Bunker
構想 1956区域 22目的 核戦争の政府機能
完成 1961深さ 18.3 - 30.5m収容人員 4000
退役 1991規模 1000m x 200m内部移動 電動バギー
機密解除 2004面積 14万m2

機密解除後の報道映像(BBC)


Burlington Bunkerは見た目に豪華ではないが、長期間自活できるだけの施設を持っており、核戦争に備えて設計・建設されており、特権的な場所と言えるだろう。地方公共団体などは、常設の設備もなく、市庁舎の地下に応急の本部が置かれるだけ(Threads (1984)では、Sheffield市庁舎地下に本部が置かれ、全員が死亡する)。

関西風 

住民にまだ希望はあると思わせようとしたとき、関西では、関西イントネーションでアナウンスすることはプラスの効果をもたらすのだろうか? 


背景はの静止画は、ネヴァダ州ラスベガスのGirard B. Hendersonが1978年に建設した地下シェルター。その豪華さから、とても有名である。1983年にGirard B. Hendersonが亡くなると、夫人Maryも1989年に亡くなると、遠い親戚のTex Edmundsonの手にわたり、その後は2001年に銀行所有となった(ことのきは800万ドル)。そして、2013年に170万ドルで売りに出されている(Review Journal)。


核戦争で荒廃した地上を逃れ、地上の風景を模した設備を持つ大きな地下シェルターで長期間過ごすというのは、冷戦時代のロマンである。ただ、これだけの設備を建設するコストを負担できる者は極少数であり、現実にここまでの施設を建設した者は多くないだろう。






コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます