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A Guide to ArmageddonはBBCのQ.E.D.シリーズの1本として1982年7月26日に放映された。監督のMick Jacksonは、2年後に監督・プロデューサとして"Threads"を制作している。
内容はニコニコ動画のタグが示すように「マルチバッドエンディング, どうあがいても絶望, DIEジェスト, 結論=死ぬ, 死に方カタログ, 死亡シーン集, 意地悪なBBC」である。
たまたま、音声合成による吹替えで日本語版を作成したが、字幕だと、このノリは伝わらなかったかもしれない。
フィンズバリーパークのジョーンとエリックがまず試すのはProtect and Surviveである。
これらのうち、効果を発揮するのは防火のための「窓の内側を明色のエマルジョン塗料で塗る」ことだけ。確かに熱を反射し、火事を防げるが、核爆発17秒後に爆風で粉砕される。このため、他の準備は何の役にも立たない。
続いて、試すのはDomestic Nuclear Sheltersにあるタイプ1シェルター。これを、後のシーンでシェファードブッシュの夫妻が2週間耐久テストする。映像では、はしょられているが、かなり面倒なつくりである。
さらに試すのが、Domestic Nuclear Sheltersにあるタイプ2シェルター。これは崩れてくる建物にも耐えるが、フィンズバリーパーク周辺は大火災領域であり、たとえ焼死をまぬかれたとしても、窒息死が待っているという結末。
最後のシェファードブッシュの夫妻の耐久テストでは、シェルター内にProtect and Surviveにあるトイレが置かれる。
A Guide to ArmageddonはBBCのQ.E.D.シリーズの1本として1982年7月26日に放映された。監督のMick Jacksonは、2年後に監督・プロデューサとして"Threads"を制作している。
| 監督 | Mick Jackson |
| 脚本 | Mick Jackson |
| 主演 | Ludovic Kennedy |
| 配信 | BBC |
| リリース日 | 1982/07/26 |
| 放映時間 | 30分 |
| 言語 | 英語 |
内容はニコニコ動画のタグが示すように「マルチバッドエンディング, どうあがいても絶望, DIEジェスト, 結論=死ぬ, 死に方カタログ, 死亡シーン集, 意地悪なBBC」である。
たまたま、音声合成による吹替えで日本語版を作成したが、字幕だと、このノリは伝わらなかったかもしれない。
フィンズバリーパークのジョーンとエリックがまず試すのはProtect and Surviveである。
- 防火(pp18-19)
- 古新聞と古雑誌を処分する。
- たとえ、後続の爆風で粉々にされるとしても、熱線の大半を反射するために、薄めた明るい色のエマルジョンペイントを、窓の内側に塗ってください。
- 家庭用消火器があるなら、手元に置いてください。
- 各階に水を入れたバケツを用意してください。
- 箱や薪など燃えやすいものを家のすぐ外に置かないでください。
- 部屋のシールド(p.8)
- 放射線の侵入に対する最強の防護のために、窓を遮蔽し、開口部を遮蔽し、外壁を厚くし、上の階の部屋の床を厚くする
- レンガやコンクリートや建築ブロックや材木や、土を詰めた箱や砂や本や家具などすべてが役に立ちます。
- 屋内避難場所(階段の下のスペース)(p.11)
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これらのうち、効果を発揮するのは防火のための「窓の内側を明色のエマルジョン塗料で塗る」ことだけ。確かに熱を反射し、火事を防げるが、核爆発17秒後に爆風で粉砕される。このため、他の準備は何の役にも立たない。
続いて、試すのはDomestic Nuclear Sheltersにあるタイプ1シェルター。これを、後のシーンでシェファードブッシュの夫妻が2週間耐久テストする。映像では、はしょられているが、かなり面倒なつくりである。
しかし、フィンズバリーパークではシェルター設計の4倍の圧力がかかって、粉砕される。![]()
さらに試すのが、Domestic Nuclear Sheltersにあるタイプ2シェルター。これは崩れてくる建物にも耐えるが、フィンズバリーパーク周辺は大火災領域であり、たとえ焼死をまぬかれたとしても、窒息死が待っているという結末。
最後のシェファードブッシュの夫妻の耐久テストでは、シェルター内にProtect and Surviveにあるトイレが置かれる。
これは何とか機能したようである。![]()
人体は壊れやすい。
時速8マイルで固い地面に着地すれば、足と足首を骨折する。
皮膚の温度が70℃以上になれば、1秒以内に重い火傷になる。
時速35マイル以上で飛んでくる壊れたガラスの大きな破片が、皮膚を貫通して切り裂く。
放射線を強くあびれば、出血し、髪の毛が抜け、白血球が壊れる。
これらはすべて、核兵器で起きる。
我々は生き延びられるだろうか?
