このwikiはサボテンを中心に編集しています。基本的な栽培法から、専門的な話まで手広く扱っていきたいと思います。写真素材がなかなかないので、そのうちオープン化して充実を図っていきたいです。

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概要

>サボテン科>ハシラサボテン亜科北米サボテン連>アリオカルプス属
和名では牡丹類、学名はAriocarpusという。
  • 分布:メキシコ、アメリカ南西部原産。
  • 特徴:地上部は扁平球で疣を持つ。地下に大きな塊根がある。秋咲き。
  • 栽培:適度に遮光して長時間の日照を心がける。成長期は高温を保ち、適度に潅水する。冬季の過湿は厳禁。
  • 規制:ワシントン条約カテゴリー付属書I類

アガベ牡丹

  • アガベ牡丹 Ariocarpus agavoides(アリオカルプス・アガウォイデス)
旧 "Neogomesia agavoides"(ネオゴメシス・アガウォイデス)
分布:メキシコ・タマウリパス州トゥーラ付近、サンルイスポトシ州サンルイスポトシ付近
ロゼット形で細く長い疣を持ち、疣の中ほどに刺座がある。牡丹類の中では珍しく刺座に刺を伴う(無いこともある)。株径〜10cm、単頭または2〜3頭。花は秋咲きで紫紅色。
強い光に当てると葉先が枯れこみやすい。

変種にサンルイセンシス Ariocarpus agavoides var. sanluisensisがある。これは サンルイスポトシ付近で採取されるもので、刺が目立つ。

亀甲牡丹

  • 亀甲牡丹Ariocarpus fissuratus(アリオカルプス・フィッスラートゥス)
旧 "Roseocactus fissuratus"(ロゼオカクトゥス・フィッスラートゥス)
分布:アメリカ合衆国・ニューメキシコ州、テキサス州。メキシココアウイラ州
短球形で太く短い鈍三角形の疣を持つ。疣に中筋状の刺座を伴うことが多い。刺は完全に欠く。株径〜15cm、単頭。花は秋咲きで紫紅色。
分布範囲が広く、多数の亜種や変種がある。

亜種又は変種に連山(コアウィラ州、サカテカス州、ドゥランゴ州)、ブラボアヌス(独立種とする説がある。サンルイスポトシ州)、ヒントニー(サンルイスポトシ州)がある。

黒牡丹

  • 黒牡丹Ariocarpus kotschoubeyanus(アリオカルプス・コトスコウベヤヌス)
分布:メキシコサカテカス州、サンルイスポトシ州、ヌエボ·レオン州、タマウリパス州、コアウイラ州
三角形状の小さな疣が並ぶ。扁平形で原産地では地面すれすれに生える。疣に中筋状の刺座を伴う。牡丹類最小種で株径〜7cm、単頭または2〜3頭。花は秋咲きで紫紅〜ピンク、白色。

亜種に姫牡丹(ケレタロ州からコアウイラ州にかけて)、白花黒牡丹(タマウリパス州)などがある。

岩牡丹

  • 岩牡丹Ariocarpus retusus(アリオカルプス・レトゥースス)
分布:メキシコタマウリパス州、サカテカス州、ヌエボレオン州、サンルイスポトシ州、コアウイラ州
肉厚三角形状の大きめの疣が並ぶ。他の牡丹類よりもでこぼこの少なく灰青緑色。株径〜25cm、単頭。花は秋咲きで白〜薄いピンク、薄い黄色。

亜種に三角牡丹(疣が長く鋭く尖る)、玉牡丹(疣の幅が広い)、花牡丹(ふっくらした疣を持つ)などがあるが、正直三角牡丹以外はいまいち区別がつかない。

竜角牡丹

  • 竜角牡丹Ariocarpus scaphirostris(アリオカルプス・スカピロストリス)
分布:ヌエボレオン州モンテレイ付近の狭いエリア
先端の尖らない長三角形疣を持つ。疣は柔らかく灰緑色で、刺座を伴わない。株径〜10cm、単頭、まれに2〜3頭。花は秋咲きで紫紅色。

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