ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

「ヒナチューン!ピヨチューン!コッチチューン!ミチクサシヤイデ チャントツイテクユチューン!」
「ママチンマッテチーン!」
「ピーヨー……」
「!?ッピヨチュンツカエタチューン??ヒトヤスミスユチューン」
能天気な会話。先程まで双眼鏡越しに揺れていたとさかの動きが止まる。
双眼鏡を顔から離し、距離感を確かめる。チュンチュンの呆けた灰色の額まで約20メートル。
いける。俺は確信をもって足元の小石を拾い、チュンチュン目がけて投擲する。
「ヂュブゥッ!?」
「ママチン??ママチーン!?」「ピィィーーー!!」
顔面に小石の直撃を受け、驚きと脳を揺さぶられた衝撃のために気を失ってしまったようだ。
急に仰向けに寝転び物言わなくなった親鳥を必死にゆする雛鳥達は、背後から忍び寄る俺に気づくことなく、俺の両掌中に囚われてしまう。
「イ、イダイヂ…ン…グユヂ…ヂ…ィ…」
「ビッ…ィ゙…ッ」
利き手の右手ではヒナチュンを徐々に締め上げつつも、不器用な左手はすぐにピヨチュンを昇天させてしまう。
ヒナチュンの柔らかさと暖かさを堪能しながら、俺はいつもの空想に浸る。
チュンチュン達の滑らかな羽毛、弾力と脆さを兼ね備えた奇跡の皮下脂肪を、全身で味わいたい。
全身全霊を賭した肉弾戦で、壊したい……
「ヂ…ビ…ュ゙……」
だが現実は非情だ。こいつらはとても脆く、十数キロの握力を込めるだけで壊れてしまう。肉弾戦など夢のまた夢だ。
「イタチュン……ビックイシタチュン……??ヒナチュン??ピヨチュン??ドコニイユチューン???」
両手は雛達で埋まっているので、親鳥は勿体ないが足で遊んでやることにする。
「カクレテイヤイデデテクユチュー…ヂュビィィ!!」
胴体を蹴とばしてやると、快い悲鳴とともに、爪先が骨を砕き臓器を破る感覚が伝わってくる。
だがこの快感も一瞬だ。次の策を思いめぐらしながら親鳥に近づくと、腹と口から血を流して絶命していた。
あっけない。もっともっとチュンチュンの血と悲鳴と嗚咽を楽しみたいのに、こいつらは弱すぎる…

頭ではわかっているつもりだが、どうしても猛る体を抑えることができない日には、こうして野山に分け入り、野生のチュンチュンを狩っているのだった。
今日一日で30羽は仕留めただろうか。それでも俺は治まることなく、明日も狩りを続行することにした。
チュンチュン達は昼行性だ。俺も適当な場所にテントを張り、休むことにしよう。
噂によると、この山には通称「森のカリスマ」と呼ばれる伝説のチュンチュンがいるそうだが、伝説だろうがなんだろうが所詮はチュンチュンだ。肉弾戦ができるわけではなかろう……

明け方、暑苦しさと獣臭さで目が覚めた。
「ニンゲンチーン」「アンマリカワイクナイチーン」「クサイチーン」
聞きなれた甲高い声が耳に触る。
うっすらと目を開けると、俺の腰ほどの高さがある巨大ヒナチュン達がテントに入り込み、寝ていた俺を取り囲んでいた。
「モッタイヤイカラ、モッテカエッテオモチャニスユチーン」「ソウスユチン」「アタヤシイニンゲンガテニハイッタヤ、コイツハスグステユチーン」
口々に好き放題言い散らすヒナチュン達に腹が立つと同時に、俺は歓喜に満ち満ちていた。
チュンチュンとの肉弾戦。念願の夢が叶ったのだ。
「ヒナチンガモッテカエユチーン」
一羽が翼を差し伸ばし、俺を抱きかかえようとする。
鈍い。なんと緩慢な動き。
ヒナチュンの手羽が俺に触れる前に、俺の拳がヒナチュンの嘴を砕く。
「ビヤァッ!!」
口から流血し後ずさりするヒナチュンを見て、残りのヒナチュン達が喚きだす。
「コイツオトモチンヲナグッタチーン!!」「サンニンニカテユトオモッテユチーン!?」
今度は一斉に3羽が俺に襲い掛かる。
「コークスクユーチ…チーン!?ヂユゥゥ!」
右から殴りに来たヒナチュンを受け流し、後頭部を踏み抜く。
「チィィィ!!ブォフゥ!!」
そのままの勢いで、左から飛び掛かってきたヒナチュンに拳をめり込ませる。
「ナニヤッテユチ…チン…?ヂィィィン!!」
倒れ込んだ2羽に躓いた最後の1羽を蹴り飛ばす。
「イダイヂィーン」「コイツナニモノチーン」「ニンゲンニイジメヤエユナンテ……」
ヒナチュン達は床に臥してすすり泣いているが、いずれも致命傷を負った形跡は無い。
脆弱な雛鳥でさえそこそこ丈夫なのだ、成鳥であれば手加減することなくインファイトが楽しめそうだ。
瞳に涙を浮かべるヒナチュン達に加虐欲を煽られつつも、成鳥を探すべくテントを後にした。
改めてあたりを見回すと俺の手荷物もすべて大きく見える。どうやらヒナチュン達が巨大なわけではなく、俺の体がチュンチュンスケールに小さくなってしまったようだ。

