カメラ、写真に関連した漫画を紹介するWikiです。


著者ざら
掲載誌・連載時期まんがタイムきららH23.4〜連載中
単行本まんがタイムKRコミックス 1巻〜

さて、パロディというものはエンターテインメントのスパイスとして往々にしてよく用いられる手法であり、「究極超人あ〜る」においても毎回笑いのエッセンスとして多用されてきたのは読者の方ならご存知の通りです(解説はこちらが詳しいです)。実は「瞳のフォトグラフ」でも瀬名ユカリが、
「しろくろまっちゃっ♪」
と「青柳ういろう」のCMソングを歌っていたり、ハルカが
「外道照身霊波光線」(ダイヤモンドアイ)
とかましていたりと小ネタが散りばめられています。GUNP氏のらき☆すた本ではもっと堂々とパロディネタ(特におっさんホイホイなネタが多い)がはさまれていたりもしますので興味のある方はご一読くださいませ。ヲタショップの通販ならまず入手できると思われます。
ただこれを多用するのも考え物で、ウケを取れなければただの独り善がりで終わるのがオチです。
「どうだ、俺はこんなマニアックなネタも知ってるんだぞ、お前らは知らねーだろ」
とマニアックネタの押し売りをしたところでKYとの謗りを受けるだけではないですか。
それよりも「元ネタを知らなくても面白い」ことが良質のパロディであることのポイントです。用務員の毒島さんが天本英世をモデルに描かれたということを知らない読者の前でも名バイプレーヤーとして立ち回り、「ロボット3等兵」が昔の漫画のタイトルであることを知らなくてもR・田中一郎の間抜けさを揶揄する言葉として活きている。この点で「あ〜る」のパロディは定番の売りであったと言えましょう。
今回紹介する「しかくいシカク」の作者もまた前作の「ふおんコネクト!」以来パロディ芸で人気のあった方でしたが、今回はその辺りいかが相成っておりますか、そしてカメラは?

紅葉滝高校(どうやら舞台は大阪府箕面市のようです。撮影会で阪急箕面駅と箕面の滝が確認されているので)の入学試験。雪の降る中、受験会場へと向かう生徒達を門の上に座ってペンタックス*ist-D+300mmF4で撮るは渡来十子(わたらい とうこ)。彼女と同じ中学だった内富良茜(なぶら あかね)、受験の教室で十子と知り合った新阪魚(にいさか うお)。この三人のヒロインがめでたく合格して、部活に入ろうかというところから物語は動き出します。
「半分は優しさ、残りは無思慮と腐れ根性でできているわ」
と茜に言われているだけあって十子は体験入部で先輩や同級生に散々迷惑をかけてどこの部からも追い出され、結局三人で当初はなかった写真部を結成することになりました。ところが十子だけでなくて茜も無自覚な毒舌で人を傷付ける癖があり、魚は朝が弱く、いつも姉を困らせている。顧問の一天円(ひとあま まどか)先生も隠れて煙草を吸うし、万事につけアバウトなところがあるとどこかしら残念なところがあり、そんな個性的な写真部構成員が巻き起こすドタバタな日常が見所でしょうか。そして

「ティン♪と来る」(アイドルマスター)
「猿が石を落とす」(ドンキーコング)
「生徒はゴミのようだ」(天空の城ラピュタ)

これら以外にも紹介しきれない程のパロネタ満載で、ちゃんと楽しめるようになってます。あとは後書きでざら氏が触れていたように下ネタがこれまでの作品より多いです。1話からいきなり十子がスカートたくし上げてパンツ丸見せにしたかと思えば、ブルマのはみパンや下着姿が描かれている頻度も高いです。「けいおん!」ではその辺は秋山澪がほぼ一人で担当させられていましたが……(気の毒)。

カメラは先にも挙げた通り十子がペンタックス*ist-D(普段はキットレンズの18-55mm)、魚はライカM9、茜はソフトバンク910SHを使ってます。6話から登場する久田桃枝はニコンD3もカメラ売り場で弄っていましたが、結局キヤノンEOS KissX5にしたようです。その他6話でペンタックスK-r、オリンパスペンE-P2、ニコンDxxxx等が登場していました(その他一眼とコンデジも出ていますが機種の判別がまだできていません、申し訳ありませんが)。
写真講座めいた話もあり、デジ一のメリットやそれぞれのカメラなりの撮り方も出てきます。こういうエピソードもどんどんしていただきたいですね。

「ふおんコネクト!」でも登場人物の名前が携帯電話メーカーから取られていたように、今作でも名前はカメラに関連したものになっています。
今回はフィルムですね。

渡来十子→トライX
内富良茜→インフラレッド
新阪魚→ネオパンSS(キーボードのSはかな入力だと「と」になるので、NTT→「みかか」のようにSS→「とと」と変換)
一天円→110(ポケットカメラ用の小さいサイズのフィルム)

余談ながら当初は「ふおんコネクト!」の英夕先生がヒロインに昇格して紅葉滝高校に転勤して、境譜音から餞別にもらった*istDを使う予定だったようです。それが三人の新キャラに急遽変更されたことが明かされています。あ、巻末のクレジットに蝉丸P氏の名前もありますね。写真部の活動についてアドバイスをいただいたということでした。
どうかもう「けいおん!」が終わるからきらら読むのやーめよ(註:本稿の初稿はきらら、キャラット両方で「けいおん!」の連載終了の発表があった直後に書かれております)、なんて言わずに一度読んでみてください。カメラのややこしい話抜きでも面白く読めるコメディにはなっていますので。パロディを上手く活用できる作家様の作品であるからには読んでみる価値はありますよ、とパロディ好きな私の推薦で今回は締めさせていただきます。お粗末さまでした。

関連リンク

『しかくいシカク』『ふおんコネクト』(ざら)パロネタ・元ネタ解説wiki

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