ロンドンのセントポール寺院の上空1マイルで、ある寒い朝に、1発の1メガトンの核爆弾が爆発したとしよう。
これは、そのような爆発が起きた時、ひとつの都市、どんな都市にも何が起きるかの映像である。
我々の大半は都市に住んでいる。
どうやって効果的に核兵器から身を守ればいいだろうか?
3つの効果から、我々は生き延びられるだろうか?
1. 熱線
爆発の瞬間、火球の温度は、太陽の中心と同じ2000万℃になる。
これが最初の効果、強い熱と光をつくりだす。
ロンドンの中心の広い領域で、人々や物が炎の中で、燃え、溶け、黒こげになる。
爆発の瞬間、時間を止めれば、これらが都市の色々な場所での熱だけの効果である。
爆発の真下、グラウンドゼロの熱は、寺院の青銅の十字架を溶かすほどである。ニッケルは溶けて、ドームを流れおちる。
ステンドグラスや窓が溶け、内部の物は燃え上がる。
トラファルガー広場のナショナルギャラリー内部では、同時に絵画が燃え上がる。
セントジェームズ公園では、同じ熱線は樹木や草を燃やす。
湖の浅いところは、水は沸き立ち、水底がむき出しになる。温度はおよそ4000℃である。
この距離での熱量は1平方センチあたり350カロリーであり、道路の舗装を蒸発させ、銅像を溶かし、燃える物を燃やしつくす。
サウスロンドンのバタシーパワーステーションとバタシードッグホーム周辺では、火球からの熱は、自動車の内装やタイヤのゴムやガソリンタンクなどを燃やす。バスの金属を溶かす。
核爆発1秒間で、多くの自動車や熱線に曝された物が燃え上がる。同じストリートでは窓枠やドアが燃え黒こげになる。
熱線は光と同じく直進する。... バタシーストリートでは、火球が見える窓から熱線は室内に侵入する。火球から4マイルの距離だが、燃えるもので熱線があたったものは、ほとんどが燃え上がる。これが人々を襲う信じがたい高温の効果である。
7マイル円内にいる人々は、たとえばホランドパークアベニューの店では、直接熱線に曝された物への効果は同様である。肉屋の窓にある肉のように。
動物性脂肪が溶けて燃える。表皮は黒こげになって炭になる。ここで、4.5マイルの距離である。温度はおよそ1800℃である。
この円の周辺部にはウィンブルドンがあり、ここでは火傷は治療できるかもしれない。
芝生のテニスコートでは、熱線はベンチの表面を焼く。
このメイクは皮膚への熱線の影響を示したものである。皮膚の厚み全体への強度の火傷はこのように見える。広範囲に皮膚移植が必要になる。
さらに1マイル離れ、セントポールから8.5マイル以上離れたところにキューガーデンがある。最初の熱でレインコートを溶ける。人間の顔面には水疱を伴う重い第2度の火傷をもたらす。
11マイル離れているトゥィッケナムラグビーグラウンドでも、閃光が火球を直接見た者の視力を永久に奪う。眼の焦点を合わせる動きにより、網膜に重度の火傷と出血が起きうる。
ハンプトンコート宮殿では、旅行者たちの一部は、重度の日焼けと同等の症状になる。服を着ている部分は守られる。熱線に曝された部分は火傷になる。帽子に覆われていた部分は火傷をしていない。
同一円内の12〜13マイルの距離では、火球からの直接の光で、一時的に視力を失う。おおよそ10秒から数分は回復しない。
これらの効果はすべて、1メガトンの核爆発から3秒以内に起きる。グラウンドゼロのすぐ近くでも、多くの人々が完全に遮蔽されている。しかし、最大限65万人が最初の3秒の火球により重度の火傷を負う。
2. 爆風
爆発から3秒後、1マイル上空の火球から爆風が放たれ、百万トンの一撃でセントポール寺院を粉砕する。
巨大な圧力で、爆風が毎時2000マイルの速度で、熱線の後を追って広がっていく。20秒以内にベイズウォーターは完全に破壊される。
