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渋沢・クローデル賞　受賞作一覧

http://www.mfjtokyo.or.jp/ja/events/shibukuro.html

回年種別受賞者受賞作版元
第1回1984年本賞工藤 庸子アンリ・トロワイヤ著『アレクサンドル一世』、『イヴァン雷帝』翻訳中央公論社
特別賞メヂカル・フレンド社『医学生物学大辞典』全6巻
フランス側エリザベート・フロレ『柳宗悦と民芸運動の研究』博士論文
第2回1985年本賞篠田 勝英ジョルジュ・デュビー『中世の結婚−騎士・女性・司祭』翻訳新評論
フランス側ドミニク・テュルク『ラニマル・ストラテジック−日本企業におけるあいまいな構造』
第3回1986年本賞滝沢　正『フランス行政法の理論：国家賠償・地方制度』有斐閣
LVJ特別賞塩川 徹也『パスカル:奇蹟と表徴』岩波書店
フランス側パスカル・グリオレ『日本の近代化と国字改革』
第4回1987年本賞彌永 信美『幻想の東洋−オリエンタリズムの系譜』青土社
LVJ特別賞竹内 信夫モーリス・パンゲ著「自死の日本史」翻訳筑摩書房
フランス側小玉クリスチーヌ『視線の循環−梶井基次郎の世界』
第5回1988年本賞坪井 善明L'Empire Vietnamien face à la France et à la Chine 1847-1885, Harmattan, 1987
LVJ特別賞木村 三郎リュック・ド・ナントゥイユ著「ダヴィッド(世界の巨匠シリーズ)」翻訳美術出版社
フランス側ジャン＝ノエル・ロベール『九世紀初期における日本の天台宗の教義』
第6回1989年本賞吉岡 知哉『ジャン=ジャック・ルソー論』東京大学出版会
LVJ特別賞中地 義和Combat spirituel ou immense derision ? - Essai d'analyse txtuelle d'une saison en enfer , José Corti, 1987
フランス側ジャック・クラヴロー『日本−天皇の世紀』
第7回1990年本賞辻村みよ子『フランス革命の憲法原理』日本評論社
LVJ特別賞新谷 昌宏ジャン=ピエール・シャンジュー著 『ニューロン人間』翻訳みすず書房
フランス側モリタ・エレーヌ・フリガミッチ宮沢賢治『銀河鉄道の夜』翻訳
第8回1991年本賞石井洋二郎ピエール・ブルデュー著『ディスタンクシオン』翻訳藤原書店
LVJ特別賞前田 英樹『沈黙するソシュール』書肆山田
フランス側エリク・セイズレ『戦後日本の君主制と民主主義』
第9回1992年本賞渡辺 啓貴『ミッテラン時代のフランス』芦書房）
LVJ特別賞梅本 洋一『サッシャ・ギトリ-都市・演劇・映画』勁草書房
フランス側フレデリック・ジラール『明恵上人−鎌倉時代華厳宗の一僧』
第10回1993年本賞松澤 和宏Introduction à l'étude critique et génétique des manuscrits de L'Education sentimentale de Gustave Flaubrt - l'amour, l'argent, la parole フランス図書
LVJ特別賞栗田 啓子『エンジニア・エコノミスト-フランス公共経済学の成立』東京大学出版会
第10回記念特別賞月村 辰雄『恋の文学誌-フランス文学の原風景をもとめて』筑摩書房
フランス側マルグリット大矢『江戸時代の漢詩』
第11回1994年本賞西野 嘉章『十五世紀プロヴァンス絵画研究−祭壇画の図像プログラムをめぐる一試論』岩波書店
LVJ特別賞今橋 映子『異都憧憬-日本人のパリ』柏書房
藤田亀太郎特別賞森村 敏己『名誉と快楽-エルヴェシウスの功利主義』法政大学出版局
フランス側クリスチャン・セギ『明治期における日本新聞史』
第12回1995年本賞金森　修『フランス科学認識論の系譜−カンギレム、ダゴニエ、フーコー』勁草書房
LVJ特別賞小倉 孝誠『挿絵入り『イリュストラシオン』にたどる19世紀フランス夢と創造』人文書院
