■傾向:
優しい耳触りの、しっとりとしたスローバラードを多く担当。
幻想的なワードや、物語からの引用を取り入れた歌詞が多いのも特徴。
使用楽器はクラシックギター、ストリングス、フルート、オーボエ、ピアノ、オルゴールなど、曲の雰囲気に応じて使い分けられているが、総じてクラシック寄り。
しかし中にはしっかりとキメるアップテンポの楽曲やラップ調の楽曲もあり、中の人の表現の幅の広さを窺わせる。


■ 明ける空、渡る風

 淡いむらさきに 夜が溶けていく
 街が目覚めていく

 赤い屋根の下 きっとあの花も
 ほころぶ頃だろう

 『今日』を運ぶ風が渡る
 どうか誰かにとって 優しい日でありますよう
 「……なんてね」 夢見がちに笑う

 誰かの声 遠く微かに 聞こえないふり 目を閉じた


 月が消える頃 ふいに微睡んで
 枕へ顔うずめる

 『今日』を運ぶ風が渡る 希望の香りさせて
 きらりきらり 朝の光
 「……まぶしい」 思わず呟いた

 誰かの声 遠く微かに どうして呼ぶの まだ眠い


 ほんとうは 好きじゃないのにな
 朝も 祈りも 日の中に 咲く花も……


 『今日』を運ぶ風が渡る
 どうか花[キミ]にとって 優しい日でありますよう
 「……なんてね」 夢見がちに笑う

 誰かの声 少し近くで 聞こえないふり 目を閉じた

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ SLEEPY SLEEPY

(Sleepy, Sleepy...)×4

 誰かが昔言いました 「寝る子は育つ」 金言ですね
 つまりそういう訳なので おやすみなさい
 誰かはこうも言いました 「下手の考え休むに似たり」
 俺も大概それなので おやすみなさい

 Sleepy, Sleepy...Time to count sheep, 1 2 3...
 Sleepy, Sleepy...Do not nag me like a beep...
 Sleepy, Sleepy...Dive to bed sheets, let me please...
 Sleepy, Sleepy...I breathe now deep, fall asleep...

 無理に起きても 特にいいこと無いですし
 潔く寝て 起きてから頑張ります たぶん……

(Sleepy, Sleepy...)×4

 誰かが俺に言いました 「馬鹿も休み休み言え」
 つまりそういう事ですね? おやすみなさい

(台詞:「Good sleep...」)

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ SLEEPY SLEEPY -ブチギレRAP Ver.-

(Sleepy, Sleepy...)×4

 誰かが昔言いました 「寝る子は育つ」 金言ですね
 つまりそういう訳なので おやすみなさ……(Boooooom!!!)

(Bom!)(Bom!!)(Bom!!!)

 うるさい寝かせろ 実験控えろ
 戯言言うな 顔だけいいな?

 昼間の屋上 寝るには極上
 邪魔され激情 やむない惨状

 どこでも爆発 それもう暴発
 効かない告発 乱れる頭髪
 迷惑開発 そろそろ怒髪
 枕はやっぱり低反発

 Sleepy, Sleepy...Time to count sheep, 1 2 3...
 Sleepy, Sleepy...Do not nag me like a beep...
 Sleepy, Sleepy...Dive to bed sheets, let me please...
 Sleepy, Sleepy...I breathe now deep, fall asleep...

 そうは言っても……止める権利は無いですし……
 周囲チェックして…… 起こしてからやってください せめて……

(Sleepy, Sleepy...)×4

 誰かが俺に言いました 「バ化学部に気を付けろ」
 身に染みたし疲れました おやすみなさい……

(台詞:「Good sleep...」)
(余韻:Boooooom...)

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ Distantly

 日の中の花は好きじゃない 触れたくなるから
 触れるぬくもりは好きじゃない 泣きたくなるから
 泣いたりするのは好きじゃない 強くいたいから
 強くいたいのは弱いからだ わかってるんだ

 別れの記憶 まだ痛い 老成するには早くて
 穏やかに笑うなんて 俺には……

 Distantly それがいちばん楽なんだと
 言い聞かせて これまでやってきた
 間違ってたとは 思わないのに
 どうして 今も振り返るんだろう


 微かに聞くのがちょうどいい はしゃいでる声は
 遠くに見るのがちょうどいい まぶしい笑顔は
 疎遠なくらいがちょうどいい 君との間は
 なのに少しずつ近づいてる 馬鹿だな俺は