この範囲内の多くの居住用コンクリートビルが破壊される。工場や商業ビルが崩壊する。高層ビルが部分的に崩れ落ちる。水道やガスの本管が根こそぎになる。
ここでも普通の煉瓦住宅を爆風がこのように直撃する。これが50平方マイル以上の領域の住宅への影響である。
再び巨大な力が無防備な人体を襲う。
主な傷害は爆風の第2波である飛散するガラスや硬い壁によりもたらされる。人々は時速150マイルの爆風に飛ばされてビルに叩きつけられる。
腕や脚を骨折するだろう。多くが頭蓋骨を骨折する。
高い圧力で、肺や鼓膜を破裂させる。
しかし、最も広く人々を傷つけるのが飛散するガラスである。
圧力波がセントポール寺院から伝搬し、ヒースロー近くのM4サービスからエセックス州ホーンチャーチまでの、500平方マイルの都市のすべての窓ガラスを粉々にしていく。
飛散するガラスはカボチャをこんなふうにする。
トラファルガー広場全体に60万人が王室結婚式に集まっている。目に入る人々すべてプラス25万人が爆風で死亡する。150万人以上が重傷を負う。
1発の核爆弾の直接的効果は恐ろしいものである。都市居住者はどうやって身を守ればいいだろうか。
まず始めに、ロンドン北部郊外フィンズバリーパークに住むカップルがとれるオプションを見てみよう。
セントポール寺院から3〜4マイル圏にある。ここは主としてテラスハウスである。
ジョーンとエリックはここで生活している。エリックはミュージシャンで、ジョーンは銀行で働いている。彼らは身を守るために何ができるだろうか。
ホームオフィスがこのパンフレット"Protect and Survive"を発行したのは1980年5月である。パンフレットは主として、攻撃の後の放射性降下物から身を守る方法を書いている。攻撃の直接の影響について、ほとんど書かれていない。しかし、防火について書かれている。
古新聞や燃えやすいものは捨てる。バケツに水を汲んでおく。窓は熱線を反射するために白く塗っておく。
残りのアドバイスは、部屋を放射性降下物から遮蔽する方法と、室内に避難場所を作る方法である。
この準備には丸一日かかる。遮蔽のために必要な重いものを見つけるのは困難だろう。爆風に対する防御方法は書かれていない。
3.25マイルの距離で、彼らはどう生き延びるだろうか。熱線の問題はうまくいく。窓の塗装は燃えるが、熱の80%は反射する。近隣の対策をとっていない家は燃えている。ジョーンとエリックは生き延びるはずだ。少なくとも17秒間は。その後、爆風が彼らのテラスハウスを破壊した。グラウンドゼロから6〜8マイルより近いところでは、これらの防御手段では爆風から守れる保証はない。それよりも遠いところでは、シェルターは放射性降下物に対して有効である。
ホームオフィスの2つめのパンフレットは1981年初めに発行された。これはより精巧なシェルターを取り扱っている。
どれも、間際では間に合わない。タイプ1は国際危機のときの掘削。大きな庭が必要だ。落下する破片を避けるために、建物や大きな木から十分に離れた場所でなければならない。ロンドンの多くの庭は、この条件を満たすほど大きくない。
これは浅い、幅18インチの土の壁でできたトレンチで、最初は木製の扉で支えられる。この扉は後で屋根に使う。
角材や扉や補強材は室内から取り外すよう提案されている。人々が実際につくり始めるのは、攻撃が来て危なくなってからかもしれない。
掘り始めた日の終わりには、トレンチに水が溜まり始める。そして、翌日にはこうなる。
地下水の水位は地下1フィートくらいである。彼らは水に入って、水をかい出さなければならない。彼らは、水をかい出しても、あふれ出る水でトレンチに居られなくなることに気付く。
次の問題は、特に小さな庭では困難なことになる。トレンチから掘り出した土の量では、シェルターを覆うために必要な土の一部にしかならない。さらに、4.5トンの土を運びこまなければならない。