フランス側ナターシャ・アヴリンヌ『泡となった日本の土地』
第13回1996年本賞大村 敦志『法源・解釈・民法学−フランス民法総論研究』有斐閣
LVJ特別賞山下 雅之『コントとデユルケームのあいだ-1870年代のフランス社会学』木鐸社
松浦 寿輝『平面論-1880年代西欧』岩波書店
フランス側ジョルジュ・ゴトリーブ『日本の小説の一世紀』
(特別賞）エマニュエル・ロズラン『1912年から1921年の森鴎外・林太郎』
第14回1997年本賞川出 良枝『貴族の徳、商業の精神−モンテスキューと専制批判の系譜』東京大学出版会
LVJ特別賞稲賀 繁美『絵画の黄昏-エドゥアール・マネ没後の闘争』名古屋大学出版会
フランス大使館・エールフランス特別賞北　明子『メーヌ・ド・ビランの世界-経験するの哲学』勁草書房
フランス側ニコラ・フィエーベ『近代以前の日本の建築と都市−京の町の建築空間と14，15世紀の将軍の住まい』
第15回1998年本賞橋本 博之『行政法学と行政判例−モーリス・オーリウ行政法学の研究』有斐閣
LVJ特別賞青柳 悦子マリナ・ヤゲーロ著『言葉の国のアリス-あなたにもわかる言語学』翻訳夏目書房
フランス大使館・エールフランス特別賞星埜 守之パトリック・シャモワゾー著　『テキサコ』翻訳平凡社
フランス側フィリップ・ペルチエ『ラ・ジャポネジー』
第16回1999年本賞坂倉 裕治『ルソーの教育思想−利己的情念の問題をめぐって』風間書房
LVJ特別賞永井眞貴子ジョルジュ・ベッケル、ロラン・サバチエ著　『きのこの名優たち』翻訳山と渓谷社
フランス大使館・エールフランス特別賞中野 知律ジュリア・クリステヴァ著『プルースト-感じられる時』翻訳筑摩書房
フランス側ナタリー・クアメ『江戸期の四国巡礼』博士論文
第17回2000年本賞矢後 和彦『フランスにおける公的金融と大衆貯蓄　預金供託金庫と貯蓄金庫 1816-1944』東京大学出版会
LVJ特別賞塚本 昌則ラファエル・コンフィアン著　『コーヒーの水』翻訳紀伊国屋書店
[現代フランス・エッセー賞](特別賞)西川 長夫『フランスの解体?-もうひとつの国民国家論』人文書院
[現代フランス・エッセー賞](特別賞)鈴木 裕之『ストリートの歌-現代アフリカの若者文化』世界思想社
フランス側クレール・ドダヌ『与謝野晶子−情熱の歌人・日本女性解放運動の先駆』博士論文
第18回2001年本賞秋吉 良人『サドにおける言葉と物』風間書房
LVJ特別賞高階絵里加『異界の海-芳翠・清輝・天心における西洋』三好企画
[現代フランス・エッセー賞](特別賞)大谷　悟『みちくさ生物哲学-フランスからよせる「こころ」のイデア論』海鳴社
フランス側エリザベト・ドゥ・トゥシェ『横須賀海軍工廠の創立1865‐1882　フランスから日本への技術移転』博士論文
第19回2002年本賞中山 洋平『戦後フランス政治の実験　第四共和制と『組織政党』 1944-1952 』東京大学出版会
LVJ特別賞亀井 克之『新版 フランス企業の経営戦略とリスクマネジメント』法律文化社
[現代フランス・エッセー賞](特別賞)コリン・コバヤシ『ゲランドの塩物語-未来の生態系のために-』岩波書店
フランス側ミカエル・リュケン『20世紀の日本美術』
第20回2003年本賞山口 裕之『コンディヤックの思想−哲学と科学のはざまで』勁草書房
LVJ特別賞長谷川秀樹『コルシカの形成と変容-共和主義フランスから多元主義ヨーロッﾊﾟへ』三元社
フランス側ポール・ジョバン『労働組合の新しいスピリット−戦後日本における「産業病｣を巡る闘争と認知』博士論文
第21回2004年本賞木村 琢麿『財政法理論の展開とその環境−モーリス・オーリウの公法総論研究 』　有斐閣
LVJ特別賞桑瀬章二郎Les Confessions de Jean-Jacques Rousseau en France (1770-1794) - les aménagements et les censures, les usages, les appropriations de l'ouvrageHonoré Champion, 2003)
