関連ネタ
wikipedia: ベロヴォージエ
wikipedia: Беловодье（ベロヴォージエ）
ベロヴォージエは、ロシア東部の古儀式派の伝説に登場する伝説上の国であり、「古正教会」（分裂以前、「ニコン以前」）の聖職者制度が完全に維持されており、反キリストは存在せず、存在することもできない。この伝説は18世紀後半から19世紀初頭にかけて形成された。この伝説は特定の古儀式派コミュニティの活動とは関連がなく、ポモール人、チャソヴェニ人、ベグロポポフツィ人などの間で発展した。[1] ダールの辞書では、ベロヴォディエは無人の自由な土地と定義されている [2] 。
18世紀後半、ベロヴォージエはブフタルマ川（イルティシ川右支流）沿岸の土地に付けられた名称であり、最初のロシア人入植者たちは長らく国家の支配を受けていなかった。ブフタルマがロシア帝国に併合されたことにより、ベロヴォージエの概念はさらに東方にも伝播した [1] 。
ベロヴォージエに関する物語は、ユートピア国家や社会に関する伝説（社会ユートピア伝説）の一群に属し、伝承者にとって同時代のものと考えられ [3] 、公正な社会秩序への夢を表現している [4] 。伝承者にとって伝説が信頼できる知識として認識されていたことを示す例として、伝説上の国家を実際に探索した事例が挙げられ [3] 。
「旅人」
この伝説は、小著『旅人』に最も詳細に描かれている。作者はこの国へ行くことを呼びかけている。この記念碑は複数の写本が知られており、3版に統合されている。
最も詳細な版は「北ロシア版」と呼ばれている。この物語は、アルハンゲリスク県トポゼロの島にあるフィリッポフスキー協約の修道院、トポゼルスキー修道院の修道士、マルクという人物の視点から語られている。トポゼルスキー修道院のマルクは、他の2人の修道士と共にベロヴォージエを訪れたとされている。伝説の国への道筋が描かれている。モスクワからカザン、エカテリンブルク、チュメニ、バルナウル、ビイスク（「イズベンスク」）、そしてブフタルマ川とウイモン川の渓谷にあるアルタイ古式儀式派の集落、カトゥニ川の上流域を経て、中国を44日間かけて「大洋」の岸まで旅する。ベロヴォージエは、この海域の「オポンスキー」（日本人）国家にある70の島々から成る。作中には、この国を求める人々を助けたピョートル・キリロフ（マシャロフ）と修道士ヨシフの名前が挙がっている。二人はともにアルタイのウスチュバ村、アヤ村、ウイモンスカヤ村に住んでいた実在の人物である。修道士ヨシフ（グドコフ）は1810年から1815年頃にアルタイに現れたため、『旅人』はそれ以前に書かれたものではないと考えられる。
著者はマークに代わって、この伝説の国を訪れた理由を次のように述べている。「東方諸国において、私たちは強い好奇心と熱意をもって、救済に不可欠な正教会の聖職者たちの古来の敬虔さを探求した。」ベロヴォディエには、正教徒、アッシリア人の子孫、そしてカトリック教徒やニコス人による迫害から逃れてきたロシア人が住んでいる。この国には、「アスィル語」の教会が170あり、「アンティオキア式叙階」の総主教と4人の大主教、40のロシア教会があり、古儀式派にも「アッィル式叙階の大主教と司教がいる。」ベロヴォージエは教会によって統治されている。「彼らには世俗の裁判所はなく、民衆とすべての人々は霊的権威によって統治されている。」そこの人々は法律を破りません。「そこでは窃盗、窃盗、その他法律に反する行為は一切ない。」ロシアから来た人々がベロヴォディエに生涯留まることを約束すれば、地元の人々は再洗礼によって彼らを受け入れる。マルクスの同志たちは新たな洗礼を受け、この国に留まりました。この国の気候は厳しく、「冬には異常な霜が降り、地面が割れ、雷が鳴り響き、大きな地震が起きる」。しかし、「あらゆる種類の果物、ブドウ、ソロチンキビが育つ」。ベロヴォディエは途方もなく豊かです。「数え切れないほどの金銀、宝石、貴重なビーズが豊富にある」。国は閉鎖的で、誰とも争わない。「オポンツィア人は誰も自分の土地に入れず、誰とも戦争をしない」。
