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助動詞関連表現(2011.04.24)


こんばんは。
昨晩は、助動詞の can についてやりました。
can は「実現可能性」を表す助動詞だという説明をしましたね。
今日は、助動詞関連表現についてみて行きたいと思います。

can に対して、
be able to、must に対して
have to、will に対して
be going to などです。
ほかにも need to、ought to、had better、used to などがあります。


さて、can = be able to のように覚えている人がいるのではないでしょうか。
この2つは違います。

まず、can は助動詞です。
「助動詞です」という際に、主語が he でも I でも they でも can は can のままですね。
ところが、be able to だと
He is able to do....
I am able to do ....
They are able to do ....
のように BE 動詞を調整する必要があります。

また、be able to do の場合は、
He is more able to handle the situation.
のように more able のように比較級にすることも可能です。

つまり、 can と be able to は意味的に似ていますが、
can は純然たる助動詞で、be able to は助動詞関連表現なのです。

意味的に似ているといいましたが、両者には違いがあります。
You can go home now.
これは上司が部下に「帰っていいよ」という表現ですが、
You're able to go home now.
というのは変です。

プールで泳ぎを練習している幼子のことを考えてみてください。
泳げた瞬間に、次のように母親にいうでしょう。
Look! Mom, I can swim! I can swim!
「ほら、泳げるよ!」という意味ですね。
これは、これまで泳ぐことが可能でなかったものが可能になった瞬間の言葉です。
「泳げるようになったよ」とは「泳ぐことが可能になった」ということで、実現可能性の can がピッタリです。

そして、夕方になって、父親が帰ってくるとします。すると、その子は、
Dad, I have something to tell you. Guess what.
なんか前置きをして、
I'm able to swim.
と自慢げに話すことが想像できます。

この be able to は able が形容詞なので、
「〜する能力を備えている」ということから、
実際に、「〜することができる」という意味合いになるんです。

泳げた瞬間では、まだ、「泳げるようになった」であって、
「泳ぐ能力が備わった」ところまでは気持ちの上でいきませんが、
実際に泳げたのだから、時間が経過して、父親に伝える際には、
I'm able to swim. といってもいいわけです。

もちろん、この場合でも、I can swim. も可能です。
すると、can は「実現可能性」ということで possibility を表す助動詞ですが、
be able to は「実際にできる能力」を表現する際に使えます。

過去形になるとこれははっきりします。
「一時間待って、やっとお医者さんにみてもらうことができた」この状況を英語で表現すると、
After waiting for an hour, I was finally able to see the doctor.
といいます。この状況で、
I could finally see the doctor.
とはいえません。それは、could が「実現可能性」、つまり、「可能性」を表すからです。
実際に医者に見てもらうことができたのだから、be able to になるのです。

逆に、受身などで、
This arrangement can't be changed.
これは「この取り決めは変更できない」という意味ですが、これを
The arrangement isn't able to be changed.
と表現することはできません。
なぜなら、be able to は「能力」を表す表現で「可能性」には向かないからです。
The arrangement can't be changed. はこの取り決めを変更する可能性はない、という意味合いであって、
能力とは関係ないですね。

このように can と be able to は意味的にも同じではありません。
むしろ、be able to は can の一部の意味(能力)を表すのだと考えておくといいですね。


will と be going to も似たような関係です。
will は「現在における、主語の意志あるいは推量」を表します。
これは以前にやりましたので、share さんの講義録で確認してみてください。
be going to do は be going がポイントです。

例えばある女性が妊娠しており、その人は「8月に赤ちゃんが生まれる」という状況だと、
She's going to have a baby this August.
となります。
She will have a baby this August.
だとある女性が「8月に赤ん坊を産むように決意した」といった感じになります。
be going to have a baby とは今まさに進行中であるが be going であって、
to have a baby で「これから赤ん坊を産む」ということが示されます。
丁度、エスカレーターにのっていて、下まで着いたところで、
「赤ん坊を産むという行為と向き合う」と言う感覚が She is going to have a baby. なんです。

だから、 be going to do の場合は、発話の時点ですでに何かが進行しているということが前提になります。
will は「現時点における意志、推量」ということで意味的には違いがありますね。


must と have to はどうでしょうか。
have to do は「これからする何かを抱えている」ということで、
外的な要因で「〜しなければならない」という感じです。
一方、must は「それ以外に選択肢がない」という大変に強い表現です。

だから、次のような違いが起こります。
I have to do my homework, but instead, I would go to see a movie tonight.
これは宿題を抱えているんだけど、それをやる代わりに、今夜は映画を観にいくという状況を表現したものですね。
これは、英語として矛盾しません。ところが、
I must do my homework, but instead, I would go to see a movie tonight.
という文章は、論理的に矛盾します。
なぜなら、I must do my homework といえば、「宿題をやる以外選択肢はない」ということを述べているわけで、
「その代わり。。。。。」は論理的に矛盾するわけです。

need to do、
have to do,
must do
を使った次の会話例を見てみてください。
A: I think I need to go to the bathroom.
トイレに行くに必要性がある、ということで「トイレにいかなくちゃならないようだ」の意味になり、
まだ余裕がありますね。
Nature calls me. といった言い方がありますが、
「自然が呼んでいる」といったのが need to go to the bathroom でしょう。
すると、相手が次のように言います。
B: You've got to be joking!
「冗談でしょう!」ということですね。
それに対して、Aが言います。
A: No, I really have to go to the bathroom!
と。「いや、本当にトイレに行かなくちゃいけないんだ」ということで、
「そういう事情を抱えている」という感じです。すると、Bが
B: Can't it wait?
と聞きます。そして、Aは答えます。
A; Yes! I must go to the bathroom.
それに対して Bは
B: OK, OK. If you must, you must. GO!

いかがですか、
need to go to the bathroom、
have to go to the bathroom、
must go to the bathroom
と順番に緊急性が増していますね。

このように、形が違えば意味は違います。


今日は、基本と考えらている、
can / be able to、
will / be going to、
must / have to
の違いについてやりましたが、ニュアンスを押さえておくことは大切です。

助動詞あるいは助動詞関連表現の使い方で、
人間関係がうまくいったり、いかなかったりすることすらあるからです。

had better は「〜するほうがよい」と理解している人が多いようですが、
意味合いとしては、had better は「〜しないとまずいぞ」といった高圧的な響きがあります。
だから、外国人の旅行者に「高山はお薦めです。ぜひいいですよ」という場合、
You had better visit Takayama.
だと行かないとまずいことが起こるぞ、といったニュアンスがあり、高圧的な響きですね。
この場合は、should を使って、
You should visit Takayama.
のようにいうといいですね。

should = すべき、の理解は正確ではなく、何かを誰かに薦める際には、should がベストです。
もちろん、仲間同士では、had better はよく使われますが、見知らぬ人には、要注意ですね。

提案の should と同じく、無難なのが ought to です。
You really ought to visit Takayama.
はいい表現です。

ということで、今日は、助動詞関連表現について少し見てきました。
参考にしていただければ幸いです。
ということで、また、明日から仕事ですね。
では、さようなら。

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