 別れの記憶 キリがない 若者ぶるには遅くて
 この指を伸ばすなんて 俺には……


 泥炭みたいに 脆い自分を
 乾かしてどうにか 役に立つように
 それでも結局 崩れ行くなら
 最後には花のための土になりたい


 Distantly 貫くことできないほど
 想う気持ち 心に降り積もって
 間違ってる そう思いたいのに
 どうして 少し幸せなんだろう

 Distantly 君にとってはどうか……

 Distantly あの距離のままで……


 それでも
 君を愛せてよかった

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ Fairytale -unknown-

 窓辺 帳 リラの香り
 口元に人差し指
 内緒話 問わず語り
 始めましょう Fairytale...

 昔々可愛いお姫様が 悪い妖精に恨まれて
 呪われましたが救われました めでたし めでたし
 ねえ 本当に?

 数多の時止め狂わせた代償
 受け継がれこの胸に甦る 蕀の森

 響け 歌よ 夜の陰に
 唇に吟遊の詩
 廻る運命 捲るページ
 続けましょう Fairytale...

 遠く遠く故郷の地を離れ 人の世の中に紛れては
 善き人に祝福授けていく 善意で? 本能で?
 いえ 己が為

 笑顔愛し望み過ぎた後遺症
 人を助け守り続けねば 闇へ消える

 閉じた瞳 視る光景
 朽ち果てた古城と月
 知りもしない 夢まぼろし
 それでも尚 物語は紡がれて続いている
 確かに今へと...

 窓辺 帳 リラの香り
 口元に人差し指
 内緒話 問わず語り
 誰も知らぬ Fairytale...

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ 幻想夜話

 眠れぬ嵐の夜には 不思議な話をしようか
 星を飲み込む鯨の話や
 森を生み出す卵の話を

 穏やかな眠り探して 歌で冒険に出ようか
 風の花咲く雪雲の谷や
 月が見守るいにしえの城へ

 まぶたの裏に描かれるものが
 何処にもないと誰に言えるの

 夢見ることを続けていたなら
 何処かできっと本当になる

 人と有るお伽話は
 いつも君の為に

 天が定めた運命も 小指繋ぐ赤い糸も
 見えないままに語られ続ける
 多くのひとの胸に宿っている

 開く瞳に映らないものが
 其処にはないと誰に言えるの

 夢見ることを諦めなければ
 いつか叶うと信じるのなら

 人と有るお伽話は
 いつも君の傍に

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ エンドロール✕シンドローム

 嵐の去った空は
 少しだけ秋の色

 雫に濡れながらも
 活き活きと輝く葉

 走り出した君にはもう
 道標はいらないだろう

 俺はどこへ行こう
 そこで何をしよう
 何が出来るだろう
 俺に出来る役は──

 見守るだけのカカシ?
 錆びて止まったブリキ?
 勇気のないライオン?
 臆病な魔法使い?

 俺に似合う役は──

 動き出した物語は
 俺なしでも進むのだろう

 俺はどこにいよう
 そこで何をしよう
 何がしたいだろう
 俺の望む役は──

 嵐が過ぎ去っても
 何かが晴れないまま

 銀の靴音はまだ
 この耳に届かない

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ 魂底の光

 信じてきたものに 亀裂が走る
 そんな日が来るなら もっと怯えて 惑うと思っていた

 魂の底にある 俺の真実(コタエ)は
 『物語』の中に あるのだろうと 疑わずにいたから

 目を醒ます 卵が割れる
 訪れたのは そういう瞬間(トキ)