「トラベラー」の第2版と第3版には大きな違いがあります。第2版と第3版の碑文の作者は修道士ミハイルです。第2版には、「そしてそこには反キリストは存在できず、また存在することもないだろう」という断片が含まれています。国についての記述は詳細ではなく、ロシア出身者の再洗礼などに関する断片は含まれていない[1]
旅人は逃亡者が援助を受けられる場所を示していました。この情報は当局には理解できない特殊な言語で提供されていたため、当局者にとってベロヴォージエは単なる伝説に過ぎなかった[5]。
伝説の変遷
この伝説の起源は、ブフタルマ川沿岸地域の植民地化と関連している。ブフタルマのロシア人コミュニティは、重要なロシア人移住ルートの最終目的地に出現した。これは、『旅人』に描かれたルートの実際の部分に相当する。ブフタルマのロシア人農民は、長い間、政府の統制を受けずに暮らしていた。この自由は、ユートピア的な伝説の発展の環境となり、1791年にブフタルマがロシア帝国に併合された後も、この伝説は受け継がれた[6]。ブフタルマ地方の土地は、18世紀後半にはベロヴォージエと呼ばれていた。ブフタルマがロシアに編入されたことで、ベロヴォージエは人々の意識の中でさらに東へと広がり、『旅人』や19世紀に広まった噂に見られるような形で伝説が形成されたと考えられている。
民俗学者K. V. チストフをはじめとする多くの研究者は、放浪者協約の古儀式派が伝説の形成と普及に特別な役割を果たしたと考えていた。しかし、18世紀から20世紀にかけての放浪者による著作にはベロヴォージエについて言及されておらず、放浪者による写本にも「旅人」の写本は含まれていない[1]。
影響
ベロヴォージエの伝説は古儀式派の間で広く知られ、古儀式派の無司祭派の一つであるベグン派の出現につながった[4]。
ロシア政府にベロヴォージエを最初に報告したのは、ブフタルミン族から情報を得たアルタイの農民D. M. ボビレフであった。1807年、ボビレフは内務省に「ベロヴォージエの海」を訪れたと報告した。そこには最大50万人の古儀式派の魂が暮らしていた。彼らは「古い法」に従って教会、司教、司祭を擁していた。これらのベロヴォージエは「自給自足の生活を送り、誰にも貢物を納めない」。彼の報告によると、ベロヴォージエの人々は、信仰の自由と自らの選んだ場所に定住する権利が与えられれば、故郷への帰還を希望していたという。
「旅行者」リストとベロヴォージエに関する噂が広く流布したことで、この伝説の国を探し求める試みが起こりました。これは主にアルタイの農民によって行われました。1826年から1897年にかけて、ベスポポフツィとポポフツィの双方が参加したアルタイからの集団逃亡が数多く発生しました。この伝説はペルミ、オレンブルク、ニジニ・ノヴゴロドの各州でも広まりました [1] 。ベロヴォージエを求めて、逃亡者たちはトムスク北部の森などにも足を踏み入れました [7] 。
この伝説は1850年代から1880年代に最も広まりました。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、民話的な性格を帯びるようになりました [1] 。
1840年代には、アルタイの石工たちがベロヴォージエを求めて中国へ渡りました。この遠征は1860年代初頭にも繰り返された。トゥヴァ山地にあるもう一つの自由国、ベロゴリェについての噂が広まり始めた。ウイモンの石工たちは、1850年代から1860年代にかけて、ベロゴリェを求めてトゥヴァに最初に入植したロシア人の一部となった[5]。
1870年代から1890年代にかけて、「ベロヴォツク修道会」の司教を自称する冒険家アルカディ・ベロヴォツキーが名声を博した。彼はウラル地方や北ロシア、中央ロシアの諸州で司祭を叙任し、ベロクリニツキー派の代表者と論争を繰り広げた。1898年、ウラル・コサックは伝説の地を求めて出発し、中東、セイロン、シンガポール、中国、日本を訪れた[1]。
注
テクストの出版
参考文献
wikipedia: ベロヴォージエ 
wikipedia: Беловодье（ベロヴォージエ）
