カメラ、写真に関連した漫画を紹介するWikiです。

著者杜講一郎×さくらあかみ(GUNP)
掲載誌・連載時期フレックスコミックスブラッド'08.9〜'10.7 以降更新停止中?
単行本フレックスコミックス1〜3巻/ソク読み

 近年においては学校の部活をテーマに書かれた漫画が豊作で、「BAMBOO BLADE」(剣道部)「おおきく振りかぶって」(野球部)「HORIZON」(陸上部)等定番の体育会系は元より、文化系クラブでの日常というのもとみにクローズアップされてきてます。「けいおん!」(軽音部)のメガヒットも記憶に新しいところですし、「とめはねっ!」(書道部)がドラマ化され、「咲 -saki-」(麻雀部)や「宙のまにまに」(天文部)も「けいおん!」と時期をほぼ同じくしてアニメ化されました。私自身自分の学生時代の追体験としてこの種の漫画は発見しさえすれば面白く読ませてもらっており、今回紹介させていただく「瞳のフォトグラフ」も
「女子高が舞台の写真部漫画がWebコミックで始まってるよ」
 という情報を受けてすぐ飛びついて読みました。作者の杜講一郎氏とさくらあかみ氏が「GUNP」というユニットを組んでいて、「らき☆すた」や「アイドルマスター」の二次創作でメジャーになっていた壁同人作家だったということまではその時知らなかったにせよ。

 主人公は高校二年生の相原ハルカ。ある事情から転校して、校内で富士ファインピックスF10で写真を撮っていたのが写真部の部長、京(かなどめ)シオリの目に止まり、彼女から写真部に勧誘されて仮入部して、初心者の段階から写真を楽しんでいくことになる。というのが粗筋です。
 まださほど物語は動いていないのですが、1巻では写真に対する考え方の違いからハルカが同級生の部員の久家イヅミ(過去に何かあったらしく、素直になれずに他の部員とも関係はいい方ではない)と仲違いして、ハルカが和解しようと努める話を軸に話が進んでいきます。そうしていく中でハルカと同じクラスで最初の友達になる瀬名ユカリ、後輩で写真の腕は一人前だけど毎度いらんことを言っては殴られている小鳥遊ヒナノ、京の幼馴染で表向きはナンバー2だけどその実一番の実力者一宮ユイ等他の写真部員も絡んで来ます。
 そうしてすったもんだの末に1巻の終わりに正式にハルカはイヅミと和解して写真部の一員となることができて、2巻〜3巻では
「何のために写真を撮るのか分からない」
 という疑問の答えをハルカが探すことになります。これから先への伏線や写真についての簡単なワークショップ、カメラやレンズを買うと必ず悩まされる事になる物欲に関する話も交えつつ。そして「けいおん!」の平沢唯らもかくありなんというような女子高生同士の微笑ましい友達付き合いも、ね。

 使用カメラですが、部室には暗室もあってフィルム現像もやろうと思えばできるし、機会があれば取り上げたいと「デジカメWatch」でのインタビューの回答もあったとは言うものの、全員の主要カメラはデジカメです。

・ハルカ:富士ファインピックスF10→キヤノンEOS KissX2
・ユカリ:ニコンD60
・イヅミ:ニコンD300
・ヒナノ:富士ファインピックスZ200、オリンパスμ-TOUGH6000、オリンパスペンE-P1他
・シオリ:リコーGR DIGITALII
・ユイ :同上。ワイコンと外付けファインダーをシオリと共用。一眼も持っているらしいが不明。昔は富士インスタックスミニ7Sを使っていた。

 作者が実機を購入されて、同人誌でも絵の丁寧さには定評のある方だけあって描写はなかなかいいです。ハルカとユカリは純粋に高校生の経済事情を勘案して二強のエントリーモデル。シオリとユイは通ということでGRDII、それなりの腕のあるイヅミはニコンのAPS-C最上級機、ヒナノは上記以外にもいろいろ持っているという設定だそうです。用途や個性諸々その他を考えるとなかなかいい選択じゃないですか? 一番高いD300はsなしの中古でも強気の値段ですが、それも貯金で何とかなっていくと思うし、実際あれは非の打ち所のない素晴らしいカメラですよ。オートフォーカスもレリーズもレスポンスサクサクで快適です。私はもう一度聖地巡礼するなら、借りてでも持っていこうと目論んでますw。

 そもそも作者は本作を描くに当たって全くの初心者で、一眼レフを手にして間もないところから漫画を描きながら少しずつ写真についてハルカと一緒に勉強していこうというところから始められたということです。こういう形式は本作ならではですね。これまで何かと敷居の高かった写真だったけど、デジカメと写メの普及で身近になったし、これを機会に写真に親しんでみようというストーリーラインが。現に写メも写真として作中で認められているではないですか。1巻では一宮先輩がそう明言していますし、2巻終盤では携帯(auのサイバーショット携帯)で写真を撮る、四ノ原ユズカという後輩も登場してます。
 ハルカはカメラの構え方に少し気をつけるだけでブレなくなったことに甚く感動したり、誤ってカメラのレンズを外して壊れたとパニクる一幕もありました。今は絞りとシャッターによって変えられる表現について懸命に練習している模様です。私自身カメラに詳しい者として使い方に関する相談は何回も受け、その度にフィルムの入れ方とかも分からなくて困ってる人もいるのだからと丁寧に答えた経験はありますからそこは分かります。というかいくらカメラのアルゴリズムが昔以上にお利巧さんになったとは言え、基本からきちんと抑えていかないことには応用もへっちゃくれもありません。中途半端なまま無駄にキャリアだけ積んで、結果ほとんど平々凡々な物しか撮れない悪い見本がここにいることからもお分かりいただけましょう(だから最近になって謙虚に勉強しようと入門的な本を読み漁り、撮る機会も増やしているところですが)。
 その他舞台になっているツインアーチ138や名古屋港、鶴舞公園、オアシス21の風景も丁寧に描かれてました(私も名古屋港行って来ました)。その他泣ける話やコメディも随所にあるので純粋にかわいい女の子と写真が好きなら間違いなく買いです。1話に音声がついた「+Voice」も登場しているのでそちらもお勧めです。ハルカが豊崎愛生氏、イヅミが日笠陽子氏と「けいおん!」で人気を呼んだヒロイン役の方だけにファンの間では話題を呼んでました。
 2巻が出てからそれは絶版になりましたが、1巻には小冊子と登場人物が二人ずつ写ってる生写真三枚中どれか一枚の付録付きのアニメショップ限定特装版も売られていました。笑えるおまけやネタも小冊子の中に入っていた上、カバー裏にも本編では入れにくいようなマニアックなパロディも入ってます。あ〜るのネタもあれば、昔のカメラのCMのパロディもありました。

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