フランス側ファビエンヌ・デュテイユ・オガタ『東京の下町における日常生活の中の宗教』博士論文
（特別賞）ミッシェル・ビエイヤール・バロン『作庭記』翻訳
第22回2005年本賞竹中 幸史『フランス革命と結社』昭和堂
LVJ特別賞宇野　重規『政治哲学へー現代フランスとの対話』東京大学出版会
フランス側エマニュエル・ロズラン『文学と国柄−19世紀における日本文学史の誕生』
第23回2006年本賞寺戸 淳子『ルルド傷病者巡礼の世界』知泉書館
LVJ特別賞鳥海 基樹『オーダーメイドの街づくりーパリの保全的刷新型『界隈』学芸出版社
フランス側アルノー・ナンタ『日本列島の住民の起源に関する人類学的・考古学的考察−1870‐1990』博士論文
第24回2007年本賞原　大地『ロートレアモン―他者へ』アルマッタン
Lautreamont ; vers l'autre -Etude sur la creation et la communication litteraires 　L'Harmattan
LVJ特別賞河本　真理『切断の時代‐20世紀におけるコラージュの美学と歴史』ブリュッケ
フランス側ミッシェル・ダリシエ『西田幾多郎：統一の哲学』博士論文
第25回2008年本賞川嶋　周一『独仏関係と戦後ヨーロッパ国際秩序：ドゴール外交とヨーロッパの構築　1959-1963』創文社
LVJ特別賞高村　学人『アソシアシオンへの自由―の論理』勁草書房
フランス側ギブール・ドラモット『日本の防衛政策の決定要因と政治ゲーム』博士論文
第26回2009年本賞藤原 貞朗『オリエンタリストの憂鬱―植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコール遺跡の考古学』めこん
LVJ特別賞林 洋子『藤田嗣治　作品をひらく　旅・手仕事・日本』名古屋大学出版会
フランス側カリン・プペ『LES JAPONAIS 日本人』Tallandier 社
第27回2010年本賞互　盛央『フォルディナン・ド・ソシュール−＜言語学＞の孤独、「一般言語学」の夢』作品社
LVJ特別賞陳岡めぐみ『市場のための紙上美術館−19世紀フランス、画商たちの複製イメージ戦略』三元社
特別賞田口卓臣『ディドロ　限界の思考−小説に関する試論−』風間書房
フランス側クレール＝碧子・ブリッセ『A la croisée du texte et de l'image : cryptiques et poèmes cachés (Ashide) dans le Japon classique et médiéval』（『文章と絵画の交差点で』）Collège de France, Institut des Hautes Etudes Japonaises
第28回2011年本賞重田 園江『連帯の哲学�機櫂侫薀鵐梗匆駭�帯主義』勁草書房
LVJ特別賞伊達 聖伸『ライシテ、道徳、宗教学−もうひとつの19世紀フランス宗教史』勁草書房
フランス側ニコラ・ボーメール「Le saké une exception japonaise)」博士論文
第29回2012年本賞小田　涼『認知と指示　定冠詞の意味論』京都大学学術出版会
LVJ特別賞高山 裕二『トクヴィルの憂鬱―フランス・ロマン主義と〈世代〉の誕生』白水社
フランス側マチュー・セゲラ「ジョルジュ・クレマンソーと極東」の博士論文　
第30回2013年本賞吉川　順子『詩のジャポニスムージュディット・ゴーチエの自然と人間』京都大学学術出版会
LVJ特別賞小島　慎司『制度と自由ーモーリス・オーリウによる修道会教育規制法律批判をめぐって』岩波書店
フランス側クレア・パタン「日本美術市場の社会学的アプローチ　美術品の販売、流通、普及、価値形成のための仲介業者ネットワーク」博士論文
第31回2014年本賞泉美知子『文化遺産としての中世―近代フランスの知・制度・感性に見る過去の保存』三元社
LVJ特別賞橋本周子『美食家の誕生―グリモと「食」のフランス革命』名古屋大学出版会