digitale bottega cresc wiki - WiringPiを使ってみる コマンドラインツール編

WiringPiを使う

WiringPiは本来はC/C++用のライブラリなんだけど、GPIOっていう便利なコマンドラインツールがついている。
これで、現在のピンの状態や直接コマンドラインからピンをいじることが出来るらしい。詳しくは、man gpioで確認。

現在の状態を見る

'gpio readall'で全てのGPIOの値を見ることが出来る。試しに見てみた。
現在の状態ピンアサイン
う〜ん、これをみるともしかすると、WiringPi使用時とGPIO使用時、さらには実際の物理的なピン番号が異なるということか?これは気をつけなければ。

何はともあれLチカ

電子工作のお約束。LEDを点灯させる。通称Lチカ。本当はチカチカ点滅させないとLチカにならないのかな。まあ、いいや電子工作の'Hello, world'ですね。
まずは、どこでもいいのでGPIOをOUTにする。とりあえず上の表の一番上=GPIO_17を使おう。
配線
左から実体配線図と回路図。GPIO_17からLEDのアノード(足の長い方)に繋いで、カソード(足の短い方)からは電流制限抵抗(100Ω程度)を介してRaspberry PiのGNDに落とす。
使用するピンのモード変更
pi@birth ~ $ gpio -g mode 17 out
ここで、オプションの-gは下記の通りでwiringPiのピン番号じゃなくて、BCM_GPIOのピン番号を使うよ!ってことらしい。
The optional -g flag causes pin numbers to be interpreted as BCM_GPIO pin numbers rather than standard wiringPi pin numbers.
ピンのオン・オフ
オン・オフというかHigh/Lowの切り替え。まずはオンにする。おお、LEDが光った。と思う。うちは光った。
pi@birth ~ $ gpio -g write 17 1
ついでにこの時の状態を見てみる。一番上がOUTモードになって状態がHIGHになっているのが確認できる。

さらに消して見よう。とうぜん、先ほどの末尾の1が0になるだけ。無事消えた。
pi@birth ~ $ gpio -g write 17 0
これを繰り返すと、こんな感じになる。