ラブライブ!派生キャラ チュン(・8・)チュンのまとめwikiです。

「ただいまー。チュンチュン。」
「オカエイナサイ。チーユケーキカッテキテクエタチュン?」
「ああ買ってきたよ。はい、どうぞ。」
「プワプワーオ!イタダキマチューン!」

言うや否やチュンチュンはホールのチーズケーキに頭からダイブする。
しばらくチーズケーキを貪るチュンチュンを眺めてると、首を傾げながら、こんなことをたずねてきた。
「アッチノオオキイフクヨハナニヲカッテキタチュン?チュンチュンヘノプレゼンチュン?」
くっちゃくっちゃと盛大に咀嚼物を見せびらかしながら喋るチュンチュンに答える。
「ああ、残念だけど、これは僕自身へのプレゼントかな。最近は仕事を頑張ったからね。」
今日は久々の休みを利用して大好きなアニメのフィギュアを買ってきたのだった。
ときどき自分へのささやかなご褒美として、ちょっとした買い物をする。
このチュンチュンもペットを飼ってみたかった自分へのご褒美だった。
もっともチュンチュンより飼育セットや餌代のほうが高くついてしまったが……。
そんな過去を懐かしみながら、箱からフィギュアを取り出す。

「おっ!評判通りいい出来だな。」
「チュチューン!?ヘノケチャン!カワイイチューン!」

な、なんかとてつもなく興奮してるなこいつ……。
そう、今日買ってきたフィギュアは穂乃果のフィギュア。
瀟洒な衣装、細部までこだわり抜かれた造形、どれをとっても非の打ち所がない。
買って正解だった。
「チュゥゥゥゥゥン!!ヘノケチェンヘノケチェェェェェェェン!ピュワラビューーン!!」
と、考えていると頬を染め、鼻息荒くフィギュアに突進するチュンチュン。
チーズケーキまみれの手羽で汚されてはかなわない。チュンチュンのおでこを人差し指で押さえる。
「チューン!!チュンチュンモヘノケチュンニサワリタイチューン!!」
おでこに人差し指を突き立てられて前に進めないにも関わらず
なおも手羽をパタパタ、足をペタペタさせながらフィギュアに近づこうとしてくる。
「だめだめ、眺めるだけならいいけど絶対に触ったりしちゃだめだよ、いいね?」
飼い主としてあまりこういうことは言いたくないのだが、この生き物は洗っても洗っても
すぐに自分の体を餌や糞で汚してしまう。その癖きれい好きらしく
「ヤンヤン、キチャナイノイヤチュン。オフヨイエテチュン。オンナノコハキエイズキチュン。」などとのたまう。
それなら最低限汚れない努力をして欲しいものだが……。

「ワカッチューン……。ナガメユダケデガマンスユチューン……。」
不承不承ながら手羽を降ろすチュンチュン。
よかった、なんとかわかってくれたみたいだ。
「よーしいい子だぞチュンチュン。ご褒美にいっしょに買ってきたマカロンもお食べ。」
「チューン!アリガチュン!ポンチュンハジケユマデタベユチュン!」

食事を終えたチュンチュンはPCデスクの上に置かれたフィギュアを床に寝そべりながらじっと見ていた。
そんな真下の超ローアングルで見ても、よく見えないだろうに。
微動だにせず、まばたきもしないチュンチュンが何故だか不気味に感じた……。

そんなこんなで僕もフィギュアをひとしきり観察したあと
スペースに余裕のあったカラーボックスの下から2段目に飾り、その日は就寝した。

そしてこのあと僕は思い知る。こいつが自分の言ったことを、欠片も理解していなかったことを。

翌日の明け方、カタカタと物音が聞こえてくる。睡眠を妨害された僕は音の発生源である
カラーボックスを覗いてみると……。

そこには信じられない光景があった。
ドロドロとした赤黒い粘液がスカートの間からこぼれているフィギュア、よく見ると全身にわたって
くちばしでついばまれたのか、小さなへこみがたくさん出来ている……。
その隣で満足気な顔をしてフィギュアに腕枕かましてるチュンチュン、もとい糞鳥。
カラーボックスの2段目なら届かないだろうという、僕の見立てはさすがに甘かったようだ。

「チュンチュンノウデマクヤドウチュン?フカフカデワンヤフユヤッチェンミタイデショチュン?」
物言わぬフィギュアに語りかけてる糞鳥。
「おはようチュンチュン、これが本当の朝チュンってやつかな?」

精一杯の平静を装い話しかける。
「……ア、ゴシュジンサマ。オハチュン、サクヤハオタノシミダッタチュン。チュンチュン、ママチュンニナッタカモシエナイチュン。」
……は?何を言っているんだこいつは?妊娠なんぞどうでもいい。
昨日フィギュアは触らないと約束しただろ?
いや、それよりフィギュア……、はもうだめだな。
へこみ以前に精神衛生上もうこのフィギュアを部屋に置く気にはなれない。