運が良ければ、地面が凍っていなくて、地下に配管が通っていなくて、シェルターを作る時間がある。しかし、実際にはシェルター作成の警告が出るか、出たとしてどれだけの時間があるかはわからない。シェルター作成には、きつい週末が1〜2回必要だ。運び込む土を除いて、かかる必要は200ポンド程度である。
このシェルターが熱線と爆風にどう耐えるだろうか。土で熱線から守られるが、熱線に曝された木材は黒こげになる。
爆風の圧力はシェルター設計の4倍程度であり、したがって、このカップルは直接的効果からは身を守れない。
このタイプのシェルターで爆風から身を守れるのは、5〜6マイル以上離れたところである。
パンフレットには、より爆風に耐えられる設計が載せられている。これはパーツキットで、平時に入手して、危機のときに組み立てる。これは屋内用で、地下室もしくは1階で使う。
組みあがりは、第2次世界大戦のときのモリソンシェルターそっくりである。スティールのフレームは数時間で組みあがるが、放射性降下物対策のレンガ積みには丸一日かかる。レンガ込の価格は800〜1200ポンドである。
これは2階建ての家が崩れてきても耐えられる。このシェルターはグラウンドゼロから3マイルでも生き延びる。このエリアでは、爆風の後でも、燃えるものは、すべて燃え上がる。火災は使える酸素を使いつくす。シェルターの中では焼け死なないかもしれないが、窒息するだろう。
このシェルターは4.5〜5マイルよりも遠くないと有効ではない。
これ以上のオプションは、時間と金をさらに必要とする。今や、30近くの会社が、スティールとファイバーグラスとコンクリートの組み合わせによる核シェルターを建設してくれる。価格は大きさや洗練度などに依存するが、大半は8000〜20000ポンドである。2次住宅ローンや共同出資するにしても、大半の人々には手が出さない。
これは典型的なシェルターで、スティールのチューブ形状で、10000ポンドかかる。内側の全長は15フィートで、5〜7名が一息つける広さで、手動ポンプによる空気清浄機がついている。食糧貯蔵スペースと自給式のタンクからの水があり、トイレの水は地下の穴に流れ落ちる。
内部の気圧は外気圧よりも1〜3気圧高めになっている。
6フィート地下であれば1週間で設置できる。問題は核攻撃を受けたときに、シェルターの中にいられるか。隣人たちの問題もある。おそらく近所でシェルターを持っているのは、あなだたけかもしれない。
他人を排除するために暴力を使う心づもりはできているだろうか。
そして自らの安全を図る。
ジョーンとエリックは震動にみまわれるが、身は守られる。
爆風に対しても、1〜1.5マイルの距離でも身を守れる。窒息の問題はある。しかし、酸素供給ユニットに数千ポンドかければ、その問題は解決する。完全な防護を実現するには、15000ポンド程度かかる。そうすれば、リーズナブルに安全である。
1メガトンの核爆発の直接的影響に対しては安全であるが、これらの破壊はたった1発の核弾頭によるものである。核弾頭1個だけというのは、ありそうにない。
ロンドンに対する攻撃の現実的なシナリオは次のようなものである。最大限30個の大型および中型の核弾頭がロンドン中心部で爆発する。信じられなような破壊が起きる。これらのうち1/3以上が地上で爆発する。これらが放射性降下物をつくりだす。
3. 放射性降下物
火球が地上に接触すると、土や破片が巻き上げられ、蒸発させられ、高度に放射能を帯びる。これが放射性降下物である。核爆発の数時間後から始まり、数日から数週間続く。これらは風にのって数百マイル彼方まで流れていく。それらは目に見えないが、2〜3瞬間は非常に危険である。放射性降下物からの放射線は生きている細胞を傷つけ、殺してしまう。
