おもんソロ曲一覧


傾向:

 主に和楽器を用いた楽曲を力強いハスキーボイスで歌うのが特徴。ロックが主軸でシャウトが入る歌も多い。
 和ロックだけでなく、歌謡曲、なぜかR&Bなど、ジャンルはイベントに応じて変わることも。
 皮肉、劣等感、嫉妬心、嘘などを織り交ぜながら、赤や火をモチーフにした歌詞が散見される。
 夏の終わりの先にある秋を九尾の首や目標達成の喩えにすることもしばしば。
 ペンライトカラーはショウジョウレッド。


光陰火の如し〜ひと舐め〜/二枚舌のバラッド/き・み・と♡ PICKUP/なつかしのラーメン/遠い日よ………/
誰が呼ぶか/蝉しぐれ 夜半、濡れて蛇花(full.ver)/寝ずの輓馬は屋台を引いて床ありつけず/
九尾退治鎮魂歌 野ざら死狐の子守歌/SANCTUARY〜おまえの魂の在り方〜/Hangover


光陰火の如し〜ひと舐め〜

 世の中はちろりに過ぎる二枚舌
 閻魔の窯の火の加減
 ちょろちょろぱっぱの蒸し風呂が
 ボヤけた頭にゃチト暑い あゝ

 灯りを点けて頂戴な ちろりちろりの赤い舌
 燃えて盛って油照り 消して黒炭 煤まみれ
 火を入れてちょうだいな 舐めるように燃やしてサ

 灯りを消して頂戴な ちろりちろりの沢の水
 流れて忘我の墨流し 奈落の水底 涅の色
 水向けてちょうだいな 舐めるように湿ってサ

 暮夜にゃそいつは暗すぎる あゝ
 野暮も承知で あのコの秋波恋しさに
 煙もないのに白くけぶって
 小火にゃいささかぬるすぎる あゝ
 火を入れてちょうだいな 舐めるように燃やしてサ


二枚舌のバラッド

 退屈なウン限目 グラウンド眺める少年少女
 年甲斐もねぇや 空を見つめて黄昏ちゃってサ
 年寄り坊主の説教は 子守歌より覿面だ
 眠れ眠れや少年少女
 そいつが青春てヤツだから

 今から話すは陸水練(おかすいれん)
 きられたトカゲの尾の話
 お勉強よりつまらねぇ取って置きの無駄話
 馬も聞かずのお念仏
 
 要らぬ・存ぜぬ・切って・離して
 トカゲの尾っぽのシッポ切り
 元の場所にゃ戻れやしねえ
 のたくり・もがいて・ねじくれ・ねがい
 もう蛇にしかなれやしねえ

 あゝ 舌が割れてやめらンねえや!
 あのコのおしり愛いや可愛や
 もいちど戻って頬ずりしたい
 媚びて振る尾が千切れた一尾

 あのコの秋波 冷えに冷えてサ
 薄氷の水たまり

 アタシとお前の、バラバラ(BalladeBallade) 
 あのコが寝る時ゃ アタシもそこで眠ってサ

 アタシとお前の、バラバラ(BalladeBallade)  
 あのコが消えたら 開いてもねェ目擦ってサ
 
 ヒトツじゃ思わぬ情念(おもい)だろうね
 酒が甘いのなんのって
 あゝ 舌が割れてやめらンねえや!全く!
 他人(ひと)の不幸は蜜の味
 もいちど会ったら あのコのお目目
 そいつばかりが楽しみで

