カメラ、写真に関連した漫画を紹介するWikiです。

著者I*Chi*Ka(原作) 毒田ペパ子(作画)
掲載誌・連載時期電撃大王'12.03〜連載中
単行本電撃コミックス1巻〜

 個人的な話で恐縮ですが、初めて使ったカメラはペンタックスSPでした。その頃既にペンタックスはKマウントに移行していて、オリンパスOM-1に端を発する小型軽量一眼レフが幅を利かせていた時代で既にそれは時代遅れと言ってもいいスペックのカメラでした。そんな私の数少ない心の慰めが、地方テレビ局で再放送されていたドラマ「おひかえあそばせ」でした。一クール(十三回)で終わり、人気が出たのはリメイク版の「雑居時代」のようでしたが、主演の石立鉄男がペンタックスSPを使っていた、それだけでも嬉しかったです。宮本信子、岡田可愛、富士真奈美と錚々たる女優がヒロインとして出演していたのは後で知ったことですが、以来石立鉄男(というより小早川薫ですか)は私の中で憧れの男性となったのでした。折しも放送されていた「玉ねぎむいたら…」(桜田淳子主演)にしても、まだドラマの見所と言えるラブロマンスに興味を抱くには至っていませんでしたが。
 そして今尚ラブロマンスの金字塔、そしてオードリー・ヘップバーンにとって最高の代表作と称されてやまない「ローマの休日」ですが、私はと言えば新聞記者アービング・ラドビッチことエディ・アルバートがエコー8というライター型カメラとスピードグラフィックを使う場面を寧ろ熱心に見ていたのでした。アン王女(オードリー)とジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)のつかの間の愛の逃避行、もちろん面白く、感動的で高校生になってから見直して、アン王女と別れることになったジョーの胸中はいかにと思いを馳せることもありましたが。
 そうして本編よりも作中に登場するカメラや車が気になることもままあるよねという話に持って行くつもりだったのですが、これから紹介する「あの夏で待ってる」は
「いずれこの町を離れてしまう」
 とこぼしていた宇宙人のメインヒロインと主人公の一夏の甘酸っぱいラブストーリーを描いたというのが「ローマの休日」風味だと書いていて思い、特にラストがあんな感じの話が好きという訳ではないというものの、なかなかに良作のラブコメだと思いながら見させていただきました。某大型掲示板では主人公に片想いしていて、結局報われなかったサブヒロインが何ともかわいそうではないかという声が多かったようですが。
 一方で本作の名バイプレーヤーとして8mmカメラが登場しており、コミカライズされた折に本Wikiで取り上げようか随分迷ったところですがこういう8mmシネカメラについて深く書かれているサイトは少ない(当然と言えば言えます。趣味にしている人は少ないのですもの)ので本Wikiで取り上げてみる価値はあると判断し、後述の通り話題を呼んだカメラも出たということで執筆することにしました。

 舞台は長野県小諸市。主人公の高校生、霧島海人はある事故をきっかけに地球に来た宇宙人、貴月イチカと知り合い、行く宛てがなくて困っていたイチカを家に泊めたことから同居生活が始まり、クラスメートの谷川柑菜、北原美桜、石垣哲朗、先輩の山乃檸檬と共に映画制作を始めたことから二人の距離は縮まって……というラブコメです。
 作者は商業漫画デビューは本作のようです。連載開始に当たってアニメ版メインライターの黒田洋介氏からは、
「貴女の好きなように描いてください」
 と言われたことが巻末の当人のコメントとおまけ漫画で明らかになっていますが、1巻ではアニメとはかけ離れた感じになっているという印象は特段ありませんでした。メインヒロインの貴月イチカとサブヒロインの谷川柑菜の、主人公霧島海人への想いを縦糸、思い出作りのために夏休みを使って映画を撮ろうというイベントを横糸とした一夏の話を笑いを交えて紡いでいく、という。2巻以降どうなるか気になるところです。柑菜の海人とイチカを肴にした妄想がアニメより強化されてるかな? という印象はありましたが。これから合宿の話も出てくるでしょうからいよいよ海人がイチカを女性として意識する場面が描かれると予想はしています。
 映画を撮ろう、それも8mmでという話ですから当然カメラも登場します。アニメでは海人のカメラはフジカP300でしたが、漫画ではそれより高級なZ700になっています。第一話冒頭のように夜に照明なしで撮るならレンズの明るいこちらの方が使いやすそうですね。コマ速変換と巻き戻しもできてアニメや特撮(ヒーローがジャンプして後ろ向きの壁や崖の上に上がったり、その場にいたはずの忍者が突然パッと消えたり)も撮れますし。
 檸檬先輩が使っていてちょっとした話題になっていたZC1000もしっかり登場しています。アニメのようにニコンの400mmF2.8を使う場面はまだありませんでしたが、これから出てくるかもしれません。

 こういういたって平凡な少年に出来すぎた彼女ができるっていう話、私は好きですし柑菜がかわいそうと言われながらも好評のうちに終わったことで、このコミカライズ版も安心してお勧めできる作品になりそうです。果たしてオリジナルの展開はあるのかが注目ですな。

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