代々魔術を研究する家庭に生まれた少女。
魔術研究者の父と、魔術師兼冒険者である母を両親に持つ。
その生まれに反して魔術の素質や素養といったものは殆ど無く、
幼い頃から機械いじりに傾倒していた。
家の者達が疎ましがる中、両親は機械いじりに関する才能を個性として認めてくれた為、
エレネは幼い頃から魔術の勉強でなく、機械いじりに傾倒することが出来た。
父や母が遺跡から持ってくる旧世界の機械を解体したり、
簡単な改造を施したりすることで知識と技術を身につけていった彼女は
いつしか、メカニックを目指すようになっていた。
メカニック、といっても彼女はまだまだ未熟者で、彼女の作るメカには
必ずと言っていいほど何かしらの欠陥がある。
しかし彼女はめげない。それだけの根気と、前向きな明るさを持っているからだ。
普段からよく笑い、よく泣く。
よく言えば感受性が高いというやつだが、精神的に未熟ともいう。
冒険者の母親譲りの「面白そうなことに首を突っ込む癖」があり、よく痛い目にあう。
危機感知能力に乏しく、また考え方も甘いが、今後の伸びしろは十分に残っている。
冒険者である母親は、よく旅に出て家を空けていたが、
帰ってくる時には必ず沢山のお土産と、旅の話を持ってきてくれた。そんな母親のことが、エレネは大好きである。
しかし、半年程前に旅に出た母親が、どういう訳か帰って来ない。
反対する父親を押し切って、エレネは母親を探す旅に出る。
母親が世界中に残した手がかりを見つけながら。
本人が知らない筈の「機構」を読み解く能力に優れる。
故に、オーバーテクノロジーである旧世界の機械の修理や
改造も行うことが出来る。
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シェリーマ
年齢:起動してから2年
性別:女性型
種族:機械妖精
かつて旧世界の遺跡から発掘され、エレネに修理されたF.M.F《完全機械化妖精》。
貴重な旧世界の記録データを有している筈だったが、修理されて目が覚めた時には
全てのデータを失っていた。これがエレネの修理によるものなのか、そうでないのかは不明。
目覚めた当初は一切の感情が無くただ機械的な応答をするだけだったが、
エレネと過ごす内に感情を理解し始めている。
機械に意識を転送するD.C.リンク機能を有しており、これによって機械の遠隔操作、機械の精度上昇を行うなどといったことが可能である。
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