久遠阿虎(ひさとお あとら)。
永き時を生きてきた土蜘蛛。様々な種族が住まう、始源混沌世界『ケイオス・キュリーデ』出身。
外見年齢は12歳ほど。着物を着ており、頭からは角が、背中からは蜘蛛の脚が生えている。
煌律国と呼ばれる国で、半ば隠遁生活じみた暮らしを細々と送っていた。
かつては人里によく降りていたが、近頃はあまり出歩いていない為に、
死語を当たり前のように使う。また、昨今の電子機器は、知識としては知っているが
上手く使いこなせない。電源ゲームは全部「ピコピコ」と呼ぶ。
(最近携帯電話でのアドレス帳の登録が出来るようになったらしい)
基本的には多くの者に対して友好的な存在であり、暇つぶしに話し相手を求めて
いたりもする。話し相手となった者には、何かしら贈り物をすることもあるらしい。
彼女の糸で創ったお守りは、一生の内一度まで身につけた者の『死』を回避することが
出来るという。
何でも美味しく食べるが、実のところ一番好んでいるのは人間の味である。
捕食する際には糸で優しく縛り上げて、身体と精神を解す毒を指先から注入し、
相手が蕩けている間に内側を吸い取る、という形をとることが多い。
しかしながら自ら出向いて人を襲う、というようなことは無く、
心の底から死にたいと思っている人間しか食べないと決めているという。
永い時を生きている。
世話焼きな性格であり、優しいおばあちゃんのようである。
ところが、よくドジを踏み、また「ばばあ」と言われるとむっとするなど
子供っぽい面もたまに見せる。
武器は冥糸・八束紡。一部で贋作が出回っているが、彼女の持つ八束紡こそ
オリジナルである。糸には相手の精神を操作する能力がある。
これを使って興奮状態の相手を落ち着けたりすることもある。
コメントをかく