ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

さて今回の実験はピヨチュンのストレス耐性についてだ。
ピヨチュンにあらゆるストレスを与えてその影響を調べる。

今回の被検体は親子3匹だ。
専用のケージに透明なチュンチュンハウス、
干草やティッシュといったものを用意した。

まずは親鳥をケージに入れる。
「ココガアタヤシイオウチチュン?」

続いて姉のヒナチュン。
「セマイシ、サミシイトコチン」

そしてピヨチュンなのだが、まずは家族の絆であるリボンを毟り取る。
「ピィィ!!」
さらに顔に染料をつけて醜くし男物の香水もつけてあげた。
「さあピヨチュン行っておいで。リボンは返しておくよ。」


−−−

「マーピヨ!」
ピヨチュンを放すと急いで親の元へと走っていった。

「オマエダエチュン?」
「マーピヨ!?」
ピヨチュンにとっては絶望的な答が返ってきた。
チュンチュンたちは一応顔の区別はつくようだがリボンや匂いも含め総合的な判断を下す、
しかし今回は声以外で判別は不可能。
チュンチュンはピヨチュンを自分の子と認識しない。

「ママチン、コノクサイヤツダエチン?」
「、、、ネーピヨ、、、」
姉からも認識はされない。
と、その時チュンチュンはピヨチュンが持っているリボンに気づいた。
「オマエ、ナニモッテユチュン!ソエハピヨチュンノリボンチュン!」
リボンを取り上げピヨチュンを蹴り飛ばす。
「ピィ!」

「ピヨチュンガキタヤカエシテアゲユチュン。」

「ママチン、ハヤクオウチツクユチン。」
そう言って2匹は家作りをはじめた。

家族に敵対視されリボンも奪われたピヨチュン、
この狭いケージの中では他にもう何もない。
ピヨチュンは孤独だった。
群れを成す野生のチュンチュンは他の子でも育てると聞くが
この研究所で飼育されているペット用チュンチュンはそういう習性はないのだ。

夕方、ご飯の時間だ。
チーズケーキがこっそりとケージの中に入れられた。

真っ先に気づいたのはピヨチュンだ。
精神的なショックはあるがやはりお腹は空くのだろう。
「チーユケー!」
ピヨチュンはチーズケーキに飛び込んだ。

程なくしてチュンチュンたちもチーズケーキに気づいた。

「オマエナニシテユチュン?ソエハチュンチュンタチノオヤツチュン。」
ピヨチュンを掴み上げ投げ飛ばす。

「マーピヨ!マーピヨ!」
必死に呼びかけるが効果はない。
「セッカクノチーズケーキニクサイノガウツユチュン。サッサトキエユチュン。」
チュンチュンたちはチーズケーキを食べ始めた。
「アマクテオイシイチン。」
「ヨクカンデタベユチュン。」


少しは食べられたのが救いだった。
ピヨチュンは少し元気になった。
チュンチュンたちがチーズケーキに夢中になっているそこから逃げるようにピヨチュンは去っていった。

ふとチュンチュンハウスの方を見ると
透明な壁の向こうに大事なものが見えた。
「ワヤフュン!ワヤフュン!」
専用枕、ワンヤフユヤッチュンである。
ピヨチュンたちはこれがないと眠ることができないのだ。
昨日まで母親達と寝ていた枕だ。
そう思うと悲しくなってピヨチュンは涙を流しながら枕に倒れこんだ。



「ピヨチュン、マダマダサムイチュン。オフトンモカブヤナイトカゼヒクチュン。」

「ネーチンガアタタメテアゲユチン。」

「ピヨチュンハチュンチュンノタカヤモノズチュン。」

「ピヨチュン。」

「ピヨチン。」

「・・・」


「オマエナニヤッテユチュン!!」

どうやら眠ってしまい夢を見ていたようだ。
チュンチュンに見つかってしまいたたき起こされてしまった。

「オマエジャマチュン!」
チュンチュンはものすごい形相でピヨチュンに暴行を加える。
「ピギャ!」
チュンチュンに蹴りを入れられ爪によって皮膚が裂ける。
それだけならよかったのかもしれない。