 この胸のいちばん奥に 明るく灯る光
 俺が俺であること 支えてくれる光
 何も恐れなくていい ひたむきに信じたい
 胸のいちばん奥に 溢れるこの想いを

 いま 愛がある
 それが全て

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ 百年の夢を

 月夜の窓辺に 花の香纏って 迎えに行くから
 さあ、お手をどうぞ My Princess

 たとえば他の誰かなら
 させないような苦労もあるだろう
 そのぶん他の誰かとは
 できないような恋を君にあげる 

 百年の夢を始めよう
 一分 一秒 一瞬間だって
 無駄になんて出来ないから
 ずっとずっとずっと 惜しみなく愛してくよ

 夢見た王子と 少し違っても きっと超えてくよ
 さあ、お手をどうぞ My Princess

 流れる時が違うから
 苦しくなる未来もあるだろう
 それでも時が許す限り
 輝くような日々を君にあげる

 百年の歌を重ねよう
 一連 一音 一拍間だって
 君の声に寄り添うから
 ずっとずっとずっと 好きに歌って

 百年の夢を始めよう
 一分 一秒 一瞬間だって
 永遠の宝物になる
 ずっとずっとずっと 変わりなく愛してくよ

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ 塔の上の金糸雀

 塔の上 閉じ込められた
 姫君の 視線の先は
 自分だけ 独り占め
 それはきっと安心で

 籠の中 護り囲った
 小鳥なら 歌を聴くのは
 自分だけ 独り占め
 たとえ少し哀れでも

 傍を 離れないで
 何処にも 行かないで

 閉じ込めていたいのは一緒に行けないから?
 光差すあの場所に自分は行けないから?

 そこでしか幸せになれないと思うのは
 その場所に自分自身囚われているから?

 塔の上 籠の中 不自由な願い事
 ただ一つ望むだけ 君からの愛だけ

 傍を 離れないで
 何処にも 行かないで……

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


■ As Stars In The Sky

 願いがひとつだけ叶うよと言われたら
 君はきっと選べないね
 願いをみっつまで叶えると言われても
 君にはまだ足りないかな

 欲張りなお姫様 だけど
 それでこそ君だから
 愛しくて 信じてる

 世界を変えるための魔法を君は知ってる
 全て越えていける 君にも翼がある
 世界を変えるためにあらゆる愛を歌って
 全てを叶えよう 君にならできるよ

 東の空 一番星
 願いを見届けるように

◎楽曲担当コメント

◎侑伽‘s Voice...


◇ Blessing For シリーズ

 作中で侑伽が『祝福』として歌った曲のシリーズ。
 登場人物へ、より良い結末へ至るための指針を与えるような歌詞が特徴。
 全て同一のメロディーで統一されている。

■ Blessing For Dear Princess

 雪に耐えた蕾が より鮮やかに咲くように
 雨の後の夜空が より煌めいているように

 不意に訪れる苦難こそ 君が選ばれた証だと
 たとえ(たとえ) 未だ(未だ) 識らなくても
 感じてはいるだろう? 時を──

 Lesson For You, Dear Princess
 目に映るすべてが 優しくはなくても
 Blessing For You, Dear Princess
 助けになる歌が きっと聴こえるから

 君を守るのは 王子だけじゃないこと
 確かに覚えていて

◎楽曲担当コメント


■ Blessing For Dear Elders

 巡る季節束ねた これまでの軌跡のために
 長く生きる心が 隣り合う奇跡のために

 今は閉ざされた眸には 夢の他は映らなくても
 やがて(やがて) 宴(宴) 始まる頃
 目覚めて映すだろう 友を──

 Lesson From You, Dear Elder
 語られた絆が 本物であるなら
 Blessing For You, Dear Elders
 あなたが彼繋ぐ 楔の役になる

 この道の先に 可能性があること
 確かに示してみて

◎楽曲担当コメント


■ Blessing For Dear My Friend

 見上げる真昼の空に 隠れた星があるように
 凍えた大地の下に 春を待つ根があるように

 胸の奥底に沸き上がる それを温めて今は待て
 ずっと(ずっと) 傍で(傍で) 見てきたはず
 "爆発"させるべき 時を──

 Lesson For You, Dear My Friend
 目や耳や指では 捉えられなくても
 Blessing For You, Dear My Friend
 心で探すなら きっと見つかるから

 想い重ねれば 奇跡になりうること
 確かに覚えていて

◎楽曲担当コメント


■ Blessing For All Actors!!

 心を言葉に重ね 音に乗せて叫んだ日々
 時に苦しみ呻き それ以上に笑った日々

 例え遠く離れていて 声を聞けない日があっても
 同じ(同じ) 緑(緑) 広げてきた
 それぞれの背景に いつも──

 Blessing For You, Characters!!
 息切らせながらも 駆け抜け生み出した
 Blessing For You, All Actors!!
 生ききった記録は 唯一無二のもの

 ここに書き上げた 新しい物語
 確かに覚えていて

◎楽曲担当コメント

どなたでも編集できます