ベロヴォージエは、ロシア東部の古儀式派の伝説に登場する伝説上の国であり、「古正教会」（分裂以前、「ニコン以前」）の聖職者制度が完全に維持されており、反キリストは存在せず、存在することもできない。この伝説は18世紀後半から19世紀初頭にかけて形成された。この伝説は特定の古儀式派コミュニティの活動とは関連がなく、ポモール人、チャソヴェニ人、ベグロポポフツィ人などの間で発展した。[1] ダールの辞書では、ベロヴォディエは無人の自由な土地と定義されている [2] 。
18世紀後半、ベロヴォージエはブフタルマ川（イルティシ川右支流）沿岸の土地に付けられた名称であり、最初のロシア人入植者たちは長らく国家の支配を受けていなかった。ブフタルマがロシア帝国に併合されたことにより、ベロヴォージエの概念はさらに東方にも伝播した [1] 。
ベロヴォージエに関する物語は、ユートピア国家や社会に関する伝説（社会ユートピア伝説）の一群に属し、伝承者にとって同時代のものと考えられ [3] 、公正な社会秩序への夢を表現している [4] 。伝承者にとって伝説が信頼できる知識として認識されていたことを示す例として、伝説上の国家を実際に探索した事例が挙げられ [3] 。
「旅人」
この伝説は、小著『旅人』に最も詳細に描かれている。作者はこの国へ行くことを呼びかけている。この記念碑は複数の写本が知られており、3版に統合されている。
最も詳細な版は「北ロシア版」と呼ばれている。この物語は、アルハンゲリスク県トポゼロの島にあるフィリッポフスキー協約の修道院、トポゼルスキー修道院の修道士、マルクという人物の視点から語られている。トポゼルスキー修道院のマルクは、他の2人の修道士と共にベロヴォージエを訪れたとされている。伝説の国への道筋が描かれている。モスクワからカザン、エカテリンブルク、チュメニ、バルナウル、ビイスク（「イズベンスク」）、そしてブフタルマ川とウイモン川の渓谷にあるアルタイ古式儀式派の集落、カトゥニ川の上流域を経て、中国を44日間かけて「大洋」の岸まで旅する。ベロヴォージエは、この海域の「オポンスキー」（日本人）国家にある70の島々から成る。作中には、この国を求める人々を助けたピョートル・キリロフ（マシャロフ）と修道士ヨシフの名前が挙がっている。二人はともにアルタイのウスチュバ村、アヤ村、ウイモンスカヤ村に住んでいた実在の人物である。修道士ヨシフ（グドコフ）は1810年から1815年頃にアルタイに現れたため、『旅人』はそれ以前に書かれたものではないと考えられる。
著者はマークに代わって、この伝説の国を訪れた理由を次のように述べている。「東方諸国において、私たちは強い好奇心と熱意をもって、救済に不可欠な正教会の聖職者たちの古来の敬虔さを探求した。」ベロヴォディエには、正教徒、アッシリア人の子孫、そしてカトリック教徒やニコス人による迫害から逃れてきたロシア人が住んでいる。この国には、「アスィル語」の教会が170あり、「アンティオキア式叙階」の総主教と4人の大主教、40のロシア教会があり、古儀式派にも「アッィル式叙階の大主教と司教がいる。」ベロヴォージエは教会によって統治されている。「彼らには世俗の裁判所はなく、民衆とすべての人々は霊的権威によって統治されている。」そこの人々は法律を破りません。「そこでは窃盗、窃盗、その他法律に反する行為は一切ない。」ロシアから来た人々がベロヴォディエに生涯留まることを約束すれば、地元の人々は再洗礼によって彼らを受け入れる。マルクスの同志たちは新たな洗礼を受け、この国に留まりました。この国の気候は厳しく、「冬には異常な霜が降り、地面が割れ、雷が鳴り響き、大きな地震が起きる」。しかし、「あらゆる種類の果物、ブドウ、ソロチンキビが育つ」。ベロヴォディエは途方もなく豊かです。「数え切れないほどの金銀、宝石、貴重なビーズが豊富にある」。国は閉鎖的で、誰とも争わない。「オポンツィア人は誰も自分の土地に入れず、誰とも戦争をしない」。
「トラベラー」の第2版と第3版には大きな違いがあります。第2版と第3版の碑文の作者は修道士ミハイルです。第2版には、「そしてそこには反キリストは存在できず、また存在することもないだろう」という断片が含まれています。国についての記述は詳細ではなく、ロシア出身者の再洗礼などに関する断片は含まれていない[1]
