大きな水爆が地上もしくは地上近くで爆発すると、直径1マイル程度のクレーターができ、2マイル圏内の残った建物はすべて、クレーターから吹き飛ばされた破片に埋もれることを、知っておかなければならない。爆発から数マイル圏内での防護は現実的には不可能である。しかし、爆発から数マイル圏内より遠い場所は、はるかに広大であり、爆風よりも広大な地域に影響が及ぶ放射性降下物に対して、特に対処した避難場所を活用することで、多くの生命を救えるだろう。多くの家や建物には、放射性降下物対策用に容易に改造できる部屋がある。
The Hydrogen Bomb (1957) 水素爆弾 |