「ピギャアアアア!」
運悪く爪が右目に刺さってしまったのだ。


チュンチュンハウスを追い出され、ピヨチュンは
チーズケーキが置かれていた皿を舐めながら横になった。

眠ろうとしてもワンヤフユヤッチュンがないチュンチュンは眠ることができない。
そして潰された右目をどうやって閉じていいかもわからず時間は過ぎていった。

朝日が昇ろうとしたころピヨチュンの体力は限界に達し気を失ってしまった。

それから数時間後、ピヨチュンはようやく目を覚ました。
時間の感覚がつかめない。
朝なのか、夕方なのか。

目の前にはチーズケーキが置いてある。
ピヨチュンはとりあえず食べることにした。

なぜだろう、チュンチュンたちは出てこない。
しかし考えてはいられない。はやく食事を済ませねば。

「ヂュギギギ」
上のほうからうめき声が聞こえた。

「マーピヨ!?」
そこにはケージにトサカを結び付けられ、ぶら下がる母鳥の姿があった。
「オマエユユサナイチュン」
チュンチュンはピヨチュンをにらみつける。
「オマエガヒナチュンヲコヨシタチュン。」
ピヨチュンは自分の手が赤くなっていたことに気がついた。
いったいどこから?
答えはすぐそばにあった。
今まで食べていたチーズケーキ、一部が赤く染まり
その奥にはねずみ色の毛、、、
恐る恐るチーズケーキを取り除くと
そこにはヒナチュンの頭部があった。
「ネーピヨ、、、」

「オマエガヒナチュンヲコヨシテタベタチュン!」
ピヨチュンが口の周りを拭うと血まみれのチーズケーキが手羽についた。

「ピュブフォォ!」
体が拒絶反応を起こし嘔吐してしまう。

「ピ、、、ピヨォ、、、」
体の震えが止まらない。
「オマエノセイチュン!ピヨチュンモヒナチュンモオマエガコヨシタチュン!」

「マー、、ピ、、ヨ」
「ウユサイチュン!シンデフタイヲカエスチュン!」
精神的に追いつめられていくピヨチュンに追い討ちをかける。

「オマエガチュンチュンノタカヤモノズヲウバッタチュン!」

「ピ、、、ピヨォ」
ピヨチュンはその場から逃げ出す。

チュンチュンハウスに逃げ込んだ。
そこで見たものはズタズタに切り裂かれにんにくまみれにされたワンヤフユヤッチュンだった。

もうここに安息の場所はない。
にんにくの匂いで手足がしびれ始めた。
遠くからはチュンチュンの罵る声が聞こえる。
胃にヒナチュンの毛が残っているような気がしてまた嘔吐する。

ついには幻聴が聞こえ始めた。
「チュンチュンゴヨシ!」
「チカヅイタヤダメチュン!タベヤエユチュン!」
「ママチン、アイツオトモチンイナイチン?」

残った左目ももう見えない。
「ピヨチン、、ネーチンノオテテタベタチン?」
「オマエナンテウマナケエバヨカッタチュン!」

「ピヨ、、、ォ」
涙を流し痙攣するピヨチュン
次第に吐いた息を吸い込めなくなる。

「ピ、、、ヒィ、、」


「ヒ、、」


ついにピヨチュンは力尽きてしまった。


−−−

ふむ、以前に比べてピヨチュンのストレス耐性は上がっているようだ。
ピヨチュンの時期から育てたいと言う人はたくさんいたのだが
ストレスに対する弱さから飼育の難易度は非常に高かった。
これならピヨチュンの出荷にも期待できるな。

さて、いいデータも取れたし後片付けだ。

部屋に入りケージ内の掃除にかかる。
するとケージにぶら下げたチュンチュンが助けを求めてきた。
「オネガァイ。オヨシテチュン。チュンチュンハフコウチュン。」
「そうだねチュンチュン。君がピヨチュンだと気づいてあげていれば助かっていたかもしれないね。」

そう言って私はピヨチュンの死骸を拾い、顔を拭いてチュンチュンに見せてあげた。
それに香水の匂いも取れている頃だろう。

「ソンナ、、、ソンナハズナイチュン!」
ここでようやくピヨチュンを認識できたらしい。

「ピヨチュン、、、メヲアケテチュゥゥゥン!」
「君達はなかなか面白かったよ。本当に間抜けだった。」

「オマエノシワザダッタチュン!?ユユサナイチュン!ナグッテヤユチュン!」
手足をばたつかせ暴れるチュンチュン。

その時、弱った皮膚がトサカごとはがれ下に落ちる。
「チュギャ!?」
チュンチュンの首周りには細いワイヤーが巻かれトサカの代わりにワイヤーがチュンチュンの体重を支えるのだった。

「ク、、クユ、、シィ、、チュン」

「タスケ、、チュ、、、」

糞を撒き散らしチュンチュンは死んでしまった。

チュンチュンたちを燃えるごみにまとめ、私は次の実験に移るのだった。

終わり

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