本物の紀　或歌は４年前の１１月８日、暴走トラックによる交通事故に巻き込まれて死亡(享年１５)。
妹の死を受け入れられず絶望していた紀　望巳がデスマーチの力を得た後、望巳自身のスコープスと記憶を基に、スコープス体の「紀　或歌」を生み出した。
当初は「ネタニスル」としてデスマーチ軍に籍を置いており、キ○アガイルと敵対していたが、真の目的はキ○アガイル線士たちを探し出す事と、彼女らの結束を固める事で、兄を闇の呪縛から解放するためだった(...その割にはノリノリで敵役に徹していたけど)。
従妹の千白でさえ気づかなかったレベルで本物の或歌によく似ているが、定期的にスコープスを摂取しないと身体を維持できなくなっている。

この衣装は、変身少女ものアニメ「ラブリーナックル」にハマっていた幼少時の或歌が、望巳にねだって描いてもらった絵がもとになっている。
つまり、キノホワイトは最後の線士にして、はじまりの線士とも言える存在なのである。
お姫様をイメージしていたようだが、ヴェールやトレーンなど、花嫁っぽい要素も含まれている。

１期４５話で登場。デスマーチが衰弱した状態の或歌に闇の力を与えて新たな変身能力を授け、キ○アガイル達を排除させようとした。
線士たちの奮戦により闇の力を引き離す事に成功するが、スコープスを激しく消耗してしまう。詳しくは４５、４６話を参照。

エンセイヒについて、「嫌な奴」と思っていた。
エンセイヒは、幹部でもないのにデスマーチに目を掛けられているネタニスルに興味を持ち、更に隠された右目側の素顔を暴いた。
１期４２話以降、深く関わる中で彼の孤独を知り、次第に惹かれていく関係となった。
ここで言う「シュレディンガー」とは、エンセイヒこと西園伶司の自宅へ一時的に身を置いた或歌と伶司の間に「あったかもしれない」時間のことを指す。そして多くのｸﾞﾋﾟﾀﾋ者を排出した

最終話でキ○アガイル全員で浄化を放ち、デスマーチから望巳を解放するも、スコープスが尽き、光と共に消滅した。
しかし、解放された望巳がデスマーチに汚染（封印）されていたキャンバスを解放し、幼いころの或歌と望巳の絵が描かれると、その絵が奇跡を起こし、或歌の転生体である「紀　叶絵」を生み出した。