ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

「チュゥゥゥゥン。。。ヒナチュン、ピヨチュン、ゴメンネ。。。。ママチュンノセイデゴメンネ。。。。」

―――目の前にいるチュンチュンは今、目から、嘴から、尻穴から、
体中の穴という穴から赤黒い血を垂れ流し、うわ言のように懺悔を続けていた。

「ゴメンネ。。。ママチュンキヅイテアゲヤエナクテゴメンネ。。。。」

時々ゴボッと血を吐き、その都度痙攣しながらも子供達に謝り続けるチュンチュン。
とても心温まる、期待以上の反応だ。そのチュンチュンは数十分もの間悶え苦しみ、
最期にはヒナチュンの名前を呼ぼうとしてこと切れた。



説明が必要だろう。

僕は今、チュンチュンに自分の子供が殺される様を撮影したビデオを見せてあげていたところだ。
もちろん、ヒナチュンたちの殺害現場にチュンチュンは居合わせていない。
母鳥が餌を探しに留守にしている間に子供達を殺し、何も知らずに帰ってきたチュンチュンが
子供達の亡骸を見て呆然とし、天を呪い、悲嘆にくれる反応を楽しみ、
そして傷心のチュンチュンを言葉巧みに我が家に住まわせては
暫く後に殺害時のビデオを見せるのが僕にとってのマイブームとなっていた。
たまに映像の途中でショック死してしまうチュンチュンもいるのだが、
大抵のチュンチュンはこうしたビデオを見せると、
子供達の仇の家でのうのうと暮らしてきた自らの愚かさを呪い、悲憤し、そして死に至っていく。
その反応は一つとして同じものはなく、食を絶って自ら死に至るチュンチュンもいれば
自傷行為に走るチュンチュン、発狂してオウタを歌いだすチュンチュン、
無表情のまま血涙を流し、いつの間にか鼓動を止めていたチュンチュンもいた。
このチュンチュンは子供達に詫び続けながら憤死するという、
ごくオーソドックスだが美しい親子の絆を感じさせる最期で、とても満足のゆくものだった。

・・・
「チュン!? アイツハワユイニンゲンダッタチュン!!?」

おそろしい現場の一部始終を、物陰から見ていた別のチュンチュンがいました。
そのチュンチュンもヒナチュン達を亡くし、その家に招かれて暮らしてきたのです。
チュンチュンを招いたその家のあるじは、傷ついたチュンチュンをいたわるように、
ヒナチュン達のために小さなお墓を立てて、チーズケーキもお供えしてくれていました。

「―――ママチュンが笑顔になってくれることが、ヒナチュン達の望みだったはずだよ。」

そう言ってチュンチュンのために、毎日おいしいご飯と、柔らかな寝床を用意してくれていた人間。
チュンチュンの心も少しずつ癒え、時々お歌も歌えるようになってきた矢先の出来事でした。

「シンジヤエナイチュン、シンジタクナイチュン。」

けれども、チュンチュンが見た映像では、確かにその人間が
オトモチュンの雛達を残酷な方法で殺していたのです。

「モシ、モシアノニンゲンガヒナチュンタチノカタキナヤ、ゼッタイニユルサナイチュン」

「ヒナチュン、ピヨチュン、カナヤズカタキヲトッテアゲユチュン。。。。」

亡くなった子供達への強い想いを胸に、静かに復讐を誓うチュンチュンがいました。



「――ママチュンツヨクナユチュン、キット、アノニンゲンヲヤッツケテヤユチュン」

・・・
おっ、たまにこういうのがいるからチュンチュンは面白いんだよな。
そう思いながら僕は体を鍛えている(つもりの)チュンチュンを眺めていた。
何かイレギュラーな事が起きるかもと思ってきまぐれにスナッフビデオを傍聴させてみたのだが
どうやら予想以上の反応だったようだ。ここ数日、ずっとこの調子で
「ヒナチュン、ピヨチュン、ママガンバユチュン! テンゴクカヤオウエンスユチュン!!」なんて言いながら頑張ってる。
それにしても子を想う母の愛情って素敵。
人間に勝てると思って体を鍛えている(つもりの)チュンチュンがとてもいじましい。
ここはひとつ、チュンチュンに華を持たせてあげてもいいかもしれないな。
これだけ頑張っているチュンチュンだもん、かたき討ちのチャンスをあげてもいいよね。
何か上手い筋立てはないかな?―――と。

・・・
「セチュブン?」

チュンチュンは不思議な話を聞きました。
人間の世界では豆をぶつけて鬼をやっつけるという習慣があるそうです。
ヒナチュンたちの仇、それは人の皮を被った鬼に違いありません。
つまり、豆をぶつければやっつけられるはずです。チュンチュンはそう考えたのでした。
しかし、豆を手に入れる方法がありません。
数日の間考えた末に、チュンチュンは仇である人間にオネガァイをすることにしました。

「ドウシテモオマメタベタイチュン。カワイイチュンチュンカヤノオネガァイ♪」

オネガァイの甲斐があったのでしょう。次の日、ごはんと一緒に炒った大豆も出されました。
これで準備は万端です。運の良いことに、なぜかその日はケージの鍵も掛けられていませんでした。
人間も普段よりずっと早い時間に床に就いたようです。
これで、人間が寝静まる頃を見計らって豆をぶつければ、子供たちの仇を取れるはずです。

