雑感
幻想郷のあらゆる歴史を記憶し続ける九代目のサヴァン。
本作においても、ストーリー上密接に関わり在る幻想の系譜のあらましを知る、数少ない人物として描かれている。
系譜経験者ならば、阿求の言動一つ一つに細かい系譜ネタが盛り込まれている事にも気付く筈。
あなたという人は、どこまで……
さすがに並の人間という事か、能力は全体的に控えめ。
魔力と技はそこそこ伸びるが、力・速さ・守備の成長に乏しく、前線に立てる能力ではない。典型的な後方補助タイプである。
追尾弾と札を使えるが、無理に前に出られないことを考えると、物理攻撃メインで戦っていくのはやや厳しい。
対して、魔力の高さが効力に直結する札については、扱いはお手の物である。遠距離回復札や召喚札が使えれば、安全なところからサポートに徹することも可能。
この辺りは、魔力の高い札使いが乏しいBルートにおいて大きな強みになるだろう。ビックリするぐらい遠くにまで範囲が及ぶ。
スキル面はなかなか恵まれたものを持っている。実は味方ユニットで対妖精特性を修得しているのは阿求だけ。
また、節約もあるので割と高価な武器も持たせやすい。吸奪追尾弾や爆炎追尾弾もバシバシ振っていける。
特にこれらの魔力武器は、魔力の高い阿求と極めて相性が良い。このため、追尾弾もしっかりC以上には育てておきたい。
後衛から便乗で戦っていく場合でも、これぐらいの武器を使えたほうが何かと有利だろう。
祈りや必殺無効も事故防止に大いに役立つ。とは言え追撃を取られやすく守備にも難がある阿求にとって、あまり攻撃を受けるシチュエーションは作るべきではない。
オススメの読学スキルは、普通に考えれば後衛補助に役立つ加護などが挙げられるだろう。
しかし読学スキルの積み方により、敢えて前線対応ユニットに仕立て上げることも可能。
まず、速さや守備はステータスアップ系スキルで補助してあげたい。とりあえず並の水準まで引き上げられれば充分。
爆炎・轟炎追尾弾を使うなら炎の祝福、吸奪・命奪追尾弾を使うなら闇の祝福を覚えよう。特に前者なら火力底上げも図れる。
そして技の高さを利用して、乱舞や貫通を覚えさせれば完璧である。
元々節約で武器消耗を抑えられるのだから、これぐらいのことをして阿求をバリバリ戦わせてみるのもまた一興ではないだろうか。
雑感(Switch版)
空きスロットが2つになるという調整を受けた。
初期値と成長率共に魔力と技が高めで、HPと力は低い。他は最終的には平均程度になる。
CCボーナスで速さと守備が5上がるが、初期値が全体的に低いのでCCしてようやく前に出られるかというところ。
武器は火炎追尾弾や吸奪追尾弾をメインにして、物理は幽霊に追尾霊撃弾を使うぐらいで良い。
最初は札を使わせたり、後衛についてレベルを上げていこう。
転生CCで読学を習得する。読学範囲が小鈴と被るのが悩みどころ。
Aルートは読学を自力習得できるキャラが最も多く、敵味方共に戦闘力のインフレが激しく、出撃枠に残れるかは厳しいかもしれない。
Bルートは初期所持品に遠距離回復札があるためか、札の武器レベルはAルートよりも高い。