テントを出ると、俺の膝ほどの体高のピヨチュンが1羽、すぐそばをうろついている。
先程襲撃してきたヒナチュン達の妹なのだろうか?テントから出てきた俺を興味深げに注視してくる。
思い切り蹴飛ばしたい衝動に駆られたが、あくまでも俺のターゲットは成鳥だ。こいつを使って成鳥を呼ぶことにしよう……
無防備なピヨチュンを片腕に抱きかかえ、ようやく形が目立ち始めたとさかを思い切り引っ張ってやる。
「ピィィィーーッ!!!!」
突然の暴力に叫ぶピヨチュン。
その悲鳴を聞きつけて、すぐに成鳥がやってきた。背の高さは俺と同じほどだが、横幅は俺の倍以上ある。
「ココハチュンチュンタチノラクエン、『モイノカイシュマ』サマノモイチューン!!イジメユヤツハユユサヤイチューン!!」
「森のカリスマ」という単語が俺の闘志にガソリンを注ぐ。
ピヨチュンを放り棄て、あいさつ代わりに腹に一発拳を打ち込む。まず予想以上に柔らかい羽毛に拳が深く沈む。手首まで羽毛に埋もれたあたりで、脂肪層の弾力感が返ってくる。
「ヂュプゥ…イキナイナニスユチューーン!!オコッタチューン!!スグオヤツニシテヤユチューン」
チュンチュンも両翼を振り回しながら俺に反撃してくるが……やはり鈍い。
突進をかわし足払いを仕掛けると、顔面から地面に突っ伏してしまった。
「ヂュゥゥーン…ナカナカヤユチューン…ソヨソヨチュンチュンモホンキヲダスチュヂュボバァ!!」
起き上がろうとするチュンチュンの腹部に、今度は掌底を打ち込む。今度はあいさつではなく、本流の一撃だ。
脂肪層の反発を受けながらも、力を加えれば加えるほどに掌がめり込んでいく。
チュンチュンを握りつぶすとき、いつもなら指の腹でしか味わえないチュンチュンの羽毛、脂肪、骨格、内臓……これら全てを掌全体で感じている。
壊したい。壊したい。壊したい。壊したい……ッ!!
迸る闘志の赴くままに再度拳を握り、チュンチュンの顔面に殴打を嵐を浴びせる。
「ヂュブブブブブブブブブブブブバァッ!!!」

我に返ると、廃棄寸前の土嚢袋のような、痣だらけ傷だらけのチュンチュンが横たわっていた。
右胸倉を掴み持ち上げると、腫れ上がった瞼越しにこちらを見返してくる。
「ヂュッ……コロスチュン……」
「『森のカリスマ』はどこにいる。正直に話したら見逃してやる」
「ヂュンッ!?ソエハイエナイチューン!!」
「まだ殴り足りないのか?」
「『オヤオヤ』ハヤメチュン!!アンヤイスユチュン!!ダカヤモウイジメヤイデ……チュゥゥゥゥゥ!!!」
突然チュンチュンが狼狽え始めた。

「ヨキニハカラエミナノシュー!」

チュンチュンとは思えない、野太い声が響くとともに、枝垂れ柳の奥から50センチ超の巨体を誇る偉丈夫……いや、偉丈婦が現れた。
こいつが「森のカリスマ」か。相手にとって不足無し!
一目散に逃げていくチュンチュンの尻を景気づけに蹴飛ばしてから、「森のカリスマ」向けて駆け出そうと身構える。
「チュゥープップ……ジブンノカヤダヲヨクミユチュゥーン……オマエハモウチュンチュンチュゥーン!!!!!」
何を馬鹿なことをと思いつつも、念のため自分の身体を観察してみる。
すると……肌色の五指があったはずの場所には灰色の手羽があり、灰色の出腹のせいで地面が見えない。
なんということだ……俺はチュンチュンになってしまった!
「ヨウヤク『ミナインスキン』ガゼンシンニイキワタッタミタイチュゥーンネ」
「ミナリンス菌」……聞いたことがある。チュンチュンが保菌するという病原菌だが、本体と同じく非常に生命力が弱く、人間に感染することはない筈だが……
身体が小さくなってしまったために、俺のキャパシティが弱まってしまったということか!?