旅人は逃亡者が援助を受けられる場所を示していました。この情報は当局には理解できない特殊な言語で提供されていたため、当局者にとってベロヴォージエは単なる伝説に過ぎなかった[5]。
伝説の変遷
この伝説の起源は、ブフタルマ川沿岸地域の植民地化と関連している。ブフタルマのロシア人コミュニティは、重要なロシア人移住ルートの最終目的地に出現した。これは、『旅人』に描かれたルートの実際の部分に相当する。ブフタルマのロシア人農民は、長い間、政府の統制を受けずに暮らしていた。この自由は、ユートピア的な伝説の発展の環境となり、1791年にブフタルマがロシア帝国に併合された後も、この伝説は受け継がれた[6]。ブフタルマ地方の土地は、18世紀後半にはベロヴォージエと呼ばれていた。ブフタルマがロシアに編入されたことで、ベロヴォージエは人々の意識の中でさらに東へと広がり、『旅人』や19世紀に広まった噂に見られるような形で伝説が形成されたと考えられている。
民俗学者K. V. チストフをはじめとする多くの研究者は、放浪者協約の古儀式派が伝説の形成と普及に特別な役割を果たしたと考えていた。しかし、18世紀から20世紀にかけての放浪者による著作にはベロヴォージエについて言及されておらず、放浪者による写本にも「旅人」の写本は含まれていない[1]。
影響
ベロヴォージエの伝説は古儀式派の間で広く知られ、古儀式派の無司祭派の一つであるベグン派の出現につながった[4]。
ロシア政府にベロヴォージエを最初に報告したのは、ブフタルミン族から情報を得たアルタイの農民D. M. ボビレフであった。1807年、ボビレフは内務省に「ベロヴォージエの海」を訪れたと報告した。そこには最大50万人の古儀式派の魂が暮らしていた。彼らは「古い法」に従って教会、司教、司祭を擁していた。これらのベロヴォージエは「自給自足の生活を送り、誰にも貢物を納めない」。彼の報告によると、ベロヴォージエの人々は、信仰の自由と自らの選んだ場所に定住する権利が与えられれば、故郷への帰還を希望していたという。
「旅行者」リストとベロヴォージエに関する噂が広く流布したことで、この伝説の国を探し求める試みが起こりました。これは主にアルタイの農民によって行われました。1826年から1897年にかけて、ベスポポフツィとポポフツィの双方が参加したアルタイからの集団逃亡が数多く発生しました。この伝説はペルミ、オレンブルク、ニジニ・ノヴゴロドの各州でも広まりました [1] 。ベロヴォージエを求めて、逃亡者たちはトムスク北部の森などにも足を踏み入れました [7] 。
この伝説は1850年代から1880年代に最も広まりました。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、民話的な性格を帯びるようになりました [1] 。
1840年代には、アルタイの石工たちがベロヴォージエを求めて中国へ渡りました。この遠征は1860年代初頭にも繰り返された。トゥヴァ山地にあるもう一つの自由国、ベロゴリェについての噂が広まり始めた。ウイモンの石工たちは、1850年代から1860年代にかけて、ベロゴリェを求めてトゥヴァに最初に入植したロシア人の一部となった[5]。
1870年代から1890年代にかけて、「ベロヴォツク修道会」の司教を自称する冒険家アルカディ・ベロヴォツキーが名声を博した。彼はウラル地方や北ロシア、中央ロシアの諸州で司祭を叙任し、ベロクリニツキー派の代表者と論争を繰り広げた。1898年、ウラル・コサックは伝説の地を求めて出発し、中東、セイロン、シンガポール、中国、日本を訪れた[1]。
注
- Примечания
- Мальцев А. И., 2002.
- Даль, 1880, с. 158.
- Левинтон. Легенды и мифы, 1988.
- Зуева, 2010, с. 138.
- Иванов, 1997.
- Покровский, 1980.