これは多量の放射線、1000ラド(10グレイ)を浴びた場合の症状である。30分で、吐き気・倦怠感・下痢・嘔吐が起きる。
2週間後に髪が抜ける。
3週間後には歯茎の出血や皮下出血。
3か月以内に痛みと意識の混濁、おそらく死亡。
破壊された都市はダストや強い放射線から防護できない。
破壊をまぐがれた家屋も、十分なシェルターにはならない。
適切に作られた3種類のシェルターは、爆心から離れていて爆風にやられなければ、異なる防護シナリオをたどる。
厚い土に遮蔽されて、ジョーンとエリックは中で、はるかに安全である。ダストを濾過するフィルターが取り付けらている。毎時間15分、手でクランクを回す。
彼らは他の人々よりも2000倍は遮蔽されている。他の人々がすべてが安全というわけではない。
都市の大半では生存できるかどうかは、運と慎重さに依存する。たとえば、ウエストロンドンは、ほんとうに安全かもしれず、爆風あるいは放射性降下物にやられるかもしれない。
彼らはシェファードブッシュに住んでいる。彼は建設業に勤めており、結婚して7年になる。
攻撃で家屋はこのようになる可能性が高い。最初の攻撃を生き延びることができれば、ジョーンとエリックが庭に最初につくったトレンチで放射性降下物から身を守れるかもしれない。我々は、トレンチを掘って、シェルター内で、完全に外部との連絡を遮断して、2週間を過ごしてもらうよう依頼した。
これらが2週間分の推奨食糧である。これで50ポンドである。
彼らが2週間を過ごすシェルター内部はこれである。
これがバケツとイスで作ったトイレである。彼らは椅子をひとつシェルター用に犠牲にした。シェルター内部は36インチ幅である。
きちんとした実験であっても、この狭い空間を整理するのは悪夢である。
これは条件が良い方だが、実際に爆風を受けた後だとどうだろうか。ここにいると想像してみよう。錯乱と見当識喪失。このような状況はまったく経験したことがないはずだ。
たとえば、硬い床で寝ようとして、緊急にシェルターに入るときにみた破壊状況を忘れようとするかもしれない。
子供など家族みんなを間に合うように見つけられるだろうか。外では家はまだ残っているだろうか。怪我をしているかもしれない。
シェルター内で顔を洗うのは洗面器である。本当の緊急事態では、おそらくは闇の中で、どうやってできるだろうか。必要があればパックから壊れたガラスを取り除けるだろうか。感染症を防げるだろうか。
5日後、トライアルの中間でシェルター内の状況を説明してもらおう
##おはよう、みなさん。いや、こんにちは。疲れていて、つらい。風邪をひいたが、だいじょうぶだ。
トイレはまさに緊急事態だ。放射線障害の最初の症状とパニック症候群も同様だ。下痢や嘔吐が続く中、どうやって、この狭い空間で2週間過ごすのか。
気がかりは多いだろう。とりわけ、外はどうなっているだろうか?放射能の危険性が分かっていても、外の様子を見たいという誘惑に勝てるだろうか
2週間がたったとき、世界に何を見出すだろうか。
世界はどう見えるだろうか。見たこともない荒廃した大地が広がっている。攻撃の後、どれだけ世界が複雑な仕掛けで保証されていたかわかるだろう。
下水は?
水道は?
ハイテク医療機器は?
医者は?
電気は?
あらゆる通信手段は?
何が起きたか誰が教えてくれるだろうか?
どうやって移動すればいい?
どこで食糧を見つければいい?
社会組織は残っているだろうか?
何か残っているだろうか?
2週間たって、トレンチやバンカーから出てきたとき、本当の問題が始まったばかりかもしれない。
















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