 アタシとお前の、バラバラ(BalladeBallade) 
 既に蛇の身 暑さかなわぬ 
 あのコの秋波 冷えに冷えてサ
 秋恋し 薄氷の水たまり

 あゝ 舌が割れてやめらンねえや!
 もいちど戻って頬ずりしたい


き・み・と♡ PICKUP

 入りたいナァ HI DE HO
 陽気な妖気ふりまきアチキ
 この熱気 根気よく ガチで徒歩(カチ)で登場

 夏の延長戦! ねえピックを見なかった?
 この夏の太陽のように真っ赤なピックよ

 夏のコールド負け! は・許さな――い!
 ワンセッションしたらピックはコチラに 

 『きみ』なんていうの?
 いい身体してるわネ
 よければアタシと波乗りド・LIVE
 『きみ』を ピック アップ! ピックアップ! 
 よければ『きみと』


エンヴィの美酒

 恨めしや妬ましや憎らしや莫迦らしいや
 編み上げて艶羨(えんせん)嫉視嫉視と追い払えもせん
 呑ませやんせ 喉にひりつく酒のふくよか

 あゝ もういいって程にわからせられらぁ
 湿気た炎が胸に宿りて泥と化す
 いかにもこの身はお前に劣る!

 天だろうが地だろうが上にゃあ常に下が居やんす
 アタシゃしがない蟒蛇 旨味啄み火をともす
 呑ませやんせ 至高の美酒 眩暈する程酔わせやんせ

 あゝ もう勘弁しやんせ 此方丸呑みしか能なき蛇
 湿気た炎が胸に宿りて膿と化す
 いかにもこの身はお前に劣る!


なつかしのラーメン

 道行く誰か おまちどう ラーメン
 おもかげの なつかしい味
 のぼる湯気にうかぶのは
 誰かといつか食べた味
 あついスープが しみしみと
 さみしいむねに しみるなら
 隠し味 あるとするなら
 あなたの涙

 遠い記憶に おまちどう ラーメン
 なつかしの おもかげの味
 しろい湯気にみえるのは
 あなたと食べたぬくもりよ
 ぬくいスープが あつあつと
 さびしいよるに しみるなら
 隠し味 あるとするなら
 あなたの心……

 古いよすがに またあえた ラーメン
 おもかげの なつかしい味
 湯気たつ夜にうかべてよ
 いつか拵えてもろた味
 やさしスープが ほかほかと
 なみだをかくす 凛として
 隠し味 あるとするなら
 あなたのつよさ……

 いつかの縁に じゃあまたね ラーメン
 なつかしの おもいでの味
 しろい湯気にかくすのは
 すこししょっぱいなみだ味
 あついスープを こっくりと
 のみほせばほら よみがえる
 隠し味 あるとするなら
 きみの青春……

 うれしい顔に こんばんは ラーメン
 おもかげの なつかしい味
 友とすすったあの味か
 はたまた誰かの母の味
 あついスープが ほわほわと
 湯気立ちかくす そのなみだ
 隠し味 あるとするなら
 ひとのやさしさ……


遠い日よ………

 歩き疲れて 振り返る
 思えば遠いところまで
 新しい街には まだ住み慣れないよ
 どこにいるんだ おまえ
 今日だけは想い出のなかだけ 傍にいさせて
 
 街灯りさえ 霧にかすんで
 今宵もポケットに、手をいれ歩く……


誰が呼ぶか

 誰が
 呼ぶもんかい

 誰が
 そんなもの


風小唄

 あんたが居なくなった場所
 広い寝床に清々するよ

 まるで置いていかれたようじゃない
 憎らしいからちっとも寂しくなんかない


蝉しぐれ 夜半、濡れて蛇花(full.ver)

 な見さいそ(みないで) 此方は彼方
 三千世界の烏を殺し
 濡れ羽で染む鈍 漫ろ雨

 一期は火垂る 夢のなか
 うつつ顔して 「…ヤダねェ真面目くさってサ」

 日に萎れ彼岸花 此方は彼方
 水に燃え立つ徒夢
 火花散らせや かの神立(かんだち)