- Дутчак, 2006, с. 82.
テクストの出版
- Чистов К. В. Легенда о Беловодье // Труды Карельского филиала АН СССР. — Петрозаводск, 1962. — Т. 35. — С. 116—181 (публикация «Путешественника»).
- Лобанов В. Ф. Новый список «Путешественника» инока Михаила // Сибирское источниковедение и археография. — Новосибирск, 1980. — С. 208—211
- Сморгунова Е. М. Исход староверов вчера и сегодня: уход от мира и поиски земли обетованной // История Церкви: изучение и преподавание: Материалы научной конференции, посвящённой 2000-летию христианства, 23—25 ноября 1999 г. — Екатеринбург, 1999. — С. 211—219.
- Хохлов Г. Т. Путешествие уральских казаков в «Беловодское царство»
参考文献
- Мальцев А. И. Беловодье // Православная энциклопедия. — М., 2002. — Т. IV : Афанасий — Бессмертие. — С. 534—535. — 752 с. — 39 000 экз. — ISBN 5-89572-009-9.
- Легенды и мифы / Г. А. Левинтон // Мифы народов мира : Энцикл. в 2 т. / гл. ред. С. А. Токарев. — 2-е изд. — М. : Советская энциклопедия, 1988. — Т. 2 : К—Я. — 719 с.
- Легенда : арх. 19 октября 2022 / Т. В. Зуева (фольклорные легенды) // Лас-Тунас — Ломонос [Электронный ресурс]. — 2010. — С. 138. — (Большая российская энциклопедия : [в 35 т.] / гл. ред. Ю. С. Осипов ; 2004—2017, т. 17). — ISBN 978-5-85270-350-7.
- Белый // Толковый словарь живого великорусского языка : в 4 т. / авт.-сост. В. И. Даль. — 2-е изд. — СПб. : Типография М. О. Вольфа, 1880. — Т. 1.
- Беловодье // Большой энциклопедический словарь.
- Славяно-беловодская иерархия // Энциклопедический словарь Брокгауза и Ефрона : в 86 т. (82 т. и 4 доп.). — СПб., 1890—1907.
- Белобородов С. А. Славяно-беловодская иерархия (материалы для истории затянувшейся мистификации) // Сибирь на перекрестке мировых религий. — Новосибирск, 2002.
- Дутчак Е. Е. Путь в Беловодье (к вопросу о современных возможностях и перспективах изучения конфессиональных миграций) // Вестник Российского университета дружбы народов. Серия: История России. — 2006. — �� 1 (5).
- Иванов К. Ю. Старообрядческие миграции и Томский край // Из истории освоения юга Западной Сибири русским населением в XVII — начале XX вв. : Сборник научных трудов. — Кемерово: Кузбассвузиздат, 1997. — С. 57—64.
- Клибанов А. И. Народная социальная утопия в России: Период феодализма. — М., 1977. — С. 219—225.
- Мамсик Т. С. Беловодцы и Беловодье: по материалам следственного дела о побеге 1827—1828 гг. // Источники по культуре и классовой борьбе феодального периода. — Новосибирск, 1982. — С. 135—164.
- Мамсик Т. С. Беловодская легенда и публицистика 40—50-х годов XIX века // Историография аграрной истории дореволюционной России. — Калининград, 1982.
- Мамсик Т. С. Крестьянское движение в Сибири, 2-я четверть XIX в. — Новосибирск, 1987. — С. 178—205.
- Покровский Н. Н. К постановке вопроса о беловодской легенде и бухтарминских «каменщиках» в литературе последних лет // Общественное сознание и классовые отношения в Сибири в XIX—XX вв.: Бахрушинские чтения 1980 г.. — Новосибирск, 1980. — С. 115—133.
- Рерих Н. К. Беловодье. — Урусвати, 1936.
- Рерих Н. К. Беловодье // Рерих Н. К. Листы из дневника. — М., 2000. — Т. 2. — С. 25—31.
- Хохлов Г. Т. Путешествие уральских казаков в «Беловодское царство». — СПб., 1903 (Записки ИРГО по отд. этнографии, т. 28, в. 1).
- Чистов К. В. Русские народные социально-утопические легенды. — М., 1967. — С. 239—290.
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