「ヒナチュンタチ、ママコレカヤガンバッテクユチュン・・・テンゴクカヤミマモッテイテホシイチュン」

「キット、キットワユイニンゲンヲヤッツケユチュン」

夜の闇の中、チュンチュンは豆を手羽に抱えながら意を決して飛び出していったのでした。

「チューン!!」


人間の部屋に忍び込むと、人間はもう眠っているようでした。
このチャンスを逃す手はありません。

「ヒナチュンタチノカタキ、コレデモクヤウチュン!!」

・・・
きたきた、きましたよー。
子供達の仇を取るために、正義のママチュンがやってきましたよー。
とびっきり元気で活きのいい、きわめつけのオマヌケさんですよー。

僕は笑いをこらえるのに必死だが、チュンチュンに攻撃させてあげないといけない。
とりあえずチュンチュンを満足させてあげないと。
そう思っているうちに、早速チュンチュンが豆を投げつけてきた。

…パラパラッ



「コレハヒナチュンノブンチュン! ツギハピヨチュンノブンノカタキチュン!!」

…パラパラパラッ

ああっ、そうか。やられた振りをしなきゃいけないんだった。
あまり豆の勢いが弱くて、つい思考が止まってしまった。

「ぐわあああああ。痛い。痛い。やられるー。(棒)」

「キイテユチュン!? アトスコシチュン。ツギハ、タマチュンノブンチュン!!」

「ぎゃああああー。(棒)」

正直ちょっと楽しい。

「アトスコシ、アトスコシチュン!! チュン!?」



「モウオマメガナイチュン!! モウスコシデヤッツケヤエユノニ…」

えええー・・・

「ヒナチュン、ピヨチュン、ミンナ、テンゴクカヤママチュンニユウキヲクダサイチュン。。。」

「…セイギノチュンチュンキックヲクヤウチュン! チューン!!」

待ってましたー。
ぽにょっとしたチュンチュンの攻撃。
全身全霊をかけた攻撃がこんなに弾力があっていいのだろうかとも思う。
だが、今だけはやられてあげないと。

「ぎゃああああああ。やーらーれーたーーーー。(棒)」

そう言って僕は、布団の上にくずれ落ちた。

・・・


「?」

しばらく経ったのだが、チュンチュンの反応がない。
薄目を開けて確認すると、チュンチュンがすすり泣いていた。

「チュン。。。ヒナチュンタチ、ミテイテクエタチュン? ママチュンヤッタチュン。ワユイニンゲンヲヤッツケタチュン」

この反応は正直予想外だった。
お調子乗りのチュンチュンのことだ、仇を倒せばすぐにでも喜びのオウタを歌い出すものだと思っていた。
いや、一般的に言えば、こういう時は調子に乗って僕の体を足蹴にしたり、
最悪の場合ウンチュンくらいするかもしないと身構えていたくらいだった。

「テンゴクカヤミマモッテクエタオカゲチュン。ヒナチュンタチ、アリガトチュン。。。」

嬉し泣きの涙だった。どうやら、子供達を想う気持ちは本物だったようだ。
ひとしきり泣いた後、大きく息を吸って、安堵とともに喜びのお歌を歌い始めるところのようだ。


「ピュワピュ―チュブッ!?」

「いやー。良いものを見させてもらったよ。」

倒したはずの仇がむくりと起き上がると、いきなりチュンチュンの喉元を締め上げた。
突然の出来事。さっと血の気が引くチュンチュンの表情。
悲鳴を上げたいが、喉を絞められているために口を開いても声を出せなかった。

「気分はどうだった? ヒナチュン達の敵討ちが出来てスッキリしたでしょう?」

子供達の無念を晴らしたと思ったのに、全ては茶番だった。
嬉し泣きの涙がみるみる濁っていく。チュンチュンは小刻みに震え、呼吸が荒くなっていった。

「最近頑張ってたみたいだからね。チュンチュンに良い思いをさせてあげようと思ったんだ。」

そう言って僕はチュンチュンに笑顔を向けた。チュンチュンの表情に再び恐怖の色が現れる。
首を締め上げていた手はもう放していたのだが、その場に崩れ落ちたチュンチュンは
腰を抜かしたように僕の話を聴いているだけだった。
もっとも、どこまで言葉が届いていたのかはわからないが。

「とっても元気で頑張り屋さんのチュンチュンには、僕からもう一つご褒美があるんだ。」

「ゴホウビ…?」

焦点の合わない目で、会話の断片だけを鸚鵡返しするチュンチュン。
だが、虚ろな目からはじわじわと涙があふれてきて、絶望の表情を浮かべている。

「チュンチュンはまだ自分のヒナチュン達が殺される映像を見てないよね?
 チュンチュンのために専用の部屋を用意したから、そこでずっと見ていくといいよ。」

「チュン!? イヤチュン…ソンナノイヤチュン。。。」


「ピィィィィィィ!! イヤチュン…イヤチュン……イヤチューーーーン!!!!」

呪わんばかりの悲鳴を上げるが、体に全く力が入らないチュンチュン。
僕はチュンチュンをつかみ上げると、「ビデオ部屋」という特別な小部屋にチュンチュンを放り込んだ。
ここは、小型の液晶画面がある以外に何もない部屋、というよりも箱だ。
上に換気用のスリットと、こちらから内部を監視できる暗視用カメラレンズがある以外、明かりも何も存在しない。

「ヒナチュン達の最期をそこでじっくりと見ていくといい」

殺害時のビデオをエンドレス再生に設定する。
確かこのチュンチュンの子供たちは、ミキサーで殺した筈だ。いや、電子レンジだったかな?
箱の中で何日生きていられるかは分からないが、最期のその瞬間まで
子供達に看取ってもらえるなんて、幸せなチュンチュンだ。


おしまい

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