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カリュンマンティウム連 Calymmantheae

  • カリュンマンティウム属 Calymmanthium(カリマンティウム)
カリュンマンティウム・スプステリレ(Calymmanthium substerile)1属1種のみを含む。
ペルー・カハマルカ周辺に分布している。
四稜または五稜の柱サボテンで、若いころは少々刺の強いヒロケレウス連のサボテンのようだが、倒伏せずそのまま成長する。
激しく枝を出して樹木状となる。樹高は最大で8mに達することがある。
着花は側面で赤花が多い。花筒に刺が少々つく。夜咲き。

連のタイプ指定属(というより単科だが)となっているCalymmanthiumは、κάλυμμα(ギリシア語で「覆われた」) + ἄνθος(ギリシア語で「花」)の合成語である。これは、花筒が花を覆うような形であることから名づけられた。

この種は進化系統上特殊な位置にあり、近縁種が殆どない。1000万-2000万年前に南米サボテングループ=RNBCT系統(リプサリス連、トリコケレウス連、南米サボテン連)と枝分かれしたと言われる。ただし、分子系統解析ではレピスミウム属Lepismiumのうち4種がカリュンマンティウム属に近縁との結果が支持されており、これらをリュマンベンソニア属Lymanbensoniaとして新設する場合がある。

日本で育てている人はたぶんあまりいない。

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