僕は糞鳥へのお仕置きとフィギュアの処分を考えている内におもしろいことを考え付いた。
まずはゴム手袋を嵌めてフィギュアのパーツを3つ取り外す。
左右の腕のパーツと、ほのまげと呼ばれる髪のパーツである。
この3つを取り外すとフィギュアはおおむね円筒形の形に近づいた。
チュンチュン専用バイブの完成である。振動はしないけど。
大きさもフィギュアの上半身とこの糞鳥の身長はほぼ等しい。
きっと理想のお仕置きになるだろう……。

「おら、起きろ糞鳥、2回戦目だ。」
「zzz……プワプワーオ……チュンチュンネムチュン、チュンチュンノワンヤフユヤッチェントッテキチューン……。」
「今からチュンチュンをほのかちゃんみたいな体型にしてあげようと思ったんだけどなー。」
「ホントチュン!?ヘノケチュンミタイナ、ナガイアンヨニナレルチュン?」

がばっと起き上がる糞鳥。ほんとゲンキンだな。

「なれるなれる。すらっとした手足になれるよ。」
「ヤッタチューン!イマスグニヤッテホシイチューン!」
「ああもちろん。」

糞鳥を掴み、足を広げさせる。
フィギュアを立たせて、フィギュアの頭頂部と糞鳥のマンチュンを垂直に密着させる。

「ヤンヤン、クスグッタイチュン、オンナノコニコンナハズカシイカッコウサセナイデチュン」
「よーし、今からチュンチュンをほのかちゃんにしてあげるよー!」
「アコガエノハットウシン……クビエ……チュンチュンモットカワイクナッテコマユチュン。」

おめでたい妄想をしているチュンチュンを尻目にググッと下方向に押し込む手の力を強める。

「……チュン?ヂュワワワァァァァァァ!!!!」

おっと、力が足りなかったのか糞鳥のマンチュンが
ほのかの頭部を呑み込んだあたりで手が止まってしまった。
チュンチュンはスカルファック?のような形で自重を支えながらユラユラと揺れている。

「ヂュゥゥゥゥ!イタチュン!ヌイテチュンチュン!!マンチュンノナカニホノカチャンノアタマハイッチャッテユチュン!」
「だめだめ。これはお仕置きなんだから。ほら、次は肩の部分行くぞっ!」
「ヂュブワァァァァ!ヤメチュン!サケテルチュン!チュンチュンママチュンニナルノニィィィ!」

ブチブチと手応えを感じながらも着実に糞鳥はほのかと一体化していく。

「ヂュウウゥゥゥゥゥゥゥンンンンンンン!!!!!、ポンチュンノナカオシアゲヤエテユチュン!タユケテタユケテ!」

糞鳥のくちばしから昨日食べたチーズケーキとマカロン、そして大量の血がゴポゴポと溢れてくる。
あと一息だ。糞鳥の頭の中までほのかにするべく両手に力を込める。
すると糞鳥の頭蓋骨の内側とほのかの頭頂部が接触しコツッと音を立てた。

「ヂュッ……、ヂュヂュ……タマチュンゴメンチュン、ウンデアゲヤエナカッタチュン……。」
「さあ、仕上げだよチュンチュン」

声が聞こえているか怪しいが、先ほど取り外した両腕のパーツを
糞鳥の肉を突き破り強引に付けていく。
糞鳥の手羽先に無理矢理ほのかの肩部分をめり込ませていく。
……正直手羽が裂けて失敗すると思っていたが。
糞鳥のヤワでだらしない肉のおかげか思いのほか手応えもなくカチッとはまる。

「ヂュウ……チュンチュンノオテテガァ……。」

手羽の先端を突き破りほのかの両腕が出ている見た目になった。
最後にほのまげをセットする。

「さすがに頭蓋骨が邪魔して硬いな。ふん!」
「ヂュビュワァァァァ!!……チュンチュン、ホノカチャンニモママチュンニモナレナカッタチュン……。」

パキッと頭蓋が割れた音、続いてカチッとパーツが嵌まる音がしてお仕置きが完了した。
こんなに簡単に頭蓋骨が割れるなんて生物として脆すぎだろコイツ……。
ついでにチュンチュンの自前の足ももぎ取る。
まるでプチトマトのヘタでもぐようにあっけなく取れてしまった。

「チュウウウン……。チュンチュンノアンヨカエシテチュン……。」
「何を言ってるんだい?もう立派な足が2本チュンチュンにはあるじゃないか。」
「チュビュゥゥゥ、コンナノオモッテタノトチガウチン……。」

チュンチュンはビクンビクンと何回か痙攣するとそれきり動かなくなってしまった。
まあここまでしゃべっていた生命力自体は驚愕なのだが。

目の前にはトサカとほのまげを頭から生やし、上半身はチュンチュン
下半身からはスラリと伸びた人間の足がマンチュンから生えている
不気味なオブジェが完成していた。

「……じゃあコレ捨てるか。でも分別どうすればいいんだろう。」
僕は途方に暮れた。

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