 水沫(みなわ)の一期 一抹の火垂る
 うつつ顔して 「…一期は夢よ、ただ狂え」

 蝉の短き 奪え夜半(よわ)の雨
 鳴き降れかし 泣き降れかし
 泥仏水を渡らず 涅となりて此方側へと

 蝉の短き 死なせ夜半(よわ)の雨

 浄裸裸赤灑灑 鳴き降れかし
 浄裸裸赤灑灑 泣き降れかし 
 浄裸裸赤灑灑 洗い降れかし

 一夜落華の雨 此方は彼方
 流水香れ 淦(あか)き蛇花
 地獄の幽霊 死人の剃刀 捨て子憐れな狐花

 曼珠沙華 持って帰れば小火となる
 曼殊沙華 また会う日を楽しみに
 狐の松明 葉見ず花見ず

 蝉の短き 殺せ夜半(よわ)の雨

 浄裸裸赤灑灑 鳴き降れかし
 浄裸裸赤灑灑 泣き降れかし 
 浄裸裸赤灑灑 洗い降れかし

 蝉の短き 夏の喉笛裂けや秋霖

 浄裸裸赤灑灑 鳴き降れかし
 浄裸裸赤灑灑 泣き降れかし 
 浄裸裸赤灑灑 洗い降れかし


寝ずの輓馬は屋台を引いて床ありつけず

 あのコ連れ帰るまで
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れないの! (NERENAI NO!)

 やることなすまで
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れないの! (NERENAI NO!)

 今日で何日目よ?狐の屋台は不眠不休朝まで営業
 夜が白んで今日も寝れないの?
 目を閉じるため駆け回る時計回る目が回る
 しぶしぶっすわ

 前提に限界とかなくて 大体が限度額ギリギリ
 働けちゃうんで寝れないの
 鼻先 目の前にあるのになァ?
 人参ぶらさげられた競走馬
 そっちも大変みたいっすねえ

 もうちょっとなのに
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れないの! (NERENAI NO!)

 はよ家かえって寝たい
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れない! (NERENAI!)
 寝れないの! (NERENAI NO!)


九尾退治鎮魂歌 野ざら死狐の子守歌

   薄雲渡る雁の列
   通り過ぎてはどこへ往く
   ともに眠ろと土の上
   とおくとおくの薄雲が
   ついてゆくのを見上げてた
   涼風ふいては目がかわく
   赤のまんまが揺れている

   遊びつかれて休むなら
   土がぬくいうちにしよう
   唄いつかれて眠るなら
   白露でぬれてしまわぬよう
   よいこはねんね 深くお眠り
   独りぼっちはこわかろう

   弱雨きてはただ濡れて
   夜を迎えては月眺め
   あかつきのぼれど目も閉じず
   日がのぼれば乾きゆく
   冷やかの朝に息もやめ
   赤のまんまが揺れている

   笑いつかれて休むなら
   葉の色見ないうちにしよう
   唄いつかれて眠るなら
   野分の過ぎたしずかな夜
   よいこはねんね 永くお眠り
   独りぼっちはこわかろう

   赤のまんまが揺れている


SANCTUARY〜おまえの魂の在り方〜

 Freedom&Libido 素直に従って走れ
 Passion&Soul 欲望の赴くまま

 サンクチュアリの鍵は誰にも渡すな
 築き上げるんだ おまえだけの塔
 広げてゆけ陣地 おまえだけの城
 恥じることはない
 だが そうしなければならんこともある

 サンクチュアリの鍵は誰にも渡すな
 おまえはその聖域に囚われたまま……


Hangover

 ぶっこわれた体が悲鳴あげてんだ
 アルコールで溶けた骨身に沁みる
 お疲れさんの一杯はお愛想にして
 Beer or Dieとはよく言ったもんさ

 今度の休みも予定は皆無でまっさらだ
 お恥ずかしながら日がな寝て過ごす
 とぐろを巻けど管はまかずに
 今日にも明日にも構わぬ、そんなもんさ

 お説教や長い文句は
 モーニングコールにして
 それで目を覚ました時には聞きましょう
 死人には 口もなければ耳もなし

 お空の浄土は遥彼方 桃源郷もただの夢
 蜃気楼にゃ嘘しかねぇ 大蛤の大欠伸
 ごきげんようUnderground
 土の臭いの最下層 この身にゃいっとう相応しい
 

 清々するぜ 子供騙しのララバイにゃ虫唾が走る
 お高いトコからありがとうさん

 吐き気がするぜ お涙ちょうだいのラブソング
 乾杯前から愛だ恋だに酔っぱらう
 

 くれよ 投げやりなロックンロール
 薄っぺらいサヨナラをくれ

どなたでも編集できます