鈴木輝昭と、千原英喜の合唱作品を掘り下げるWiki。

二群の童声(女声)合唱とピアノのための「森へ

曲データ

編成2SMA+Pf.
演奏時間ca.25'00"
難易度上級
1st Sceneca.5'30"
2nd Sceneca.6'40"
3rd Sceneca.7'20"
4th Sceneca.4'30"

初演データ

初演日1992年9月27日
初演演奏会東京放送児童合唱団創立40周年第21回定期演奏会
初演指揮古橋富士雄
初演ピアノ斎木ユリ
初演合唱東京放送児童合唱団

作品について

日航財団が2年に1度開催する世界子供ハイク(俳句)コンテストの優秀賞を集めた詩集「地球歳時記'90」がテキスト。英語とその訳の日本語とが使われている。
同じ題材に「幻の風・光の海」「夢の木」がある。

“ひぐらしのモティーフ”が前面に使われた最初の曲。ひぐらしの響きを実現させるためにふさわしいテキストとして森がテーマになった。
本作「森へ(童声)」と、同年作曲の「肖像画・絵師よ(熟年女声)」と「アルス・アンティカ(若い女声)」は、
歌い手の世代の違いを前提に“ひぐらしのモティーフ”をシンボリックな音楽表現として定着させるべく書かれた三部作。

1994年の第47回全日本合唱コンクールにおいて福島県立安積女子高等学校合唱団が「2nd Scene」を取り上げ、金賞・文部大臣奨励賞を受賞。
この選曲からその後の輝昭ブームの流れが作られたといっても過言ではない。制限時間の関係でNコンでは「4th Scene」、全日本では「2nd Scene」「3rd Scene」の例が多い。

楽譜・音源

手稿楽譜。世界の子供たちの俳句をもとに自然や生命の大切さを歌った作品。ひぐらしのモチーフなど高度な技術も必要だがコンクールを中心に多くの団体で歌われている傑作。
立ち読み可


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