「チュンチュンハサイキョウノチュンチュンチュゥーン!!オトモチュンヲイジメユワユイチュンチュンハ,『カイシュマ』ガ『オシオキ』シテヤユチュゥーン!!!!」
俺の身体がどうなろうと、この命ある限り、俺は「森のカリスマ」を殺す。覚悟は固まっている。
俺は大地を蹴り、「森のカリスマ」に飛び掛かる。右翼が奴のみそおちに深く深く突き刺さる。だが……手ごたえが無い。
「ムダナテイコウチュゥーン!!チュンチュンノウモウハナニモノヲモハバム、サイキョウノヨヨイチュゥーン!!」
方向を変え、角度を変え、何度も何度も奴に翼を打ち込むものの、一向にダメージを与えられない。すべて奴の羽毛に吸収される。
「ムダムダムダチュゥーン!!」
奴のたぷたぷとした左翼が俺に振るわれる。先のチュンチュンと同じく緩慢な動きだが
脂肪の塊であるチュンチュンボディーには瞬発力も機動力も無く、バックステップもサイドステップも不可能。
避けられない。
「チュビィィ!!!」
平手打ちを顔面に食らい、思わず語尾までチュンチュン染みてしまうほどの激痛が俺を襲う。痛覚までチュンチュンレベルに成り下がってしまったようだ。
同時に足が竦む。奴の顔を見ることができない。俺は怯えているのか?精神までチュンチュンに成り下がりつつあるのか……?
「チュンチュンデアユカギイ!『カイシュマ』ニハカテヤイチュゥーン!!」
奴の右翼が鳩尾を捉え、俺を吹き飛ばす。全身を地面に打ち付けられ、骨が軋む。
両翼を大地に突き立ち上がろうとするが、身体が思うように動かない。いや、「動こう」「動かねば」という思いがそもそも弱まっている……

地面に伏したままあたりを見回すと、傍にある水溜りに映る自分が目に入った。
なんと醜いツラだろうか!?外面の美醜がどうこうではなく、内奥から滲み出る狡さ。誠実さとは正反対の、最低で最悪の野生。
チュンチュンの生の哲学「チュンチュンハカワイイオンナノコダカヤ,イジメヤイデ」を象徴化したかのような、同情を誘う媚びた涙目。半開きの口。
その腑抜けた顔面が俺を人間へと引き戻す。人間としての俺の原動力。チュンチュンへの殺意。嗜虐欲。それらが沸々と蘇ってくる。
確信する。俺はチュンチュンの生き様を拒絶する。俺はチュンチュンではない……人間だ!

「チュゥーン…?マダヤユキチュゥーン…?マダマダ『オシオキ』ガタイナイチュゥゥーーン!!」
距離をとり、「森のカリスマ」の動きを再度観察する。
巨体のわりに俊敏な動きはするものの、動きそのものはチュンチュンのそれである。直線的でワンパターン、何の捻りもない。熟練も工夫もない。
同じチュンチュン相手であれば、圧倒的な体格差のために確かに負け筋はないのだろう。
だが俺は見た目はチュンチュンだろうが、魂は人間だ。
単為生殖を繰り返すチュンチュンとは異なり、DNAの螺旋が常に高みを目指して登っていく、人間だ。
体格では劣るかもしれないが、人類史が積み重ねてきた全てが、俺には備わっている。
そうだ、古来より人間は鳥類の優美な動きを、戦いの作法に取り入れてきた。チュンチュンに堕ちた今こそ、その神髄を発揮できるのでは……?

全身の力を抜き、空を見上げる。湖面に立つ白鳥のように。
「ヨウヤクアキヤメタチュゥーン?ヨヨシイ,『カイシュマ』ノショクザイノコブシヲウケユチュゥゥゥーーーン!!!!」

       iミi></二二)
       ´// リi__/リヽ    
      ノ |i  * ^8^i    
      ( i / )    ⌒)  
      くi   .    |   
        ゝ     ヽ)    
        lノ""´ 彡  


   iミi></二ヽ    
    //リi__/リヽ _  
   |*´8`*_ ./  ) 
 ∠/ミ へ    ミ
   ヽ ノ    i  
 ..  彡    丿 
   (/""" \))

南斗水鳥拳!

「チュププ!!ヘンナオドイチュゥーーン!!ツイニアタマガオカシクナッタチュゥ…ヂュバボヂュ!?」
俺の手羽が刃となり肉を裂き、奴の羽毛に直線状の真紅の染みが浮かび上がる。
「チュンチュンノカワイイカヤダ……ケガレナキカヤダニ……ナンテコトスユチュゥゥーーン!!!」
奴が全身を震わせて突撃してくる。
俺の3倍近い体積の生物が迫ってくるわけだが、恐怖は感じない。
悠々と突進を回避し、奴の背後を取る。唖然とする奴の耳元に、小さく囁いてやる。
「オマエハモウシンデイユチュン」
「ナニヲイッテ……ヂュブヂュビュブブビャヤァァー!!!!」
奴の身体がサイコロステーキのように切り落とされ、森中に絶叫が響き渡った……

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「ニンゲンチーン」「アンマリカワイクナイチーン」「クサイチーン」
聞きなれた甲高い声が耳に触る。
うっすらと目を開けると、枕元で拳大のヒナチュンが3羽、じゃれあっていた。
「夢かよ!」
俺の怒声で気絶したヒナチュンを見下ろしながら、俺は深く溜息をついた。【完】

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