ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

「どうして上手くいかないんだろう・・・」
僕は悩んでいた。以前ここで見たことのあるチュン(・8・)チュンの股裂きを見てから、
うちでもやってみようと実験を重ねているのだが、どうしても上手く行かない。
実験に取り組んでから結構な数のチュンチュンを使用した筈だが、芳しい結果は得られていなかった。

「クスン、アンヨナクナッチャッタチュン…」
「ピィ、チュンチュンノアンヨハドコチュン。ドコイッチャッタチュン?」
「クスン、クスン…」

部屋の隅の段ボールの中では、これまでに実験で使ってまだ生きているチュン(・8・)チュン達がすすり泣いている。
あんまり失敗を重ねると、この子達の餌代だって馬鹿にならない。
え、殺せばいいじゃないかって? それは違う。
この子達は尊い実験の犠牲だ。手足を失い絶望の中で、生を儚み、悲しみの歌で僕の心を癒してくれているのだ。
簡単に殺すなんて言ってはいけない。命はたった一つしかない大切なものなのだ。

実験を重ねた結果、問題は以下の点に絞られていた。
まずは糸の強度、これは強すぎても弱すぎても難しい。最初は失敗前提で凧糸から始めたが
これでは引っ張り力に負けて糸の方が切れてしまう。もともと凧糸では無理だろうと思っていたので
釣り糸を用意したが、これは強度では申し分ないが、糸を引かせる玩具の方の牽引部との強度の兼ね合いがあった。
この調整は中々に難しい。

次に牽引車と粘着性能の問題。やはりゼンマイの玩具で生物を引き裂こうというのは少々無理があって
これはピヨ(・8・)チュン程度なら引き裂けるのだが、大人のチュン(・8・)チュン相手では難しかった。
また、前述の糸との牽引ウインチの強度の問題や、空転せずにチュン(・8・)チュンを引き裂くために
ある程度の重量が必要な事を考えると、やはりゼンマイ程度の玩具という訳にはいかず、きちんとラジコンカーを用意する必要があった。
ゼンマイの玩具を使う要諦は、その低速さに尽きると思う。最初からチュン(・8・)チュンが股裂きの刑という恐怖を持ってしまってはいけないし
ゆっくりと、そして自らに止める手立てが無いままに身を引き裂かれる恐怖を次第に理解してもらう必要があるためだ。
だから、あまり大きすぎず、適度に重量があり、低速でトルクの利く車種を選ぶ必要があった。

そして最後に、チュン(・8・)チュン自身の強度の問題があった。
脚に糸を括り付けて股裂きをしても、多くは脚だけが千切れてしまうのだ。
これが、この実験での生存率が高くなってしまう最大の問題点となっていた。
マンチュンに切れ目を入れてからなら成功するケースもあったのだが、これでは次第に恐怖に怯えて身を引き裂かれるチュン(・8・)チュンという
本来の目的が完全に失われてしまう。それに、生体そのものの強度であるから僕に調整できる余地も無かった。

・・・行き詰まりだ。

そんな折、宅配便が届いた。
おっ、もうこんな季節か。箱の中には糸で縛り上げられたチュン(・8・)チュンが入っていた。
ハムみたいで可愛いなぁ。チュン(・8・)チュンはふかふかで脂肪が厚いから、相当きつく縛り上げてもまだ息の根がある。



・・・ん、何か大きなヒントを得た気がするぞ!
僕はそのまま自分の部屋に駆け戻り、急いで箱の中から適当なチュン(・8・)チュンを握りしめ、実験台に向かった。
股裂きに拘るから駄目なんだ!大事なのはチュン(・8・)チュンにゆっくりと迫る死を自覚させ、恐怖を与える事じゃないか!!
僕はいつものようにラジコンに糸を結び、そして今回は糸をチュン(・8・)チュンのお腹の周りに巻きつけてみた。
新しい実験の始まりだ。

「ヂュ、グユ゙ジガッダジュン…ナニガオ゙ギダジュン?」

ごめんよチュン(・8・)チュン。強く握りしめたせいで指の跡がついちゃって鬱血してるね。
でも、あんよを失って絶望の日々を過ごしていたチュン(・8・)チュンに久々に新鮮な驚きを与えられるんだよ。

「コヨオナカノマワリノイトハナニチュン?」

まだ怪訝な表情をしてるね。よかった、これから始める実験の意図に気がついていない。
僕はゆっくりとラジコンを動かし始めた。糸がチュン(・8・)チュンのお腹を締め上げていく。

「チュ?ナニガハジマッタチュン!?」

糸がふわふわとしたチュン(・8・)チュンのお腹を締め上げていく。
ちょっと遠目には数字の8みたいなプロポーションだね。

「ク、クユシイチュン!! コレイジョウシマッタライキデキナイチュン!!」

いや大丈夫だよ。見た目にきつく縛っても、羽毛と脂肪の厚みでそれほどきつくないことは分かってるし、
それに縛り上げたのはお腹だから、まだまだ存分に破滅の歌を聴かせてくれるはずだよ?

「オトモチュン!!タスケチュン!!」
「クユシイヂュン!!シンジャウヂュン!!」

おお、どんどんチュン(・8・)チュンを締め上げていくぞ。ラジコンのパワーにもまだ余力があるし空転してない。
糸もまだ大丈夫だ。チュン(・8・)チュンはさっきから残った手だけをバタバタさせて暴れている。
脚はもうないけれど、元付け根だった部分が動いているのは分かる。可愛いぞ、チュン(・8・)チュン!

「ユ゙ル゙ジデ! モ゙ヴユ゙ル゙ジデヂュ゙ン゙」
「チュ、チュュュュュュュュュュュュュン!!!!!!!!!!!!!!」

チュン(・8・)チュンの声がついに言葉にならなくなった。本物の断末魔だ!僕は興奮を止められなかった。
より厳しく食い込むほどにチュン(・8・)チュンの声が高く細く、そして弱弱しくなっていく。
そして、ついに糸がチュン(・8・)チュンの身を刻み始めた。

「ママチュ…!!」

チュン(・8・)チュンが最期に一瞬母鳥を呼ぶような声が聞こえた。それと同時にチュン(・8・)チュンが輪切りになっていく。
そして、バツン!という音とともにチュン(・8・)チュンの体は両断された。実験成功だ!


こうして僕は、残念ながら股裂きには失敗したが、チュン(・8・)チュンで楽しむ新たな方法を開発することに成功した。
最初の実験は不恰好で、チュン(・8・)チュンが絶命してから切断することになってしまったが、
これは今後の改善の余地があるだろう。僕は興奮を醒ますために、これからコーヒーを淹れるつもりだ。
幸いな事に、冷蔵庫にはとっておきのチーズケーキがある。

                                  fin

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